銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!! 作:オーバジン
「やっほー、アコちゃん!」
「先生、来ましたか。今日は時間通りですね。」
「ムッ!それだと私がいっつも遅れてるみたいじゃん!」
「実際そうでしょう?ヒョウさんから愚痴を聞かされる身にもなってください。」
「え……ヒョウ君が?」
「そうですよ、まさかあのヒョウさんが愚痴を私に言ってきたんですよ?時間も提出物もいつも遅れてるって。」
「まぁ、私を頼ってもらっているという事実になってるので愚痴を聞くことに関しては良いですが……先生、時間は守りましょうよ……大人ですよね?」
「うっ……アコちゃんがヒョウ君と全く同じことを言ってる……」
「そもそもですねぇ、男性を待たせるというのはどういうことですか?本当だったら女性の方が早く着いているのが一般常識ですよ?」
「え、あ……はいぃ……」
「女性が男性を引っ張ていかなければならないのに、先生がヒョウさんに引っ張って貰ってるじゃありませんか……そんなんだと夜の情事もうまくいきませんよ?」
「ブッフォ!?」
「どうしたんですか先生?」
「な、なんでもないよ……」
(そうだった、キヴォトスは男女の感性が真反対だったんだ……ヒョウ君はクソボケなこと以外は私の居たところの男子とおんなじ感じだから忘れちゃうよ……)
先生は万魔殿の建物の前でアコと合流していた。間近迫っているエデン条約の件で万魔殿と風紀委員会での日程の照らし合わせや詳細の共有をするためだ。
先生は自分がエデン条約に関わるため万魔殿と風紀委員会の方も把握しておこうということで来たのだ。
「あれ、そう言えばヒナちゃんは?」
「ヒナ委員長は明日まで出張なので今日はいないのですよ。」
「そうなんだね、ヒナちゃんも大変だねぇ……」
「全く本当にそうですよ!こんな時期なのにいつものようにあのタヌキと来たら……!」
「まぁまぁアコちゃん、ほらドウドウ……」
「何しれっと動物扱いしてるんですか!?私は馬じゃありませんよ!?」
「でも前シャーレでアコちゃんが『……今度ヒョウさんに上に乗ってもらいましょうか……首輪もセットで……』て呟いてるの聞いたんだけど?」
「そ、それは……恐らく先生の聞き間違えです!それこそ先生にそのような願望があるんじゃないですか!?」
「そ、そんなことないよ!?私は尻に敷かれるというより、尻に敷く派だよ!……ハッ!?」
「正体表しましたね!生徒相手にそんな劣情を向けていいんですかこの変態教師!!」
「なっ……そう言うアコちゃんはヒョウ君に首輪付けられてお散歩したくせに!!」
「うるさいですね、仕方ないでしょう!?ストレスが溜まってたんですから!!」
「ずいぶんとあっさりと認めるね!このドM変態アコ犬ちゃん!」
「誰がアコ犬ですか!?このドS淫乱教師!!」
「「グヌヌヌヌ……!」」
先生とアコはお互いがお互いの豊満な胸を押しつぶすぐらいの勢いで取っ組み合いをする。
「……お二人はここで一体何をしてるんですか。」
その時万魔殿の自動ドアが開き一つのドン引きした声が聞こえる。
「ここはそのような事を話す場所ではないですよ……そう言うのはご自宅でしてください……」
「い、イロハちゃんこれは違うくて……」
「そ、そうです!この淫乱教師が……!」
「あ、弁明は大丈夫です変態さんたち。」
「「……」」
そちらを見ると赤いモフモフ髪が特徴の少女、棗イロハが居た。
「時間になっても来ないので何をしているかと思えば、公共の場でお互いに自分の変態性を語っているとは……」
「まぁいいです。付いてきてください案内しますので。」
そう言ってイロハは歩き出すが少し歩いて止まって顔だけこちらに振り返る。
「ドM犬さんとドS淫乱教師さん?」
「「はぃ……」」
そうして先生とアコは静かになってイロハの後ろをついていくのだった。
そのころヒョウはというと、
「きえええぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
ドゴオォォォォン!!ズドオォォォォォン!バゴォォォォォン!!
