三原暁は生きたいだけなんです   作:ヤミライ

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三原暁は立て篭もられても生きたいだけなんです
レストランと情報整理


数日間入院しまして、記憶はなーーーんにも戻ってはないが、退院することになりました。

 

 

 

入院してる間両親以外にも職場の人がお見舞いに来てくれて、記憶はないから覚えてないのが申し訳ないけど、嬉しかったなあ……お見舞いに来てくれるほど慕われてたみたいで安心した。

これで職場ぼっちとかだったら俺のメンタルブレイクしてた。

 

 

 

で、今は今の俺の家にいます。両親が今の俺の家の場所を把握しておいて助かった……。

 

 

 

俺はこの間から実家を出て一人暮らしを始めたらしい。だからなのか、部屋にところどころ未開封の段ボールが転がっている。

 

 

両親は一人暮らしで俺のことを心配してる矢先に…事故が起きたらしいから、相当肝が冷えただろうな、

 

 

だからか、両親は頑なにしばらくは俺を一緒に過ごすって言って聞かなかった。一人でいろいろしたいから、なんとか帰ってもらったが………。

 

 

 

「それにしても……荒れてんなあ…」

 

 

 

そう、結構家の中が荒れているのである。

 

 

洗い物が流しに溜まってるし、机の上には物いっぱい。こっちにはまだ未開封の段ボールがあり、足の踏み場はちゃんとある。

 

しかし、自分の部屋になるとひどく、カーテンは開いてない、床は足の踏み場がない、開発済みの段ボールが壁に立てかけられている。ぐっちゃぐちゃのごっちゃごちゃだった。

 

 

 

「どんだけストレス溜まってたんだ……、こりゃあ解離性健忘になったのも納得できる状況だぞ……。」

 

 

 

仕事にストレス溜まってたのか?いやでも見舞いに来てくれた人たちみんな優しかったしなあ……。

 

 

 

 

見舞いに来てくれた仕事仲間の人たちにも記憶喪失なことに驚かれた。

 

 

 

職場での俺は大層慕われてたらしく……いろんな人が来てくれたし悲しまれた。その状態で仕事も難しいだろ、ってことで、上司からしばらく療養してこい、と言われた。

上司がいいやつで本当に助かったぜ!!

 

 

 

まあ、いろいろやることはあるが、とりあえず………

 

 

 

「飯でも食いに行くかあ!!」

 

腹減ったしな!!腹が減っては戦はできぬ!!

 

 

財布を手に、いざ行かん2002年の世界へ!!

 

 

………片付けから目を背けたわけじゃないよ、ほんとだよ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んーーーんまいっ!!」

 

 

2002年の街並みを楽しみながら歩き、現在お昼時、ファミレスで腹を満たしてます。

 

 

20年以上も前の世界だけども、2026年の世界とは大きな差異はあまり見当たらなかった。でもこの時期はアナログからデジタルに移行中の年でもあるから、あのすっごい四角いPCを使っていたし、まだスマホも出てないから全員ガラケーを使っていた。

 

 

俺のもガラケーだった、連絡先知らん人ばっかで困惑してる……全員に状況説明とかできんから聞かれたら言うってスタンスでいます 

 

 

 

ご飯を食べながらこっちに来てこれまで聞いたことの整理をする。

 

 

 

見舞いに来てくれた中で、特に慕われてたり仲が良かったのは二人。自分の後輩である、東風平江梨(こちひらえり)と、俺の一番の友達らしい、速水和也(はやみかずのり)だった。

 

 

東風平さんは仕事関連でよく俺に助けてもらってたらしく、「今度は私が三原さんを助けますっ!」なんて意気込んでた。速水に関しては、俺が就職した時からの仲らしく、俺が記憶を失って一瞬悲しんでいたが、すぐに「また一から思い出作り直せばいいしな!」と切り替えていた。

 

 

なんとまあ、いい人たちに恵まれてるなあ………嬉しくも思うし、覚えてないことに申し訳なくも思う。

 

 

 

聞いたところ、記憶喪失になる前の俺は今の俺と違った性格だったらしい。

 

 

クールでやること言うことは的確で、だけどいつも微笑みは絶やさない、そんなめっちゃくちゃかっこいい男性だったみたいだ。

 

 

 

いやあ考えられないなあ……俺がそんなクッソイケメンな性格だったなんて……。

 

 

「(ないないそんなことw そんなたいそうな人間じゃねえし、俺。)」

 

 

聞いた感じ結構なシゴデキお兄さんだったみたいだけども、前の俺に関してはそもそも真面目に定職に就いて働く、ということがなかった。だからその話を聞いた時、耳を疑ったのを覚えてる。

 

 

 

って、考えていたらいつの間にか俺の肉汁たっぷりのハンバーグが消えた……。

なんて冗談はさて置き、頼んだものは全部食べ終わったので、「ごちそうさま、」と言ってから、会計を済ませる。

 

 

 

………すると急に猛烈な尿意が押し寄せてきた。

 

 

まあ……夜まで探索するつもり……だからな………。

 

 

………トイレ行くかあ、

 

 

 

そう考えながら入り口近くのトイレへgoする。

 

 

入る直前、見たことあるような茶髪が焦りながら店に入ってきた気がしたが、この時の俺は気づいてなかった。

 




速水和也

記憶を失う前の三原暁の親友。同期であるが故になにかといろいろ一緒になることが多く、休日や飲みをよく一緒に過ごし、いつの間にか親友と呼べる関係性になっていた。
成り代わり主が記憶を失ったと聞いた時はかなりショックを受けたが、それを隠すように持ち前の明るさでショックを誤魔化し、また一からやり直そうと考えている。
最近いい喫茶店を見つけたらしいので、今度成り代わり主を誘おうと思っているらしい。
元ネタは『超光戦士シャンゼリオン』に出てくる『速水克彦』と、その俳優様の『相澤一成』様。







東風平江梨

暁と和也が入った一期後に入った2人の後輩。
ドジが少し多いが、仕事には真剣&真面目であり、人懐っこい性格。自分の仕事のミスを暁に指摘してもらったことから暁と交流が始まり、その流れで和也とも仲良くなった。特に暁に懐いており、その姿はまるで犬のよう。
元ネタは『超光戦士シャンゼリオン』に出てくる『南エリ』と、その俳優様の『東風平千香』様。
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