銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!! 作:オーバジン
ミレニアムゲーム開発部
「あれ?アリスちゃん何見てるの?」
アリスが珍しくスマホをながめていることにミドリは気づく、指も動かしていないためスマホゲームをやっている訳ではないようだ。
「これですか?クロノススクールがやっているエデン条約の報道です!」
スマホの画面はしばらくお待ちくださいと写っている。
「エデン条約……ってなんだっけ?」
「ゲヘナとトリニティの不可侵条約のことだよ。」
「不可侵条約?」
「簡単に言うと、これからはお互いに仲良くしましょうねー、っていう条約だよ。」
ミドリの疑問にモモイが答える。
「最近テレビでその話題ばっかりだったでしょ?もしかしてミドリ、ニュース見てない?」
「うん」
「あのねぇ、私いつも言ってるよね?朝でもいいからニュースは見た方が良いって。こういう時に人と話が合わなくなるよって。」
「うっ……」
「確かに私たちはゲーム開発部だからゲームをたくさんするのもいいけど、たまには世間のことも知らないとだめだよ?」
「は、はぃ……」
「自分は関係ないみたいな顔してるけどユズも例外じゃないよ!」
「ふぇっ!?私も!?」
モニターの前でゲームに集中していたユズは急にこちらにヘイトを向けられ肩を跳ねさせてビックリする。
「ただでさえ二人は部室に引きこもってるんだから全く今の世の中の情勢とか知らないでしょ?」
「う、それはお姉ちゃんとアリスちゃんも同じじゃん!」「そ……そうだよ……」
ミドリとユズは抗議するようにモモイに文句を言う。
「私とアリスはちゃんと外でてるよ。」
「「えっ?」」
「そうです!アリスとモモイはスミレ先輩にはトレーニングをしてもらってパパには戦闘訓練をしてもらっています!」
「それにこの前モモイとアリスとパパで旅館にお泊まりに行きました!」
『!?』
「アリス!それダメ!言っちゃダメだって!」「あれ?そうでしたか?」
「お姉ちゃんそのこと後で詳しくね?」
「わ、私にはプライバシーの保護が……」
「く わ し く ね?」
「はい……」
先ほどまでモモイが攻勢だったはずだが、さすがモモイ簡単に一転攻勢されてしまった。
「あ、アリスちゃん、そう言うのに興味あったけ?」
モモイが詰められてる間にユズがアリスに聞く。
「いえそうではないのですが、パパがこのエデン条約に出るって言ってたので!」
「え、そうなの?」
「あー、確か言ってたね。」
「お姉ちゃん?私とユズちゃんは聞いてないんだけど?」
「先ほど言ったお泊りの時に聞いたので、ミドリとユズは知らないはずです!」
「お 姉 ちゃ ー ん ?」
「さ、誘わなくってごめんってー!?」
またもミドリに詰められるモモイの再爆誕である。それと同時にスマホの画面も変わる。
「あっ、そろそろ始まりますね。」
「わ、私も見ようかな……」
ミドリがモモイの首を絞めてマウントを取っているのをしり目にアリスとユズは画面に集中するのだった。
「この動画をご覧の皆さん、こんにちは!」
「クロノススクール報道部のアイドルレポーター、川流シノンです!」
「さぁさぁついに締結されますエデン条約!その現場に来ています!いやぁー、熱がこもってますねぇー、一触即発の雰囲気です!」
カメラが回され周囲を映す、ゲヘナ、トリニティ、お互いの生徒が険しい顔をしてにらみ合うように見つめあっている。
「この空気を画面でしかお届けできないのは非常に残念ですが、少しでもちゃんと伝えられるように頑張りますね!」
「え、何々?さっさと進めろ?はいはい。」
カメラが古聖堂の方へ向く。
「ここが調印式の会場である、古聖堂の扉前です!でっかいですねぇ!」
「どうしてこの場所かは、どうやらトリニティとゲヘナの話し合いによって決まったらしいです!ちゃんと情報も公開されていたので信憑性◎ですね!」
「トリニティの「第一回公会議」が行われた歴史的な場所かつ、よく知られている有名な場所で大きいからということです。」
「そして、今回は何とあのシスターフッドも表立って活動するようです!いったい何があって……うん?難しい話は視聴率が落ちる?本当に最近のドパガキは……呆れますねぇ……私はこの話を続けさせていただきますよー!なんせ我々には言論の自由が──」
しばらくお待ちください──
「……コホン、両者の首脳陣と関係者が集まり次第、古聖堂にて調印が行われ、そこからはトリニティとゲヘナはお互いの紛争についてともに解決していく義務を負うことになります!」
「え?もっと簡単に言え?はいはい分かりましたよ、ドパガキの皆様にも分かるようにこのシノンちゃんが簡単に説明してあげますね!」
「つまりは、平和のために手を取り合おうとしてるってことですね!」
「んでもって、連邦生徒会はどんな反応かというと……うん!あんまり興味無いって感じですね!さすがは我らが連邦生徒会!素晴らしいスルースキルで──」
しばらくお待ちください──
