銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!!   作:オーバジン

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そろそろ物語が大きく動き出しますね。
良ければ見ていってください。


お互いに色々大変なようです。

 数日後、第二次模擬試験前夜

 

「皆さんお疲れ様でした!この一週間の合宿で、私たちはしっかり合格できるだけの実力を身につけられたはずです!」

 

 全員が自分の実力が上がっているのを自覚しているのだろう。

 

「後はしっかりと試験に合格して……堂々と補習授業部を卒業するだけです!今までの勉強が無駄ではなかったことを、きっちり証明しましょう!」

 

『おーー!』

 

 その場にいないヒョウ以外の全員の気合のある声がひびく。

 

「ヒョウ君から応援のメッセージを貰ってるから言っておくね。」

 

 先生が全員にそう言う。

 

『すまない色々あって、試験の前日と当日は付き添うことが出来ない。それに忙しくなるから連絡も見れないかもしれない。でもお前らなら俺がいなくても大丈夫だろう?試験のために必死で勉強していたお前らを見てきた俺が言う、しっかりとやったことを思い出して、活用して集中すれば大丈夫だ。終わったら飯でも奢ってやる、応援してるぞ!』

 

「なに!?ご飯を奢ってくれるのか!」「あらあらそこまで言われたら気合を入れなければいけませんね♡」

 

「ヒョウが思ってるよりも良い点とって驚かせてやるわ!」

 

「皆さんやる気バッチリですね!」「私の分も奢ってくれるかなぁ……」

 

 先生以外は全員やる気に満ちた表情をしている。

 

「とりあえず、今日は早めに寝て、明日の試験に備えましょう!」

 

「そう言えば、明日の試験会場って前と同じところ?」

 

「あ、そう言えば告知もまだ見れていませんでした。えっと掲示板っと……………?」

 

「ん?……え。ええぇっ!?う、嘘ですよね!?」

 

 情報を見ていたヒフミが目を見開いて驚く、突然のことに先生たちも驚いてヒフミのスマホを覗き込む。

 

「えっと、「補習授業部の第二次特別試験に関する変更のお知らせ」……?」

 

 ヒフミが開けているトリニティ掲示板、には、今回の試験に関係する変更点が書かれていた。

 

『試験範囲を約3倍に拡大』『合格ラインを60点から90点に引き上げ』そう書かれていた。

 

「はぁっ!?何それ!?」「む、これは任務の難易度が上がったということか?」

 

「昨日急にアップされたみたいです……試験直前になって、こんな……」

 

「これは……」「……」

 

「……なるほど。私たちの模擬試験の結果を、何かしらの手段で把握したみたいですね。露骨なやりか手ですねぇ……そこまで私たちを退学にしたいのですか……」

 

「……退学?」「えっ、た、退学!?何それ!?」

 

「……ヒフミちゃん」「そうですね……そろそろお伝えした方が良いでしょう……その前に他にも変更点がありますね」

 

 裏で起こっていることを話すことを三人は決意したが、まだ変更内容があるらしい。

 

「えっと……試験場所と時間の変更もありますね……試験会場は「ゲヘナ自治区第15エリア77番街、廃墟の1階」……」

 

「ゲヘナぁ!?」「何でぇ!?何でゲヘナ!?」

 

「……もしいかなければ未受験扱いで不合格、ですよね……」「これ……ゲヘナに許可取ってるんでしょうか……?」

 

「そ、それもそうだけど、さっきの退学ってどういうことなの!?初耳なんだけど!?」

 

「……私が説明するよ」

 

 そう言って先生は補習授業部の担任になった経緯から今までの事を話していった。

 

「試験に3回落ちたら、退学!?」「なるほど」

 

 話を聞いたコハルはずっと驚愕していたが、アズサは静かに、まるで予想していたことのように聞いていた。

 

「……状況は理解した、とにかく出発しよう。」「え?アズサちゃん!?」

 

 何か少し考えたアズサは出発する準備をする。

 

「試験時間が深夜の3時からって書いてある、このままだと間に合わない。」「た、確かに!!」

 

 現在の時刻は夜の10時ほど、トリニティからゲヘナまでは遠い、いや、かなり遠い。そのため今から出ないと時間に間に合わなくなる。電車の時間の関係もあるのだ。

 

「ゴタゴタ言ってる時間は無い、文句を言うのは試験を受けた後でも遅くない。大事なのは最後まで足掻くこと。」

 

「……そうですね、アズサちゃんの言う通りです。今はとにかく動くしかないです。」

 

