暴食姉妹が侵食現象で主人公の記憶を見たらの反応   作:通りすがりの逃亡騎士

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私はデウス・エクス・マキナ肯定派の逃亡騎士です。
幸せなら全部良いと思われ
早いとこイチャイチャさせてぇなぁ!!!!!


機械仕掛けの吸血鬼

 

『...様子はどうだ?』

 

『安眠の術式で眠らせています。ですが、術式の効果が上手く現れていないようですね...時折、魘されているようです。』

 

『そうか...』

 

ノアさんとラヴィニアさんがハンターさんの状態を共有している

...ルゥさんがマグメルに連れてきた時はかなり酷かった

 

『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!殺してくれぇ!!!!!』

 

『どうしたのですか!?』

『おい!?どうした!?何があった!!!』

『どうしたの!?』

 

 

『みんな...みんなぁ...俺はっ...俺はぁ...ッ!!!!』

『あ、あああああああああああああッ!!!!!!』

 

『っ!!いけません!!!!』

 

ラヴィニアさんが術式を起動させ強制的に眠らせる

 

『ルゥッ!!何があったのですか!?』

『...実は...』

───────────────────────

 

『そう...ですか...英雄ジョゼが心臓を...』

『愛した女性に殺され、そして愛した女性の全てを捧げられ吸血鬼として生き返った...』

 

『やるせねぇな...』

 

『彼が何をしたっていうの...』

 

全員が暗い顔をしている

それもそうだ、世界を救うという責任を押し付けた人の心が壊れたんだ...

 

「...辛いよ、見てられない…」

 

「私は...私...は...」

 

《チッ...相変わらず世話の焼ける奴らだ...》

 

───────────────────────

 

『おい、おい、起きろ』

 

『...ヤドヴィガ?』

 

『...なんて顔をしている』

 

皆が退出した後、ヤドヴィガさんが入室してきた

 

『...なんの用、笑いに来たの...それとも殺しに来てくれたの?』

 

『っ...ふざけたことを言うな、今のお前が見ていられないから様子を見にきてやったんだ』

 

『ならもういいでしょ...』

 

『チッ...相変わらず面倒くさい...あの暴食の娘のことを助けたいか?』

 

『助けたいよ、当たり前だろ...』

 

『なら私を背中に入れて、暴食の娘と戦った場所に行け』

『ルゥを連れていくのを忘れるなよ』

 

──────────────────────

『着いたか』

 

ヤドヴィガさんに連れられ、ハンターさんとルゥさんが来たのは拠点の大広間、姉さんと戦った場所...

 

『...ヤドヴィガさん、何故ここに連れてきたのですか?』

 

『こいつが助けたいと言ったからだ』

 

『わけがわからない』

 

『あぁ、"今の"お前達には言っていなかったか?』

『私にもルゥの時間遡行と似た術式を生まれつき持っていてな』

『こいつの術式と違い、情念を辿らずとも過去、未来に飛べる...まぁ、行きたい時代の指標にはなるから多少の縁はいるがな。』

 

『まぁ、分かりやすく言うのならば、所謂チート能力と言ったところか?』

『その術式でお前を過去に、ジョゼとその双子の妹がいた時代に送ってやる』

 

『そんな強力な術式を...』

 

『なんで、なんでそこまでしてくれるの?』

 

『なんで...か...』

『お前に救われた恩返し...と言ったところか?』

『ここでお前を放っておくと、お前の心は壊れ...ただの機械のように英雄達を殺していき、最終的には偶像として祭り上げられる。』

『...そんな結末を認められるわけがないだろう...っ!!』

 

ヤドヴィガさん...貴女もハンターさんの事を想って...

 

『っ...まぁ、そんなところだ、どうする?過去に飛ぶのか?それとも心を壊し機械となるか??』

 

『ヤドヴィガ、お願い』

『私からもお願いします、彼の弱っていくこの姿をもう見たくありません...』

 

『ふっ...そう言うと思っていた』

 

そう言うとヤドヴィガさんは術式を起動させる

 

『あぁ、言い忘れていたな』

『お前、暴食の力が1番制御が難しいと言われているか分かるか?』

 

『...なんで?』

 

『少しは考えろ...まぁいい、いつもの事だ』

『答えは簡単だ、暴食...つまり食欲とも言える、食欲とは全生命が生きていく上での当たり前の欲求だ』

『そんなものを身一つで制御出来ると思うか?』

『吸血鬼とて命ある生き物だ、当然3大欲求は存在する』

『わかったか、つまりお前の継承した力は欲望に呼応して力を増す』

 

『アレが欲しい、これが食べたい、欲望の赴くままに全てを食し、己の血肉に変える力』

『その力の前には生物、無生物、概念だろうと全てが食物』

 

『それが暴食の力の本質だ』

 

『その上、お前に継承された力と欲望はかなり強いとみた。食べたいと思ったなら喰らい尽くせ、女を抱きたいと思ったなら抱き潰せ、寝たいと思ったなら好きなだけ惰眠を貪れ、それは全てお前の自由』

 

『そして、その欲望は全てお前の力となる』

 

『ふっ、野蛮な力だが、食いしん坊で欲張りなお前には相応しい力だな?』

 

『...なんでも食べられる?』

 

『ああ、"なんでも"だ』

 

『気に入らない過去も?』

 

『ふっ...あぁ、食えるだろうな』

 

『...いこ、ルゥ...食事の時間だよ』

『は、はい!!』

 

『行ってこい...我が友人よ...』

 

 

術式を閉じ、こちらへと振り向くヤドヴィガさん

え、待って目が合った!?

