銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!! 作:オーバジン
モモトーク
イブキ『お兄ちゃん遊ぼー!』
ヒョウ『了解、いつがいいんだ?』
イブキ『んーとね、明日!』
ヒョウ『……』
イブキ『お兄ちゃん?』
ヒョウ『大丈夫だ、今、明日の予定と、依頼をすべてキャンセルしてきた。』
イブキ『え、大丈夫なの?』
ヒョウ『問題ない、別日に全力で埋め合わせをするから大丈夫だ。』
ヒョウ『イブキちゃんは気にしなくてもいい。』
イブキ『そうなの?』
イブキ『分かった!明日待ってるね!!』
翌日、
「さすがに昨日ギリギリまで依頼で走り回って、作業をしてたらさすがに眠いな……」ショボショボ……
ヒョウは目をショボショボとさせ擦る。キャンセルとは言ったが、昨日終わらせることのできる依頼はすべて昨日のうちに終わらせたのだ。
「なんでだろうな、前までは寝なくてもここまで疲れはたまらなかったはずなのに……ふわぁ~~」腕グルグル
大きなあくびをしながら腕を回す
ギギギッ……
「ん?」グルグル
ヒョウは自身の肩を見る、そしてまた腕を回す。
「なんだ……気のせいか。疲れてるんだろうな。」
先ほど極僅かだが何か異音が聞こえた気がするが、それを疲れによるものだと決めつけ気にしないようにしたのだった。
「うーん……心臓の病気もなぜか最近は鳴りを潜めてるし……黒服さんの薬が効いてるのか?でもその代わりに首がムズムズすることがあるし……どうなってんだ?」(気にするな)
少し前に行ったクロナの健康診断でも首に異常はなかった、なのに違和感があるのはなぜだろうか。
「……今は気にしてもしょうがない、気にするのは色々と終わった後でも大丈夫だろう。」(それでいい)
寝不足の影響か
「んまぁ、せっかくの休みだイブキちゃんと遊んで癒されるか。」
ヒョウは万魔殿へと足を早めるのだった。
ヒョウはガラス張りの自動ドアを通り万魔殿の建物内に入る。
「あら?ヒョウじゃないどうしたの?イブキちゃんに会いに来たのかしら?」
「サツキか……ありゃ?イブキちゃん言ってなかったのか?」
建物内に入るとサツキとばったり出会う。
「特に何も聞いてないわね、イブキちゃんに呼ばれたの?」
「そうだな、『今日、遊ぼう!』って、モモトークで言われてな。」
「ふーん、イブキちゃんもおませさんねぇ、ヒョウを独り占めしたいなんて。」
「俺を独り占めしたいか……うーん、俺を独り占めしたところでなんかメリットでもあんのかねぇ?」
「……まぁ仕方ないと思うわよ?イブキちゃんはまだあの歳なんだから。」
「そうか、そうだよな。まだまだ遊びたいお年頃だろうし、男が俺以外いないっていうのもあるのかねぇ?」
「そうね、ヒョウは少し刺激が強すぎるのよ。」
「そう言うことか、遊び相手をいつまでも独占したいっていうことか。」
「……『当たらずとも遠からず』かしらね、前に比べれば成長した方かしら。」
サツキはヒョウの出した結論に渋い顔をする者の、半年前に比べるとクソボケ具合が収まってきていることに関心をする。(恋愛面を覗いて。)
「それにしても眠そうじゃない?珍しいわね。」
「……んぁ?顔に出てたか?」
いつもより明らかに眠そうな様子に心配して聞く。
「そうね、明らかに大きな隈ができてるし、顔色も少し悪いわよ?ほら手鏡。」
「そんなに言うほどか?……oh……俺って前からこんな感じじゃなかったか?」
「いいえ、少なくともそこまで死んだような顔はしてなかったわよ?」
手鏡に映った顔は目の下に黒く大きな隈を作り、もともと色白な肌がさらに白くなっている。ここまでくれば死体が歩いていると勘違いしてもおかしくないだろう。
「どうしたのよ?ちょっと前まで寝なくても平気みたいな感じだったじゃない?」
「いやそれがな、身体がなぜか二分一の確率ぐらいで不調になるんだよな……どうもおかしい。一日寝なかっただけでここまでなることなんてなかったはずだが……」
「それ、今までため込んだ疲れが今になって出てきてるんじゃないの?」
「その可能性もあり得るが、だがなぜ今になってっていう疑問が出てくるんだよな。」
