デタラメトロノーム~超越者達の異世界改革記~ 作:ギャン吠えチワワ
たしかに俺1人でモモを倒したわけではない。これは俺の戦果というわけではない。しかし決着をつけたのは俺だ。順当に考えれば俺が魔王になるのが相応しいはずだ。それに俺は魔王になりたいと散々言ってきたはずだ。
「喧嘩売ってるのか?」
「カオリが欲しいのは魔王としての権威でしょ」
「ああ」
「政治。やりたいわけ?」
「あ……」
その言葉で我に返える。全員が俺に呆れた視線を向ける。俺は魔王になるということに固執していた。ここでいう魔王は魔族の王様。つまり魔王として魔族を率いなければならない。この国を管理しないといけない。
「もちろんカオリが政治がしたいなら譲るけどさ。ここの難易度は相当高いよ」
作物も育たない土地。お金が存在しない文化。暴力至上主義。さらに王様である以上は迂闊に魔族領を離れられなくなる。このなにもない土地に束縛されることになるのだ。
「うちもカオリが魔王になるのは正直辞めといた方が無難だと思うで。初めて政治をするには少し難易度が高すぎるで」
リアルがボウリング場とカラオケルームを作ったから辛うじて娯楽がある。しかしそれ以外の娯楽がなにもない。
モモがストレスでやられるような環境。はたして魔王という座にそこまで価値があるのだろうか。現実を咀嚼していくほどに魔王という肩書きが鎖のように感じる
「せめて補佐してくれる人がいればええんやけど……残念ながら魔族で政治を出来る人は皆無。ベック程度で上澄みになるくらいにレベルが低い。それはカオリも分かっとるやろ?」
魔王は魔族の王である。いくら暴力至上主義とはいえど、政治から逃れることは出来ない。楽しみのない環境で仕事だけが多い。もしかして魔王というのは栄誉でもなく、ただの貧乏くじなのではないか。
「私から見ても魔王の仕事は難易度の割には旨味が少なすぎる。これは褒美じゃなくて懲罰だよ」
「ルカって政治も出来るの?」
「そこの能力は保証しましょう。ルカは私の護衛としてずっと政治の場にいましたので問題はないかと」
そう考えるとルカが魔王に即位するというのは俺達としてはありがたい提案だ。当然ながら今の情勢で魔王の座を空席にするというのも大問題。ここで魔族の手綱が握れない状況になるのは望ましくない。
「幸いにも今の私は大きな役職についてるわけじゃない。なにより強いから旗印としては丁度良いんじゃないかな」
ヤミ国の公爵であるルカ。その彼女が魔王に即位すれば魔族領は政治的にもヤミ国の占有地と出来る。それにルカの実力ならば暴力至上主義でも問題がない。恐らく魔族が束になろうがルカには敵わない。だからこそ魔族はルカを魔王として認めざるを得ない。裏を返せば魔王は魔族を全て返り討ちに出来るような人材でなければ務まらないともいえるだろう。
「もしエルフがヤミ国に仕掛けたとしてもメイが動けるし、魔族に仕掛けるなら私が対処出来る。国防の観点からも合理的だよ」
「しかしルカ。貴方はそれでいいんですか? この仕事はあまりに……」
「うん。ここならカミーラもいるし、なにより鍛え直すのに丁度良い環境かなって」
「鍛え直す?」
「魔王モモにボロ負けしたからね。さすがに私も思うところがあるんだよ」
ああ。もうルカは既に先を見ているのだ。ただ魔王ウシカゲを仕留めることだけに牙を砥いでいる。そのための最善手を打つことに躊躇いがない。それが自分を犠牲にする一手だとしても。
「私は絶対に魔王ウシカゲを殺す。そのために昔の感覚を取り戻さないとね」
「……そうですか」
「余所者が魔王になる。そうなれば反発は当然生まれるよね。常に命を狙われる環境というのはリハビリとしては丁度良いよ」
「しかし魔王にならずとも……」