「ツルギ先輩、今日は元気ですね、私も見習って頑張らないといけませんね。」
「これは元気……でいいのか?俺の目には爆発してるように見えるんだが?」
「大丈夫です、これがいつものツルギなので。」
「そ、そうなのか……」
現在、新城ヒョウは黒が基調の関節部分に赤い線が走っている学ランを着て正義実現委員会のお手伝いをしている。ちなみにツルギさんとは今日が初の顔合わせだったりする。
「初めましてツルギさん俺の名前は新城ヒョウと言います。」
「よ、よよよよろしくおねがいします……」
そうしてヒョウとツルギは握手をする。
(……?あっ、初対面だと緊張してしまう人なのかな?なら父さんから教えてもらった女性と仲良くする話し方をするか。)
(お、おおお男の人……!な、何を話せば……)
「綺麗な手ですね。」
「へっ……!?」
ヒョウは握手をしているツルギの手を見ながらそう言う。
(教えてもらった事、『女性と仲良くするならまずは褒めたおせ』ちゃんと覚えてるよ、父さん。)
「ちゃんと手入れされていますね、それに可愛らしい所作、美しい佇まい惚れ惚れしてしまいます。」
※ハスミ、イチカ、マシロ、コハルを除く正実が全員揃っている場所です。
(これで最所の印象は悪くないはず。ここから少しずつ口調を崩して仲良くなっていけばいい……って父さんが言ってた。)チラッ
「キ……」
「き?」
「キエェェェェェ!!」
バリーン!!
「え……何でぇ?」
ツルギは顔を真っ赤にして窓を割って出ていってしまった。
『そらそうなるわ……』
ということがあった。
『ハスミ先ぱーい、ヒョウー、ちょっとイイすっかー?』
「イチカ、どうしました?」
『えーっとですねぇ、さっき誰かさんに学校にあった備品の戦車が奪われちゃいましてー。』
「えぇ……戦車盗む奴おるんか……?」
「なんですって?」
ここ本当にトリニティか?大変だなぁ……。
「……ヒョウさん、制服を着崩すのはまずいと思いますよ?」
マシロがそう聞いてくる。
「あー、ボタンを全部閉めておくと動きづらいんだよ。すまんな、機動力が落ちると身の危険が増えるもんで……」
「そう言うことですか、それなら仕方がないですね。視線がそちらに言っても文句は言わないでくださいね……」
俺がそう言うとハスミが納得したように言いその後も何か言っているような気がするが聞き取れない。
「ん?なんか言ったか?」「いえ、何も。」
ヒョウは学ランのボタンをはずして着崩している、そのためか下着(タンクトップ)が見えているためチラチラと周りの正義実現委員会の子たちから見られている。尚本人は気づいていない模様。
『チョーイチョイ、お二人ともこっちに集中してもらえないっすかねぇ?ちょっと頭数足りないんでこっちの方に何人か回してほし……おぉ!?なんかすっごいドリフトしてる!?テックいうごきっすねぇー。』
「……大変そうだな、よし俺が向かおう。」
「一応聞きますが……どうやって?」
「そりゃもう、あの時みたいに」(爆☆殺☆)*1
「……トリニティの備品なのであまり壊さないでほしいのですが……」
「俺、壊すのは得意だけど、無傷で止めるのは……」
「なるほど……ならヒョウさん一緒に行きましょう!先輩私も行ってきます!」
「ちょっと待ってください……ツルギ一人に任せるのは……」
「ぎゃはははははははぁっ!!!」
ボゴォォォォォン!!
「……大丈夫そうに見えるが?」
先ほどからツルギさんは一人で無双している、まるでゲームのように……さながらツルギ無双と言えるほどだろう。不良たちが爆発に合わせて何人も吹っ飛んでいく。
(……カッコイイ!!)(心男の子)
しかしながらヒョウは男の子、言葉ではこんな感じだが内心めちゃめちゃ興奮しているのである。
(アリスに頼んで作ってもらおうかな?タイトルはツルギ無双でサブタイトルは……どうしようか……『正義実現のため』、とかでいいか?)
