暴食姉妹が侵食現象で主人公の記憶を見たらの反応 作:通りすがりの逃亡騎士
ノアとの記憶が1話で終わったのに対して、ジョゼとの記憶の終わりが見えないのはなんでなんでしょうか???
うわぁお…
『あら、おかえり!』
『『『おかえりー!!!!』』』
『あぁ、ただいま!』
『ただいま!!』
あれから特に変わったことも起きずに朝帰りした2人
…ちょっと期待した私がバカみたいじゃない。
「姉さんのヘタレ」
「…なんで罵倒されたんだ?」
自分の胸に聞いてみてよ
『そうだ、今拠点にいる奴らを大広間に集めてくれ。大事な話がある』
『え、えぇ、わかったわ』
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『ジョゼ!今拠点にいた人たち全員集めてきたわよ!』
『ああ、ありがとう』
暫くして、大広間に皆を集め終わった様だが…
「ねぇ、何でみんなを集めたの?」
「ん、まぁ見てろ」
そう言うが、一体何故なのだろうか。
『皆、集まってくれてすまないな、大事な話の件なのだが。この者は変電所の奪還という、我らにとって非常に重要な仕事を果たしてくれた。』
『よって此処に私からの報酬を渡したい、異議のあるものはいるか?』
『『『『異議なーし!!』』』』
『ふふ…よし!!』
隣のハンターさんの手を取る。
『少し血を貰うぞ?』
『ん?うん、わかった』
指を傷つけ、血を流す。
同時に、姉さんも指を切り血を流した。
重力に引かれ落ちるはずの2人の血は、まるで引かれ合うかのように空中で混ざり合い1本の両手剣になった。
《武器生成》吸血鬼が己の血と血族の力を使い武器を作る行為…だけど、人間の血と吸血鬼の血を同時に使うなんて…
『お、おぉぉ!!!!カッコイイ!!!!』
『はは!気に入って貰えたようだな!!』
『もちろん!でも、この両手剣って色違いだけどジョゼの使ってるのに似てない?』
『あぁ、私の使っている両手剣も生成した物なんだ、同じ物を作ろうとしたんだがお前の血も同時に使ったせいか紅くなってしまったな。』
『へぇー…じゃあお揃いだね!!』
『ふふ…そうだな!折角だ、名前を付けてやろう。いつまでも《その剣》じゃ格好がつかないだろ?』
『んん…そうだな…呪刀オニキリなんてどうだ?』
『オニキリ…カッコイイね!!!!』
『私とお前の血の相性が良かったからこそ出来た武器だ、大切に使ってくれよ?』
2人が言う通り、姉さんの
前々から気になってはいたけど、まさか姉さんとハンターさんが生成した物なんて…
『よし、報酬も渡せたことだし、もう1つ済ませないとな!』
『皆よく聞いてくれ、私はこの者が気に入っている。それこそ残りの人生を共に過ごしていきたいほどに。』
『よって、ここに宣言する』
『私は、この者を夫…ん゛ん゛…許嫁として迎えいれる!!!!』
『『『許嫁…?そんな関係じゃすまなくね…?それに夫って言ってた気が…』』』
『い い な ず け だ!!!!!!』
『とにかく!!言葉通りの意味だ!!!!私はコイツが気に入ったのだ、必ず私の事を…ゲフン!!私達のことを幸せにしてくれると信じている!!!』
もう遅いよ姉さんベタ惚れじゃん
「よく見てたよ姉さん」
「…ミルナ」
見ろって言ったのは姉さんなのにね。
『ほら、近くによってこい』
そういうとハンターさんの手を取り、横に立たせる姉さん。
『これから婚儀…ン゛ン゛許嫁としての儀式を始める、準備は良いか?』
『…ジト-』
『な、なんだ不服か?』
『べっつにぃー??』
『ま、まぁいい、始めるぞ?』
『暴食の血族の御名において命ずる、我が血を婚約の証として受け入れよ』
片膝立ちになり手を差し出す
お互いの左手薬指に
『我が愛しき人よ、私もまた、不滅のこの身に、お前との永遠を誓おう。』
『はい、俺…いや、私も貴女との永遠を誓います、この身果てても』
歓声が上がる、それも拠点を揺らすほどの大歓声が。
吸血鬼ハンターと暴食の血族の姫との婚約、歓声をあげるなと言うほうが無理だろう。
…ずるい、私も同じ立場なのに
『じゃあ、この剣は俺とジョゼとの子供なのかな?』
『へぁ!?』
爆弾発言
『そそ、そんな、そんなわけけけけ!!??』
『『『おお!!おめでたー!!!!!』』』
『おま、お前らなぁぁ!!!!!???』
『『『『『最低!!認知しないのか!?』』』』』
『いや!いやいや!!!認知も何もまだ子作りだってキスだってしてないからな!?……ハッ!?』
さらなる爆弾発言
『『『『『"まだ"…ねぇ?』』』』』
『なに?シたいの??』
『ぅっ…し、シたくないわけじゃ…あ、ぁゎゎ……』
「姉さん、すっかりいじられキャラだね」
「ころしてくれ…」
『ぁ…ぃぅ…わああああああ!!!!!!!!???』
『『『『逃げやがった!!!!!追いかけろ!!!!』』』』
平和だね
───────────翌朝─────────────
『ジョゼ、来てるぞ』
翌朝、ハンターさんと姉さんが雑談中だが、来客の様だ。
『...あぁ、わかった。すまない一緒に来てくれるか?』
『うん、一緒に行く』
姉さんの機嫌が悪そうだが...来客とは誰だろうか?
