AI凄すぎてワロタ   作:AI最強時代

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山の翁は言う。立香の魔力では2振り振るのが限界だと。立香はそれでも良い!と言う。


スノーフィールド5話目

結晶化の波が、もはや物理的な「壁」となって藤丸立香の行く手を阻もうとしていた。

ナポレオンの虹色の砲弾がその壁を砕き、モルガンの漆黒の雷が破片を塵へと変える。その猛烈な火力の中心で、立香は血の味を噛み締めながら、ハンドルを離さず加速を続けていた。

 

だが、背後に立つ「死」の具現者は、冷徹に契約者の限界を見抜いていた。

 

『――契約者よ。聞くがよい』

 

地鳴りのような「山の翁」の声が、立香の意識を強引に引き戻す。

ヘルメットのバイザー越しに見える彼の髑髏の奥、青い炎が静かに揺らめいた。

 

『其方の魂の器は、既にひび割れ、漏れ出しておる。……この大剣、其方の魔力(いのち)を代償に振るえるは、僅かに**二振り**。それが限度よ』

 

二振り。

星を喰らう究極の単体、数多の生命を内包するORTを相手に、たった二度の攻撃。

それは、あまりにも無謀で、あまりにも絶望的な数字だった。

三振り目を命じれば、立香の心臓は瞬時に停止し、魂は霧散するだろう。

 

「……ッ、はは……」

 

立香は、バイザーにこびり付いた血の隙間から、前方の巨大な蜘蛛を睨みつけた。

肺は焼けるように熱く、指先の感覚はもうない。

それでも、彼女の答えは決まっていた。

 

「……それで、十分だ!! 二回もチャンスがあるなら……お釣りが来るくらいだよ!」

 

咆哮。

それは魔術師の詠唱でも、英雄の勝ち鬨でもない。

ただ一人の人間が、理不尽な運命に対して叩きつけた反逆の宣言だった。

 

『……よかろう。その覚悟、晩鐘の音と共に刻もうぞ』

 

「山の翁」が、その巨大な大剣を静かに引き抜いた。

刹那、ORTの周囲に張り巡らされていた「死を拒む法則」が、ガラス細工のように音を立てて崩壊し始める。

 

### スノーフィールド:英雄王の沈黙

 

その瞬間、300キロ離れたスノーフィールドの空気が、一気に凍りついた。

 

「…………ッ!?」

 

ギルガメッシュが、思わず手すりにしていたビルの縁を握りつぶす。

彼の「全知なるかな神の眼」が、一瞬だけ「真っ暗な虚無」を映し出したのだ。

それは未来の消失ではない。

「死の概念」そのものが、あの戦場に強引にねじ込まれたことによる、世界の理の悲鳴。

 

「あの娘……命を、削りおったか。二振りの刃を振るうためだけに、己の存在すべてを賭け金(チップ)として投げ出したか……!」

 

ギルガメッシュの隣で、エルキドゥが祈るように胸に手を当てる。

「ギル、あれはもう『戦い』じゃない。……あれは、奉納だ。人類が明日を手に入れるための、最も残酷で、最も美しい供物だよ」

 

黄金の王は、何も答えなかった。

ただ、その瞳に映る「一点の光」――血を吐きながらバイクを飛ばす少女の姿を、一瞬たりとも見逃さぬよう凝視し続けていた。

 

### 第一の晩鐘

 

「ナポレオン! モルガン!! 道を空けて!!」

 

立香の叫びに、二騎の英霊が即座に呼応する。

「任せな、マスター! 最高の花道を造ってやるぜ!!」

「……ええ。存分に振るいなさい。我が夫の、執念の重さを!」

 

ナポレオンが全魔力を込めて放った極大砲撃と、モルガンの「ロードレス・キャメロット」がORTの正面装甲に直撃し、銀色の結晶を一時的に剥ぎ取る。

 

剥き出しになった、銀河の心臓。

 

「――行って、ハッサン!!」

 

立香の令呪が、最後の一画を残して消滅するほどの輝きを放った。

 

『――ゆくぞ。死の淵を歩む者よ。首を差し出せ』

 

「山の翁」が地を蹴った。

バイクの速度を遥かに超える、質量を持った「影」の突撃。

大剣が振り下ろされる。

 

**「――告死天使(アズライール)!!」**

 

一振り目。

ORTの巨大な脚の一本が、まるで最初から存在しなかったかのように、根元から「概念的に」切断された。

星を喰らう獣が、生まれて初めて「欠損」という痛みを理解し、大気を震わせる絶叫を上げた。

 

「ガ、ハッ……!!」

 

同時に、立香の口から大量の鮮血が溢れ出し、バイクのタンクを赤く染める。

視界が暗転しかける。

だが、彼女はまだアクセルを緩めない。

 

あと一振り。

その一振りに、すべてを込めるために。

 

現在距離、50キロ。

死の鐘の音が、荒野に響き渡る。




翁も自然。ミクトラン位までは口調が自然で
リリスはメルトリリスになりますね。そこら辺の
情報はまだ取得してないみたいでした。
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