白く染まる世界   作:快晴Ⅲ

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第五十一話

横須賀鎮守府 第一整備場

「あ!あたらしいていとくさんだー!」

「きょうはなにしにきたの?」

「ん?あぁ、そろそろ戦力の再建を始めないとまずいから、建造をしたいと思ってな。それで、今ここにある資源量と、工廠の様子を見に来たんだ。」

「そうなんですか!なら、これがかんていにつかわれるきほんてきなしげんのびちくりょうです!」

「おおありがとな。どれどれ? ・・・いやなんか多くないか?こんなにくれたっけ。倍ぐらいに増えてるような・・・。」

「あ、それはなんかそうこにほかんされていたものがあって、それもあわせたすうちになっています!」

「え⁉おまえ!それにはてをつけるなといっていただろ!なにしてんだ!」

「え?え?使っちゃいけない資源とかあるの?」

「そのしげんはかくしておけってしらしもがいっていただろ!ほんとうにすべてのしげんをつかいきったときのためにって!」

「やばいってやばいって!ちょっと!あたらしいていとく!いまはなにもきいてなかった、いいね!」

「お、おう。」

「あのひとおこるとほんとうにこわいんだよ。ぜったいにはなさないでね?」

「わ、分かった。それで、横須賀にある資源は_」

「それが全部ではないぞ。」

「うぎゃあ!!お前、いつの間に⁉」

「うわああああああぁぁぁぁぁああ!!」

「お、終わった・・・。」

「なにが終わたんだ?何も終わっていないじゃないか。・・・で、最後に言い残すことは何かあるか?」

「ほんとうにもうしわけありませんでしたぁぁああ!これもおれがちゃんとつたえておかなかったせいです!ほかのやつはみのがしてやってください!おねがいします!」

「・・・はぁ。倉庫の奴は出すなと、言ってはいたんだろう?」

「ま、まぁ。ぜんいんにきょうゆうはしました。」

「ならいいさ。たとえこいつがすべての資源を使い切ったとしても、また集めるか殺すかすればいい話だ。それに、まだ残っている。」

「そ、そうなんですか・・・。」

「おい今さらっととんでもないことが聞こえたぞ。」

「ただし、その妖精は処分しておけ。後々邪魔になる。」

「わ、わかりました!おい!そいつをつまみだせ!」

「「はい!」」

「俺を無視するな!」

「ちょ、ちょっと!なにするんですか!まって!はなしてください!」

「おとなしくしてろ!」

「あばれるな!」

「待て待て待て待て!なにをしてるんだ!そんなことする必要なんてないだろう!」

「必要ないだと?お前は何を言っているんだ?全体の行動を著しく阻害し、不利になるような行動をとり、言われたこともできないような奴は必要ない。今後、さらに重大なミスを犯して取り返しのつかないことになる前に排除する必要がある。」

「だとしてもだ!今後、あの妖精さんに反省させて、二度と起こらないようにすればいいだろ!」

「だそうだ。あれを連れ戻せ。」

「は、はい!」

「白霜、一回のミスで追放なんてかわいそうじゃないか。もっとチャンスを与えるべきだ。このミスが今後の教訓になる。そうだろう?」

「一番問題なのは、あれ自身が変われるかどうかだ。周囲の教訓になっても、自身の教訓にならなければ意味がない。ただの時間の無駄だ。それに、そのミスが艦娘を危険にさらすこともある。分かるだろ?」

「そ、そうだな・・・。だけど・・・そんなすぐに処分なんて、判断が速すぎるだろうし、かわいそうだろ。そう何回もミスをしていたのか?見たところ、最近、少なくとも、俺がここに来てから出現したようだが・・・。」

「あ、ああ。こいつはていとくがここにきてからしゅつげんした。だから、みすじたいははじめてだ。」

「そうか、ならいい。今後このようなことを起こさないように注意しろ。」

「わ、わかりました・・・。」

「うぅ、ごめんなさい。」

「一応収まってくれたか。それで、白霜はなんでここに?」

「艤装の整備のために一部の設備を別の場所に移していたからな。今ここに戻していた。空襲で破壊されても、一定の戦力を維持するために。」

「そうか・・・ありがとな。」

「は?なぜ感謝する?」

「だって、白霜が設備を移してくれてなかったら、この鎮守府で動ける艦娘はほとんどいなくなってしまっていただろう?だからだよ。」

「少なくとも、この整備場はかろうじて稼働できた。ただの時間の無駄に終わっただけだ。」

「そんなことはないだろう。そういう行動は、きっといつか役に立つ。全てのことに成果が出るわけではない。」

「そういうものか?」

「そうだ。」

「どうやら、俺と提督とは、考え方が根本から違うらしいな。理解するのには時間がかかりそうだ。じゃ、やることやったし、俺はもう出る。あ、そうそう、その資材は使ってもいいよ。」

「そうか。あ、そうだ。今日の6時に食堂に来てくれ。帰ってきてから一度もご飯を食べていないだろ。みんなと一緒に夕食を食べよう。」

「・・・」

「聞こえなかったか?おーい!」

何も反応が返ってこない。

「たぶん、もういったよ。」

「さっき別れたばかりだぞ?声ぐらい聞こえるだろう。」

白霜の歩いて行った方向に行くが、誰もいない。整備場の外まで探したが、人影は全くなかった。

「ぜんっぜんいねぇ。どこに行ったんだよ。まったく・・・。」

「それで、きょうはけんぞうするか?」

「いや・・・いい。なんか疲れた。」

「ははっ!まぁ、・・・すまねぇ。こんごきをつける。」

「頼んだぞ。そうだ、あした、明日何人か建造したいから、準備をしておいてほしい。」

「わかった。まかせておけ。」

 




やっぱり白霜君はちょっと頭おk
白「なんか言ったか?返答によってはお前の首が飛ぶが。」
作「いえ、何も言っていません!!」
白「そうか。ならいい。…次はないと思え。」
作「(心のなかで)聞こえてたじゃねえか…。」
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