大変ありがたいことに前話を投稿したタイミングで一瞬だけではありますが日刊ランキング23位に入りました! どういうことなの……!?
感想をくださった皆様もありがとうございます!にやにやしながら見てます!
はい。大変お待たせいたしました。
第2章……の、プロローグです。本当は獄神握った遊矢君が出てくる予定だったんですけど……。
Q.アニメ本編最終話からご都合主義上等のウルトラスーパーハッピー世界にするには?
A.これくらい必要そう(KONAMI感)
※アニメ、遊戯王ARC-V本編終了後からスタートです。
零羅の笑顔を取り戻し、再び分かたれた柚子と遊矢が再会できたあのデュエルから……100年の年月が過ぎ去った。
あれから、本当に様々な出来事があった。
エクシーズ次元で起きた、高位存在による魂の昇華/混沌を巡る戦い。*1
シンクロ次元で起きた、モーメントの正回転/逆回転による未来からの来訪者。*2
融合次元で起きた、世界の裏側で生まれた闇からの侵略。*3
スタンダード次元で起きた、遥か太古に封印された魔物の復活。*4
遊矢たちはその全てに、異なる次元の人々と手を取り合い立ち向かった。
零羅の中に残されたズァークの欠片はそれら全てを、零羅を通して最前列で見てきた。
様々な出会いがあった/様々な別れがあった。
ズァークが知り合った彼らは全て鬼籍に入り、老衰により動けなくなった零羅に肉体を託され、ズァークが対処した事態もあった。
年老いた体でズァークは過去を振り返り、そしてこれから訪れる未来へ目を向けた。否、これから訪れる世界の終焉に目を向けた。
かつて一つであった世界が4つの次元に分かたれてしまった原因の一つであるズァークだからこそ、この先の終焉を直感し、それが回避不可能なものであると理解した。
黒幕が居るのならばそれの打倒に力を注げた。環境や制度が原因ならば、手を取り合い立ち向かうことができた。
だが、終焉の原因はそうではなかった。
……この世界のリソースそのものが尽きてしまったのだ。
星の
この世界が1冊の本だとして、本には必ず終わりが、最後の1ページがある。そこまでたどり着いてしまえば、その
本来ならば、もっと余裕があったのだ。この星の資源が尽きるまでは十分に持つほどに。
しかし、この世界はかつて一つだったものを無理やり4つに引き裂いたことで生まれた世界だ。故に、無数のページが焼け落ち、破り捨てられ、本来よりも極端なまでにリソースが縮小してしまっていたのだ。今はその最後の1ページの更に最後の1行目をなぞっているところ。とどのつまり、詰みだ。
だからこそ、ズァークは責任を取ることにした。
この世界を一度終わらせ、自らの全てを捧げることで空白の世界を創造し、そこにこの世界を再編する。
ズァークだからこそ取れる責任の取り方。
捧げるものは文字通り、自らの全て。
今の自分が消え去るだけではなく、新しく生み出した世界にもズァークだけが居ない。
それでも、ズァークには一切の躊躇い無かった。この100年でズァークはこの世界を愛してしまったから。
暖かな記憶があるから、ズァークは迷うことは無く選ぶことができる。
1枚のカードを天に掲げ、ズァークは高らかに宣言する。
「ご都合主義? 大いに結構。誰も彼もが幸せになれる世界を俺は創世する
頼む、力を貸してくれ!」
――かつて破壊の化身だった覇王龍が新生する。
「――四天の竜よ! 今こそ一つなりて、破顔一笑の光となれ!