エレベーターにて大広間に着くとそこにはヴァレンティンさんと憎い男の姿が。
『ようこそ我が水没都市へ《変わりなき命に敬意を》』
『...《変わりなき命に敬意を》』
『思ったより遅いご到着だな?刺客を送り込んだことを忘れていたのか?ん?ゴッボー』
『...何を仰っているのか分かりませんな、ジョゼ様』
《アレッサンドロ・ゴッボー》
当時の統制局副長官、そして水没都市の吸血鬼達を誘拐した張本人
『本日はジョゼ様からの訴えに大きな誤解があるとお伝えするために、こうして馳せ参じた次第です』
『それでわざわざ法務官まで連れて来たのか、難儀なものだなヴァレンティン?』
『ジョゼ...』
『君は、ゴッボー氏を訴えているね?...自治区内の住人を誘拐した容疑で。彼は容疑を否認してるが、詳しい話を聞かせてもらえるかな?』
『...行方不明者が出た現場に、術式の痕跡が残っていた。私の目にはそれが見えるのは知っているだろう?』
『この術式はある協会に所属する者たちが姿をくらませるために用いるものだ。』
『アレッサンドロ・ゴッボー...お前が理事を務めている吸血鬼ハンター協会の狩人たちがな』
『酷い濡れ衣です...ジョゼ様...貴方は自分が見たと言い張っているに過ぎません』
『そんな主張がまかり通っては、貴方は誰であろうと罪人にできてしまう...法の下でそんなことは許されない。どうか今一度、ご深慮を...』
『...確かにな、私の主張だけでは証拠にならない』
『だから今、全力で残された術式の残滓を解析している』
『それが分かっているから刺客を送り込んだんだろう?』
『ゴッボー、お前の思惑なんざどうでもいい、気になりもしない。だが、私達から仲間を奪った罪だけは贖ってもらうぞ...絶対になッ!』
『...っ』
ゴッボーの苛立ちに呼応して前に出てくるお付きの
『なぁ...お前ら、さっきから黙って聞いてりゃ誰の物に向かって喧嘩売ってんだ?』
『『『「...ッ!?」』』』
辺りに満ちる...深淵のように重く身体に纏わり付くかのような空気
『お、おまえ...?』
その発生源は今まで見たこともないほど怒っているハンターさんだった。
『ゴッボー様!下がってくだ...グッ!?』
『オスカ、グァ!』
気付いた時にはゴッボー達の首を掴み床に叩き付けている姿だった。
ハンターさんのこんな姿、見たことない...
『俺の物に喧嘩売るってことは死んでもいいってことだよな?』
『君!止めるんだ!!』
『テメェは黙ってろ!!』
『黙るわけにはいかない!君が今殺そうとしているのは統制局の副長官だ!友人である君に罪人になって欲しくない!!!だから...止めるんだ...!!』
ヴァレンティンさんの言葉も聞かず、首を絞める力を増すハンターさん
『ぎ、...ぁぁ...』
『ぐ...が...』
『よせ!それ以上はしなくていい!!!』
『ジョゼ、コイツらは生きていても害しか出さない、なら今ここで殺した方がいいだろう??』
『ダメだ!!私はお前に殺しをして欲しい訳じゃない!!』
『頼む...愛するお前の手をこれ以上汚さないでくれ...』
『お前は、いや私はお前の物なんだろう...??』
ハンターさんに懇願する姉さん
『...ジョゼに感謝するんだな』
『カッ...はぁ...はぁ...!!』
『ゲホッ!!はぁ...』
『...はぁ...今日の...所は失礼させて頂きます...また、後日しっかりとした話し合いを...致しましょう...』
そう言うと、転移の術式で去るゴッボーとオスカー
ハンターさんにこんな一面があるなんて知らなかった...
『よく、殺さないでいてくれたね、ありがとう。君の事を裁かないといけなくなるところだった...』
『...悪かったよヴァレンティン』
『...参考程度にだが、何故あんなに怒っていたんだい?』
『...許嫁に喧嘩を売られたんだ、怒るのは当然だろ?』
『許嫁...?ジョゼと君が!?本当かい!?吸血鬼と人間...それも吸血鬼ハンターとの婚約とは!これは凄いことだよ!!!』
『こんなことがあったんだ、後日、正式にお祝いさせてもらうよ。』
...本当にずるい、ただでさえベタ惚れ状態だった姉さんの顔見てみて下さいよ。
『...ぇぅ...』
人には見せられない顔してますよ
こっちの姉さんも...ですけど
「...全部私の為に怒ってくれたんだよな...ふふっ...愛しているぞ...」
ジョゼって誘い受けイメージあるの私だけ??
ああ、でも誘い攻めも捨て難い
ゴボウは犠牲になったのだ、プレイした許嫁諸君も同じ立場なら速攻で殺しに行くと思われ( 'ω')
背負い呪刀オニキリは、この世界だと2人の愛の結晶となりました( 'ω')