下剋上が征く   作:アポロ魔王

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プロローグ


プロローグ

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

俺もそろそろ限界か。まあ分かってたことだけどな。だって余命宣告されてるしよ。あの世へいったらどうなるんだろうな。願わくば・・・

 

 

 

 

ちょっと待てぇい!!

すっごい逝っちゃいそうな感じ出てるけど、もう少しだけ待ってくれ!

さすがにこのまま逝くのは寂しいということで、俺の人生を振り返ってみようと思う。

 

俺氏、赤い鯉の野球チームがある県で爆誕。

土地柄&両親の影響から野球と出会う。

小、中学校とわりとセンスがあったのか地元のクラブチームでエースで4番を務める。県内、県外と野球名門の高校からスカウトがくる。

県外の野球名門校に進学。

高校でも順調に実力を伸ばし、高校2年生の夏の甲子園にもエースで4番として出場。結果はベスト8。

最後の夏は、度重なる怪我に悩まされ甲子園すら出場できず。

その後、関東の名門大学に野球推薦で進学。

しかし、小さい怪我を繰り返し、なかなか調子があがらずたいした実績を残すことができず引退。

野球を辞めて、そこそこの会社に就職。数年勤める。なんかすっごい体調が悪い。

まだ20代にも関わらず、余命宣告を受ける。

そして、今!!である。

 

う〜ん。ひどいね、落差が。高校2年生くらいまでは、「我が世の春!!」みたいな人生だったのに。

まあ、あのときだいぶ調子に乗ってたからな〜俺。笑

 

それはさておき、ぶっちゃけ余命宣告受けたけど現実味がなさすぎてなんかあまり悲しみがこないというか‥あ、でも会社はそっこー辞めた。はい。なんかすみません。

 

そんなこんなで時間を持て余してたわけですよ。(余命宣告の日まで半年くらい?時間があったので)

それで人生振り返ってみたりしてたんですけど、まあムカついてムカついて 

具体的にいうと、自分がいかに適当に野球をやっていたかっていうことにですね。

あの頃は、才能に胡座をかいて本気で努力ができていなかったなと。

そのせいで身体的な鍛え方も足りてなかったし、知識の面でも自分はぜんぜんダメだったなと。

そう思ったら、やり直せるわけでもないのにあの頃どうしてたらよかったかなと、たくさん勉強やイメージトレーニングをして半年くらい過ごしてました。

でもやはり残念だったことは、そうした蓄えた知識を発揮する機会がなかったことですね。

お医者さんからもちろん激しい運動はドクターストップがかかってますし、実際に運動できるような体じゃないですし。

 

あ、そろそろお迎えがきそうですね。

 

では皆さん、さようなら

 

俺の人生の独白を聞いていただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

「うめちゃーーーん」「えーんえーんえーん」「センセーうめちゃんがー」

 

俺(ん、ん、ん?なんか騒がしいな)

 

「あらまあ!大変!梅宮くんの目元から血が!」

「あ、本当だ!目の下のようだけど念のため病院へ連れて行きましょう」

「はい、私は親御さんに連絡します!」

 

「ん?なんか頭痛い…」

幼稚園の先生

「あ!梅宮君!大丈夫?頭を強くぶつけたみたいで、目元も怪我したみたい」

「え?梅宮?って…うっうぁああ!…」

幼稚園の先生

「ちょっと!どうしたの梅宮君!大丈夫!?」

 

(うわ!!なんか記憶がすごい流れてくる。。あ、俺、梅宮聖一(うめみやせいいち)だ。5歳。幼稚園の年長だ。

いやいやいや!!おかしいおかしい、そんなわけない、俺は余命宣告を受けた成人男性だ!てか死んだはずじゃ…え!どういうことだ!よくラノベとかである転生?憑依?みたいなことか?とりあえず情報がなさすぎる!いったん落ち着け俺。)

 

俺(梅宮?)

「い、いや、びっくりしゃって」

幼稚園の先生

「う、うん、そうだよね、びっくりしたよね」

「とりあえず、頭と目の怪我は大事になったら大変だから病院に行こうね」

俺(コクッ)

 

ピーポーピーポー

 

医者

「頭と眼球に関してですが、特に大事には至っておりません。しかし、目の下のあたりは深く切ってしまったようで傷が残る可能性が高いです。」

 

幼稚園の先生

「ほう…あ、でも傷が残ってしまうのね、、本当に申し訳ございません」

 

梅宮ママ

「とりあえずよかったわ。いえいえ、うちのバカ息子が遊びに夢中になってぶつけたと聞いています。この子家でも落ち着きがないのでいつかこうなるんじゃないかって。それに男の子ですから、これくらいの傷はなんてことないですよ!」

 

そうか、目の下の傷は残るけど、頭と眼球の機能的な面は大丈夫なのか。とりあえずよかったよかった。転生初日から大きな怪我をするところだったぜ。

 

まさか頭を打ったときの衝撃で俺の意識がこの体に入ったのか?

 

いやいや考えても分からないだろう。もうこのことについて考えるのは辞めた!

俺は梅宮聖一だ!

もとから俺は深く考えたりするのは得意じゃねーし!そういうことだから今度の人生は悔いが残らないように精一杯生きるぞ!

(てか俺どんだけ落ち着きがなかったんだよ、優しいお母さんぽいっのはよかったけど。)

 

 

あれ?梅宮 聖一(うめみや せいいち)なんかどこかで聞き覚えがあるような?

それに目の下に傷?左目かぁ

 

 

 

 

 

 




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