モノづくり大好きライバーによるハッピーエンドの作り方   作:超かぐや姫!脳焼きの民

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そろそろ挨拶のネタが尽きてきたので初見です。

初めて戦闘シーン書いたけどめっちゃむずい...
でも楽しかったからヨシ。




KASSEN-SENGOKU-

ある夏の日のこと。

 

 

「遠田~

かぐやにも武器作って~

彩葉の武器も作ったんでしょ?

かぐやも遠田の武器でKASSENやりたい~」

 

そんなわがままな姫様からの要望で遠田の一日は始まった。

 

彩葉や帝の武器は俺が作った。っとポロってしまったのが原因である。

実は芦花と真実の武器も作っている。

基本的に可変機構やシステムがトンチキな物は大抵Mr.Mk製である。

 

「いいけど勿論依頼料は取るで」

 

「そこはお友達料金で~」

 

「20%増しするわ」

 

「そこをなんとか~」

 

この後正規料金で依頼を受けることとなった。

ちなみにこの依頼料は3人の食費になるため実質的にお友達料金である。

 

 

 

 

「ちゅーわけでかぐやいろPのかぐやから依頼を受けたんでヤツの武器をしぶしぶ作るわ」

 

そう言ってMr.Mkの配信が始まる。

 

『ホラゲーの時のこと引きずってて草』

『しぶしぶ(笑)』

『もっかいホラゲーやってもええやでw』

 

 

「もうホラゲーなんぞせんわ!!!」

 

コメントによって煽られるMr.Mk

 

 

 

「とりあえずかぐやの性格的に豪快な武器にしたいよなぁ」

 

『バカでかメイスにしようぜ!』

『ロケランにして派手に爆発しよう!!』

『やっぱハンマーよ!

かわいい子にでかい武器持たせたい!』

 

「ハンマーとロケラン合わせるわ

ついでに背部にブースターつけて加速させよう!」

 

とコメント欄とMr.Mkの悪乗りによって開発されたものは、

 

 

竹のようなデザイン

 

ハンマーの衝突面が開くとロケット弾

 

背面には高出力のブースター

 

 

まさにゲテモノであった。

 

 

ハンマーというより、

 

ロケランとブースターが一体化した筒を9つまとめただけの鈍器と言っても過言ではない。

 

 

そんなゲテモノの試験のためにMr.Mkはかぐやを呼び出す。

 

普段どれだけふざけていようとも依頼を受けてオーダーメイドする以上ちゃんと作る。

それがMr.Mkの信念である。

 

それはそれとして一回目は絶対ふざける。相手のツッコミ待ちなのだ。

 

今回はそのふざけた一回目。

 

「こんなの使える訳ないじゃん!!」

 

と言わせる気であった。

 

なんならホラゲーの報復として

トンチキ兵器に振り回されるかぐやを笑う予定であった。

 

しかしMr.Mkと視聴者たちはかぐやの性能(ポテンシャル)をなめていた。

 

この「竹型・超音速ロケラン九連装鈍器(仮)」という、

物理演算の神に喧嘩を売ったようなゲテモノを――

 

かぐやは初見で十全に使いこなし、Mr.Mkと彼の視聴者たちをドン引きさせた。

 

『...ねえ、今の機動なに?』

『ブースターの反動を回転に上乗せして、そのままロケラン接射したぞ、あの姫』

『Mr.Mk、お前...とんでもない怪物を解き放ったんじゃないか?』

『何やってんだ!遠田ァ!』

 

画面の向こうで戦慄するリスナーたち。

 

「だはははは! 凄まじいなこれ!

制御できん前提やったぞ!」

 

そして、自ら生み出した兵器が予想外の挙動(と破壊力)を見せていることに、Mr.Mkは大爆笑していた。

 

 

 

 

 

この日Mr.Mkは珍しくモノづくり配信ではなく、ゲーム配信を行っていた。

 

遊ぶゲームの名はKASSEN。

 

モードはSENGOKU。

 

3on3の陣取りバトルである。

 

マップの上部と下部に配置されている牛鬼を討伐し、櫓を占拠する。

 

それによって敵陣の大将落としが出現。

 

その大将落としを敵の天守閣にぶっこめば勝利である。

 

そんなKASSENで普通に遊んでいた。

 

新しい兵装の試験とかではなく普通に。

 

 

 

一般的にKASSENのSENGOKUを配信するライバーたちは、

 

黒鬼のように複数人グループか、

 

3人でコラボ配信をするか、

 

野良マッチングを用いるか

 

これが一般的である。

 

しかしMR.Mkは違う。

 

彼はソロのライバーである。

 

彼にコラボ相手など基本いない。

ジャンルが他者と異なりすぎるから。

 

彼は野良マッチングを用いない。

流石に迷惑をかけてしまうからだ。

 

そんなMr.Mkはどうしたのか。

 

そう。

 

視聴者からの徴兵である。

つまり、リスナー参戦だ。

 

そして今回徴兵された2人は...