「ずいぶんと騒がしいな。」
「そうですね、今日はついにエデン条約が締結される日ですからね!特別に学校もお休みですし、街にいっぱい人がいてなんだかお祭りみたいですね!」
「そうですねぇ、せっかくのお祭り騒ぎですし、先生やヒョウ君も一緒だったらよかったのですが……条約の方で忙しいようですしね。」
「なんで私はこっちなのよ……」
カフェで補習授業部の四人が会話をしている。
「いいじゃないですか♡せっかくですので補習授業部として付き合ってくれません?」
「別に嫌とは言ってないわよ、それに私は基本正義実現委員会にいるから押収品管理室に来たら大抵いるわよ。」
「なら今度遊びに行く。」
「私も行きますね♡私の性書……いえ、聖書がどういう訳か押収されてしまったので……」
「あんた何で今の言い直したのよ!?絶対エッチなやつでしょ!そんなの燃やしてやるわ!!」
「うーん、古書館の物なので燃やされると困りますねぇ……」
コハルとハナコはどうやら盛り上がっている。
「アズサちゃん、そのぬいぐるみずっと持ち歩いているんですか?」
「うん、大事なものだから……」
「そ、そんなにですか、なら今度お店に行って他にも集めてみましょうか。」
「うん、楽しみにしてる。」
「今度ペロロ様のアニメも公開されるようですし!」「アニメ?」
「はい!仲間たちと悪を討ち、ともに苦難を乗り越え、最後にはみんな笑顔で終わるエンディングか感動的らしくて!」
「それほぼネタバレでしょ。」「え、あっ!」
「フフフ♡ヒフミちゃんはハッピーエンドが好きなんですね。」
「は、はい、そうですね。ありきたりでしょうか?」
「悪いとは言わないけど、普通ね、最後はみんなで仲良く大団円とか。」
「私もハッピーエンドは良く分からない、頑張っても世界は変わらないし傷もなくならない。」
「皆さん、ダークよりですね……でも私はみんなで幸せになれるようなエンドが好きですね。」
「好みは人それぞれでしょうし良いんじゃないですか?」
「そうね、せっかくならその方が良いわね。」
「ヒフミが好きなら悪いものだとは思わない。それもそれでいいものだと思う。」
「皆さん……!」
会話がそれで一段落する。
「今日の調印式が終わったらお二人とゆっくり話したいですね。」
「先生もヒョウもここに居ればよかったのに……」
「そうですねぇ……先生は確か古聖堂、ヒョウ君は……どうしてるんですかね?多分忙しいのでしょうね。」
そうして四人はカフェに取り付けられているテレビへと視線を向けるのだった。
古聖堂内部
「うー☆暇ーー!!」
「先生……暇なのは分かりますが……大声で叫ぶのはおやめください。」
「あ、ヒナタちゃん!」
「あ、ど、どうも先生……」
「それにツルギちゃんも!みんなお疲れさまー!」
先生はヒナタとツルギと出くわす。
「今日はシスターフッド総出で来てるの?」
「そうですね、前回の事件をきっかけに、方針が変わりましたので、それにヒョウさんからの提案もあったので。」
「正義実現委員会もそのような感じ……です。」
「やっぱりそうなんだ、今日はよろしくね。」
そうして三人はお互いに握手をする。
「私は、他にも任務がありますので……失礼します。」
「頑張ってください。」「じゃぁねー!ツルギちゃん!」
ツルギは一通り挨拶を終えると離れていく。
ピロン!
「……サクラコ様が到着されたようですし、あたしたちも行きましょうか。」
「りょうかーい!」
ヒナタと先生は会場へと向かうのだった。
風紀委員会玄関
「アコ、準備できた?」「はい、大丈夫です。」
「そう、後はマコトたちを待つだけね、私が引退する前の最後の大仕事ね、頑張りましょう。」
「委員長……」
「まぁ、この話は調印式が終わってからよ。」
(これが終われば万魔殿に足かせが付くからやっと自由になれるわ……ヒョウのところで雇ってもらおうかしら?)
キキーッ!
そうこうしていると、ヒナとアコの前にバカデカいリムジンが止まる。
「キキキッ!このマコト様が迎えに来てやったぞ!さっさと乗れぇ!」
「貴方は相変わらず……ハァ……まあ良いわ。」
そうしてヒナとアコはリムジンに乗り込む。
「キキッ?他二人はどうした?」
「先に行って配置についてもらってるわ。」
「ふむ、いい心がけだな。」
ヒナはマコトの隣に座りそう会話する。
「アコ先パイ!久しぶりー!」
「お久しぶりですイブキちゃん……なんか文字が違う気がするのですが……」
「いいえ、イブキ大正解です。」
アコはイブキとイロハに絡まれている。
「元気ねぇー。」「犬に構うイブキちゃんですね!可愛らしいですねぇー。」
「誰が犬ですか!?」
サツキとチアキはその光景を見てそう感想を漏らし、アコは突っかかっていく。
「騒がしいわね……」
「いいじゃないか、自由で。」
運転手ちゃん(何で私がこんなデカいリムジン運転しないといけないんですか!?めっちゃ運転むずいし!絶対給料上げてもらわないと割に合わないって!ってゴラァ!方向指示器はもっと早くつけんかい!ぶち〇すぞ!!)
