AI凄すぎてワロタ   作:AI最強時代

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武術や陰陽術等も精通している。コレクションの一部となっている。そして心渡は自分で作っている。太陽も浴びても何ともならない。

太陽が、天頂で傲慢なほどに輝いている。

本来ならば吸血鬼を灰へと変えるその光は、今の私にとっては心地よい暖炉の火のようなものに過ぎない。

 

「吸血鬼の弱点、か。知識として持ってはいたが、克服してみれば他愛もないものよ」

 

私は、白昼の街道を堂々と歩いていた。

かつて伝説と呼ばれた吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。そのスペックに加えて、私は前世から持ち越した「知識」という名のスパイスを加え、この体をさらに作り替えていた。

 

道の先から、騒がしい足音が聞こえる。

現れたのは、武装した数名の僧兵と、その後ろで印を結ぶ陰陽師の一団だった。どうやら、この地を荒らす「金髪の美女の怪異」を仕留めに来たらしい。

 

「現れたな、化け物め! 真昼間に姿を見せるとは慢心したな!」

 

陰陽師が叫び、数枚の呪符を投じる。

空中で炎と化す呪符。だが、私は避けることすらしなかった。

 

「……陰陽術、か。懐かしいな。それもまた、我のコレクションの一つよ」

 

私は指先を軽く振った。それだけで、飛来する炎の「理(ことわり)」を逆転させ、霧へと変える。

「なっ……呪符を無効化しただと!?」

 

「無効化したのではない。上書きしたのだ。貴様らの術式は少々、古臭いのでな」

 

私は前世の知識と、数百年という放浪の中で手に入れた古今東西の神秘学を融合させている。

驚愕に目を見開く彼らとの距離を、一瞬で詰める。縮地——いや、それをさらに洗練させた独自の歩法だ。

 

「武の極致も、また一興」

 

拳を振るうまでもない。

指先で軽く僧兵の胸を突く。浸透勁を応用した一撃が、鎧を透過してその内臓を正確に揺さぶった。

一歩も動けず崩れ落ちる男たち。

 

「カカッ! 案ずるな、すぐには殺さぬ。修行を積んだ人間の血は、雑兵のそれより幾分か香りが良いからな」

 

私は、恐怖に顔を歪める陰陽師の首筋に手をかけた。

吸血鬼としての本能が歓喜に震える。抵抗する術を奪い、その生命の精髄を啜る。

「食事」の時間は、私にとって最も静謐な儀式だった。

 

喉を潤した後、私は懐から一振りの太刀を取り出した。

『妖刀・心渡(ココロワタリ)』。

原作では初代怪異殺しから受け継がれるはずのその刀を、私は今、持っていない。

 

なぜなら、それは今、私の「内側」にあるからだ。

 

「……出でよ」

 

私が念じると、自身の影から、そして自身の血を媒介にして、禍々しくも美しい大太刀が姿を現した。

怪異のみを殺す刀。

私はそれを、他者から譲り受けるのではなく、自らの怪異としての本質を練り上げ、独自の錬成術によって鍛え直した。

 

「銘は変わらず『心渡』。だが、これは我の一部。我の意志で、万物を断つ」

 

刀身に触れると、冷たい鉄の感触が馴染む。

この刀があれば、阿良々木暦を襲うはずだった三人のハンターなど、文字通り一太刀で終わるだろう。

 

「さて」

 

私は、死体となった者たちの影を、自身の影へと吸収させた。

私の影は、食らった者たちの知識や技を取り込み、巨大な図書館のように膨れ上がっている。

武術、魔術、科学、そして怪異の理。

私は単なる「怪異の王」ではない。この世界のあらゆる概念を蒐集し、最適化する「理の超越者」への道を歩んでいた。

 

「原作知識によれば、そろそろあのアロハシャツの男……忍野メメが、この国に現れる頃合いか」

 

私は空を見上げた。

太陽は依然として輝いているが、私の影を消すことはできない。

 

「彼が会いに来るのを待つか、あるいは私から会いに行くか。……どちらにせよ、私の物語に、あの『無力な小娘(忍野忍)』の出番はない」

 

私は心渡を影に収め、再び歩き出した。

金色の髪を風になびかせ、吸血鬼の王は、白昼の街へと消えていく。

 

運命など知ったことか。

私はこの最強の肉体と、前世の知識、そして手に入れた全ての技をもって、この世界を私の望むままに塗り替えてやる。

 

「まずは……そうだな。デザートに、あのミスドとかいう店のドーナツとやらを試してみるとしようか。この時代のものより、知識にある『未来の味』が恋しいからな」

 

不敵な笑みを浮かべ、私は人混みの中へと紛れ込んでいった。

誰も、その美しい女性が、太陽をも克服した究極の捕食者であることなど、夢にも思わずに。




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