暴食姉妹が侵食現象で主人公の記憶を見たらの反応   作:通りすがりの逃亡騎士

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コードヴェイン2の小説の供給が足りないので、遂に自分で書き始めてしまいました。


この小説には以下の成分が含まれてます。
・喋る主人公
・全てが解決した後の世界

・ゲーム本編と違い、1度死んだら甦れないという世界共通認識
・だが、主人公はゲーム本編と同じでヤドリギから復活
・独自解釈、超ご都合主義



プロローグ+ノアとの記憶

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラァ!!!!!」

 

 

ラヴィニアから依頼され、増え過ぎた眷属を倒す為にルゥと共に封印の塔に籠ること数日と数時間。

 

 

幾ら狩っても眷属共は湧いて出てくる...終わりはあるのか?

始祖イドリスは、何のためにこんな無限に近い量の眷属を作ったのか?

 

そんな答えの分からない自問自答を繰り返し、湧いて出てくる眷属を狩り続ける...

 

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア!!!!もう帰っていいかなぁ!!!!???」

「てか帰る!!!!!!!二度と来るかボケがァァ!!!」

 

「お、お待ちください!!ラヴィニア様からの依頼ですよ!?」

 

 

このセリフもこの数日で2人が毎回言っている恒例のセリフである。

 

 

後ろから名残惜しそうに、眷属たちが手を伸ばすが関係なしにルゥを引っ掴んでバイクに乗り、ヤドリギまで走っていく...

 

 

────────マグメル─────────

 

 

 

 

 

 

 

ぶつくさラヴィニアに文句を言い、ルゥと別れ、昼にも関わらず自室で不貞寝をしていると、ふと気付く。

 

 

...食堂からスパイスのいい香りが立ち込めくる

 

 

 

(おなかすいた...そう言えば朝から何も食べてないや...)

 

気付けば自室から出て、食堂へと足を向けていた

 

 

 

 

 

 

「おぉ!許嫁どの!昼食にリーズとカレーを作ったんだ。良かったらお前も食べるか?」

 

「あ!やっと来たんですか?作ったのに全然来ないからこれから呼びに行こうとしてたんですよ?」

 

 

食堂にてスパイスの香りを漂わせていた原因は、ジョゼとリーズの作ったカレーだったらしい。

 

「ジョゼぇ...リーズぅ...お腹すいた!!カレー頂戴!!!」

 

「ははは!!いいとも!大盛りな!」

 

「全く...これじゃあ許嫁じゃなくて、弟ですよ...?」

 

 

 

 

 

 

 

「ご馳走様でした!!!」

 

「「はい、お粗末さまでした。」」

 

 

ほんのり辛く、少し血の味がするカレーを食べ終えのんびりしているとふと、2人がこちらを見ていることに気付く。

 

「ん?2人ともどうしたの?」

 

 

「いや、あんなに美味しそうに食べてくれると作った甲斐があったと思ってな。」

 

「えぇ、私達、家族の味を美味しいと言ってくれるのがとても嬉しかったんですよ。」

 

2人は満面の笑みでそう言う

 

 

(あぁ...この光景を見るだけで過去を変えてよかったと思えるよ...)

 

 

2人の史実は酷いものだった。

ジョゼは、ゴッボーの陰謀により全ての責任を負い、自分自身で目を潰しシェルターに閉じこもった。

 

リーズは、ジョゼを救う為、自身に残された命全てを使い制御装置を完成させた。

 

 

(あのゴボウ野郎が化けて出来てたらもう一度殺せるのに...)

 

そんなことを考えて...

 

 

 

...ドクン!

 

「…あ...え…?」

 

...ドクン!ドクン!!

 

 

「ど、どうした!?」

 

ドクン!!!!ドクン!!!!

 

ジェイルから黒い煙が溢れ出す

 

「なんで!?侵食現象!?」

 

「なんでだ!?私達は心臓を預けてない!!」

 

 

 

「うぅぅうぅぅ...!!!」

 

目の前が暗く.............