メイが目を伏せる。まるでルカが魔王になってほしくない。自分を犠牲にしてほしくない。そんなことを言いたげな顔をしていた。しかしルカは選んでしまったのだ。自分が魔王になるという道を。
「私も少し思うところはあるんだよ」
「思うところですか?」
「私は今まで異端審問官として人をたくさん殺した。戦争で人を殺した。それを問われて何度も考えたの。自分はテロリストのリアルとなにが違うんだろうって」
俺の視線は自然とメイに吸い込まれていた。ルカの言葉を聞く度にメイの顔が暗くなっていく。まるで自分の選択を悔やむように下唇を噛み、握り拳をつくっている。それでも必死にルカを心配させないように無理に表情を造っていた。
「だから一度見つめ直したいの。ヤミ国の環境から少し離れて自分の在り方を再確認したい。駄目かな?」
「……そんなのどうでもいいじゃないですか! たしかにルカは大勢を殺しました! そこはリアルと同じかもしれません」
「メイ」
「でも同じでいいじゃないですか……なんでルカはいつも自罰的なんですか。どうしてルカは自分のことを一番に考えられないんですか……!」
気づけばメイの目には涙が溜まっている。メイがルカの身体を力なく叩く。そんなメイをあやすようにルカが頭を撫でる。
「ごめんね。でも私は魔王ウシカゲだけは絶対に私の手で殺すと決めてるの。そこは譲れない」
「それと魔王になることになんの関係が……」
「今の私には迷いがあるの。その迷いが断ち切れなかったからモモに負けた。そんな不完全な状態で臨みたくない。」
メイが諦めたようにルカから離れる。無理に笑顔を作って何事もなかったかのように明るい声で答える。その声は明るさを感じさせる一方で無理に捻り出したような声だった。未練を感じさせるような声だった。
「……わかりました。私はルカを魔王として認めます」
「ありがとね」
「ただしウシカゲを倒すまでの間だけですよ。その後はカオリに譲ること。貴方は頑張ったのですから、全てが終わったら休むべきです」
「うん。わかってるよ」
そうしてルカが魔王になることが正式に決まった。
しかしルカの魔王就任は一時的なものだ。なにせルカには理想があるわけではない。それ故に王としては弱い。だからこそ政治が一段落するまでの間だけ……あくまで魔王ウシカゲが討たれるまでの間だけ暫定的に魔王を務める。それが俺達の出した結論だった。
「……それでは今日のところは一度お開きにして、明日にでも今後の方針を決めましょう」
「せやね。一度で全て決める必要もあらへん」
長かった1日がようやく終わる。気づけば既に夜となっていた。あまりに多くの事件が起きた1日だった。あまりに怒涛の1日だった。今日という日が終わったという事実を前に一気に全身から力が抜ける。
「とりあえず全員。お疲れさん」
ルイスの言葉でこの場は解散となり、俺含めて全員が真っ直ぐ客室へと戻っていた。俺も部屋に戻るなり、そのまま眠りに落ちた。
* * *
深夜にベッドで仰向けになって悔やむ。
私は止められなかった。またルカを止められなかった。
ヤミ国は人間領を戦争で統一した。その功績はルカによるものだ。私はルカを兵器として行使した。私はルカに罪を背負わせた。
もしも私がルカを使わなければ結末は変わっていただろうか。あの時に強い言葉でルカを止めていれば、ルカは政治とも戦いとも無縁な世界で普通の女の子として暮らせていただろうか。
私はルカに幸せになってほしい。そのためならなんだってする。ルカはようやくカミーラに会えた。聖女ルイスという後ろ盾も得た。カオリもルカに並べるくらい強くなった。もうルカが戦わなくても良い世界になった。ルカがなにも背負わなくても良い世界になった。
「どうして……どうして……」
