テイワットに堕ちた呪いの王   作:懐玉

2 / 6
時系列的には、旅人が目覚める数ヶ月前くらいです。



モンド城へ

異世界に来て数日が経つ。

数日間は、野宿で呪力や術式をより調べる事にした。

あの後色々と試していて発見した事がある。

一つは、十種の力で俺は物を影にしまうことができるが、その中に神武解と飛天があった事。他にも、ありとあらゆる縛りが解除されていたり、肉体を平安の姿にしたり伏黒恵に受肉した時の姿に変えられたりと収穫はあった。

加えて野宿で過ごしていると、冒険者に会い知識を得る事ができた。

俺が初めてこの世界に来たときに、戦った相手はヒルチャールと言うらしい。基本的にどこにでもいる存在のようだ。

未知の力の名は、元素。特定のモンスターが持っていたり、神に認められ神の目と言う物をもらった者のみが使える。炎、水、風、雷、草、岩、氷の7つが存在するらしい。

そして、元素を理解してからわかったことがある。

それは俺の変質した呪力は、元素を吸収する事ができると言う事。

呪力特性に近い物だ。違いは、術式にも混ぜることができる。

今の俺は、炎元素を纏った解を放てる訳だ。

元素は、掛け合わせる事で元素反応を起こせるらしく。元素を混ぜた呪力でも行うことができた。

シンプルに、攻撃力が上がったと言える。

 

「ふむ。大体の事は理解した。そろそろモンド城に行ってみるか。」

 

今俺がいる場所から最も近い国で、自由の国と呼ばれているらしい。

ヒルチャールたちを倒している時、遠くに巨大な建物が見えた事があったが恐らくそこがモンドだろう。

モンドで、世界の事をより深く知ればいい。

宿儺は、そんなことを考えながら道を歩く。

 

 

数分後。

 

「ここか。」

 

宿儺は、モンド城前の橋から正門を見る。石造の巨大門に壁があり如何にもファンタジーにありそうな城壁だ。

橋を渡り門を通り抜ける。警戒心が薄いのか、元々冒険者などがよく出入りするせいで面倒なのかは知らんが、入国審査などは無く簡単に入る事ができた。

街並みは、中世ヨーロッパに近い物だ。

平安の世よりは、高度文明と言える。

夕暮れ時で、少し人が少ないがそれでもそこそこの人が歩いているのを見るに治安は良さそうだ。

 

「宿を探すか。」

 

宿儺は、街を見渡しながら呟いた。野宿の時は、石の上で寝ていたためそろそろしっかりとした所で寝たいのだろう。

 

「一先ず、冒険者協会のキャサリンを探さなければな。」

 

冒険者から金の稼ぎ方として、ヒルチャールなどを倒した時に出る素材を渡すと金に変えてくれるらしい。換金だけなら、冒険者協会に入っていないくてもできるそうだ。

確か、正門近くのカウンターにいると言っていたが。

 

「お前がキャサリンか?」

 

宿儺は、カウンターの中にいる黒髪のボブカットで、メイドのような服を着ている女性に声をかける。

 

「星と深淵を目指せ!ようこそ、冒険者協会へ!」

 

声をかけられた女性は、すぐに反応する。

宿儺は、魔物の素材が入った袋を渡す。

 

「換金してくれ。」

 

「わかりました。」

 

キャサリンは、袋を受け取り素材を確認し始める。

数分後。

 

「お待たせしました。合計で6500モラです。」

 

「ああ。」

 

宿儺は、モラが入った袋を貰いその場を去る。

 

「ふむ。まさか街にもロボットがいるとは思わなかったな。」

 

宿儺は、先程まで話していたキャサリンを思い出しながらつぶやく。

気配が人間ではなかったため宿儺は、容易く気づくことができたのだ。

そんな事を考えながら少し歩くと宿に着いた。

 

扉を開け宿に入る。

中は、暖かな光が照らしているカウンターと何個かの椅子があった。

 

「一晩泊まりたい。」

 

カウンターにいたオーナーに金を渡しなから言い放つ。

 

「これが鍵だ。部屋は、2階の突き当たりにある。」

 

鍵を受け取り階段を登って行く。

2階に上がり突き当たりの部屋を開ける。

内装は、机に椅子、ランプに収納棚、ベッドがある程度と質素だ。

寝られればいいため、あまり気にならない。

 

「少し早いが寝るか」

 

袋を机に、置きベッドに潜る。

 

眠りについてから数時間後の真夜中。

何かを察したように宿儺は目を覚まし、無言で窓を開けると外を眺める。

眺める先は、モンド城の小門だ。

次の瞬間、宿儺は窓枠を超えて一階におり小門がある広場に向かう。

深夜の街は、静寂に包まれており人気がまったく無い。

歩く事数分。近場だったため早く広場に着く。

 

「出て来い。」

 

宿儺は、小門の影に隠れる何かに言う。

 

「おや、おや。バレていましたか。」

 

影から出てきたのは、変わった仮面をつけた小型の人間?だった。

右手には、杖を握りしめている。

 

「俺の後をつけていたな。モンド城に入ると同時に尾行をやめたと思えばこんな時間に来るとは。」

 

「よく分かりましたね。寝ていたでしょうに。街に入る前からバレるとは。ますます、あなたに興味が湧きます。おっと自己紹介がまだでしたね。と言っても名前はもうないので、アビスの魔術師とお呼びください。」

 

数日前に、誰かに戦闘を見られていた事に気づいてから、常に警戒を続けていた。そのため気配を覚えいつでも対応できるようにしておいたのだ。

 

「御託はいい。用件を言え。」

 

「ならば、単刀直入に申し上げます。我々の組織。アビス教団に力を貸していただきたいので「断る。」ふむ。まだ組織の説明もできていないのですが。」

 

「なぜ、俺がお前たちの下につく必要がある。」

 

「そうですか。ならあなたの特殊な力を貰って行きましょう。」

 

そう言うとアビスの魔術師は、元素でバリアを張り、宿儺は退屈そうに欠伸をした。

 

 

 

 




飛天と神武解使いたいんで飛天の能力募集します。無かったら遊雲みたいにします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。