抜きゲーみたいな島に住んでるボッチはどうすりゃいいですか?   作:くももん

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時間は舞い戻り、過去回想です。





過去回想 生徒会長

 

 

 

とある放課後。生徒会室で、

 

 

『すっごーい!イクちゃんがこんなにも誘惑しても勃たないなんて』

 

水色の短髪の少女が口を大きく開けて、驚く

 

『ふむ、ここまでされて勃たないということは彼の発言には嘘はないようですね、桐華様』

 

 

『ええ、そうね』

 

 

続いて黒髪の少女が問いかけ、それに緑色の髪の少女が答える。

 

そう彼女らはSSビッグスリー。SHOの下部組織であるSSで特筆して才能をもち、その実績が認められる3人の少女だ。

 

 

水色の短髪で、いつも際どい服装をしているSSの中でも抜きん出て際どすぎる服装をしているのが 女部田 郁子。

 

黒色の長髪で、どこか委員長っぽい雰囲気を漂わせているが、明らかにSSの服装とミスマッチしている真面目な苦労人っぽいのが糺川 礼。

 

緑色の長髪で、ほとんど水着のような服装をしている1年生ながらも生徒会長をしている冷泉院 桐華。

 

 

この3人に現在俺、比企谷八幡は取り調べを受けている。

理由は言わずもがな、俺が勃たないというのが嘘でるか否かであるかとう件だ。彼女らは俺の勃たないという発言の真偽を確かめているのだ。

 

 

当然といえば当然だ。この嘘を吐いた、その日から覚悟していたことではある。しかし、ここまで大事になるとは。一般生徒の問題なんてSSの誰かに検査されるくらいだと思っていたが、まさかSSビッグスリーが勢揃いとは。

 

しかし女部田の誘惑の猛攻を凌ぎきり、見事俺はこの嘘を突き通した。

 

これで俺は合法的にドスケベを免除することが出来る。

 

 

『ねぇ、郁子、礼。彼と少しお話ししたいから、少し席を外してくれるかしら?』

 

 

現生徒会長の冷泉院がにこやかに笑いながら、そう問いかける。

 

 

何をする気だ。どうやらSSビッグスリーをこの場に呼んだのも、

この冷泉院らしい。何を企んでいるのか、そのにこやかに笑っている顔からは何も読み取れない。

苦手なタイプだ。俺はそう思い、改めて冷泉院に対する警戒レベルをマックスにする。

 

 

『分かったよ、桐華ちゃん!楽しんでねー!』

 

 

『分かりました、桐華様。何かあればすぐに呼んでください。おいお前!桐華様に何かあればタダじゃおかないからな!!』

 

 

手をヒラヒラと振り部屋を後にする女部田と指をこちらに向けて警告をした後に部屋を去る糺川。

 

 

2人が居なくなることによって生徒会室に静寂が広がる。

 

 

冷泉院は何も話さずニコニコと笑っており、やほり何を考えているのか分からなかった。

しかし、彼女の目はどことなく俺を観察しているかのように見えた。

 

 

『・・・あの、俺に何か用でもあるのでしょうか』

 

 

年下相手に敬語を使うのは違和感があるが、立場上相手の方が上の立場にいる。それに、敬語使って怒られるといことはまずますない。敬語は使い得ということだ。

 

 

 

『いえ、特に用があるというわけではありませんよ。貴方と少しお話しをしたくて。それに貴方の方が先輩なのですから、敬語は不要ですよ。気軽に桐華とお呼びください』

 

 

人当たりの良さそうな声色、表情で冷泉院は言う。

その全てが完璧に見えて、どこか作り物を思わせる。

 

『それにしても、凄いですね。郁子の誘惑に耐えきるなんて』

 

 

彼女は急に座っていた椅子から立ち上がり、こちらに向かってくる。

 

『・・・はっはっ。俺は勃たないもんで』

 

 

乾いた笑いで誤魔化す。そう言う間も冷泉院はこちらに近づいてくる。

 

 

というか近い、近い、近い。何この子。俺のこと好きなの?

