青春を、取り戻しに   作:打率3割

10 / 10
台風で学校が休校になったので急ピッチで書きまくりました。
警報が出てる地域の方はお気をつけてください。


爆発で始まる初対面

 

先生

 

学問・技芸などを教える人。また、自分が教えを受けている人。師。師匠。また、特に、学校の教員。キヴォトスでは1人しかいない、生徒の模範となるような大人。

 

先に生きると書いて先生。

 

俺は今から先生と会うために広いトリニティ総合学園の中を走っている。勿論、相棒に跨ってだ。

 

ん?なぜD.Uじゃなくてトリニティかって?

 

ヒナが言うには、先生は今トリニティで補習授業部なるものを受け持っているらしい。

 

なんでも、成績不振者が入れられる部活なんだとか。

 

今はエデン条約とかのアレコレでゲヘナの生徒があまり迂闊にトリニティの自治区に行ったりすると学園間の問題に発展しかねないということで、ヒナはゲヘナにお留守番となってしまった。

 

元はヒナを助けるためにゲヘナに行ったのだが……ヒナは俺を先生に合わせると言って聞かなかった。先輩として不甲斐ない。

 

「にしても……」

 

先生とは本当に何者なんだろうか。

 

俺が知っている数少ないことは成人で聖人だってことと、キヴォトスの外から来たってことだけ。

 

それ以外のことは正直あまりよくわからない。

 

まぁ、手土産のペロロ饅頭も買ったし大丈夫だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はミカと話をした後、珍しくヒナからもらったモモトークを見返していた。

 

彼……伊奈レイジが来る。

 

セイアは私達の前に敵として現れると言っていたが、ヒナから聞くと敵どころか味方っぽい感じがある。

 

だとしても、警戒しておく方が良いだろう。

 

……ミカはアズサが裏切り者だと言っていた。

 

だとしても、私は生徒の味方であり続けたい。

 

『先生は生徒の味方……ならさ……結局、先生は誰の味方でもないってことじゃない?』

 

「……」

 

「先生!」

 

「ッ!どうしたの?ヒフミ」

 

「模擬試験の結果が出ました!早速見てみてください!」

 

早速、私は結果を見る。

 

 

 

ハナコー8点 不合格

 

アズサー58点 不合格

 

コハルー49点 不合格

 

ヒフミー64点 合格

 

 

「紙一重の差だった……」

 

テストの結果を見て、アズサはとても悔しがっていた。

 

「や、やった!……私もあがったわよ!」

 

「うふふ……」

 

確かに、結果だけ見れば不合格だ。だが、最初と比べると成長している。ハナコだってコハルだって成長はしているのだ。それは、誇っても良いことだと私は思う。

 

「やりましたね!皆さん!このままいけば絶対に皆んなで合格できますよ!!」

 

ヒフミが補習授業部のみんなに言う。

 

ヒフミは本当に良い部長だと改めて思う。

 

「皆んな頑張ったね。ヒフミの言う通り、このままいけばみんなで合格できるよ。だから頑張って皆んなで勉強していこう!私も力になるよ!」

 

「ああ。必ずやこの任務を成功させて、あの可愛いやつを受け取ってみせる。それが、私がここにいる理由であり、戦う理由だ。」

 

「あ、アズサちゃん!?」

 

アズサは相変わらずモモフレンズのために頑張っている。

 

…まぁ、それで成績は上がっているのだから良しとしよう。

 

ピンポーン

 

不意にインターホンが鳴った。

 

「……あら?どなたかいらっしゃったようですね?」

 

「そうみたいですね……一体誰が何の用で……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん?」

 

俺が合宿所に着くと、先客がいた。

 

シスターのような服装をしていることから、シスターフッド……あるいはコスプレであると予想できる。

 

猫耳が立っていて、髪の色はオレンジのどこか清楚な雰囲気の子だった。

 

とりあえず、順番待ちでもしよう。

 

そう思い、目立たない場所で待っていた。

 

