白く染まる世界   作:菊水晴雅

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第七十七話

 

「や、やっと到着した・・・。」

出撃から37時間。ようやく硫黄島に到着した。一人なら24時間程度で着けるが、これほど時間がかかるとはね。

「よし、コンテナを下ろそう。みんなはその間に補給をしててくれ。あと、順番で周辺海域の警戒も。」

「了解。」

「それで、白霜、ちょっといいか?」

「ああ、いいぞ。」

 

***

 

「なぜ小笠原なんだ。硫黄島直通の航路からはかなり外れている。あそこになにがあるんだ。数年前に空襲で破壊されて放棄されているはずだぞ。」

「懲罰艦隊と関係がある。今はそれ以外言わないよ。」

「・・・小笠原諸島に何がある。答えろ。・・・これは命令だ。」

「・・・放棄された泊地の施設。これでいい?」

「ふざけているのか?」

「事実を言っているだけだ。」

「それは俺も知っていることだ。白霜があそこに何かがあるというなら、俺が知らないものがあるということなんだろう。それは何なんだ。それに、むやみに航路を変更することはできない。このまま何も理由ができなければ小笠原に行けないぞ。」

「理由ならあるさ。敵艦隊からの襲撃の回避のため、潜水艦隊の哨戒範囲に航路を変更する。これなら小笠原諸島の近くに行ける。あとは司令部に航路変更を打電して、その間に寄ればいいさ。」

「・・・すぐに終わることなのか?」

「さあね。ただ、補給の準備はしておきな。」

「・・・あそこに艦娘がいるんだな?」

「ご名答。それも、かつても横須賀所属の、な。」

「だから燃料を・・・。」

「そうだ。そろそろいい?」

「・・・・・・ああ、待て。」

「・・・なにかな?」

「お前が言い出したことだ。少しは協力してもらうぞ。」

「いいよ。それぐらいは。」

 

***

 

「と、いうわけで、帰りの航路を変更してもよろしいでしょうか?」

「ああ、そういう理由なら仕方ない。許可しよう。往路ではあんなに襲撃されて、生きた心地がしなかったよ。こんな体たらくでこの先やっていけるのかい?」

いちいち言動が苛つく。艦娘のことをただの戦力、道具としてしか見ていない。

「ありがとうございます。潜水艦隊への連絡は私にお任せください。」

「頼んだよ。」

 

***

 

「みんな、準備はいいな?」

「ああ。全員すぐに出れる。」

「分かった。それでは、抜錨。これより横須賀に帰投する。」

「了解。全艦抜錨せよ。」

少し沖合まで来たら、針路を少し東に取った。

「白霜、何もなかったら覚悟しとけよ。」

「あるさ。」

「本当だろうな。わざわざ寄り道をするんだ。損害はお前以外にも降りかかってくるんだぞ。」

「分かってるさ。」

 




本当に申し訳ございません。ですが今回はもうどうしようもない理由がありまして、ちょっと聞いていただきたく・・・。えっと、先週の木曜日に突如としてスマホが故障しまして、修理を断念し機種変更しました。その際、ログインやパソコンのアカウントの紐付けに時間がかかってしまいました。そのため、先週は投稿できなくなってしまいました。
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