 

 

「フハハハハ!メイク!久方ぶりではないかぁ!」

 

「バカ弟子よ!今日は存分に遊ぶぞぉ!

日頃たまりしストレス...この場でまとめて発散するのだ!」

 

「バチェアジさん!ドクアジさん!

おひさ~」

 

上がプレイヤー名:学士(バチェラー)・アジア

 

下がプレイヤー名:博士(ドクター)・アジアである。

 

彼らは『機動武闘伝〇ガンダム』...

そのなかでもマスター・アジアをこよなく愛するガンダムオタクである。

 

ちなみに彼らは三人兄弟であり、

2人の間に修士(マスター)・アジアもいる。

末妹もおり、(シスター)・アジアとしてデビューさせようとしているとか、していないとか...

 

 

愛称は下から「バチェアジさん」「マスアジさん」「ドクアジさん」である。

妹さんは「シスアジちゃん」となるだろう。

 

Mr.Mkの古参勢であり、そのネーミングセンスによってMr.Mkの爆笑を勝ち取り、

Mr.Mkから「イチオシの連中」と称されている。

 

余談ではあるが

ちなみに

バチェアジさんは学部3年、

マスアジさんは修士1年、

ドクアジさんは博士2年。

 

つまり――

高校2年のMr.Mkが一番年下である。

 

 

「ところでマスアジさんはどないしたん?

じゃんけん負けたん?」

 

「愚弟はインターンに行っておる!

『なんでこのタイミングで参加型なんだよぉ~』

と嘆いておったわ」

 

 

 

Mr.Mk、

 

ドクアジさん、

 

バチェアジさん

 

この3人によるKASSENは非常に酷いものであった。

 

「ひゃっはーーー!」

 

Mr.Mkが中央のルートへ飛び出し、最初に敵と会敵し、ビームサーベルで切り刻む。

 

「どいつがワシのストレス発散の相手をするのか!」

 

ドクアジさんが上部ルートへ向かい、牛鬼ごと敵プレイヤーを、なんちゃって石破天驚拳で消し飛ばす。

なんちゃって石破天驚拳で消し飛ばす。

 

「このメイク謹製、学位(デグリー)クロスを侮るでないわ!!」

下部ルートに進んだバチェアジさんはマスタークロスならぬ学位(デグリー)クロスで相手をなぎ倒す。

 

蹂躙であった。

あまりにも一方的すぎて、敵チームも一周回って笑っている。

 

「流派東方不敗は!」

 

「王者の風よ!」

 

「全新!」

 

「系裂!!」

 

「「天破侠乱!!!」」

 

「「「見よ!東方は紅く燃えている!!!!」」」

 

蹂躙した3人は自陣で盛り上がっている。

 

遊ぶ以上は全力で楽しむ。

これがMr.Mkとその視聴者クオリティである。

 

 

 

そして次の試合の対戦相手がマッチングした。

 

敵のプレイヤー名は

 

「まみまみ」

 

「ROKA」

 

そして

 

「かぐや」

 

 

奇しくも同じ時間、

同じ内容を配信していたのがかぐやたちだった。

いろPは忙しくて不在である。

 

 

「あれってさ遠田たちじゃない?」

 

かぐやチームはまさかの対戦相手に戸惑う。

 

Mr.MkがKASSSENにいるということは、

基本的にヤバい兵装の試験運用である。

 

「いや~

これは撮れ高ですな~」

 

「Mr.Mkに勝てば一気にファン数増えるかもね」

 

まみまみとROKAは、

これはヤチヨカップ優勝を目指すかぐやにとって好機だと語る。

 

そしてKASSENが始まる。

 

上部ルートに向かうかぐや・ROKA。

対するはMr.Mkとバチェアジさん。

 

下部ルートに向かうまみまみ。

対するはドクアジさん。

 

こうして――

世紀の(トンチキ)合戦が始まる。

 

 

 

「どりゃ~!

これでも喰らえ!!」

 

初撃として打ち込んだのは、かぐやの9連装ロケットランチャーである。

 

「甘いわ!