 そう言ってハナコも決意を固める。

 

「ううぅ……あー!もー!分かったわよ!と、とにかく行くのね!?」「あうぅ……やるしかありませんね……」

 

「すぐに行こう、各自装備を忘れずに。」「何で装備!?」

 

「そうですね、ゲヘナ自治区はただでさえ無法地区なので、今は風紀委員会が条約締結前という忙しい時期ですから対処しきれていないでしょうし。」

 

「あ、ヒョウ君にも……」「そ、そうですねヒョウ君にも言っておかないと!」

 

「あら、ですがヒョウ君は連絡が取れないかもと……」「で、でも一応連絡しておくに越したことは無いでしょ!?」

 

「う、うん!連絡を入れておくよ!」

 

 そうして先生はヒョウに今回起ったことを連絡するのだった。

 


 

ガンガンガンッ!!

 

「デトロ!アケロイド市警だ!」「ヒョウさん、!?扉は無関係ですよ!?」「私たちはヴァルキューレ警察なんだけどねぇ~」

 

 補習授業部が慌ただしくゲヘナに向かっている時、ヒョウはDU地区の暴力組織の扉を叩いていた。

 

 ヒョウはヴァルキューレ警察が暴力組織の制圧を行うということで応援の依頼が来ていたのだ。この場にいるのはヒョウのほかに十数名の公安局員たちと、前のヒョウとの共闘で成果を上げた、キリノとフブキがいた。

 

「おい!居るのは分かっとんぞ!早よ開けんかいゴラァ!!」ガァン!!

 

「と、扉を蹴ってはダメですよ!?それに今は夜なので騒音になってしまいますよ!?」

 

「うーん、これからドンパチするのに今更じゃない~?それにしても夜間作戦だなんて、メンド~……」

 

「ちょ、フブキも止めてくださいよ!?確かにこんな時間の作戦は来るものがありますが、これも警察の役目ですよ!」

 

 その周りでは。

 

「確かにあのテンションになっちゃうのも分かるかもね~」「確かに大体、夜間作戦って気分が落ちるか、一周回ってハイテンションになるかのどっちかだからねぇ~……」

 

 周りの公安局員たちもヒョウの謎テンションが夜間行動によるものだと思っている。しかし、

 

(いや~、一度やってみたかったんだよなぁ、○○県警の突撃前のあのブチギレながらドア叩く奴w)

 

「やべぇぞ!ヴァルキューレの奴らが来やがった!」「絶対にあけるなよ!」「フラグ?」「違うわアホ!」

 

 中からそんな小さな声が聞こえる。

 

「よし、全員準備しろ!壁を爆破して穴開ける!今から10秒後に突入するぞ!」

 

『はいっ!……ん?』

 

 ヒョウの発言に全員が返事をするが同時に疑問も出る。

 

「え?爆破するんですか!?ドアから入ればいいんじゃ……」

 

「いや、こんな小さい扉じゃ電撃戦ができないだろ?だから出入口を広げる。」

 

 ヒョウは壁に仕掛けを付けながらそう言う。

 

「えぇっ!?」「うーん、相変わらずぶっ飛んでるねぇ~」

 

「御託は後で聞く、俺もこの後予定が詰まってるもんでな、1時間以内で終わらせるぞ。準備は良いか!?3,2,1!」

 

 ドゴオォォン!

 

「突撃ィィィ!」

 

ドドドドドッ!!

 

 ヒョウの合図で全員が建物内に突入していき、戦闘が始まった。

 


 

 カオスの箱内部

 

「……ヒョウは何をしてるんですか……」「ヒョウにもキチゲを解放したい時もあるのでしょう。」

 

 ドアを殴って蹴って、ブチギレているヒョウを見ながらケイとクロナは話している。

 

「そろそろ戦闘が始まりますね……ん?」「どうかしましたか、ケイ?」

 

 部屋についているポストにメールが入ってくる。

 

「先生からですね、ヒョウに言っておいた方が良いでしょうか?」

 

「……内容はどんなものですか?」「見ていいのですか?」

 

「構いません、恐らく……」「?……なら確認しますね……これは!」

 

「なんでしたか?」

 

「補習授業部の件で、試験の内容が……大幅に変更されて、試験場所も……ゲヘナに?」

 

「やはりそうですか……」「……知っていたんですか!?いや、それよりも早くヒョウに伝えないと……」

 

「いえ、ケイ、その必要はないです。」「!?何故ですか!?」

 

 クロナはこの連絡が来ることが始めから分かっていたと言わんばかりに即答する。

 

「このままが正常ですから……」「何を言ってるんですかあなたは……?」

 

「とにかく私たちはそのメールに気付いていなかったという風にふるまいますよ。」「そんなの無理に……」

 

「無理じゃなくてもするんです……それにこれはお願いじゃありません、命令です。」

 

「!?」

 

 クロナのケイを見る視線が冷たくなる。その圧力にケイは気圧される。

 

「私たちは何も見ていない、何も知らない、気づいていない、いいですね?