悔しさでひとり言が漏れる。ルカは自分を罰するように過酷な道を進んでしまう。今回も魔王という道を選んでしまった。もう自分の幸せだけを考えてほしい。顔も知らない誰かのためではなくて自分のために生きてほしい。
でも終わりも見えてきた。魔王ウシカゲの復活。あれを倒せば全て終わるはずだ。ルカが戦わなくてもいい世界は目前まで迫っている。ルカは魔王になる道を選んだ。それならば私は少しでもルカが楽を出来るように頑張ろう。それが私の出来ることだ。
「ああ。そうだ……」
私はベッドから抜け出してルイスの部屋を目指す。少しでも気を紛らわせるために彼女のところを目指した。今回の盤面で私は1つだけ腑に落ちないことがあった。それはモモの色欲だ。モモの色欲がどこから来たのかだけが不透明。今回の事件はまだ肝心の部分だけが分かっていない。
別のことを考えたい私は自分の思考を隅に追いやるためだけに問いをほじくり返した。どうせルイスのことだ。真相は全て分かっているはずだ。彼女に聞けば問いの答えも分かるはずだ。不思議とそんな確信があった。
「どないしたん?」
ノックするとルイスは呆気なく顔を出した。ルイスだけはあれほどのことがありながら疲れた表情を見せていない。まだ体力が有り余ってる様子だった。だから私も躊躇うことなく切り込むことが出来た。
「貴方も分かっているでしょう。モモの色欲について」
少しだけ思考が切り替わる。ルカのことからモモのことへ。
自分の中の罪悪感や無力感が和らいでいく。難しいことを考えることが私を楽にしてくれる。
「……少なくともモモの色欲は日本にいた頃にはなかったもんやね」
彼女の観察眼ならばモモの異常を見逃すはずがない。ただでさえ観察に長けているルイスが家族の異常を見逃すなんてありえない。今のモモは実兄であるカオリに劣情を抱いている。そのことにルイスも気づいてるはずなのだ。
「そうですか」
「恐らく色欲はカオリに向けられとるけど、カオリに向けられたもんやない」
その一言。それでようやく全てが繋がっていく。
あれはカオリによって色欲が生まれたというよりも色欲が溜まりすぎていて、カオリをそういう目でしか見れなくなった。そう考えた方がしっくりくる。
ルイスと話してると少しだけ楽になる。
彼女もきっと私の真意に気づいた上で付き合ってくれてるのだろう。本当に彼女には感謝してもしきれない。
「ようやく腑に落ちました」
「そういうことやね。今までのモモには大きなストレスがなかった」
モモのストレスは尋常ではない。それこそモモは髪の色が抜け落ちるほどにストレスを受けていた。
ストレスを受けた時の症状というのは人によって違う。破壊に走る人もいれば、暴食に走るものもいる。モモの場合はストレスを受けると性欲が溜まる性質だった。しかし性欲は溜まるばかりで出口がなかった。その結果として性欲はモモですら制御不能になり、色欲へと昇華された。
「あったとしても性欲になる前に娯楽で発散されとった。しかし魔族領では娯楽があらへん。せやからストレスが溜まる一方だった」
そこでカオリという出口を見つけ、色欲が爆発した。その結果として色欲狂いの魔王となってしまった。今回の事件の発端はモモの色欲だ。いくら大人びていても、モモは子どもなのだ。子どもだからこそ自身の溜まっていく性欲に気付けなかった。知識として性欲を理解していても、体験として性欲を理解出来ていなかった。
自身の性欲を理解出来ないからこそ、発散することが出来なかった。色欲という取り返しがつかなくなる形になるまで自覚が出来なかったのだ。
「だから色欲狂いになったんよ。あれは事故に近いもんで仕方あらへんことや」
初めて体験する色欲という熱を前にしてモモは混乱した。だからこそ狂ってしまった。その向き合い方を知らない子どもだからこそ、自分の中でどう処理すればいいのか分からなくなってしまったのだ。だからカオリを奪う私を……自身の色欲の邪魔をする私に憎悪が向けられた。これはそれだけの話だったのだ。
