天才的ミスをする芸人枠、落ち物パズルが義務教育の世界に放り込まれる 作:土下座-アタック!
補足わかりづらいと思うのでやっぱりそれぞれどんな感じのゲームなのか一回見た方がいいかも?
でも、パネルでポンは見ててもムズイ(実体験)。0.25倍くらいで何やってるかようやくわかるような敷居の高さだと思う(個人の主観です)。
~前回のあらすじ~
タコヤキが現実で実家した!?死んだと思ったらパズルゲームが義務教育な世界に転生しちゃってた!!これからどーなっちゃうの~!?
早歩きでこうさてんについて行きながら、タコヤキは街の様子を見てみる。
ぱっと見ではわからなかったが、よく見ると、本屋さんの店頭にはパズルゲームの本が並んでおり、『T-スピンってすごい!T-スピンってなに?』や『おしえてアコールせんせい!かいだんづみって?』などの、子供向けのぷよぷよ*1やテトリスの本が並んでいる。それ以外にはシックスボールパズル*2や、見たことのない色とりどりのブロックが積まれている、タコヤキがよく知らないようなパズルゲーム*3もある。
(ほえー、テトリスだけじゃなくて、いろんなゲームが置いてあるんやな。俺、テトリス以外できんのやけど、他のパズルゲーダイジョウブかな…?ぷよぷよが大学受験に出て来た瞬間、俺多分試験用紙破り捨てるわ)
テトリス以外のパズルゲームの攻略本が店頭に置いてあるこの世界のセンター試験がなんとかなるか不安に思っているタコヤキだが、そんなことを考えているうちに学校に着いたようだ。
「入学式とテトリス週間っていつもかぶっちゃうよね。入学式ずらしたりとかしないのかな?」
「あーそうやなー。そしたら楽になるよな」
(テトリス週間ってどうゆうルールでそうなってんのかわからんけんさ、そういう話とかできんのよね今。すまんなこうさてん)
心ではそう思っても、変に思われたくないのでタコヤキは口を閉ざすことを選んだ。
「僕のクラスは…4年2組だ。お兄ちゃんはどう?」
「俺は6年1組やね。」
タコヤキはそこまで言って、自分が6年1組の教室の場所を知らないことに気が付いた。タコヤキはこうさてんに教室の場所を遠回しに教えてもらう方法を少し考える。
「あー、なぁこうさてん。6年の教室ってどこら辺にあったっけ?」
「うーん、3階じゃない?上の階ほど上級生の教室多くなった気がするし」
「おっけ、ありがと。じゃ、またね」
「うん。ばいばい」
こうさてんに教室を教えてもらい、タコヤキは何とか教室にたどり着くことができた。
(ここかな?ガラガラっと)
「おはようございまーす」
6年1組の教室はがやがやとしていた。タコヤキの挨拶は教室の喧騒にかき消される。
(おお、小学校ってこんな騒がしいところだっけ?なんか異常でもあったん?)
タコヤキが原因を探すと、全員の机にはs〇itchのような機械が置いてあることが分かった。その機械を使って遊んでいる人もいるようで、おそらくこれが騒がしいクラスの原因だとタコヤキは見当をつける。タコヤキが自分の名前が書かれた席を見つけて座ると、がやがやとした教室で先生が大きな声を出しながら、教卓に置いてある段ボールを開封するところだった。
「はーい、皆さん!今日は机にスーパーパズルコンピューターを置いています!セットアップは済んでいるので、9時までにウォーミングアップを済ませてください!6年1組パズリーグIDは『81404646』です!」
(なるほど。このs〇itchがスーパーパズルコンピューターってことね?おーけーおーけー。とりまやってみるかー)
タコヤキはスーパーパズルコンピューターの電源を付ける。どうやら起動すると勝手にパズル&パズルが開かれるようになっているらしく、でかでかとS〇GAのロゴが白い背景から現れる。パズル&パズルのホーム画面では、4種類のゲームが選べるようになっていた。
・テトリス
・ぷよぷよ
・パネルでポン
・6ボールパズル
(このパネルでポンってやつ、俺が書店の店頭で見た色とりどりのブロックが積まれているヤツや。まぁ、これは後で見るとして、他の3つは見たこともやったこともあるな。ぷよテトはやったとこあるけど、この時はマージン*4とかあったっけ?まぁやればなんとかなるやろ。未来の知識持っとるし)
