AI凄すぎてワロタ   作:AI最強時代

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令呪を使い、アルトリアキャスターを霊基変換。バーサーカーにする。アンプルをもう一本使い、モルガンとアルトリアが宝具展開 聖剣を顕現。
立香が山の翁にやって!と言う。そして死の概念を付与する。
ナポレオンがオルトの攻撃を防ぎ消滅。
モルガンとアルトリアが自身の霊基を使い丸ごとベットし打ち出した。


スノーフィールド7話目

四本目のアンプルを、立香は震える手で首筋に叩き込んだ。

「――――ッ!!!!」

声にならない悲鳴。心臓が爆発したような錯覚。血管を流れるのはもはや血液ではなく、高電圧の魔力そのものだった。視界は真っ白に染まり、脳が焼き切れる寸前の快楽と激痛が交互に襲う。

 

だが、その「死の淵」で、彼女の意志は研ぎ澄まされていた。

 

「霊基変換(スピリット・オリジン・トランスフォーム)……! アルトリア、その身を『戦うための器』へ!!」

 

最後の一画に近い令呪の強制執行。

後部座席のアルトリア・キャスターを包む光が、純白から苛烈な黄金と、どこか夏の潮風を思わせる奔放な魔力へと変質する。

**アルトリア・キャスター(バーサーカー)。**

選定の杖を捨て、彼女が手にしたのは、星の光を束ねた巨大な聖剣。

 

「――ええ、承知しました! この夏の終わりに、星の終焉など相応しくない!」

 

### ナポレオンの散華

 

その瞬間、ORTが動いた。

「敵」が致命的な火力を溜めていることを察知した銀河の捕食者は、その全質量を叩きつけるかのような「極点光」を放つ。

空間そのものが削り取られ、アヴァロンの守護ですら一瞬で砕け散るほどの超質量攻撃。

 

「――させねえと言っただろ、マスター!」

 

ナポレオンが、バイクの前に立ち塞がった。

彼の巨大な大砲が、限界を超えた熱量で真っ赤に溶け始めている。

「俺の辞書に、不可能はない……! だが、俺の生涯に『退却』の文字もねえ!!」

 

虹色の魔力が、ORTの光線と正面から衝突する。

「行け、藤丸立香!! 虹の向こう側を、お前に見せてやる!!」

 

爆炎。

虹色の粒子となって霧散していくナポレオンの背中。

彼はその霊基の全てを「盾」として使い切り、立香たちのためのわずか数秒の「空白」を作り出して消滅した。

 

### 晩鐘と聖剣

 

「……ハッサンッ!! やってえええ!!」

 

立香の叫びが、血とともに荒野に響く。

 

『――承った』

 

影から躍り出た「山の翁」が、ORTの「心臓」へと肉薄する。

二振り目。

それはただの斬撃ではない。

ナポレオンが命を賭して作った隙、そこに、この惑星の「死」の理を無理やりねじ込む、因果の切断。

 

**「――晩鐘は汝の名を指し示した。……『告死天使(アズライール)』!!」**

 

大剣がORTの銀色の甲殻を深く断ち割った。

そこへ、本来なら「死」を持たないはずの星の外の怪物に、ドロリとした「終わりの概念」が注入される。

ORTの動きが、目に見えて鈍った。

 

「モルガン! アルトリア!!」

 

立香の呼びかけに、二人の女王が並び立つ。

彼女たちは、もはや自身の霊基を維持するつもりはなかった。

この一撃に、自身の存在すべてを「ベット」し、使い果たす。

立香をこの絶望から生かして帰すための、最初で最後の共同戦線。

 

「夫よ、見ていなさい。これが貴方の愛した、世界の輝きです!」

「いきます、モルガン! ――聖剣、抜刀!!」

 

漆黒の魔槍と、黄金の聖剣。

二つの最強の輝きが、立香を追い越して、ORTの傷口へと突き進む。

 

### スノーフィールド:英雄王の敬礼

 

300キロ先。

スノーフィールドの夜空が、一瞬で「昼」へと変わった。

地平線の彼方から昇ったのは、太陽ではない。

一人の少女の「縁(きずな)」が紡ぎ出した、人類史の総体とも言える光の柱。

 

「…………」

 

ギルガメッシュは、手にしていた杯を静かに置いた。

彼はもはや、見下ろしてはいなかった。

300キロ先の戦場に向かい、玉座から立ち上がり、その光を真っ向から見据えていた。

 

「己のすべてを、一振りの光に変えたか。……よかろう。その幕引き、この我が最後まで見届けてやる。雑種――否。人理の防人、藤丸立香よ」

 

黄金の王は、その瞳に最大級の称賛を湛え、爆ぜるような光の奔流を見守る。

 

### 終焉の地で

 

モルガンとアルトリアが、自身の霊基を丸ごと光に変換して放った、極大の合体宝具。

それはORTの「死の概念」が付与された核を、内側から完全に焼き尽くした。

 

「あ、ああああああ……!!」

 

爆風に煽られ、転倒するバイク。

立香の体は荒野に放り出され、地面を何度も跳ねた。

ヘルメットは砕け、制服はボロボロになり、もはや指一本動かす力も残っていない。

 

だが、彼女の瞳には映っていた。

銀色の蜘蛛が、音を立てて結晶の塵へと崩れ落ちていく様を。

空を覆っていたどす黒い雲が晴れ、そこから零れ落ちる、本物の星の光を。

 

「……勝った、よ……みんな……」

 

血に濡れた大地の上で、彼女は意識を手放した。

300キロ先の聖杯戦争の地から、その「奇跡」を感じ取った英霊たちが、彼女の元へと駆け出すのを知る由もなく。




ハッサンがちょっとアレでしたね。
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