ピンポーン

 

「し、失礼いたします……」

 

彼女が中に入って行った。

 

カチッ

 

「ッ!!!」

 

俺は咄嗟に飛び出した。

 

この音は何回も聞いたことがある。

 

罠だ。あの子が危ない。

 

「危ない!!!」

 

「え?きゃあっ!?」

 

俺は咄嗟に彼女を守るように抱きしめた。

 

 

爆発を背中で受ける。

 

上半身で受けたからか、服が燃えたりビリビリになってしまった。

 

煙がさった後、抱きしめていた彼女を見る。

 

「……大丈夫か?」

 

「え……あ//は、はいぃ///」

 

彼女は顔を赤くしているが、おそらく急に爆発に巻き込まれて、しかもほぼ上裸の知らない男に抱かれてびっくりしてしまったのだろう。

 

「悪い。すぐ離れる。」

 

俺が離れようとした時、合宿所の奥から4人の生徒と大人が飛び出してきた。

 

「だ、大丈夫ですか!?って……えぇ//!?」

 

「あら?マリーちゃんと……大人の男性の方、しかも…………ふふ♪そういうことですか♪」

 

「ちょ、ちょっと!どうしたの!?……って」

 

背の低いピンク髪の子と目があった。

 

「?」

 

俺が首を傾げていると、その子はプルプルと震え出し、大声で言った。

 

「エッチなのは駄目!!!死刑ぇ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、お水。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「ありがとう。」

 

あの後に色々やった後、先ほどの小柄なピンク髪の子……もとい、下江コハルから水を受け取った。

 

俺が水を受け取った時、コハルは何故か猫目の様になりながら俺の体をジロジロ見ていた。ちょっと恥ずかしい。

 

「アズサちゃん……」

 

「……」

 

白洲アズサという子は俺がウルトラミラクルレインボーオーロラペロロをあげた子……名は阿慈谷ヒフミという子に怒られていたようで、しょんぼりしていた。

 

すると、アズサがこちらに来た。

 

「……。ごめん、てっきり襲撃かと。」

 

「え、えぇっと…?」

 

「?」

 

俺とシスターフッドの子……伊落マリーはその言葉に困惑していた。

 

なんで襲撃……?

 

「と、ところでどうしてシスターフッドの方とレイジさんがここに?」

 

「ええっと、私はこちらに補習授業部の方々がいらっしゃると聞きまして。」

 

「俺は先生に会いに。」

 

俺がそう言うと、皆んなが先生の方を見た。

 

先生は急に見られて驚いている。

 

「も、もしかして先生とレイジさんは……」

 

「ほぅ……先生も案外放って置けないのですね」

 

「い、いや、初対面だからね!?」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後コハルがまた「エッチなのは駄目!死刑ぇ!!」と言う等一悶着あった後、俺と先生は別室にいた。

 

「……」

 

先生の目が鋭い。

 

雰囲気も、生徒たちにみせるものとは違う。

 

何故だろうか…?

 

………あっ、俺まだ上裸だった。

 

「君は…元々カイザーにいたんだよね。」

 

不意に、先生にそう言われた。

 

「あ、あぁ」

 

「私達に何か危害を加えるつもりはない?」

 

「勿論だ」

 

「そう……なら良いよ。君はいったい何の用で私に会いたかったの?」

 

先生の雰囲気が戻った。

 

「俺は……ただ先生に感謝を伝えたくて来たんだ。」

 

「感謝…?」

 

「あぁ。先生がアビドスを救うのを見て、俺も感化されたんだ。それが、俺が変わるきっかけを作ってくれたんだ。」

 

「本当に、ありがとう。」

 

俺は頭を下げた。

 

「ま、まぁ、頭を上げて。」

 

「実は、ヒナから君のことは聞いていたよ。ヒナが尊敬してる人って聞いて、良い人だと思っていたよ。」

 

「しかも、とても強いともね。」

 

「もしよかったら、大人同士、ちょっと話そうよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生達がいる部屋の扉は少し開いていた。