それ(かぐやの武器)は、

誰が作ったと思っとんねん!!」

 

対するMr.Mkは、

ビームライフル2丁と肩部のビームキャノンで迎撃する。

 

今回のMr.Mkは砲撃寄りの装備のようだ。

ホバーで滑らかに移動し、射撃戦を展開する。

 

「Mr.Mkに好き勝手されたらたまったものじゃないからね」

 

そんなMr.Mkに10機のネイル型ビット兵器を射出するROKA。

 

5機のビットはMr.Mkを包囲し、射撃。

 

残りの5機は突撃する。

 

「ワシを忘れてもらっては困るぞ!!」

 

バチェアジさんがデグリークロスでビットを迎撃。

そのまま、かぐやとの格闘戦へともつれ込む。

 

 

ROKAは破壊されたビットを補充し、Mr.Mkと相対する。

 

バイザー付ヘルメットにより彼の表情はわからないが楽しんでいることは確かである。

 

「いや~

自分で作っといて言うのなんやけど。

そのビットマジでやっかいやな」

 

Mr.Mkによる自画自賛。

 

「自画自賛?

対処法だって用意してるんでしょ?」

 

「用意してたとしても、君が使わせてくれるかどうかは別やん。

周りをよう見とるROKAさんが使うと、やっかいで面倒やわ」

 

Mr.MkはROKAの戦闘スタイルを高く評価している。

それゆえに警戒を解くことはない。

 

今のMr.Mkの装備ではROKAに対して相性不利であった。

 

ホバーは滑らかに動けるが、ビットを振り切るだけの速度はない。

 

ビームライフルとビームキャノンでは火力は十分でもビットの対処をするには手数が足りない。

 

 

一方、ROKAとしても砲撃型のMr.Mkの相手はしんどいものがあった。

 

手数は足りても、Mr.Mkの装甲をぶち抜く火力がどうしても不足しているのだ。

 

だからといってROKAは諦めない。

 

ROKAとしてMr.Mkに負けたくなかった。

 

綾紬芦花として遠田匠という人間に負けたくなかったのだ。

 

1人の人間として。

 

1人の友人として。

 

そして同じ女性に恋をした恋敵として。

 

ここから先は、道具の性能ではない。

どちらがより上手く使いこなせるかだ。

 

 

 

 

同時刻――

 

下部ルートを進むまみまみを出迎えたのは――

 

「貴様がワシの相手か!

相手がか弱き少女でも容赦はせんぞ!」

 

あの『東方不敗の構え』で待つドクアジさんであった。

 

片足だけのつま先立ち。

それでも姿勢を崩すことなく待ち続けるその姿は、

まさしく異常。

もはや神秘すら感じる。

 

(絶対にやばい人だよこの人ぉ)

 

恐怖を感じながらも、まみまみは

フォークとナイフが一体になった長物を構える。

 

相手に恐怖を感じようが、所詮はゲーム。

ならば――全力で楽しむだけだ。

 

 

 

バチェアジさんとかぐやの戦いは早くも決着が付きそうであった。

 

デグリークロスを巧みに操り、

かぐやを迎撃するバチェアジさん。

 

しかしそんな彼の体は傷だらけであった。

 

ブースターを使った変則的な軌道。

 

ロケランとハンマーによる多彩な攻撃パターン。

 

そんなかぐやに翻弄され続けていた。

 

「どりゃあ!!」

 

と振り下ろされるハンマー。

 

デグリークロスを伸ばして受け止めようとするも、

パワー負けしてしまう。

 

「ああ。楽しい。

この逆境をどう覆したものか」

 

バチェアジさんはマスターアジアのロールプレイを忘れるほど楽しんでいた。

 

彼とて、Mr.Mkのファンであり、逆境を楽しむゲーマーであった。

 

しかし、

 

そんな彼が最後に目にしたのは、

 

爆速で飛び込んでくるかぐや。

 

そして――

 

彼女が全力で振り抜くハンマー。

 

 

 

話題に出てこないが、フィールド上部と下部で待機している牛鬼たち。

彼らは悲惨な最期を迎えていた。

 

上部の牛鬼は、Mr.Mkのビームライフルとキャノンの一斉射撃の巻き添えとなり、

下部の牛鬼は、ドクアジさんのなんちゃって石破天驚拳の流れ弾で消し飛んでいた。

 

要するに――

両方ともプレイヤーのついでに消し飛んでいた。

 

 

 

まみまみとドクアジさんの攻防は一進一退を繰り返していた。

 

長物を振るいドクアジさんの間合いに入らないように立ち回るまみまみ。

それを突破せんと、ドクアジさんは拳を振るう。

 

「見事である!

しかしワシとて貴様にそう時間は割いていられん!!」

 

と、ドクアジさんは酔っぱらいが踊るような舞を披露する。

 

「我が秘技の1つ!

貴様に見せてやろう!!」

 

まみまみはその言葉を聞いて構える。

どんな攻撃が来ても対処できるように。

 

しかし

 

まみまみこと諌山真実は、2030年を生きるJKである。

 

1994年に放送が開始されたGガンダムなど履修していないのである。

 

そのため、この技を知る由もなかった。

 

「喰らえ!

