とあるビルの上の階。そこからはDU地区の夜景を一望できるほど高く、それほどその会社が富を築いていることがわかる。
その部屋には、1人のオートマタが見るからに高価な椅子に座っていた。
「……」
そのオートマタはプレジデント。あのカイザーグループの長だ。
そして、前にあった出来事を思い出していた。
忘れもしない、不愉快な出来事だった。
「な、何故だ!?お前には何不自由無くやらせてきただろう!?」
「何不自由なく。ねぇ……」
「それに、金だってお前のために巨額の金を動かしたんだぞ!?恩を仇で返す気か!?」
バンッと机を強く叩く。だが、目の前の男はそれに動じずに口を開いた。
「……言っておくが、俺はお前に感謝してる。金も出してくれて、住む場所まで出してくれた。」
「じゃあ…」
「だがな」
男は間をおいて言った。
「俺は正義とやらにまた魅せられたようなんだ。」
「はっ……お前が何を今更……笑わせるな!」
「ああ、確かに俺はブラックマーケットとは言え、まだ罪を犯していない奴らを潰してきた。……まぁ、お前の指示だがな。」
男がそう言った。
「だ、だが、お前がココを辞めたとしても世間が黙ってないぞ!お前が辞めるのなら今までのお前の悪事を全て公にするぞ!」
「何度も言わせるな。お前の指示でやったんだぞ。」
男は声を強くして言った。
「ふっ……はっはっは!!その証拠を、この私が残すと思ったか?」
勝ちを確信し、高らかに笑う。すると、男はUSBメモリを取り出した。
「なっ……」
「残念ながら、あるぞ。」
言葉が出ない。何せ、私が指示した証拠、もしくは……私の計画がそこに入っているかもしれない。
「ちなみに、辞表を受け入れないと犯罪になるらしいが……どうする?」
目の前の若造は、私を、この私を前に、完全に優位に立っている。その事実に私の怒りが込み上げてくる。
「…ふ、ふざけるな!!!お前は私の計画に必要なんだぞ!!!私の計画が成功したらお前も今よりさらに金も、権力も、何もかもが手に入れられるんだぞ!!!それをお前は無下にするのか!?」
「……」
私は怒り狂った。だが、若造はそれを冷静に見つめていた。
「これ以上話をしたって無駄だな。」
男が私に機関銃を向ける。
瞬間、背筋に悪寒が走る。
目の前の男が捕食者に見える。目の前の男に命を握られている。恐怖。緊張。そんな感じがした。
「……ま、とりあえずそいつは受理しとけゴミ。それじゃあ」
そう言い、男は部屋を出て行った。
私は恐怖や緊張から解放され、怒りが湧いてくる。
「……く、くそがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ああ、あの男を……伊奈レイジを殺れ。」
承知しました。と電話から聞こえる。
あの男を殺す。
これは半分会社のため、もう半分は自分のためだ。
そのために、カイザーPMCの精鋭を送った。
「ふっふっふ……死ね、伊奈レイジ。」
夜の路地裏、そこには1人の青年とその命を狙うオートマタたちがいた。
ヒリついているオートマタたちとは対照的に、青年はリラックスしながらとあることにチャレンジしようとしていた。
喫煙
タバコの葉を乾燥・発酵などの工程を経て加工した物に火をつけて、くすぶるように燃焼させて発生する、燃焼ガスと煙を吸引する行為。
…一応、危ないお薬の時もこの言葉を使う…かもしれない。
安心してくれ、ちゃんと危なくないエンジェル24で売っているやつだ。
ところで、タバコを夜の路地裏で吸っているのを見たことは見たことがあるか?
俺はあの行為に憧れた。
1人で月明かりに照らされ煙をふかす……その光景に憧れてしまったんだ。
だから今、初めての喫煙にチャレンジしようとしている。
勿論、喫煙は体に良く無いことは理解している。ニコチンやらタールやらが悪いんだったけな?