 

それは、1人の少女……ヒフミが部屋の中の様子を見るためである。

 

「……」

 

(私も……レイジさんと話したいなぁ……)

 




〈補足〉
実は先生、レイジが人型の大人なので結構嬉しかったりします。そして、最終的にはレイジのことを無害だと判断しました。良かったね!レイジ!
ヒフミとマリーは……これを言うのは野暮ってものですよね。




〈やってなかったレイジの武器紹介〉

Pick up the slack(面倒をなくすための面倒)

ヒナの機関銃の色を赤と白にしたもの。大体は終幕:デストロイヤーと一緒だが、紫色に光っている部分が白く光っている。銃弾もちゃんと白色になっている。リロードをする部分がレバーなのはそっちの方が好きだかららしい。

ちょっとジョジ⚪︎っぽい名前だなぁ……




アンケートの結果、曇らせルートは書かないことにしました。

番外編を書くのだったらどういうのが良いですか?

  • ヒナとイチャイチャ
  • レイジの過去編(やるのだったら結構後)
  • 色々な生徒との交流
  • 伊奈レイジの昼飯の流儀
  • ウルセェ!全部書け!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

問 ハッピーエンドへ至るため何をする(作者:ロベリア ヴァイオレット)(原作:ブルーアーカイブ)

己の全てを犠牲にする▼


総合評価:230/評価:7.5/連載:9話/更新日時:2026年07月07日(火) 22:02 小説情報

夢を見ているだけの『反転』少年(作者:歯茎king)(原作:ブルーアーカイブ)

ブルアカ世界に反転した生徒を生み出しました▼もともとヘイローを持っていなかったが、突然自身にヘイローが身についた!▼そんな少年がいろいろなトラブル・事件に巻き込まれたり、巻き込まれに行ったり…▼ちょびっと不憫な少年の物語▼そんな少年は今日も夢を見る▼P.S.▼最後まで男か女かで迷ってました


総合評価:491/評価:6.5/連載:14話/更新日時:2026年06月29日(月) 12:10 小説情報

キヴォトスでひっそりと生きる少年(作者:オーバジン)(原作:ブルーアーカイブ)

ブラックマーケットの奥の方には一つの飲食店が営まれている。そこには一人の少年がひっそりと暮らして生きている。少年は周りの優しい大人の手を借りながら生きていて、最近ようやく一人で過ごせるぐらいになった。▼そんなキヴォトスで暮らす少年の生活を覗いてみようじゃありませんか。


総合評価:906/評価:7.68/連載:7話/更新日時:2026年09月07日(月) 00:28 小説情報

一般シャーレ事務員ケモミミ男子高校生(作者:ひやめし)(原作:ブルーアーカイブ)

ケモミミ+しっぽ付きのシャーレ事務員男子高校生の狐塚イナリが生徒や先生とわちゃわちゃする話。▼主な登場人物(増える可能性アリ)▼孤塚イナリ(16)▼ケモミミとしっぽのある男子高校生、髪と瞳は金色、まんまキツネの擬人化みたいな生態をしており冬になるとケモミミとしっぽのもふもふ度が限界突破する、あと発情期もある、少しだけならキツネの姿にもなれるが疲れるからあまり…


総合評価:554/評価:7.86/短編:3話/更新日時:2026年07月20日(月) 19:04 小説情報

もし本編に空崎ヒナより強い先代風紀委員長がいたら?(作者:如月トッポ)(原作:ブルーアーカイブ)

▼美少女版GTAことブルーアーカイブ!▼その世界では珍しい男子生徒であり空崎ヒナの1個上!先代風紀委員長の如月トアがいた!▼トアは卒業しカイザーコーポレーションに入社したがクッッッソブラックな上に腐っていた!!▼入社数ヶ月目にして心が死にかけてるトア!▼そんな時に先生と巡り会い!?


総合評価:503/評価:7/連載:9話/更新日時:2026年10月03日(土) 23:21 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>