1mmくらい歩み寄れるゲンドウ   作:ぱるめじゃーの

5 / 5
I feel (not) helpless

綾波の食事会、父さんとの釣りを楽しみにしていると、あっという間に一週間が過ぎた。

「なんやシンジ、やけに嬉しそうやな」

「うん、明後日父さんと釣りに行くんだ」

「釣り?渋いね、碇の父さん釣り好きなのかい?」

「どうだろう?普段は仕事ばっかりだからよくわかんないや」

「ふーん、じゃあ俺達はこっちだからまた来週な」

「じゃあのー」

「うん、また来週」

トウジとケンスケと別れしばらく歩いていると後ろから声がする

「おーいシンジー!」

振り返るとトウジが走ってこちらへ向かって走って来ている

「どうしたのトウジ」

呼吸を整えトウジは僕へ手紙と初号機のように見える人形を差し出す

「忘れるところやったわ、これうちの妹からや。自分で渡すのは恥ずかしいから渡すように頼まれたんや」

「そうなの?ありがとう。家に帰ったら読むよ、返事も今度書く」

「おう、ありがとうなシンジ。すまん門限ギリギリやからすぐ帰らな、また来週な」

「うん、ありがとう」

 

 

 

 

 

翌朝、第10使徒襲来

 

パァン! ドバァン! パラララララ!

「駄目です、やはり通常兵器だと足止めにもなりません。N2地雷も効果なしこのままだと30分後には第三新東京市に来ます。」

「急ぎパイロット3名を招集!エバー3機のセッティングも急いで!」

 

 

 

「綾波、その、料理教えれなくてごめん。来週なら教えれるからまた来週の土曜はどうかな」

『ええ、大丈夫。それよりも今は敵を倒すことに集中しましょう。』

『何よバカシンジ、随分余裕じゃない。負けたら人類は滅ぶのよ?もっと気を引き締めたらどうかしら』

「うん、勝つよ。勝ってまた明日も皆が普通に過ごせるようにする」

『3人とも!作戦開始は30秒後、第十の使徒はたった今第3新東京市に到達、一刻も早くヤツを倒すのよ。』

『わかってるわよミサ───

『目標に高エネルギー反応!何か来ます!』

 

キュイン!ピカァァン!!

『きゃあ!』

地響きのような音が鳴り、轟音と共に第3新東京市の建造物がジオフロントへ落下する

『今ので特殊装甲板20枚全てやられました!すぐにここへ来ます!』

お面のようなものをつけ、布のような触手をはやした奇妙な生物が地上からこちらへ顔を覗かせる

『作戦変更、たった今から作戦を開始!地上部隊は全力でパイロットを援護!』

 

『えこひいき!バカシンジ!ボーッとしてないで早く!』

2号機がパレットライフルを取り出し使徒へ連射する

 

キィンキィン!

『チッ、やっぱり通常の武器じゃ駄目ね。あのATフィールドを中和しないと』

第十使徒はジオフロントへゆっくりと降下し邪魔者を排除しようとこちらへ向かってくる

 

『バカシンジ!合わせなさい!』

『うん!』

2号機と初号機がプログレッシブナイフを取り出し使徒へ飛びかかる

『『ATフィールド全開!』』

僕はアスカと同時に使徒のコアヘナイフを振り下ろす

『『ハァァァ!』』

しかしATフィールドは破けない

『バカシンジ!もっと力入れなさい!』

「待ってアスカ!何か来る!」

 

ドッ

「キャァァァ!』

「がぁっ!」

使徒の布のような触手が伸び初号機の脇腹、2号機の腕を吹き飛ばす

『碇くん!』

綾波が追撃をかけようと使徒へ向かう

キュイイイン!

「綾波!来ちゃ駄目だ!」

『...ッ!』

ピカッ!

使徒の放った光線は0号機もろともネルフ本部上部を吹き飛ばし、オペレーションセンターのある場所へ進み始めた

「待てっ!」

力を振り絞り後ろから殴り掛かろうとするもATフィールドはそれを許さない

「くそっ!止まれっ!止まれよ!」

こちらを向いた使徒はまたしても2本触手を伸ばし攻撃してくる、それを防御しながらなんとか隙を見つけようとする

「なっ?!もう2本??!」

使徒のもう2本の触手が僕の腕へ巻きつき、僕は無防備になる

 

ドッ!

伸ばした触手が初号機の心臓を貫きそこで僕の意識は途切れた

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【改訂版】海鳴りの手前で(作者:ka_na)(原作:新世紀エヴァンゲリオン)

世界の終わりのあと、浜辺には波の音だけが残った。▼その記憶を抱えたまま、シンジはもう一度、使徒の来る夏へ戻る。▼言い損ねた言葉と壊してしまった距離を今度はやり直せるのか。▼LAS寄り・旧劇後逆行・原作再構成。▼30周年作品に背中を押され、改めて構成を見直して書き直しました。▼※評価、感想いただけますと幸いです。


総合評価:29/評価:-.--/完結:41話/更新日時:2026年03月28日(土) 21:00 小説情報

月は無慈悲な夜の女王 ―― TV版25話からの初期プロット√のエヴァンゲリオン(作者:◆QgkJwfXtqk)(原作:新世紀エヴァンゲリオン)

 新劇と旧劇/TV版が世界線が違うのはご存じの通り▼ だが、何時から旧劇とTV版が同一世界線だと勘違いしていた?(ずきゅーん▼ 正直、TV版と劇場版だと24話のシンジ君の精神状態かーらーのー▼ 最低だ俺って(謙譲表現)に繋がるのは、少しばかり無理があるし、アスカの感情湿度が旧劇級だったらTV版の展開ってもう少し▼ こうね▼ こうね▼ しっぽり(謙譲表現)に行…


総合評価:213/評価:8.4/連載:6話/更新日時:2026年04月20日(月) 20:10 小説情報

妹に撃たれない方法(作者:Brooks)(原作:ガンダム)

ア・バオア・クーでキシリアに射殺されたギレン・ザビは、目を覚ますとジオン・ダイクン逝去の当日に戻っていた。次は絶対に妹に殺されたくない。その一点だけを現実的な目標に定めた彼は、戦争より先に家族会議を整え、暗殺より先に議事録を作り、歴史より先に妹の機嫌を取りにかかる。しかし未来を知るのは彼だけではなかった。動乱へ傾くサイド3で、兄妹は奇妙な休戦に踏み込む。笑え…


総合評価:472/評価:6.2/完結:226話/更新日時:2026年05月06日(水) 19:56 小説情報

Re:あなたのそばで(作者:KY)(原作:新世紀エヴァンゲリオン)

昔の小説の書き直し。▼エヴァの新しい作品の手向けとして。


総合評価:282/評価:8.73/連載:8話/更新日時:2026年05月28日(木) 13:46 小説情報

立ちて死すとも心火は消えず(作者:巌颪)(原作:呪術廻戦)

護廷の開祖が今一度、目を覚ます。▼呪いが廻る混沌とした世界で・・・


総合評価:146/評価:-.--/連載:4話/更新日時:2026年05月05日(火) 17:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>