数字として完成された数の一つだと思います。
見ることが多い気がしているだけですけどね。
藍さんにしがみついて到着。なんだか大変なことになっている。弓矢を携える謎の…さっきの変な服を着ている!?え、あの服、女用でしかも着る人がいたの!?…ま、まあ良い。それに相対している霊夢さん達。いつの間に来たのか、レミリアや幽々子さんがいる。数、質共に文句が言えないこの弾幕ごっこにおいて、集中的に狙われている変な服の女は未だ当たっていないように見える。…つまり、私は本格的に仕事が果たせない。さてこれはどうしたものか。と言うか横から見てたら女の人の動きが変すぎるな。
「幽々子さんの蝶は何?」
「触れたら死ぬ。触れるな」
「…まじか」
と言うわけで。藍さんも行ってしまったところでよく分からないけど庭に無数にあるもの第一位である小石を投げさせてもらう。式神で包んで、だが。勿論大した効果は得られないだろうから、何もしていないと一緒だ。多分。だが私は投げ続ける。式神で追尾機能をつけつつ、思いっきり。五個目を投げたところで後ろから衝撃。地面に倒れ込んだところ、さらに踏まれた。上に乗ったのは誰なのか確認したいが、全然振り返れない。重い。無理やり体を回して退かす。痛いよ。
「あだっ」
「…誰?」
「っ、このっ!」
「あぶねっ」
ウサ耳ブレザーのよく分からない奴に乗られていたようだ。一人くらいならどうにかできる力があると思ってたのに、全然そんなことはなかった。ウサ耳ブレザーの体の使い方が上手かったのか、それとも私が衰えたのか。多分後者な気がする。式神頼りで空飛んでたりして動かなかったし。健康的な体の使い方をしてなかったかもしれない。山籠りをするつもりなんか毛頭ないけども、まあ…運動するか。無事に帰ったら。まさかウサ耳ブレザーとか言うよく分からん奴に一対一とは。
「っ」
「邪魔」
「舐めないで!!」
庭にあった石で頭を叩く。全然効いてなさそうだ。頭おかしいんじゃないの?どうなってんの??馬鹿?馬鹿か。そうなったら動かなくなるまで石で叩くだけ。式神を使って目を塞ぎ、その上から目を狙って殴る。石で潰す。…まだ動くの?なんでこっちの居場所が分かるの?ウサ耳ブレザーの目隠し無効とか、化け物かな。人外ではあるだろうけど。余ってる式神で抑えつけるか。痛みでそこまで動けないだろうから…動けないよな…?多分、動かないはずだ。が、足に鋭い痛み。何事?
「…あれ」
「良し、抑えた!」
足に矢が刺さっていた。やっぱり次からの異変には関わらないようにしよう。霊夢さんに行けと言われない限り。と言うかまずそれが最適解のはずだ。霊夢さんの命令第一、私の命第二。矢が刺さって式神が動揺したのか分からないが、ウサ耳ブレザーの拘束が解けた。なんでその状態で真っ先に私を抑えられるのかね。少し常識を疑わざるを得ないよ。だが、私に向かって一矢放ったことが原因かわからないけど後ろで短い悲鳴。何があったのか確認できないが、私を抑えている奴も悲鳴を出した。
「七も随分と野蛮になれるのね」
「野蛮と言うか、なんと言うか。レミリアならもう少しやると思うけど」
「どちらかと言うと無茶ね」
「相手が武力行使なんだから、私もやり返しただけ。」
「やり返しただけ…で、普通目を潰す?」
「レミリアはやらないの?」
「私をなんだと思ってるのよ…?」
藍さんに矢を抜かれる。結構痛い。そのまま流れるように治癒が始まる。ありがたい。そんなわけで私は急いで紙を破り、血の落ちる場所に敷く。式神を増やす時は大胆にね。今回も少し式神が減ったから仕方がない。こう言う時にこそやらなければ、そこまで増えない。怪我するたびに増やさないと無理。それこそ一日五枚ずつなら良いけど、私は出来て一週間で五枚。傷やら何やら面倒なんだ。…レミリアが私の血を見ているのは、吸血鬼だからかな。手のひらで掬って差し出してみる。
「うぇ、まずい」
「不味いんだ」
「何かしら…人間の血なのに、人間の血じゃない味がするわ。好みじゃない」
「良し、動いて良いぞ」
「やったー」
「…霊夢達はあの変な奴を詰めてるし、亡霊はもう帰ったし…魔理沙達は火事場泥棒?」
火事場泥棒って…やってるわ…やってんな…割としっかりやってた。人形遣いもやるのかと疑問に思ったが、人形遣いが魔理沙を遠巻きに見ているだけだった。恐らく魔理沙は魔導書とかそこら辺を探しているのだろうか。勿論火事場泥棒と同じことをやっているだけ。私はやらないけどね!そこから少しして、霊夢さん達が戻って来て、私を連れて帰ってくれた。必要最低限しか用意してなかった式神が減ったんだから仕方がない。こればっかりはどうも出来ない。尚、八雲紫に抱っこされながらの移動は中々に良かった。霊夢さんの腕が良かった。
「はぁ…」
「私の腕ってそこまで心地良くない?筋肉はそこまでだと思うんだけど…」
「私に聞かないで。じゃあもう寝るから」
「私も〜」
「…宴会、しないの?」
しない。寝る。八雲紫を振り払い、今日怪我した場所を確認。藍さんのおかげで全部治ってはいる。ちゃんと治ってることを確認したので服を着替えて寝ます。…ところで、八雲紫は何故私をジッと見ているんだろうか。話し相手に選ぶなら霊夢さんだろう。寝させてもらえないかな。寝返りを打ったところ、その先にスキマ、つまり八雲紫。…仕方ない。起きて話をしてみるか。と言うかなんで霊夢さんじゃなくて私なのか。
「…霊夢は流石に怒られちゃうからね。私も考えるのよ」
「私のことは?」
「それほど困らない、でしょう?」
後日、七は大寝坊をして霊夢にバチギレされた。