 

「ふぅ...覗き魔共この事は他言無用だ、わかったな?」

 

「な!?なんで私たちが見えて!?」

「ヤドヴィガお前、何者だ...?」

 

「ん?何者だと?そんなモノ分かりきっているだろう?」

「アイツの友だ。友のことを想うのは当たり前のことだろう」

「さっさと覗き見を再開するんだな」

 

「それとさっきの光景を誰かに漏らした場合...」

 

「「も、漏らした場合...?」」

 

「貴様らが一人でヤッていた淫らな行為の隠し撮りをアイツに売り付ける」

 

「「ひっ!?」」

 

なんてことする気なんですか!!??

 

 

 

──────────────────────

 

『時間移動に成功したようです』

 

ヤドヴィガさんに時間移動させてもらった2人

移動した場所は拠点の目の前のようだ。

 

『ジョゼ...』

 

『ふふ...私はこれから時間遡行の術式を使い、因果の維持に努めますので安心してジョゼさんと再会してください。』

 

ルゥさんはジェイルに入っていき、ハンターさんは拠点へと足を進める

 

『っ、誰だ!!』

 

『ただいま』

 

『お前、お前は...!?おい!!!ジョゼを呼べ!!!大至急だ!!!俺たちの友が帰ってきたぞ!!!!!』

 

『なんだ友って??...はぇ!?友だ!?おいみんな友が帰ってきたぞ!!!!』

 

『『『『友ぉ!!!!!!!!!!』』』』

 

は、はは...すごい一体感だ...

 

『うるさぁぁぁあい!!!!!!何の騒ぎだ!!!今何時だとおもっ...て...へ...??』

 

『ジョゼ...久しぶり...』

 

『っ...!!!!!』

 

瞳に涙を浮かべ飛び付く姉さん

...その勢いのまま飛び付いたら吹き飛ぶと思うけど、ハンターさんが吸血鬼になってて良かったね。

 

『会いたかったッ!!!ずっとお前に会いたかったっ!!!』

 

『俺も会いたかったよ...』

 

『だが...吸血鬼になったんだな...』

 

『...うん、ジョゼと同じ時を生きられるように』

 

 

うっわ、クリーンヒット。吸血鬼になった事情知ってるから、笑えないけど...これは吸血鬼が人間の恋人に言われたい言葉ランキング上位に食い込むセリフだよ!!!!

うらやましぃぃ!!!!!!!

 

『うっ!?ず、ずるいぞ...』

 

だってほら、隣にいる姉さんが顔赤くなってるもん。

 

『...久しぶりに帰ってきたんだ、部屋に来てくれ...』

 

あ、ナニかが始まりそうなしっとり具合

 

『う...ん...でもごめんね、なんか身体が重たいんだ...』

 

そのまま倒れるハンターさん

...吸血鬼化の反動なのかな?

 

『お、おい!?大丈夫か!?おい!返事をしてくれ!!!!』

 

『っ!病院に電話!!!』

 

電話を取る、ワンコール、ツーコール...

 

『はい、こちらアストゥリアス診療所です。』

 

『あ!掛かった!もしもし!?友人が急に倒れたんです!!』

 

『落ち着いてください、その倒れてしまった友人さんの特徴と症状は?』

 

『は、はい、性別は男性、年齢は確か16、再会するまでは人間だった吸血鬼、熱は...38.5℃です。』

 

『分かりました、診察室を空けておきます。転移の術式はお持ちですか?』

 

『はい、もってます!!』

 

『では今すぐ術式で連れてきてください、お待ちしております。』

 

電話が切れる

 

『ジョゼ!!すぐに連れて来てくれって!!!』

 

『わ、わかった!!行くぞ!』

 

『待てジョゼ!!お前これから会議だろ!?』

 

『ぅっ...だ、だが...』

 

『はぁ...わかった、私が行くよ』

 

『うぅ...すまない、我が夫を頼む...』

 

『こいつは私たちにとっても恩人だ、任しときなって』

『...まったく、好かれてんねあんた』

 

 




ヤドヴィガさん、本気出す気がないだけで本気出したらマジヤバでちゃけパネェと思うんですよねぇ

この主人公くんは人誑しなとこあるのでこれからどんどん誑していってもらいます✌️
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