「それで疑問も解消できたやろ。さすがのうちも疲れたし、あとは明日に……」
「今回の件。どこまでが計算ですか?」
モモの問題を認識していたルイスがなにもしていないはずがない。事実として今回の事件はモモが救われる状態で着地した。結果論で言うならば最善手を選んでいる。ルイスの万能性ならば――
「ん。今回はうちはなんの企てもしとらんよ?」
「え?」
「まぁモモのことは気掛かりやったし、なんかするつもりやったで。ただリアルが先回りして全部やってくれたんよ。せやからうちは出る幕無しや」
「まさか……」
「この図を思い描いたのはリアルや」
私は今回の事件の結末に言葉を失った。
どうやら私はリアルという少女を大きく見誤っていたらしい。
* * *
三日月と星々が雪原を照らす。私とフリートはルイス様からお借りした鉄箒でなんとか魔族領を抜けることに成功した。
「リアル。飯が出来たぞ」
「わー! ありがとうございます!」
私は床に座り、フリートに作ってもらったシチューを口に運ぶ。ルイス様の用意してくださった料理に比べたら少し味は落ちるけど、過酷な奴隷生活で食べてきたものの何十倍も美味しい。ようやく人らしい生活というものを取り戻せた気がした。
「……しかしこれからどうする?」
「アガルタに行きますよ。ルイス様から入国許可書は貰っていますし」
改めて今回のことを頭の中で振り返っていく。この一連の事件は全て私が仕組んだものだ。それこそ犯人が種明かしするかのような感覚で事件を振り返っていく。
魔王モモ。私は彼女が限界に近いのは早いうちから分かっていた。彼女がストレスを溜めると性欲を増やす性質なことも薄々勘づいていた。その発散法を知らないから色欲に狂っていることも把握していた。今のモモ様が正常じゃないことも分かっていた。私は最初から全て理解していた。このままじゃルイス様の仕事が増えてしまう。だから早急に手を打たなければならなかった。
もちろん穏便に解決する手も選べた。しかし穏便では私の気が済まない。このような乱暴な手を選んだのは私を殴ったことへの仕返し。私はやり返さなければ気が済まないので、しっかりやり返させてもらった。だからベックの死の偽装というモモ様の心に一番傷が残る方法を選んだ。だけど感謝もしてるので一番救われる形での幕引きとした。
今回の鍵となったのはメイ・アルカード。彼女は悪魔であり、私の全知で見えない存在。それ故に不確定情報も多かった。
しかし実際に会って話すことで彼女のことを理解した。彼女ならばモモの抱える問題に気づける。モモ様を正しい方向に導けると。盤面さえ用意すれば後は勝手にどうにかしてくれると。だから全て委ねた。
「んー」
私は伸びをする。
しかし今回ばかりは少しギャンブルが多すぎた。モモ様を弱く見積もり過ぎたせいで何度かヒヤヒヤさせられた。だけど正直に言えば私としてはモモ様が魔王でいてくれた方が都合が良い。なにせモモ様は私の後ろ盾となってくれたのだから。
「だけど違うんですよね。それ」
「違う?」
その結末は私の望むハッピーエンドじゃない。モモ様が魔王から降りられず、責任だけが伸し掛かる。私と同じ年頃の子が全て背負い込む結末は許容出来なかった。なにせ私は100点じゃ満足しない。
ルイス様は1億点を目指せと言った。だけど1億点でも足らない。1億点を目指せと言われたら1億点を狙うなんていうのはルイス様の言いなりになるだけのお人形。お人形ではルイス様の計算の域を出ない。ルイス様を満足させられない。
だから狙うなら1億点ではなく100億点。1億点とルイス様は言ったけど、それは妥協。もっと上を目指していい。もっと欲張っていい。大丈夫だ。私の能力ならばやれる。私はルイス様に買われている。そのくらい出来るはずだ。
