どうやら、魔法()と百合らしい世界にTS転生したらしい。 作:モモル
書くことが無いので、初投稿です。
マリー先輩。ミドルの三年生でいわゆる王子様系女子だ。甘いイケメンフェイスに堂々とした姿勢、ショートの黒髪がよく似合っている。元男から見てもスゴくカッコいいと思う。というか、1種の理想系ともいえる。
そんな先輩に僕はどうやら好かれているらしい。えっ、どうして断言できるって?それは……
-屋上-
「ほら、アル。あーんだ。」
「あ、あーん……」
「ふふっ、いい子だ♡私の作ったお弁当は美味しいかい?」
「美味しいんですけど、何で僕は膝の上に乗せられているんですか?」
「嫌だったかい?君なら許してくれると思っていたんだけれど……」
「あぁ、そんな顔しないで!?大丈夫だから、気になっただけだから!」
「そうか!!ふふっ、大丈夫なんだね!言質とったよ?」
こんな感じだからだ。なんだか、王子様とコミュ障が混ざったみたいな感じでめちゃくちゃ好意をぶつけてくる。あと有無を言わせず先手必勝してくる。ちなみに食べたのは卵焼き。僕好みのしょっぱい卵焼きで嬉しい。
「今日も君に会えて幸せだ。それにこんなファンサまでしてくれるなんて……うん、私は今日死んでもいい!」
「死なないで!?めんどくさいファンみたいなことを言わないで!?というか、これくらい何時でもやってあげるから。」
「ほんとかい!!でもまさか、他の人にも言ってないよね?」
……………………
「アル?その沈黙は肯定と捉えるよ?ねぇ、私の目を見てしっかりと答えてくれないかい?」
無理だ!!いま先輩の目は深淵を覗けるくらい真っ暗だろう。僕を掴む腕の力がそれを物語っている。くっ、どさくさに紛れて胸の辺りを揉むな!!
「そうだな……君がそんな態度ならこちらにも手がある。」
「な、なんです?」
そう言って先輩は僕の耳に顔を近づけて……
「アル、素直に認めたらどうだい?」コショコショ
「ふぁっ!?せ、せんぱ「君はこうやって囁かれるだけで感じちゃうんだろう?」いぃ!?」
だ、ダメだ!!周囲の人にも知られているけど、僕の耳はとても弱い。なぜ知られてるって?親友2人にいつも弄られてるからだよ!!
「ほら、認めなよ。君はこうやって他の子も誑かしているんだろう?君の親友2人がその実例だ。」
「ち、ちが……僕は……」
「私だってその1人さ。」
「な、ななにを!?」
「君がいないと寂しくてたまらない。君がずっと隣にいてくれるといいと、どれだけ思ったことか。」
な、なんだ?いま僕は何を聞いてるんだ?えっ、これ告白されてる?いやいやいや、まだ出会ってそんなに経ってないよ?
「聞いてる?「はい!!」」
こ、この状況一体どうすれば…………
ガチャガチャ
っ!?だ、だれが……
「おーい、アルちゃーん!!いないの~?」
この声は……リリーだ!
「ん、どうやらお迎えが来たようだね。仕方ない、今日のところはこれくらいで。」
「いや、これくらいってものじゃ無かったと思うんですけど……」
「ふふっ、それくらい君のことを好いているということさ。"また"いいよね?」
正直良くないんだけど……
「仕方ないですね、拒否してもどうせ来るんでしょう。なら、いいです。」
「あはは、物分かりのいいアルは好きだよ。親友2人には負けないからね。」
そう言って先輩はリリーとは別方向から屋上を抜け出していった。
「親友2人には負けない…かぁ……」
もしかして僕、親友2人にそういう目で見られてる?いや、でも、うーーーーん……
「あっ!!やっと見つけたよアルちゃん!!こんなとこでお弁当食べてたの?」
「あぁいや、先輩と一緒に……」
「へぇ、先輩と?もしかしてマリー先輩?」
「そうだけど、よく分かったね?」
「アルちゃんが屋上来てる理由なんてそれくらいだもん。またマリー先輩にアルちゃんの時間とられた……」
「まぁまぁ、放課後は一緒に遊ぶから、ね?」
「んもぅ、しょうがないなぁ!!それじゃ、何か奢ってよね!!こう見えても怒ってるんだから。」
「はいはい、分かったよ。」
多分……大丈夫じゃないかな?うん……
「メルちゃん聞いて!!またアルちゃんが先輩に取られそうだったの!!」
「また?いつもいつも懲りないわねぇ。スキンシップを多めに取ってるだけじゃ、まだまだということかしらね。」
「アルちゃんを狙ってる人は多いからね~。しっかり見張っとかなきゃ!!」