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョゼ&リーズSIDE

 

 

 

 

 

 

「うっ...リーズ無事か?」

 

「うぅ...うん、私は大丈夫だよ」

 

「良かった...だがここはどこだ?」

 

 

 

『貴方には...人の世を救って頂きます』

 

 

「「!?」」

 

いつの間にか目の前にアイツとラヴィニア、ルゥがいた。

 

「...ラヴィニア?それにルゥ?」

 

「どうしてラヴィニアさん達が?」

 

 

 

『ルゥ...彼女は時を超え、過去の世界へ飛ぶことが出来る、唯一の吸血鬼です』

 

 

 

 

「過去へ...飛ぶ!?」

 

「...そうか、あいつが私の元に来れたのはルゥのお陰だったんだな」

 

「ね、姉さん!これって!!」

 

「あぁ、これでハッキリした。これはあいつの記憶だ」

 

 

────────────────────────

 

 

『オラァァァ!!!!』

 

ノアと銃剣を持ったバケモノが鍔迫り合う。

 

「ノアさん!?」

 

「これは、ノアとの記憶か...」

 

 

『っ...!この指輪...お前、まさかフランツか!?』

 

『待ってろフランツ!!今、解放してやるからな!!!』

 

 

『ノア!!』

 

 

『!?お前...どうして!...はっ、義理堅い奴だな』

 

『油断すんな、コイツは他の奴とは格が違う、油断すんなよ!!』

 

『お互い様だよ!!!!!』

 

 

「それでこそ私の許嫁だな!!!」

 

「もう!姉さんったら!まぁ...気持ちは分かるけど」

 

 

─────────────────────────

 

 

『..................』

 

 

 

「...え?」

 

「は...?」

 

理解ができない理解ができない理解ができない

なぜ、目の前であいつは殺されている?

 

「ね、姉さん...な、何が起きて...」

 

必死に目の前の光景を理解しようとするリーズ

 

 

 

『ハァ...!ハァ...!お、俺は...し、死んで...??』

 

 

そして、ヤドリギで再び五体満足で蘇った愛しい男

 

 

「あ、あいつは生き返れる...??なぜ...」

 

 

『...生き返ったのか、それとも時間遡行のせいか分からないけど、もう...1回...ノアと...フランツを倒さないと...』

 

 

 

そのあとも何度もアイツが死ぬ様を見させられた。

 

潰され、喰われ、全身を撃ち抜かれ、石にさせられ、その挙句砕かれ、何度も、何度も何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

 

逃げようと、目を背けようとしても身体は動いてはくれなかった。

 

まるで自分達の想い人のことを隅々まで覚えようとするかのように。

 

 

『あ、あぁ...ノア...助けないと...』

 

「...もう、もうやめて!!!!!!!」

 

「もういい!!!もう...行かないでくれ...」

 

 

だが私達の声は届かない、これはアイツが通ってきた過去の記憶なのだから。

 

 

 

 

 

 

『次こそ...絶対に助けるんだ...絶対に、殺させるもんかッ!』

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

どれ程経っただろう、何度心が折れかけただろう。

自分が死んでいるわけではないのに、それと同じ...いや、それ以上の苦しみを味わった。

 

 

 

 

『じゃあな...フランツ...』

 

 

 

 

 

 

「うっ...ぐすっ...ね、姉さん...」

 

「.........」

 

 

 

隣でずっと泣いているリーズ

それもそうだ、リーズは隠している様だが明らかにアイツに気がある。

アイツが私の許嫁であるから表に出してないだけだ。

 

双子の姉妹なのだ、同じ者に惹かれるのは当然なのだろう。

 

肝心の私は、言葉が出なかった。

許嫁だなんだと言っておきながらアイツのことを何も知らなかった。

 

 

アイツがなぜあそこまで強いのか、なぜ見た事もないバケモノの動きが手に取るように分かっていたのか。

私が知らなかっただけで、何度も、何度も、気が遠くなるほど何度も死んで相手の動きを学習していただけだ。

 

 

 

 

『ノア、怪我はない?』

 

『あぁ、お前のおかげで大した怪我はしてねぇよ』

 

『そっか!!迷子の俺を拾ってくれた恩は返せたかな』

 

『ははは!!それはとっくに返してもらってる、そんなもんよりデッケェ借りができちまったよ』

 

『んじゃ、その借りはご飯でも作ってくれればチャラにするよ』

 

 

『そんなもんで返せるかってんだ!!!!!』

 

 

 

 

 

「ふふ...記憶の中でも何も変わらないですね...」

 

「あぁ、いつも腹ぺこで、いつも周りを笑顔にしてくれる...」

 

「そんなアイツにこんな秘密があったなんてな...」

 

「...うん」

 

 

 

 

 

だが私達はまだ知らなかった、この先にある絶望の記憶を

 

 

 

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