今回、私は1億点ではなく100億点を取りにいった。だからモモ様にやり返した。その上でモモ様を救うという選択肢を選んだ。私は一切の妥協をしなかった。欲しいものを全て勝利条件に入れた上で挑んだ。私が持てる手札を全て切り尽くした。そして私は勝った。宣言通りに100億点の勝利を手にした。
「このまま魔王モモに仕え、それなりの生活をする。そんなんで満足するようでは駄目だと思いませんか? フリート」
「……それでいいだろ」
「ダメですよ。幸せになろうとしないなんて卑怯です。小さな不満に目をつぶり、全体を見たら幸せと言い訳する。勝手にゴールラインを変えてしまう。幸せになるという目的のために幸せの定義を変えてしまう。私は良くないと思いますよ」
私が幸せなことが勝利条件。その考えは昔から漠然と持っていた。だから私は私のためにルイス様に尽くすと決めた。ルイス様の幸せが私の幸せだから。少し前まではそう思っていた。ルイス様の最高傑作になってルイス様を幸せにしたいと。
だけど今は違う。それは100点の解答だ。ルイス様から1億点の哲学を貰った。その哲学は私にとって大変刺激的なものだった。私がルイス様になれない明確な解答でもあった。
ルイス様の最高傑作になる。その上でもっと欲張って条件を足していいのだ。自分がやりたいと思ったものも、なりたいと思ったものも、欲しいと思ったものも全て足していいのだ。いっぱい足していいのだ。ゴールは100点じゃなくていい。ゴールは青天井でいい。妥協なんて必要ない。だって私はルイス様がお造りになったホムンクルス。私はなんでもできる。なんでも出来る能力があるのだから蓋をする必要なんてない。
「人は幸せになるために生きているのです。幸せを目指すことは義務です。私は幸せから逃げることは許しません。それが貴方でも許しませんよ」
「なんだよ。急に」
「私はジークもフリートも好きです。みんなでハッピーエンドにいきましょうね」
ジークは私のためにモモに勝とうとした。その方が私にとって都合が良いと考えたのだろう。だけど、それだけはジークの勘違い。
私にとって都合が良いのは魔王モモが勝つ方だ。その方が今後の難易度が大きく下がる。理屈で考えるならば、魔王モモという後ろ盾が無くなるのは不利にしか働かない。
私は魔王モモの撃破を望んでいない。魔王モモを倒したいのは私の我儘だ。なにせ魔王モモを残した上で聖女になるのは簡単な道だが、甘えだ。1億点の解答だとしても100億点の解答じゃない。魔王モモを救わないという妥協の上で成り立つものだ。
彼女を捨ててしまえば聖女にはなれない。そんな軟弱者は聖女に相応しくない。そんな妥協をルイス様ならしない。ルイス様なら必ず両方を選ぶ。だから魔王モモを負かす必要があった。なにせ全部の我儘を軽く通せるくらいにならなければ聖女は務まらない。分岐路に立たされた時に難易度の高い道を簡単だからどっちでもいいと言えるような怪物が聖女だ。
もしそこまで分かっててジークが動いたならば素直に感心するが……しかしジークのことだ。恐らく私の計画にとって魔王モモがいない方が良いと考えたのだろう。
「さてさて。私もそろそろ自分の物語を始めますか」
魔王モモが負けたせいで今後の私は少しハードモード。まぁ自分が選んだ道だから仕方ない。それに少し難易度が上がった道を簡単に乗り越えてこその聖女。ここからは気を引き締めて頑張ろう。
「取りに行きますよ。聖女の座」
私は空になった木皿をフリートに返す。これからの展開に少しの期待を胸に立ち上がり、休息を終えた私達はアガルタを目指す。
本来ならばここで5章終わり予定でしたが……少しエピソードが1つ増えてしまったので、あと5話くらい続きます!