俺の上司の出来る秘密を暴いてやるぜ!   作:TTChara

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出来るものの秘密

うちの上司は出来る人だ。

気がつけば自身の仕事を終わらせて

誰かをヘルプにいっている。

まるですべてわかっているかのように準備を済ませ

回答も爆速筆記からパソコンのうち方まで

まるで機械のようだ。

 

そんな上司に出来る秘密を聞いてみた。

そしたらなんとこう答えたんだ。

 

「集中すれば時なんて止まって見えるだろう」

 

それを聞いたとき冗談だと思った。

どんな集中力していればそんなこと出来るのだろうかと

 

だから聞いてみたFPSのゲームとかってやらないんですか?と

 

そしたら

 

「止まっているから動かないだろう」

 

なんて言うのさ。

 

いやいやその止まって見えるって体感じゃないかって

実際は動いている訳でいくらでも生かせるだろうに。

 

そんなある日、

俺は上司をホラー映画に誘うことにした。

きっかけはなんだったか曖昧だけど

何かチケットがあまってて行けるのが俺と上司の二人だけ

だったらしい

 

あの完璧な上司が怖がるところが見れるならと

正直びびりな俺は強がって行くことにしたのだった。

 

『ソング』

 

世界でも有数の超怖い作品らしい。

 

俺は薄めで見ることにしていると

上司といつの間にか手をつないでいた

恥ずかしながら怖い思いが弛んだ俺はそのままでいたら

なんだか不思議な感覚に襲われた。

 

世界が揺らいでいるように感じて来るのだ。

これはめまいか何かかな何て思いながら横を向くと

上司は青白い顔して震えていた。

 

「こ…これさ怖すぎない?」

 

そういう声も体もすべてが震えていた。

 

上司の新たな一面を見れたなー

なんて怖い中に愉快さを覚えながら

 

見ていたらさらに世界がゆっくりりり??

 

止まってしまった、世界が……上司を見ると目を回して気絶していた。

 

繋いでいる手を引っ張り起こす。

 

「ねぇ!なんか変だ!時間が!動いていないんだ」

 

上司は動かない。

 

一体どういうことなのか、その場をたち、周りを見渡す。

 

何事もなかったように世界は動いていた。

 

上司はけろっとした顔で笑みを浮かべていた。

 

「ふふどうしたんだい?」

 

俺は上司の秘密に触れてしまったのかも知れない?

 

止まった上司と止まった時間、

繋いでいた手と離して動いた世界。

 

まるで世界がバグでもおこしたかのように

認められない体験だった。

 

同時にこんな思いが募った。

暴いてやるその力をなんてワクワクした思いでかえるのだった。

 

…………

Side上司

ふふっかわいいんだから

 

「今日ってやっぱりデートなのかな?」

 

私はうきうきした気持ちで家に着く。

 

気絶したくらい怖かったのは予想外だったけど

 

ゆっくりとあの子のことを見ることが出来て幸せだったー♡

 

私は昔から心が止まると世界も止まる。

何か心に動きがあると世界に影響が出るらしいのだ。

 

らしいというのは自分以外に認識出来るものはおらず

それを知るものが誰一人いないからだ。

だけど集中すれば時は止まってしまうし、

眠れば一秒と立たずに目が覚める。

 

そんな特異な体質、ファンタジーでしか見たことがないから

今まで誰にも相談なんかしていない。

でもあの子ならいつか彼氏として話してみちゃったりして♡

なーんてそんなのバレたら恐れられるし、

黙っておくのがせーかいでしょ?

でも暴かれたら気持ちいいんだろうなぁ

誰かに私を知ってもらいたい

そして受け入れてほしい

そんな今日この頃です。

 

 

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