青春を、取り戻しに   作:打率3割

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最近、ヨースターショップに行ったんですよ。そこでアクリルキーホルダー買ったら、なんと、アコちゃんが出ました!

それと、あらすじの部分で誤字がありました。気づいて報告してくれた方に、この場を借りて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。


決意

 

コツコツコツ

 

「クックック…レイジさんがここに来るのも久方ぶりですね。」

 

「ああ、そうだな。」

 

前にいる胡散臭い黒卵もとい、黒服と建物の中を歩いているとそんなことを言われた。

 

ココは普通の人は……普通の人じゃなくても絶対に見つからないようなところにある。

 

確かに、ココにはカイザーを辞めてからは一回も来ていなかった。

 

「マエストロやゴルコンダは元気か?」

 

「ええ、元気ですよ。彼らもあなたと会ったら喜ぶでしょう。」

 

「そうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒服と話しながらしばらく歩いていると、研究室のようなところについた。

 

辺りを見ると研究器具やらが置いてある。

 

こう言うのは気に食わないが、こんな感じの隠れ家的な研究室に憧れたりしている。

 

「では、銃をこちらに」

 

黒服に言われた台座のような所に置く。

 

黒服がパソコンのボタンを押すと、周りからロボットアームのような物が出てきて、銃のメンテナンスを始めた。

 

「相変わらず、技術力だけはあるんだな。」

 

「クックック…それ以外の事も人並みか、それ以上はできるのですがね……」

 

黒服はクックックと悲しげに特徴的な笑いをした。

 

正直、その笑い方を止めてほしい。聞いてて気分が悪くなるし、気色悪い。

 

いや、この笑い方を無くしたら黒服のアイデンティティが無くなってしまう。大体80%ぐらいは無くなってしまうだろう。卵で例えると、黄身がないのと同じだ。

 

「クックック…何か失礼な事を考えていますね?」

 

「イヤ、ナンデモナイゾ。」

 

「もう少し隠す努力をしてほしいですね……」

 

黒服に心が読まれた。きもちわる。

 

そんな会話をしていると、俺の銃をメンテナンスしている機械から音声が鳴った。

 

「メンテナンスが完了しました。異常は特にありませんでした。」

 

「……だそうですよ。」

 

「あ、あぁ……」

 

すごい。

 

実際、こういう機械が教えてくれるやつにも憧れてる。なんかすごいからだ。

 

銃を台座から取り、眺める。

 

細かいところまで綺麗になっている。まるで新品だ。

 

「クックック…素晴らしいでしょう?」

 

「あぁ、素晴らしい。」

 

そう言うと、黒服は少し上機嫌になった。

 

実際すごい。これ欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ、これで。」

 

俺は銃のメンテナンスが終わると、黒服と建物の外に出ていた。

 

「分かりました。これからもメンテナンスはしますのでまたいらしてください。」

 

よし、またあの機械が見れる。

 

「……それと、あの機械は売るつもりがございませんので。」

 

「……」

 

「クックック…残念に思っているのが顔に出てますよ。」

 

……今度盗もうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒服と別れた俺は予約しておいたホテルのベッドの上で横になって適当にやっていたアニメを見ていた。

 

 

 

 

 

『板前君、あとは頼みます。』

 

ドチュンッ!

 

『お前は何なんだよッ!!真鯛ぃぃぃぃッッッ!!!』

 

『デケェ声出さなくても聞こえてるよぉ!!!板前ユウジィィィッッッ!!!』

 

 

 

 

 

このアニメの名前は確か……お寿司廻戦だったけな。

 

とまぁ、そんなことは置いておこう。

 

たった今、俺が一番好きだったキャラクターの八海ケント、主人公からはハチミンと呼ばれていた者が死んでしまったところだ。

 

彼はブラック企業で働いていたところ、また寿司の良さに出会い、一級寿司職人になった人物だ。

 

所々俺と似ているところがあって個人的に一番好きだったんだが……敵に殺された。

 

彼は途中の敵に半身を焼かれてもなお改造寿司人間と戦っている途中に綺麗な南国を思い返していた。

 

きっと、彼は死に際にやりたかったことを思っていたのだろう。

 

俺も、一歩間違えればああなっていたかもしれない。そう思った。

 

そして、自分の中で避けていた事をやらないとハチミンのように後悔をしてしまうと思った。

 

ずっと逃げていた事だ。

 

やりたかったが、やりたくなかった。矛盾しているが、自分の中ではその矛盾さえ矛盾のように感じなかった。自分の中ではその矛盾が渦を巻いてゴチャゴチャになっている。そんな感じだ。……自分で言葉にしてみても何を言っているかわからない。

 

 

 

 

 

『おかえり』

 

『応ッッ!!』

 

 

 

 

 

やりたかった事、それは帰郷だ。

 

帰郷

 

故郷へ帰る事。又の名を帰省。

 

言葉の選びが拙いかもしれない。間違っているかもしれない。だが、もうこれで良い。

 

俺は、ゲヘナ学園に顔を出してみたい。

 

正直、あそこは苦手だ。不良が沢山いすぎる。俺の中にある嫌な記憶を引き摺り出されるかもしれない。

 

だが、あそこで後輩達が頑張っているんだ。俺も何か手伝いたいし、あそこには良いところも勿論ある。観光もしたい。正直、めちゃくちゃ観光したい。

 

俺があいつを抑えるために作り、残してしまったあの条約。

 

どうやらあれは一度空中分解しかけたそうだが、トリニティの方が何とか締結にまで持っていけるものにしたらしい。

 

 

 

 

 

『お前はそれで良いのか?北堂アオイッ!またブラザーを1人にするつもりか?北堂アオイッッ!』

 

 

 

 

 

正直、トップが変わってもあの万魔殿とかいうクソみたいな組織は条約に関してのことはやらないだろうし、やるとしてもどうせ風紀委員会に押し付けている。

 

もしそうだとしたら、委員長、つまりヒナに一番負担が掛かってしまう。

 

俺があいつをこっち側に引き込んだんだ。その責任は取る。いや、取らなくちゃならない。

 

あの条約は一応俺も制作に加担した。少なからず風紀委員会の業務を減らせるようにはしたから、俺のようになる人を減らせるはずだ。

 

そして、一刻も早くヒナを助けてやりたい。

 

コレは、俺の罪滅ぼしかもしれないし、エゴかもしれない。だが、もうエゴでも何でも良い。

 

俺はやりたい事をやると決めたんだ。

 

 

 

 

 

『俺とお前、最後の捌きあいだぁぁぁッッ!!!』





〈お寿司廻戦〉

主人公である板前ユウジは特級魚である、タベタラ・ナンカ・ムカシノメチャツヨイヤツ・カラダニ・ハイッチャウの身を食べ、器になってしまい、秘匿死刑となってしまう。そこで、特級寿司職人である六条サトルがある提案をする。それは、器として全てのタベタラ・ナンカ(以下略)の身を食べてタベタラ(以下略)を寿司にするというものだった。そして、板前ユウジはお寿司高専に入学する。待ち受ける魚以外にも、焼肉師等の敵と相対して成長していく物語。

なお、一部の生徒にはとある登場人物のセリフである、『どけ!!俺はお兄ちゃんだぞ!!』というセリフを言われてみたいという願望があるとかないとか。

バッドエンドルートを書くかどうか(曇らせ)

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