白く染まる世界   作:快晴Ⅲ

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第六十六話

謎の新型機がいるかもしれないとは聞いていたが、それがジェット機だなんて聞いてないぞ!あいつら強すぎるだろ!もう半分以上がいなくなった。まだ何も当てられていないのに!

「こっちに来ました!」

「後部銃座、撃ちまくれ!」

海面近くで、エアブレーキを展開し、減速。すぐに押し出したが、一瞬で引き離されてしまう。

「どうやって撃墜すんだよ。あんなの・・・。」

「うちらの新型で行けますかね?」

「わからん。」

まったく、こんな低空で減速なんてやりたくないわ!ちょっと操作ミスったら海にポチャンだぞ!

「ですが、旋回はあんまりよくなさそうですね。」

「そうだな。何とかして、エネルギーを削って、それから格闘戦をすればなんとか勝てるかもしれん。」

「なんとかしてって、どうやって?」

「それを教えてほしいな。」

「あれを何とかしないと、何もできませんね。僕たち。」

「そうだな。ひとまず、一度離れるか。」

「そうですね。」

「クソ、それにしても、この赤い空間ができてから、対空砲の精度がよくなってる。」

「赤って・・・、あいつらは深海棲艦ですか?」

「赤城の赤だろう。だが、信用がないのは確かだ。」

 

***

 

「敵機、離れていきます。」

「わかりました。あなた達は、上空でエンジンを休めていてください。」

「了解。」

「ひとまず、去ったな。」

「ええ。ですが、いまだに通信や電探が回復しません。制限時間も、あまり長くありません。どうしましょうか・・・。」

「今うちらにできることは、攻撃隊を信じて、敵をいなすことだけや。そんな焦らんでもええ。あの子らは、どれだけの訓練を積んで、どれだけ戦ってきたか、一番知ってるのはうちらや。」

「そうですね・・・。」

「なんや、不安そうやな。」

「そうですね・・・。なんか、これだけではないような気がして・・・。」

その時、探知に複数の機影が引っ掛かった。

「二時の方向、高高度に5機!十時の方向、低空に5機!正面十二時の方向、高高度に5機、突っ込んできます!」

「三方向からか!直掩はどれだけ残ってる!」

「もう少ないです!ジェット機入れて残り12機!」

「できるだけやるぞ!対空戦闘はじめ!」

二人で、高角砲を打ち始める。

「正面の四機、異様に速いです!」

「新型を向かわせろ!」

「行ってください!」

「了解!」

轟音を立てて、ジェット機が飛んでいく。レシプロ機は、二手に分かれて、飛んでいく。

「一度離れたさっきの攻撃隊も引き返してきました!」

「これがあいつらの本命か!」

 




最近短すぎる…。区切りで分けて投稿しているから仕方ないですが…。
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