 

「っ!……はい……。」(後からクロナに気付かれないように……)

 

 ケイは後でヒョウにこのことを言っておこうと考えるが……

 

「忘れないでくださいね、ここは私の場所ですから。私はいつでもケイの事を見ていますよ。忠告はしましたからね。」

 

「……はい……」(これは……無理ですね……一体何を考えてるんですか……クロナは……)

 

 思考を呼んでいるのかどうか分からないが、クロナはハイライトを消した目でケイに忠告をした。

 


 

「うーん既読つかないね……」「ヒョウ君は、きっと今忙しいんだと思います伝言でももしかしたら見れないかもしれないって言ってましたから。」

 

 現在補習授業部はゲヘナのスラム街まで来ていた。スラム街と呼ばれるぐらいだからかなり治安も悪そうな雰囲気が漂っている、その証拠に先生たちは行きかう人たちから値踏みするような視線を向けられる。しかしなぜかその中には数人こちらを確認すると顔を青くして離れていく者もいる。

 

「か、かなり雰囲気があるわね……」「確かにこの視線は少々不快ですね……」

 

 この不気味な雰囲気にコハルやハナコも少々顔をしかめる、アズサはそんなことを気圧されず堂々と道を歩く。

 

「んー?なんだか知らねぇ奴らだなぁ?」「おいおい、無視とはつれないねぇ、そんな急いでどこに行くのさ?」

 

 そうして試験場所を目指して歩を進めていると、いかにもガラの悪そうな少女達が話しかけてくる。

 

「うーん……「無法地帯の典型例」みたいな人たちが出てきましたねぇ。」

 

「えっと、私たちは試験を受けに行く途中でして……。」

 

「……こいつ今なんて言った?」「……思ったより頭のおかしい奴らなのかもしれん。」

 

「ま、まぁその反応になりますよね……」

 

 絡んできたチンピラたちから「なんだこいつら」みたいな視線を向けられ、アズサ以外は少しウッとした顔になる。

 

「まぁ、とにかくここを通るにはあたしらの許可が必要なんだよ!……ん?」

 

「よく見りゃお前ら制服……トリニティの奴らか?」

 

「んー?マジじゃん。やったぜ、金持ちのカモがこんなところにノコノコとやってくるとはねぇ。」

 

「んじゃぁ攫えば身代金タップリってことか!」「ナイスアイディア!」

 

 チンピラたちがこちらを完全に得物として定めたその時、

 

「時間の無駄、強行突破あるのみ。」

 

ドゥン!!

 

「ぎゃぁ!?」

 

 アズサのノータイム射撃により突破作戦が開始されたのだった。

 


 

 先生たちがゲヘナのスラム街を強行突破している頃

 

「来たぞ、黒服さん。」「ようこそ、ヒョウ。こちらへどうぞ。」

 

 ヒョウは黒服の研究所まに来ていた。

 

「今月の定期健診と実験だったかな?」

 

「えぇ、その通りです。定期健診は心臓の検査と首の傷の様子見。実験は今日もあなたに宿るその力について。」

 

「いつも通りだな。後、薬も少なくなってきてるから補充もしたいかな。」

 

「おや、前回よりも消費が早いですね?……まさか……病状の悪化でもありましたか?」

 

「……少し、今までの量じゃ効きづらくなっている感覚がある……10日前ぐらいだったかな、服用の時間になって、いつもの量、厳密に言えば2錠服用したんだが、服用して1時間ぐらいだったか?急に動悸がし始めて呼吸をするのが苦しくなった、その時は一応貰っておいた症状を抑える薬でどうにかなったが……」

 

「……そうですか……確かに私が渡した薬は、病気に直接作用する者と症状出た時に抑えるものの二つでしたね……病気に直接作用する薬には抑える効果もあったはずですが……そうですか……」

 

(薬の副作用?いや、それならばもっと早くに症状が現れてもおかしくない……まさか薬に耐性が付いてきている?私の技術を惜しまず作った薬だからこんなに早く病気が耐性を持つのはあり得ない……)

 

 黒服はあごに手を添え深く考える。

 

(まさか、まだ足りないのか?私の技術と知識では直すことが出来ないのか?確かに私は医者ではない、しかし研究者として様々な事を学んできた、医学も薬学も……)

 

「……さん?」

 

(私は、自分の息子すら救えないのか?……あっちでは置き去りにしてしまって、こっちでは弱っていくのを無抵抗に見ていることしかできないのか……?)

