どうやら、魔法()と百合らしい世界にTS転生したらしい。 作:モモル
ナナを教えながらの授業が終わってお昼休み。マリー先輩は生徒会所属で生徒会の仕事があって来ないし、ナナは他の子と食べるみたい。ナナは不服そうだったけど……まぁ、口元少し上がってたし大丈夫かな!
それじゃあ、今日は2人と……
「アルちゃーん!!一緒にお昼ごはん食べよ!」
「私もいるわよ。最近一緒に食べてないし、どう?」
「うん、僕も今誘おうと思ったところ。」
誘おうと思ったら2人の方から来てくれた!へへ、嬉しいな。うーんそうだな……どこで食べよう?中庭か屋上か……それとも教室か……
「アルちゃん、実は食べるところは決めてるんだ!」
「最近見つけた所で、景色もいいのよ。」
「そっか……ならそこにしよう!」
そんなところあったんだ!まだまだこの学校の地形、分からない所が多いな……
以外にこの学校は広くて、学校の隣にある森も学校の一部になってる。森の中は錬金術の素材などが生えていて、授業の一環で素材収集もしてるよ。
-移動中-
「着いた!ここだよ!」
「おぉ……これは…………」
やって来た所は森の少し隣、花畑がある所の丘の上だ。花畑の景色が一望できてスゴく綺麗な場所だ……!
「リリーが素材を採集している時に見つけたの。気に入ったかしら?」
「スゴいよ!こんな場所があったなんて……さすがリリーだね!」
「えへへ……ここを見つけたのはたまたまだからね!とっても綺麗な場所だったから、3人で来たかったの!」
いい子だ!!とってもいい子だ!!こんな親友を持てて僕は幸せだよ……
「それじゃ、早速ご飯食べよ!」
「そうだね!このおっきな木の下で食べようか。」
丘の上には1本の大きな木が立っていた。なんか……桜に似てる木だなぁ……
「おおー!アルちゃんそれって……」
「えっ?あぁ、もしかして卵焼き?……欲しい?」
「うん!アルちゃんの卵焼き大好きだから!」
リリーは僕の卵焼きをスゴく美味しそうに食べてくれるからなぁ……いっつもあげちゃうんだよねぇ……
「はい、あーーん。」
「あーん。……ムグムグ美味しい!!やっぱりアルちゃんの卵焼きは美味しいなぁ!塩加減が最高!」
「ふふ、リリーったら。あ、アル私のもあげる。あーん。」
「ん。メルの卵焼き……これ出汁が入ってる?風味がよくて美味しい!」
「正解よ、だし巻き卵にしてみたわ。」
「えぇー!私も!私も!」
リリーもお弁当あるのにいつもこんな感じだから、すぐにお腹いっぱいになってるんだよね。まぁ、僕たちも色々分けてもらうんだけど。あぁ……癒やされるなぁ……って、ん?あれは……
「メル、花畑のあれって……」
「どうしたの?って、あれは……」
花畑の中から出てきたのは、小さいチョウだった。青い羽が綺麗な、観賞用のチョウだ。この花畑ではよく見るチョウで害はない。
「このチョウチョって、偶然見ると幸運が訪れるらしいね!」
「確かに、そんな噂もあったね。結構見かけるから真相は分かんないけど。」
「まぁ、こうやって花畑の景色を見ながら見ると、幸運が訪れるっていうのも、あながち間違いじゃ無いのかも知れないわね。」
確かに……こういうのは、ロケーションが大事だっていうしね。壮観な景色の花畑から綺麗なチョウが出てきたら、そう思うかな。
「平和だね……」
「平和ね……」
「平和だなー……」
うん。たまには、こんな風に何もないひとときを感じるのもいいかも……
「あっ……!!そろそろ次の授業の時間になっちゃう!」
「えっ!?は、早く食べないと!?」
前言撤回!早くしないと、次の時間に遅れちゃう~!?
「ふぅ……なんとか間に合ったけど、もうちょっと一緒に食べたかったなぁ……」
「そうね……楽しい時間はあっという間だったわね。」
「ふふん!でも、今回はしっかりとアルちゃん成分補給したからね!午後も頑張るぞ!」
「私も、今なら何でも出来そうだわ。リリー、この授業ササッと終わらせましょ。」
「そうだね!早く終わらせて、アルちゃんと遊ぶぞー!」
あとがきですが、前の話で出た"街"についてですが、現代のような物ではなく、所謂ナーロッパ的な街です。しかし、日常魔法が浸透しているので、清潔性等は現代とあまり変わりません。因みに、何故か年中そこらにカボチャが置いてあります。