ソラスIMC事務所
「ヒョウさーん……あれ?」
「ん?どうしたのよ?」
「用があったんですけど、姉さん、ヒョウさんがどこに行ったか聞いてませんか?」
「あぁ、あいつならエデン条約の会場に行ったわよ?」
「えっ!?エデン条約って今話題の?」
「そうよ、ヒョウはそれの関係者らしいから出席するらしいわよ。」
「はえぇ~そうなんですね。」
「せっかくだし、今テレビで放送してるからあんたも見なさい。」
「じゃぁあのバカ二人も呼んできますわ。」
「見てください!そうこうしていると続々と関係者が集まってきましたよー!」
「あのバカでかいリムジンから降りてきたのはゲヘナの生徒会長、羽沼マコトです!それに風紀委員長の空﨑ヒナも同じ車から降りてきました!」
「さすがと言いますか、お二人ともものすごいカリスマですね!」
「おぉッと!あちらに見えるのはティーパーティーホストの桐藤ナギサも古聖堂に到着しました!シスターフッドの長歌住サクラコも!両陣営の主要人物が続々と集まっています!」
「さらにさらに!あれは噂のシャーレの先生までいらっしゃいますよ!おっぱいデッカ!?生で見るとバカでかいですねぇ!?」
古聖堂の前に続々と人物が集まり周囲のざわざわも大きくなってくる。
「んん?こちらに向かってくるのは……お、男の人!?」
「み、皆さん、ご覧ください!だ、男性です!しかも人間の!……え?なになに……ふむふむ……」
「新情報です!あの男性の名前は新城ヒョウというらしく、最近噂になっていたシャーレに出入りする男性は彼のようです!」
「どうやら先生と同じくエデン条約の関係者のようです!」
「いやー、すっごくイケメンですね!身長も高いし理想の男性って感じがしますね!」
「視聴率がすごいことになってますねー、やはり皆さん飢えてるんですねぇ。」
「ともかく!これで揃ったようです!皆さんお待ちかね!エデン条約がもうすぐ始まります!」
そうしてエデン条約の調印式が始まりしばらくする。
『ヒョウ!ミサイルの反応がきたよ!情報を送るよ!』
「了解!それじゃぁみんな!手筈通りに頼むぞ!!」
ヒョウの無線にセイアの声が聞こえる、ヒョウはそれが聞こえた瞬間に全員へ無線を送る。
「バスターライフル*1、エネルギーチャージ。」
キュオオオオ……ドヒュンッ!
ヒョウの腰にブースターが出現し、そこから炎が噴射され空へ飛んでいく。手にはスナイパーライフルのようなものが握られている。
「クロナサポートを頼む。」『了解しました、角度、ブースター逆噴射よし。』
キィイイイイイ……
『バスターライフルエネルギーチャージ完了!いつでも撃てます!』
「バスターライフル、発射!!」
ドカアァァァン!!
会場に向かって落ちてきていたミサイルはバスターライフルから放たれた極太のビームによって空中で破壊された。
「ミサイルの破壊完了!みんな頼む!」
『キキキッ!よくやったヒョウ!ゲヘナが誇る寅丸たち戦車艦隊の威力を見ろ!』
『落ちてくる、瓦礫の始末は任せて。イオリたちはアリウスの警戒をして!』
『皆さん、散弾砲発射してください!』
『正義実現委員会も風紀委員会と同じようにアリウスへの警戒を!』
ドドドドドッ!! ダダダダダッ!! ドォン!ドォン!ドォン!
その瞬間、ヒョウが破壊したミサイルの瓦礫を万魔殿の戦車部隊の砲撃、ヒナのデストロイヤー、ティーパーティーの散弾砲によりそれも空中で跡形もなく消し飛んだ。
「セイア!これで良いか!?」
ヒョウは地面に降りてきてセイアに問いかける。
『完璧だ!後はアリウスの襲撃への対応を頼むよ!』
「了解!」
そして会場に居る組織全員がアリウスの襲撃に備え警戒態勢に入るのだった。
『ま、マダム……ミサイルが……!』
「……はぁ、落ち着きなさい、あなた達はそのまま予定通りに行動しなさい。」
『りょ、了解。』プツッ!
「念のためもう一つミサイルを用意しておいて正解でした。まさか羽沼マコトがトリニティと協力するとは……」
ベアトリーチェはもう一つのボタンを取り出す。
「ですが、さすがのあの羽沼マコトでも二発目は予想していないでしょうね。」ピッ!
ゴゴゴゴゴゴゴッ!!
「これは先ほどよりも威力は絶大ですよ、フフフッ!」
そうして無慈悲なミサイルがもう一発放たれるのだった。
良ければ感想とか書いていってください。
さぁ皆さん、心の準備はよろしいでしょうか?作者はまだできていません(?)