 

 

俺は、後ろ歩きで後方へ下がるが冷泉院の方が早く接近し、顔と顔が密着するくらいに近づく。

ほのかに花のような良い匂いがする。

 

そうして、彼女は自分の口を俺の耳まで接近させ、

 

 

 

『ふっふっ、嘘を吐かなくても大丈夫ですよ』

 

 

『なっ』

 

 

嘘。そう言われた瞬間に冷や汗が伝うのを全身で感じる。馬鹿な、完璧とは言えないもののやり通せたはずだ。疑念を抱かれる要素なんてなかったはず・・・

 

 

『私は貴方が学園に来てから、ずっと貴方を観察していました。』

 

 

ニヤッと笑いながら彼女は続ける

 

『そこで、貴方が昼休みと放課後で他の人のセックスをチラ見していたのは1日の平均で10回程度、勃起していた回数は平均3回でした。女性の方を見る頻度が圧倒的に多かったことから同性愛者といこともないということですね♡』

 

 

冷や汗が寒気に変わるのを感じる。

 

 

怖っ!!!!

 

何なの、この子?ストーカー?ストーカーなの?俺が入学してから、ずっと俺のことを見てたの?頭おかしいんじゃないの?!というか、外側から勃起って分かるの!?

何?青藍島ってこんな奴の巣窟なの?!家に帰りたい。今すぐ小町に会いたい

 

 

『・・・えっとほら、あの』

 

 

言い訳だ。言い訳。取り敢えず言い返さないと。クソッ。言い訳が思いつかない。頭が上手いように回らない。あの薬のせいかっ!

 

 

そう、俺はこの部屋に入ったすぐ後にある薬を飲まされた。

簡単にいえば、媚薬だ。媚薬については詳しくは知らないが、糺川先輩が『S級』だとか何とか。

それを飲んでから、体は暑いし、頭の回転が遅くなったように感じる。これが媚薬の効果なのか。

 

(・・・クソッ。というか、初めの発言で勃起してたことを否定しなくてはならなかった。すぐに撤回しないことで勃起していたことを認めてしまっている。今から否定するか?嫌、わざとらしい。嘘だと直ぐにバレる。)

 

というか、何故俺をストーカー、もとい観察していたんだ?

 

 

『・・・貴方のことは仁浦知事から事前に聞いておりまして、気になってしまいました。そうそう、あらかじめ聞いていたからこそ初めから強い媚薬を使わせて貰いました。まさか、耐えられるとは本当に驚きですね』

 

 

心を読まれているかと思う返しをされる。しかし、本当に楽しそうにコロコロと冷泉院は笑う。

 

仁浦知事。全て元凶。憎むべき絶対悪。

このドスケベ条例を作った張本人。そして、俺をこの青藍島に拉致監禁した張本人でもある。

 

俺の中の仁浦知事への憎しみレベルを1上げる。

 

 

 

『えぇ、えぇ、本当に聞いていた通りの人。貴方は()()()()()()()()()()()と言えるでしょう。いえ、()()と言ってもいいかもしれまんせんね』

 

 

面白い玩具を見つけた子供のように冷泉院は喜んでいる。

いや、珍獣か?どちらでもいいか。

 

(・・・不適合?天敵?何を言っているんだ、こいつは)

 

 

しかし、その目が俺を面白そうに真っ直ぐに見つめる目が不覚にも美しいと思ってしまった。

 

 

『・・・仁浦知事は俺のことを何て説明したんだ?』

 

 

『ふっふっ、そうですね。最初に聞いたときは言い過ぎだ、過言だと思ったんですけど、今思うと言い得て妙ですね・・・ねっ、』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・()()()()()()さん♡』

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、出ました。理性の化け物。
俺ガイルでは違う意味での理性の化け物ですけど、本作品では何人の誘惑にも、性欲に耐えうる理性の化け物という意味で使っています。

最もドスケベに適正のあるぬきたし主人公の橘淳之介、最もドスケベに適正がない俺ガイルの主人公比企谷八幡。これが描きたくて初めた物語です。でもやっぱり戦闘シーンとかで言わせてみたいですね〜

というか、比企谷があんまり喋ってないですね(^_^;)まぁ、自分がイメージする比企谷八幡は事前準備なしで初対面、それも女の子の前で毅然と話すことができる性格じゃないんで許してください。

次回もお楽しみに
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