作っていると、誰かが声をかけてきた。
「いい匂いがしてんじゃーん。何を作ってんの?」
「ん?おお、北上と羽黒か。羽黒はもう終わったのか?」
「はい。私は一度大本営に行って、それで…」
「そうなのか?」
「そうそう。羽黒がこの鎮守府の状況を伝えてくれたおかげで、あいつらが逮捕されてったんだよね。」
「はい。そこで一度入渠をしていたので、早く上がってたまたまあった北上さんと一緒に戻ってきました。何か手伝うことはありますか?」
「んー、もう大丈夫かな。そろそろ終わるし。」
実際、もうルーは完全に溶けてあとはもう少し火を通すだけ。
「あ、そうだ。テーブルのほうを吹いていてくれないか?」
「オッケー、台ふき持ってくるね。」
「そうだ、村雨さんが入渠ドックで目を覚ましました。」
「ほんとか!それはよかった。てことは12人分か。間宮さん、ごはんは大丈夫?」
「はい、大丈夫です。今北上さんのものをよそっていますので少々お待ちください。」
「分かった。じゃあ、終わったのから盛り付けていくか。」
そこで、みんなが戻って来た。
「なんかいい臭いがするっぽい!」
「ちょっと夕立、そんなにはしゃぐところんじゃうよ。」
「今までに嗅いだことのない香りが…!」
「今全員分よそっているからな。グッドタイミングだ。もうちょっと待ってろ。」
「私たちも食べていいんですか?」
「当たり前だ。…よし、これで終わり、みんなテーブルにもっていってくれ!」
「はい!」
「はやく!はやく!」
「ちょっと落ち着け。よし、みんな、食べ物を食べるときには必ず「いただきます」と言う必要がある。これは食べ物や作ってくれた人への感謝を伝えるために言う。あと、食べ残しは絶対にダメだ。食べれる奴に食べてもらえ。もう待ちきれないやつがいるから早速食べるか。みんな、手を合わして、」
「いただきます。」
みんながカレーを口に運ぶと、歓声が上がった。
「おいしい!こんなの今まで食べたことがありません!」
「本当にこんなおいしいものを私たちが食べても…」
「もちろんだ!ちょっとあまり残ってはいないがお替りもしていいぞ!」
「夕立、お替りするっぽーい!」
「ちょっと、夕立、まだ食べ切っていないでしょ!まずは食べ切ってからだよ。」
「その通りだ。まずは一通り食べ切ってからだな。」
「いやー、こんなにおいしいなんてねー。」
「あの、提督、少し…、」
「何だ?」
「その、助けていただいたお礼を、遅くなってしまいましたけど、ありがとうございました。」
「なに、気にしなくていいさ。それに、俺は君たちを必ず救うと誓ったんだ。それに、提督は艦娘を必ず助けるのが役目だ。」
「「本当にっ、ありがとうございました!」」
そういって、二人が泣き出してしまう。すると、みんなにも伝わってしまい、泣き始めてしまった。」
「あー、提督が泣かしたー!」
「ちがうわ!ほら、みんな、そんなに泣いてるとごはんがまずくなるぞ!ごはんはみんなで楽しく食べるものだ!ほら、泣き止んで!」
「そうですね、本来は楽しく食べなければいけないもの、皆さん、顔を上げて楽しく食べましょう!」
そういって、ごはんの時間は過ぎていった。
投稿が遅くなって申し訳ない。この三話分を一気に投稿しようとしていました。三話連続投稿でひとまず許してください。
次回は久しぶりに白霜がちょっただけ登場します。このssの主人公白霜のはずなんだけどなぁ。あと戦闘シーンがはいるかも。長さによるかな。