現れろ! 《覇王天龍オッドアイズ・アークレイ・ドラゴン》!!」
――そして、世界に光が満ちた。
Do you wish to perform the Creation?*5
Yes.*6
I am beginning the act of creation.*7
古き世界は終わりを迎えた。ズァークが立つのは天も地も無く、それ故に何もかもがある原初の混沌。
ズァークが望むのは、ご都合主義上等の誰も彼もが幸せになれる世界。
零羅の中で見ているとき、零羅から体を譲られたとき、ずっと世界を見てきたズァークは遊矢たちも、柚子たちも誰もがズァークとレイの
今度こそ、遊矢、ユート、ユーゴ、ユーリ。柚子、瑠璃、リン、セレナ――そして、レイ。
全員をそれぞれ別の確かな
そこにズァークだけが居ないとしても、それに不満なぞ少しも無かった。
……自らの存在をリソースとし、ズァークの前には新たな世界の基となる白紙のカードが生み出されていた。
「じゃあな、みんな幸せになれよ」
満足そうにズァークが笑い――頬を伝う暖かな雫に気づかぬまま――残った僅かな欠片を捧げる。
――その刹那。
「一流のエンタメデュエリストってのは、泣いてる誰かを見過ごせないのさ!」
「……は???」
目の前には、
榊 遊矢の声を発する光の玉の引力に、僅かな欠片となってしまったズァークが抗えるはずもなく。
「あ、ちょっやばっ! 引っ張んなってオワァーッ!?」
光の玉に吸い込まれる様にズァークの欠片は姿を消し、一仕事終えたと言わんばかりに光の玉は一息ついた後に白紙のカードへと飛び込んでいく。
An error has occurred.*8
I will supplement this with a similar story.*9
Please enjoy the new world.*10
****
――融合次元
『気をつけろよユーリ、俺の経験上あのハゲは黒幕だ』
「なんの黒幕だよ。校長先生に対して失礼過ぎるでしょ……」
『お。喧嘩だ。見に行こうぜ!』
「行かないけど???」
『校歌斉唱ね! 音楽やるならハデに行きなさい! ハデに!』
「やめてね?」
『こっ、これはラブレター!? これはすさまじいラブの波動ですっ、ユーリっ今すぐ校舎裏に行きますよ!』
「そんな訳……え、マジで違うじゃん。返せよボクのトキメキを」
ユーリが
――エクシーズ次元
「くっ、何故だ……!? 何故俺は涙を流している……!? この湧き上がる喜びは何だ……?」
「あー、もうお兄ちゃんまた? まったく最近本当に涙腺緩いわよね」
「俺と瑠璃と一緒の時は特に多いよな……。隼、本当にどこか悪いところは無いのか?」
妹から差し出されたハンカチで涙をぬぐいつつ、大雨の後の青空の様な澄んだ笑顔を浮かべた少年――黒咲 隼は本当に、本当に幸せだと言わんばかりに今この瞬間を堪らないほどに愛する。そんな世界があった。
――シンクロ次元
「――♪」
「うお゛お゛お゛お゛~~~~ッ!!! 最高だぜリン!!! いや、銀河に轟くスーパーアイドルRIN!!!」
光り輝くステージの上で歌い踊る
――スタンダード次元
「
「もう、それなら昨日私にアイロンかけておいてほしいって頼んできたじゃないですか。
しっかり整えておきましたよ。アナタ」
「おっと、そうだったな。ふふっ、ありがとう」
「……ちょっとー、親のイチャイチャとか子供からしたら気まずい以外の何物でもないんですけどー?」
「私も同意見だな」
「……僕は好きだ、よ?」
「あら、おはようございます。
「おはよう。3人とも」
学者気質な
そして、榊家にて
「くぁー、おはよう母さん」
「はい、おはようさん。ごはん出来てるからちゃちゃっと顔洗ってきなさい」
「はーい。あ、そういえば
「もー、今日からトーナメント戦始まるからって一足先に出ちゃったわよ。
というかアンタも参加者なんだからもうちょっと早く起きなさい。……あ、
「ん、どうだろ。おーいズァーク、起きてるかー?」
『……起きてるよ』
とんとん、と遊矢が胸元のペンデュラムをつつくと中から
『……どうしてこうなった!?』
「ま、前と同じく体は共用ってことで」
『いらんわ! 成仏させろ!』
1つの世界を4つの次元に裂くのではなく、もともと四つの次元に分かたれていたものとして世界を創造。4つの次元はそれぞれ互いに認識しており、簡単に行き来できる。
遊矢シリーズ、柚子シリーズがそれぞれ別の存在として確立している上でレイや零羅もちゃんといる。
ズァークだけは新世界創造のために消えるつもりだったが遊矢に捕まってしまった。
創世の際にズァークが全身を捧げることができなかったためにエラーが発生。
ズァークの代わりになるものとして、世界側が類似の物語を平行世界から検索、”様々な世界を渡りながら、融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラムの力を手に入れて、尚且つ終盤では主人公がラスボスの器になる”という親和性を見せたメディウス君の物語を引っ張り出してきたために、こちらの世界では獄神(遊矢)・アルトメギア(ユーリ)・ドゥームズ(ユート)・エルフェンノーツ(ユーゴ)をそれぞれが使用している……という設定。
新世界でもうっすら記憶のある人ない人が居る。
(途中の英文は適当にGoogle翻訳に投げただけだから間違えてたらごめんなさいね)
この世界のヒゲ(榊遊勝)は次元を跨ぐエンタメデュエリストとして活躍してるし、
この世界のハゲ(赤馬零王)は朝はスタンダード次元の家で朝食食べつつ、家族とコミュニケーション取ってから融合次元のアカデミアに出勤。昼は愛妻弁当を食べ、仕事が終わればまたスタンダード次元に帰り、夕食を楽しみつつ家族の団欒を楽しんでる。(妻:赤馬日美香 長女:赤馬レイ 長男:赤馬零児 次女:零羅)※この世界では零羅は女の子とします。なぜならその方が零児が面白くなりそうだからです。
書いてる途中にさァ! 「アルス=マグナ」とかいうめちゃくちゃ設定盛れそうなテーマ出されたんですけど!!! じゃあ組み込むしか無いじゃんね!?というわけでデュエル回は次回よ~。
あ、新作のブルアカ書いたのでお時間あれば是非。
https://syosetu.org/novel/416801/