下剋上が征く   作:アポロ魔王

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5話


5話

足立ロケッツ グラウンド

 

「わりぃ、待たせたな!アップ完了だぜ!」

 

監督・南朋

(いや本当に待ったよ、、、)

 

「じゃあ南朋、梅ちゃんの球受けてくれ。

今ならブルペン空いてるから。俺は後ろから見さしてもらう。」

 

「分かりました。

そういうことだから、ブルペン行くよ。」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここがブルペンか、きちんと整備されてんじゃん。

マウンドの状態も文句なし!

 

テンション上がってきたぜ!

アップもみっちりやって、コンディションもばっちり。

 

ブルペンとはいえ、マウンドに上がるのはやっぱ最高だな。

それにマスクを被ってるのは、南朋だしな。

 

待ちに待ったぜこの日を。

 

 

 

「キャッチャーよろしくな、南朋

がっかりはさせないはずだぜ。」

 

 

「それは楽しみだね、とりあえずストレートで真ん中に5球ほどいこうか。その後、投げれるなら変化球も頼むよ」

 

 

「変化球はチェンジアップだけだな。

まあ、とりあえずストレート投げるわ」

 

「りょーかい」

 

 

 

今は右投げ用のグローブしか持ってないから右投げでいくか。

左はまた後で南朋に受けて貰えばいいな。

 

ついに前世からの知識と今世の努力によって作り上げた俺の自慢の投球フォームをお披露目するときがきたな。

 

右投げのときはプレートの三塁側ギリギリに右足をおいて、ノーワインドアップで。左足を上げて、軸足である右足にしっかり体重を乗せて、左腕をうまく使い、胸がギリギリまで開かないように。前へ体重移動しながら鍛えた体幹を活かして安定した左足の着地。そして我慢して我慢して貯めたエネルギーを少したりとも逃さないように、右腕をしなやかに鞭のように一気に振り下ろし、最後リリースの瞬間にグッとくっつけた人差し指と中指を押し込む。

 

 

「怒羅亜!!(どらぁ!!)」

 

 

 

バァッッッッン!!

 

 

 

ンゥーーいい音だぜ!

 

この音が俺を何度でも甦ら……

 

ゴホンッ

 

絶好調♪

 

よし次だ!次!今の俺ならまだまだいける気がするぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side南朋

 

お、プレートに足掛けたな。それも三塁側のほうにギリギリに。

ノーワインドアップでいくのか。

てか目がすっごいギラギラしてるんですけど。

 

あれ、身体がぜんぜん開いてこないな。

これはタイミングが取りづらそうだ。

 

なかなかこな

 

 

ッッッッッ

 

 

 

バァッッッッン!!

 

 

 

「………はぁ!?」

 

 

 

 

いやいや!ありえないでしょ!なに今の球。めちゃくちゃ速かったんだけど。それにボールのキレ?ノビ?もとんでもなかった。

 

反射的に捕れたというか、構えてたミットにボールがそのまま飛び込んできた。

 

この人とんでもないかも。天才?いや怪物?かな。

 

 

 

 

 

あれ?すっごいギラついた目で、グローブでボールをよこせってやってる。今よりさらに上があったりしないよね??次の球捕れるかなぁ。

 

まぁ本職キャッチャーだし、このポジションが1番好きで誰にも負けたくないし。頑張るかぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side監督

 

 

 

バァッッッッン!!

 

 

 

は?

 

 

 

 

 

 

はぁぁあ?

 

 

 

 

 

いやっえっっっぐ

 

あれで小学5年生になりたて?

 

120kmは出てるだろ!あの球は。

 

それにフォームも打者を想定した打ちづらそうな完璧なフォーム。

 

南朋もよくあのボールを捕ったな。いや真ん中からミット動いてないな。

ボールの方から入ってきた感じか。

 

南朋も放心してるな…まあそれはそうか。俺もぶっちゃけ理解が全く追いついてないし。

 

あ、2球目投げた。

 

うわ、フォームの再現性も高っ!一球目と全く同じだったな。もちろんコントロールも。

 

 

確かこのへんに

おっあったあった、スピードガン

 

一応、次の球測っとくか。

 

3球目  116km

 

え?もっとでてるだろ。

小5にしてはこれでもめちゃくちゃ速いが。

 

 

4球目  116km

 

 

あーーそういうことか。

ボールのキレやノビがすごすぎてもっと速いように感じるのか。

 

これは打席で相手バッターが腰抜かす様が目に浮かぶな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「梅ちゃん、ナイスボール!

次は、インハイからアウトローまでコースにミット構えるから」

 

「おぅ。任せろ!」

 

 

バァッッッッン

 

バァッッッッン

 

バァッッッッン

 

 

 

バァッッッッン

 

 

 

「ナイスボール!コントロールもいいね!

次は、チェンジアップいこうか!」

 

「おっけー」

 

 

パァン

 

「おおいいね!来ない系のチェンジアップだね。

チェンジアップも一級品で、ストレートがより活きるね!」

 

「おう!さんきゅーな!

南朋もキャッチングめちゃくちゃうめーな!安心して投げれるわ!」

 

「ありがとう!嬉しいよ。

1番好きなポジションがキャッチャーだから、これからももっと頑張るよ!」

 

監督

「梅ちゃん、ナイスピッチング!

いやーすごいな!想像以上だったよ!」

 

「うっす!あざっす!」

 

「そして南朋もお疲れ様。よくあの球に食らいついていってたな。

ほとんど捕れてたし、さすがだ!」

 

「ありがとうございます!

もう少し慣れれば、完璧に捕球して見せます!」

 

「よし!その意気だ!

梅ちゃん、ピッチングは十分見ることができたから、次はバッティングを見せてもらおうかな」

 

「もちろんっす!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーーい!バッティングピッチャー、あと1人にだけ投げてくれ!」

 

「分かりました!」

 

 

 

バッティングピッチャー

(もう全員打ち終わった気がするが、誰が打つんだ?

あ、今日入団したやつか。

うーん、ガタイはいいけど、チームに入るのは初めてって言ってたしたなぁ

よし、軽く投げるか。)

 

 

ピュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「怒羅亜!!(どらぁ!!)」

 

カキィィィイイイイン!!

 

 

 

 

 

 

 

「……へ?」

 

 

 

ザワザワ

「…」

「…」

「…え?」

「いや、えぐ!」

「めちゃくちゃ飛んだ…」

「場外…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

監督・南朋

(…ハハハハ。打つ方も怪物かぁ

 

まあそんな気はした)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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