だが、そんなこと抜きにしてタバコを吸ってみたい。その思いでいる。
早速、ライターに火をつける。
シュボッと音が鳴ってライターには小さな炎がついていた。それをタバコの白い部分の先の方につける。
レイジがつけようとした時、レイジの命を狙った凶弾が発射された。
バンッ
ドシュッ
「命中したっ!!行け!!」
弾丸はレイジの頭に当たった。そして、それと同時にスナイパーが指示を出す。
奥の道から3体のオートマタが出てくる。
「撃てッ!!」
オートマタ達が一斉にレイジに発砲した。
ドドドドドドドッ!!!
「やったか!?」
オートマタの内の一体が言った。
すると、煙が晴れて機関銃を持った無傷のレイジが立っていた。
「……反感を買いすぎるとめんどくさくなるな。」
「ッ!」
今回レイジを襲撃したオートマタ達はカイザーPMCの精鋭。確かに、とても強い。
だが、レイジはあのゲヘナ学園の元風紀委員長。その強さを遥かに上回る。
「今の俺は気が立ってる。早めに終わらせるぞ。」
刹那、路地裏に純白の弾幕が張られる。
ガガガがガガガガガガッ!!!
オートマタ達は悲鳴をあげることさえできずに散っていった。
「……あとは…」
「ヒッ」
ギロリと狙撃手のオートマタを睨みつける。睨みつけられたオートマタからは短い悲鳴が漏れた。
ドンッ
ドチュッ
レイジの銃から放たれた一発の弾丸は寸分の狂いもなく狙撃手の脳天を撃ち抜いた。
「…ハァ…久々だな。」
ため息が一つ口から出る。
久々に襲撃を受けた。
委員長になった初めの頃は俺を襲撃してくる輩がいたが委員長をしていく中で襲撃は無くなった。
そして自分の腕が落ちていないことに安心した。
何せ、長い間銃を撃っていなかったからだ。
「にしても…」
辺りを見る。
壁は中の鉄筋が見えるまで削れ、窓は割れていて、辺りに破片が散らばっている。明らかにここで戦闘があったことを残してしまった。
…久々の戦闘だからってちゃんと相手に当たるように弾を撃ちすぎた。
俺がめんどくさいと思っていると後ろから人の気配がして振り向く。
「クックック…相変わらず、素晴らしい神秘ですね……」
胡散臭い黒卵がいた。
「……黒たまg……黒服か。」
「そこまで言ったのなら全て言ってしまったほうが良いですよ。あと、私はこれでも生きています。勝手に料理しないでください。」
「わかったわかった。それで、何の用だ?」
「いえ、
「……そうか」
怪しい。
「クックック…もしよかったら銃のメンテナンスでもしましょうか?」
「……」ジトー
「安心してください。何か取るつもりはありませんよ。」
「なら頼もうか」
そうして、俺は黒服についていった。
……なぜ俺が黒服と馴れ馴れしく話しているのかって?
それは、俺が卒業した時に銃を黒服に作ってもらったからだ。
それまで使ってた銃はヒナにあげた。
その時、契約でカイザーに入るように言われた。
そして、俺は銃を作ってもらった。
原型は今までと同じように。だが、性能は上がっている。あと銃の色も違う。
……とまぁ、色々考えているといつも黒服が俺の銃をメンテナンスする時の場所に着いた。
この場所には黒服以外にも人…と呼んでいいのかわからない奴らもいる。
「それでは、行きましょう…」
俺は黒服の後に続いた。
戦闘描写苦手で…誰かコツ教えてください。
これより下、筆者が不意に思いついた駄文があるぞ。気をつけろ。
「なぁ、黒服。今歌を思いついたんだ。考えたんだよ、作詞作曲は伊奈レイジだぜ。」
「クックック……随分暇そうですね。」
「ヒ〜ナモッツァレラ、ヒ〜ナモッツァレラ、レラレラレラレラ、レラレラレラレラ」
「クックック…素晴らしい。激ヤバかもしれません。耳にこびりつくんですよ、レラレラの部分が。」
はい、駄文ですね。
バッドエンドルートを書くかどうか(曇らせ)
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やりましょう!
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いいや、やらなくて良い!