 

「黒服さん?」「ッ!ど、どうかされましたか?」

 

 黒服はヒョウの声によって自分んが呼びかけられていることに気付いた。

 

「いや、雰囲気が重すぎたから」「そ、そうですか。」

 

「それで本題だけど、薬の量を少し増やしてくれないかなって」「なるほど、分かりました、今日から少し増やしておきます。」

 

「ありがとう。」「いえいえ……」

 

 少し沈黙が流れる、自身も何かを考えているのだろう。

 

「……ヒョウ、薬のことは私がどうにかします」「え、だが……」

 

「私は医者ではありませんが研究者ですから、謎は解決しておきたいのですよ。」

 

「……分かった、なら任せてもいいか?」

 

「もちろんです……ではそろそろ始めましょうか。」

 

「了解!」

 

 黒服とヒョウは立ち上がり実験室へと向かうのだった。

 

(クロナとケイは……反応がないから寝てんのかね?確かにさっきの戦闘中結構サポートしてくれたから疲れたのかもな。)

 

ドカアァァン!!

 

「何か爆発音聞こえないか?」「方向的に恐らくゲヘナの方ですね。」

 

「ゲヘナか……」「いつものことですね気にしなくてもいいでしょう。」

 

「そうだな……」

 


 

 試験会場前

 

「あ、あうぅ……試験を受けに来ただけなのにどうしてこんなことに……」

 

「こ、ここで合ってるのよね……?」

 

「二人とも!無事だったんだね!!」

 

 そこにはヒフミとコハル、先生がいた。補習授業部はゲヘナの検問を抜けるために脱獄した美食研究会や巻き込まれたフウカに協力してもらい、移動中、風紀委員会や温泉開発部の邪魔を受け、給食部の車が川にダイブしたりしたが何とか無事(笑)に試験会場へ到達することが出来たのだ。

 

「そう言えば!アズサとハナコは!?」

 

 コハルがまだアズサとハナコが来ていないことに気付く。彼女たちは敵の気を引き付ける陽動作戦をしてくれていたのだ。

 

「お待たせしましたー♡」「2時45分……何とか間に合った。流石に疲れた。」

 

 三人が振り向くと、そこには競泳水着姿のハナコとガスマスクを付けたアズサ、珍妙な恰好をした二人がそこにいた。

 

「あー……深くは聞かないでおくよ……」「そ、そうですね……」

 

 三人はハナコたちから目をそらして目の前の建物に目を向ける。

 

「とりあえず入ろうか。」

 

 そうして全員が建物の中に入っていったのだった。

 

 先生たちが試験会場に入って行ったあと、

 

「ここで合ってるっけ?」「うん、住所的にはここから向こうの方までかな。」

 

 作業着に安全ヘルメットを付けツルハシやいろんな道具を持った少女たちが集まる。

 

「それじゃぁ、発破ぁ!」

 

ドッカアァァン!!

 

 その場に大きな爆発が起きるのだった。

 

 そして第二次試験全員不合格が確定した瞬間だった。

 


 

 黒服の研究所

 

「お疲れ様です、今日の検診と実験は終わりです。」

 

「黒服さんもお疲れ……さっきの爆発音なんだと思う?」

 

「……またゲヘナの方からですね……」「そうか……ヒナも大変だな……」

 

 黒服とヒョウは少し遠い目をしている。

 

「それじゃぁ俺はこの後用事があるから帰るとするよ。」

 

「そうですかではまた、お越しください。」

 

「分かった、じゃぁな黒服さん。」

 

 そうしてヒョウが部屋から出ていった。

 

「……今回の検診の結果をもとに薬の研究をしましょうか。」

 

 そうして黒服が作業に取り掛かろうとしたところ。

 

「入りますよ、クロ。」「……何の用ですか、ベア。」

 

 部屋に入ってきたのは深紅の肌で、抜群のスタイルを白い純白のドレスを包み、頭部を多眼の被り物で覆っている、異形の女性がいた。




なんかヒョウ君たち、みんな大変そうやなぁ……(他人事)
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