「何時かなんてあんまり関係ないと思うわよ?体は意思に関係なく急にサインを出すものよ。」
「そうかねぇ……そうかもしれんなぁ……」
「……返事がフワフワしてきたわね、結構限界なんじゃないかしら?」
話しているとどんどんと返答がフワフワとしたものになっていく。
「全く、身体が不調なのに無理するからよ、寝なさい。」
「……だけど、この後イブキちゃんとの約束が……」
「イブキちゃんには私から言っておくから、今はあなたの体調の方が大事よ。」
「しかし……」
「あぁもう!強情ねぇ、仕方ないわねこれを使うわ。そこに座りなさい。」
ヒョウは奥の部屋に連れていかれソファーに座らされす。その隣にサツキが座りヒョウをこちらに向かせる。サツキの手には紐の付いた五円玉が握られている。
「これは何か分かるわね?」
「……五円玉だな……まさか……」
「そうよ!催眠術を使うわ!」
サツキは楽しそうにそして高らかにそう宣言する。
「今の私は絶好調なのよ!さっきもマコトちゃんを催眠に掛けてきたんだから!」
「何やってんだお前……」
「強いて言うなら暇だったからかしらね?」
「えぇ……暇だったからって……」
俺の知らないところでマコトがサツキの暇つぶしのために催眠術を掛けられてて草なんよ。
「そう言えばヒョウにはまだ試したことは無かったわね」ニヤァ……
サツキはニヤッといい笑顔をヒョウに向ける。
「ちょ、ま、まて……「貴方は子の振り子を見てると眠くなーる、どんどん瞼が重くなっていって眠くなーる。」
サツキはヒョウの言葉を無視して目の前で振り子を左右に振って滑稽な文言を言う。
「…………」
「おかしいわね、このやり方でマコトちゃんに催眠を掛けれたのだけれど……あら?」
「……」ボー……
「ヒョウ?ちょっと?……もしかして……」
先ほどから返答の無いヒョウに疑問に思ったサツキは顔を見る、その眼に光が無いことを確認する。
「ヒョウ、右手を上げてみて?」
「……」スッ…
「……右手を下げて、左手を上げてみて?」
「…」スッスッ
「……ヒョウ……ダブルピースしてみて……」(かなり邪な気持ち)
「……」ダブルピース
ヒョウはサツキの言った事をしっかりと行う。
「フフフ……やったわ!私はついに催眠の才能を開花させてやったわ!」
なんとヒョウは催眠にかかったのだ。
「フフフ……こうなればもうやることは決まってるわ!ヒョウ……」(ニヤニヤ顔)
そうしてサツキはヒョウに命令を下すのだった。
「お兄ちゃん遅いなー、どうしたんだろ?」
イブキは時間になっても姿を現さないヒョウが心配になり万魔殿の中を歩いて探している。
「……もしかして何かに巻き込まれちゃった?私が誘ったから……?」
急いでヒョウにモモトークを入れる。
「……返事が返ってこない……いつもはすぐに帰ってくるのに……」
ヒョウは基本的にイブキちゃんの連絡にはすぐに返事を返すようにしているが返ってこない。
いつもと違う状況に、イブキの年相応の豊富な想像力によってヒョウがもしかしたら事件に巻き込まれてしまったのではないかと考えてしまう、この前の風紀委員会のやらかしもあり想像に容易いのだろう。
「い、嫌…………さ、探さなきゃ!」
イブキは少し顔を青くして走り出そうとする。
ガチャ
「全く、サツキの奴……このマコト様にいきなり催眠術を掛けてくるとはどういうことだ文句を言ってやる!……うん?イブ…キ!?」
その時、ちょうど催眠が解けてサツキに文句を言おうと考えていたマコトが部屋から出てくる。
マコトはイブキの少し青くした表情を見てすごく驚いているようだ。
「ど、どうしたイブキ!?」
「ま、マコト先輩……どうしよう……」
「……何があった、ゆっくりでいい、このマコト様に言ってくれ。」
マコトはイブキを抱きしめ安心させながら聞く。
「そ、その……今日お兄ちゃんを誘って……」
イブキ先ほどあった事を話す。
「ふむ……ヒョウと連絡が取れないか……あいつに限ってそんなことは無いと思うが……いや、前のこともある、手遅れになる前に探しておいた方が良いだろうな……」
「風紀委員会は……信用するに足りん、イブキとりあえず行くぞ。」
「う、うん……」
ガチャ!