「……そうですね、此処はツルギに任せてもよさそうですね……私も行きます!」
そうしてヒョウたちはイチカの方の応援に向かうのだった。
「マコト先輩、変態二人を連れてきましたよ。」
「来たかイロハ……ん?変態二人?誰のことだ?」
「ドM変態横乳駄犬とS気味盗撮覗き常習犯の淫乱教師です。」
「ドM変態横乳駄犬とS気味盗撮覗き常習犯の淫乱教師…………??」
イロハの口から聞こえてきた普段なら絶対に言わないであろう言葉を聞いたマコトはインコのように言葉を復唱して動きを止める。
「マコト先輩がフリーズしましたね、まぁいいですねほっといたらそのうち戻ってくるでしょうし。」
「入ってきてもいいですよ。」
イロハがそう言うと
「し、失礼しまーす、淫乱教師でーす……」「誰が駄犬ですかっ!?」
生徒に淫乱教師呼ばわりされ*2めちゃめちゃテンションの下がっている先生と駄犬呼ばわり*3されご立腹のアコが入ってくる。
「……な、なるほど?駄犬の方はなんとなく分かっていたが、淫乱教師がまさか先生だとは……」
「どういうことですかそれはっ!?」「ご、誤解だよぉ*4……」
「……まぁいい……とりあえず座るといい。」
そうして全員が着席する。
「さてと、キキキッ!ついに協力してくれる気になったか、先生。」
「……ん?」
「私たちが組めば風紀委員会を簡単に潰せる、そうだろう?」
「えっと……」
「そう言った事はせめて、相手がいない時にした方が良いと思いますよ?」
「マコト先輩、話を曲げないでください。」
突然のマコトの発言に驚きを隠せない先生と呆れたような表情をするアコとイロハ、そして自信満々のマコト……中々カオスだ。
「いやなに、なんとなく言っておかないといけない気がしてな。」
「そうですか。」
「茶番はこの辺りにして本題に入ろうじゃないか。」
「本題と言ってもエデン条約の日程と詳細の共有でしょう?すぐに終わるはずでしょうに何故呼びつけてまで話すんですか?」
「普段のあなたなら前日に言ってもおかしくないはずですが?」
「???」
アコはマコトに何でもないように聞く。先生は何も考えてないような顔をしている。
「そうですね、私も何も聞かされていないのでここで話してほしいのですが。」
イロハもどうやら詳細を知らないようだ。
「今からする話は口外厳禁だ、そこは理解しろ。」
マコトの雰囲気が先ほどのふざけた雰囲気から重く真面目なものに変わる。
「だが、この後ヒナには伝えておけいいな。」
「貴方に命令されるすじあいは……」
「いいな?」
「……!?わ、分かりましたよ……」
マコトの有無を言わさぬ圧力にアコは今までの威勢を思わず収め、了承する。
「それで……どんな話なの、マコトちゃん。」
「そうだな……」
「協力してもらいたいことがある。」
「やっと片付きましたね。」
「そうですね、朝から大変でしたね。」
「そうっすね~。流石に砲身がこっちに向いたときはヒヤッとしたっすね~。」
「まぁまぁ、無事だったから良いじゃねぇか。」
「キヒッ!キヒャヒャヒャヒャヒャ……」
トリニティの方では暴動の鎮圧が終わり正義実現委員会の建物に戻ってきていた。
「……なぁハスミ。」
「どうかしましたか、ヒョウさん?」
ヒョウが突然ハスミに話しかける。
「……いや、他の奴にも聞いてもらった方が良いだろう、いいか?」
「大丈夫ですよ?」
「そうっすね、どんな事っすか?」
「キヒャ……な、何でしょうか……?」
マシロ、イチカ、ツルギの視線もヒョウの方に移る。
「まず大前提として、このことは他言無用で頼む。」
「シスターフッドと救護騎士団、それとセイアには話ている。」
「セイア様!?彼女は無事なのですか!?」
「あぁ、少し深い事情がある、詳しくはまだ話せない。」
セイアの話を出すと全員が目を見開いて驚く。
「この前情報を聞いたうえで、いいか?」
全員がうなずく。
「エデン条約当日の件で協力してほしいことがあるんだが……」
「これでとりあえず話はついた後はゲヘナ……いやマコトとヒナに話を付ければ……」
「ここまで言えば風紀委員どもも協力するだろう、先生は了承していた……後はトリニティだが……私が言うと疑われる可能性がある……ヒョウに仲介を頼むか……」
「マダム、完成したぞ。私の最高傑作が。」
「ついにですか、感謝しますよマエストロ。」
「実に有意義な創作だった、使い方を間違えないよう気を付けろ。」
「えぇ、もちろんですよ……せっかくですので食事でもどうです?」
「メニューは?」
「キムチチゲです。」
「……ここは鍋物ばかりだな……」
「楽ですから。」
「そうか……なら御馳走になろう。」
良ければ感想とか書いていってください。
社会人になって5か月、改めて気づいた事があります……有給は偉大。