酔舞・再現江湖デッドリーウェイブ!!」

 

そして対処することもできなかった。

爆速の飛び蹴り。

 

「ばぁくはつ!!」

 

そしてまみまみは、理解が追いつかないまま爆散したのである。

 

 

 

Mr.MkとROKAの戦闘も決着が見え始めてきた。

 

Mr.Mkの普段の言動からは考えられないほどの徹底した引き撃ちによって、

ビットを削られ続けたのである。

 

(どうやったら勝てる?

どうやったら一矢報いることが...)

 

ROKAは考え続ける。

 

負けたくない。

 

その一心で。

 

そして彼女は覚悟を決めた。

 

Mr.Mkの背後は壁。

 

もう引き撃ちはできない。

 

なら、彼なら突っ込んでくるだろう。

 

ならばこちらも突っ込むまで。

 

残り7機のビットのうち4機を突撃モードで前方へ、

3機を射撃モードで周囲に展開する。

 

彼女の最後の策。

 

突撃モード中のビットは前方にビームの刃を展開し続けている。

そのビームの刃でMr.Mkのビームを弾き、

射撃モードビットにより有効打を狙う。

 

 

Mr.Mkがビームを撃ちながら突撃を開始。

あわせて、ROKAも突撃。

 

Mr.Mkのビームはビットによって弾かれ、

ROKAのビームはMr.Mkに掠める。

 

Mr.Mkのビームにより突撃モードのビットが破壊。

同時にROKAのビームが肩部のビームキャノンを破壊。

 

そして両者の距離がゼロになる瞬間、

 

ROKAは隠し持っていた市販の攻撃武器であるナイフをMr.Mkの胸に向かって振りかぶる。

 

普通はそんなナイフで有効打は入らない。

 

しかし互いが突撃しており、相対速度が乗った状態なら可能性があった。

 

そしてナイフがMr.Mkの装甲を貫通。

 

そして大爆発。

 

 

「勝った...

私が遠田に...Mr.Mkに勝った...」

 

そんなROKAの胸に、ビームの刃が突き出る。

 

「謝罪するわ

正直ROKAさんのことどっか舐めとった。」

 

遠田は――

Mr.Mkはやられてなどいなかった。

 

 

Mr.Mkはナイフを振りかぶったROKAを相手に

「これは正攻法では勝てん」と判断。

 

装甲の爆発を利用して、ROKAの背後へ回り込み、心臓を一突き。

 

モノづくりの天才としての技術ではなく、ゲーマーとしての技術を以てROKAを討ち果たしたのだ。

 

「やけど今回は俺の勝ちや」

 

「...これは勝てないわ」

 

そしてROKAはリスポーン地点へ戻る。

 

 

残ったかぐやの対処は、あまりにもシンプルであった。

 

他の2人が帰ってくる前に囲んで叩く。

 

そしてそのまま、Mr.Mkたちが勝利を収めた。

 

 

 

「悔しい悔しい悔し~」

 

かぐやが駄々をこねながら悔しがる。

 

そんなかぐやに、ROKAから悪魔の一言が飛ぶ。

 

「KASSENってリターンマッチできるよ?」

 

ROKAは、少しでもMr.Mkの度肝を抜いてやろうと画策する。

 

「かぐやたちが勝つまでリタマする!!」

 

 

 

最終的には10回のリタマの末、

 

集中力が切れたMr.MkをROKAが討ち果たし、

 

かぐやたちは勝利を収めることができた。

 

 




作者が唐突に思いついて生まれてしまったアジア3兄弟(4兄妹)の紹介

格闘技の道場に生まれたため、
四人全員が格闘センスに優れる

博士・アジア:理学系の博士課程2年
「理学の博士になって、どこに就職するの?」との親と妹の発言に大ダメージを受けた。
マスター・アジア大好き勢。

修士・アジア:工学系の修士課程1年
本編では出番なし。早期化する就活に苦しんでいる。博士課程には絶対に行かない。
元ヤチヨガチ恋勢。ヤチヨと距離の近いMr.Mkに嫉妬。
「この男は何者だ」と配信を見たのが運の尽き。
結果、兄妹にMr.Mkを布教してしまった。
すべての元凶である。
マスター・アジア大好き勢。

学士・アジア:経済学系の学部3年
兄弟の中で最もゲーマー。難しいものほど楽しいマゾ気質。
最もMr.Mkの影響を受けた人。
マスター・アジア大好き勢。

妹・アジア:高校生。格闘技ガチ勢。
4人の中で一番強い。マスター・アジアに興味はない。
Mr.Mkには興味がある。
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