謎の新型機がいるかもしれないとは聞いていたが、それがジェット機だなんて聞いてないぞ!あいつら強すぎるだろ!もう半分以上がいなくなった。まだ何も当てられていないのに!
「こっちに来ました!」
「後部銃座、撃ちまくれ!」
海面近くで、エアブレーキを展開し、減速。すぐに押し出したが、一瞬で引き離されてしまう。
「どうやって撃墜すんだよ。あんなの・・・。」
「うちらの新型で行けますかね?」
「わからん。」
まったく、こんな低空で減速なんてやりたくないわ!ちょっと操作ミスったら海にポチャンだぞ!
「ですが、旋回はあんまりよくなさそうですね。」
「そうだな。何とかして、エネルギーを削って、それから格闘戦をすればなんとか勝てるかもしれん。」
「なんとかしてって、どうやって?」
「それを教えてほしいな。」
「あれを何とかしないと、何もできませんね。僕たち。」
「そうだな。ひとまず、一度離れるか。」
「そうですね。」
「クソ、それにしても、この赤い空間ができてから、対空砲の精度がよくなってる。」
「赤って・・・、あいつらは深海棲艦ですか?」
「赤城の赤だろう。だが、信用がないのは確かだ。」
***
「敵機、離れていきます。」
「わかりました。あなた達は、上空でエンジンを休めていてください。」
「了解。」
「ひとまず、去ったな。」
「ええ。ですが、いまだに通信や電探が回復しません。制限時間も、あまり長くありません。どうしましょうか・・・。」
「今うちらにできることは、攻撃隊を信じて、敵をいなすことだけや。そんな焦らんでもええ。あの子らは、どれだけの訓練を積んで、どれだけ戦ってきたか、一番知ってるのはうちらや。」
「そうですね・・・。」
「なんや、不安そうやな。」
「そうですね・・・。なんか、これだけではないような気がして・・・。」
その時、探知に複数の機影が引っ掛かった。
「二時の方向、高高度に5機!十時の方向、低空に5機!正面十二時の方向、高高度に5機、突っ込んできます!」
「三方向からか!直掩はどれだけ残ってる!」
「もう少ないです!ジェット機入れて残り12機!」
「できるだけやるぞ!対空戦闘はじめ!」
二人で、高角砲を打ち始める。
「正面の四機、異様に速いです!」
「新型を向かわせろ!」
「行ってください!」
「了解!」
轟音を立てて、ジェット機が飛んでいく。レシプロ機は、二手に分かれて、飛んでいく。
「一度離れたさっきの攻撃隊も引き返してきました!」
「これがあいつらの本命か!」
最近短すぎる…。区切りで分けて投稿しているから仕方ないですが…。