「……は?」「……えっ……」
マコトたちは準備のために奥の部屋に入る、そしてなぜか素っ頓狂な声を漏らす。
扉を開けて飛び込んできた景色は……
「スー…スー……」「フフフ、いつもはかっこいいけど、こうやって寝てると可愛いわね♪」
サツキがヒョウに膝枕をしている様子だった。
「フフフ……こうなればもうやることは決まってるわ!ヒョウ……」(ニヤニヤ顔)
「ここに頭を置きなさい」ポンポン
サツキは自分の太腿を叩きこちらに来るように言う。
「……」ポスッ……
「そのまま目を閉じて、ゆっくりとリラックスして、意識を落としっていって、そういい子ね……」ナデナデ
サツキの命令通りヒョウは頭を太腿に乗せると頭を撫でられる、するとだんだんと瞼が下がっていき意識を落とし、寝息を立て始める。
「フフフ、可愛いわね。」ナデナデ……
ガチャ!
「……は?」「……えっ……」
「あら?どうしたの二人ともそんなに慌てて。」
扉が開きマコトとイブキが入ってくる。
「お、お兄ちゃん……?」
「イブキちゃん……あっ……」
サツキは先ほどのイブキには後から連絡するという発言を忘れていたことに気付いた。
「ごめんなさいイブキちゃん、連絡を入れようと思ったのだけれど……!?」
「サツキ先輩?……何してるの?」
イブキはサツキのヒョウを撫でていない方の手をじっと見つめている、その手には振り子が握られている。
「ねぇ……教えて?お兄ちゃんに催眠を掛けて何をしてたの?詳しく、イブキにも分かるように……」ハイライトオフ
「……またお前は懲りずに……はぁ……」
イブキはサツキに問い詰めるように言っていく。マコトは呆れたように溜息をつく。
「ちょ、ちょっと待ってイブキちゃん!?これには訳が……」
「じゃぁ教えて?何でそんなに羨ましいことになってるの?」
サツキはイブキにこれまでの経緯を話していった。
「そうなんだ……お兄ちゃんを休ませるために……」
「かなり無理をしていたのか……」
一通り説明を聞いた後、二人はスヤスヤと眠るヒョウを見る。
「確か最近だとトリニティの方で色々とやっていたと聞いた、ほぼ毎日徹夜で資料及び模擬テスト作成さらに、依頼も行ってたとなると……」
「どうなってるのよ、とんでもない時間配分じゃない……」
マコトはヒョウがトリニティでやってきたことを言葉に出していく、サツキはそれに驚きを隠せずにいる。
「……」
「イブキ、知らなかったのは仕方がないから気負う必要はない、言わなかった私にも非がある。」
イブキは自分がヒョウに無理をさせてしまったと思い目に見えて落ち込んでいる。
「ヒョウ自身の方にも非はある、あいつは断るということを知らないのかっていうぐらい断らないからな。」
「……うん……」
「そこまで言うなら起きた後で話をした方が良いわね。」
「そうだな、こういうのは本人同士で話し合うのが一番いい、それに色々と話したいこともあるしな……」ズボッ!
マコトはヒョウの胸元に手を入れる。
「ちょ!?何やってるのよマコトちゃん!?」
「ま、マコト先輩!?」
突然のマコトのセクハラにイブキとサツキは顔を赤くする。
「これのことについても詳しく効かないといかんしな。」
マコトは取り出したものを二人に見せる。
「それは……」「っ!?」
それは指輪の付いたネックレスだった。
よければ感想とか書いていってください
余談ですが、ヒョウ君の催眠耐性は0です。