タコヤキはテトリスのNPCと戦うことにした。テトリスはどうやらぷよテト2と同じように動くらしく、2014年だというのにミノの動作はなめらかだ。Tミノを回転させながら2列消すことで発生するT-Spin Doubleも、回転でT-Spinした後のTミノの位置が変化することを利用したT-Spin Tripleの火力*5も、4列と6列、Back-to-Back*6も火力に1列追加される特性は変わりない。S〇itchのコントローラーも支給されており、これで間違える方がおかしいというもの。
(よし。問題なさそうやな。まぁ最近はレート3200*7にも勝ったし?まぁさすがに勝てないとかはないやろ)
タコヤキは自然と笑みを浮かべる。開幕TD砲*8からのパーフェクトクリアで相手側のNPCはなすすべもなくやられる。
「……よし。お邪魔の送りも問題なし。ボタンの反応も悪くない。」
ふと、タコヤキが顔を上げると、後ろの席で雑談しているクラスメイトたちの声が聞こえてくる。
「え?田中もうDT砲*9組めるの?すげぇ!」
「えぇ?西田ちゃんってぷよぷよ鍵積み*10安定するの?中学からの内容できるのすごっ!」
「七海ちゃんもパネポン*11できるじゃん…しかも小学校のコーデリア*12とか呼ばれてるくせに…嫌味?」
後ろの席では、テトリスではDT砲、ぷよぷよでは鍵積みが出来ればすごいという評価が聞こえてきた。後ろの席に座っている七海はパネポンが出来るらしく、パネポンはできるだけで凄いらしい。
(まぁ、パネポンは一旦置いといて、そんぐらいのテンプレ組むならカモやな。てか後ろの子まだ子供なのにドロドロし過ぎちゃう?ちょっと怖いねんけど……)
「はーい、もう9時なので、パズリーグに入ってくださーい。今日は1vs1の3回戦です」
(まぁ、いっちょ無双しちゃいますか。テトリスは手加減難しいからしょうがない。うん!)
<カンコーン
試合がマッチングした音が聞こえた。最初の相手は、つい先ほどDT砲を組んでいた田中である。田中の方の席を見ると、口角が城之〇のように驚くほど上がっている。
(なんやあいつの顔、すげぇ笑っとるやん。取り合えずスタンプ送ろ)
<『おれは「ヘンタイ」ではない!*13』
(うし、ボコボコにしたるわ)
【READY… GO!】
今回はテトリス対決である。田中は開幕DT砲、タコヤキは開幕TD砲を組んでいく。
(この時代はTDなんで使われてへんし、TDの火力だったらボコボコにできるけん、楽勝やな)
そう思いながらもタコヤキは一巡目のミノを楽々と積んでいく。
(ほい、ほいほい、ほほい、ほい、そのままSミノ差し込んで…)
Sミノを差し込むことでT-Spin Tripleの地形ができ、Sミノを二段分積み込んで下をわざと一マス開けておくことで、TST*14を打った後にTSDを打てるという仕組みである。タコヤキは楽勝と思いながらも、慣れない環境下であるからか、言葉にできない嫌な雰囲気を感じていた。
嫌な予感は当たるもの。今までの自信とフラグを代償に、タコヤキはSミノを差し込めず、穴だらけの地形*15だけが盤面に残った。更に悪いことに、Tミノが暴発*16で、更に悪い地形はもう一段高くなってしまった。
(おぉぉいS〇GAぁぁぁ!! 今の入ったやろ!? なんでそこにくるんやSミノ!そして暴発するなよTちゃん*17…まずい、やばいぞこれは)
「田中くんは、DT砲上手だね。そして、タコヤキくん……なんだいその独創的な積み方は? 現代アートかな?」
後ろで見ていたらしい先生がタコヤキに声をかけた。
(ちょ、ちょっとやかましいわ。これはS〇GAの陰謀やけん、やから俺のミスやなくてS〇GAが悪いんよ。ここから神プレイするから。一気に盤面かえすわ)
田中はそのまま端空けREN*18を組んでくる。
(あー、しくった!もうTミノ使っちゃってこう置けば…テトリスで相殺できて、堀りREN*19きつそうやから火力*20で相殺*21して…あぁ、
タコヤキはテトリスで相殺しようとしたが、Iミノが入りきらず自爆してしまった。
(まぁまだ二本あるし?ダイジョウブ、ダイジョウブ。落ち着けば次勝てる)
本来なら鮮やかなテトリスで田中のRENを相殺してから勝って周りに上手さを見せるはずが、画面に映し出されたのは一番端の列に突き刺さらず、ズレて直立しているIミノの姿。
「プッ……アハハハ! タコヤキ、お前それ新手のギャグ? 自らトドメ刺しにいくスタイル?」
対戦相手の田中が、さらに城之〇のような顔芸を加速させながら爆笑してくる。先生はすでに別の席のクラスメイトに声をかけており、他の生徒を見ているようだ。
(次対戦で会ったらボコボコにしちょるからな…覚悟しとけよ田中ぁ…)