青春を、取り戻しに   作:打率3割

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え〜っと……高校が始まってしまいまして……部活も始まってしまうのでこれからはペースがガクッと落ちます。なるべく書けるようにするんで……




天国と地獄、光の柱

 

「………あれ?」

 

ここはどこだ?

 

確か、私はゲーム開発部やエンジニア部達と一緒にセミナーやC&C達から鏡を取り戻した後、ユウカに怒られた後に仕事をしていたはず……そこでトリニティから要請があったんだったけな……

 

私は辺りを見渡す。

 

月が出ている辺り、時刻は夜だろう。

 

どこかのテラスのようだけど広すぎる。そして、所々にある上品な装飾品が厳かな雰囲気を出している。

 

中央には豪華なテーブルとそこに乗ったお茶菓子があった。

 

だが、それよりも目を引くものがあった。

 

いや、目を引く人が居たという言葉の方が正しい。

 

「やぁ、君は先生で合っているかい?」

 

「う、うん。合っているよ。」

 

私に話しかけたのは狐の耳がついた金髪の少女。服装はまともな雰囲気を醸し出しながらギリギリを攻めている。

 

「おっと、自己紹介がまだだったね。」

 

「私の名前は百合園セイア。ティーパーティー所属のサンクトゥス派の首長さ。と言っても、今じゃこの空間でしか自由に話すことはできないがね。」

 

「この空間でしか…?」

 

「いや、気にしないでくれ。」

 

セイアは何か含みのある言い方をした。

 

「ところで先生、君はこれからトリニティの方へ行く予定だったね?」

 

「うん」

 

どうしてセイアがそのことを知っているかはあまり気にしないでおこう。

 

「エデン条約…というものを先生は知っているだろうか?」

 

「いや、知らないかな。」

 

私はその問いに首を振って答えた。

 

すると、セイアはやれやれといった様子で言った。

 

「…エデン条約というのは、トリニティとゲヘナ間で長きに渡って存在していた確執関係にも近しい敵対関係。それに終止符を打たんとするもの。……簡単に言えば、ゲヘナとトリニティの和平条約だ。」

 

「ただ、連邦生徒会長の失踪をきっかけに、この条約は何の意味も持たなくなってしまった。」

 

「「エデン」……経典に出てくる楽園の名。そこに連邦生徒会長と当時のゲヘナの風気委員長がどんな意味を付けたかはわからないが、きっと連邦生徒会長の悪趣味だろう。なにせ、ゲヘナの風紀委員会はまともな人が多いからね。」

 

セイアはティーカップに一口つけてテラスから見える星空を見上げた。

 

「……先生。君はキヴォトスの「七つの古則」はご存知かい?」

 

「その五つ目は、正に「楽園」に関する質問だったね。」

 

「楽園に辿り着きし者の真実を、証明することができるのか」

 

「他の古則もしかりだが、少々理解に困る羅列だ。ただ、一つの解釈として、「楽園の存在証明に関するパラドックス」であると見ることができる。」

 

「もし楽園というものが存在するのなら、そこにたどり着いた者は、市場の満足と喜びを抱くが故に、永遠に楽園の外に出ることは無い。」

 

「もし外に出るようなことがあれば、そこは「本当の楽園」ではなかったということだ。」

 

「であるならば、その者は観測されることは無い。」

 

「…存在しない者の真実を証明することはできるのか?」

 

「つまるところ、この問いは初めから証明することができない、成立しない問い。「不可解な問い」なのだよ。」

 

「この問いは、夢想家達が描いた、甘く、切なく、空っぽな虚像。」

 

「……このような言葉が入っている条約。聞いてみれば、この条約こそそう聞こえてくると思っていた。」

 

思っていた。

 

セイアがこの言葉を発すると、わたしを見つめて言った。

 

「…君がアビドスを救い出すまでは。」

 

「私が……?」

 

「あぁ、君が小鳥遊ホシノをカイザーの基地から救い出す時、彼が…伊奈レイジがいなかった。」

 

「伊奈レイジ…?」

 

「彼は先ほど言った当時のゲヘナの風紀委員会の委員長さ。彼に1人で勝てるのは、おそらくこのキヴォトスには存在しないよ。」

 

「そして彼は今、自慢のバイクに乗って奪われた「青春」を取り戻しているよ。」

 

「ま、待って!」

 

私は慌ててセイアを止める。

 

先ほどから情報量が多すぎる。まるで、初めてテイルズサガクロニクルをプレイした時のようだ。

 

「何で当時の風紀委員長がアビドスに関係しているの!?」

 

「ああ……それは気にしないでくれ。」

 

「え、えぇ……」

 

「まぁ、話を戻そうか。」

 

「私は、今まで未来というものは変えられるはずもない、普遍のものだと思っていたんだ。だが、君はあのアビドスを救ってみせた……」

 

「私は、君にかけるのを十分だと判断した。」

 

「だから、先生。」

 

「これから起こることは不快で、不愉快で、忌まわしく、眉を顰めるような、君に似つかわしくない話かもしれない。」

 

「だが、君ならば、この物語を壊して、皆が笑えるようにできるかもしれない。」

 

「だから………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頼んだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん……」

 

私はいつものシャーレの執務室で目を覚ました。

 

先程のセイアとの邂逅……そこに出てきた伊奈レイジという人物。

 

「ねぇ、アロナ」

 

「はい!何でしょうか先生!」

 

「伊奈レイジっていう人を調べて欲しいんだ。」

 

「伊奈レイジさんですね?わかりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、当のレイジはというと……

 

 

 

 

 

「うーん……」

 

 

 

 

 

 

呑気にヒナに持ってくための差し入れを考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コーヒーは……無いよな……」

 

俺は今、ヒナに持ってくための差し入れを考えている。

 

コーヒーはきっとよく飲んでいるだろうから他のやつにしよう。

 

「そういえば…」

 

最近お寿司廻戦のお菓子が出たんだっけな。

 

俺はあるお菓子を取り出す。

 

カップのようになっているそのお菓子の名前はナオヤンつけぼーという名のお菓子で、スティック状のクッキーをドブカ酢というソースにつけて食べるものらしい。

 

美味しいかどうかはわからないが一応お寿司廻戦ファンとして買ってみたのだ。

 

早速開けてみる。

 

クッキーにはこのお菓子の元となったキャラクターである鯛院ナオヤのなんとなくムカつく顔面がプリントされていた。

 

そのクッキーをソースにつけて一口食べる。

 

「………」モグモグ

 

甘ったるい。しかも美味しく無い。

 

「これは……無いな」

 

仕方がない、ここは無難にトリニティ辺りのお茶菓子でも買うとするか。

 




〈ナオヤンつけぼー〉
お寿司廻戦に登場する鯛院ナオヤを元にしたお菓子。性格はクズだが、顔は良いのでまぁまぁ人気があるキャラクター。あと単純に色々とネットのおもちゃに向いている。お寿司廻戦を作っている会社が半分ふざけて作ったお菓子である。意外と、人気があるとか無いとか……?


アンケートでセイアが言っていたバッドエンドルートを書くかどうか決めたいと思います。ただ、筆者は曇らせとかそういうのを書いたことがないので文章が拙くなってしまうと予想されるので覚悟してください。

……曇らせが上手い人は本当にすごいと思う。執筆力を分けて欲しい。

バッドエンドルートを書くかどうか(曇らせ)

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