チートヤチヨのハッピーエンド   作:ねこスマ

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『蛇足回』彩葉のスパダリ概念

 

超かぐや二週目してきたので初投稿です。

 

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 永遠の命を捨て人間と同じ寿命の体をもらったヤチヨは、彩葉との子供が欲しくなった。居候させてもらった人達の先祖を数世代見ていた事もあり、こうやって時代は紡がれて行くんだと、今になってヤチヨは実感したのだった。

 

 

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 ヤチヨの生体ボディが完成してから半年後、ヤチヨかぐや芦花のユニットライブで三人から愛の告白をされた私は、驚きや葛藤があったもののかぐや達の勢いに押されて、わたし彩葉は全員と付き合うことになった。

 

 

「ヤッチョ彩葉と子育てがしてみたいなぁ〜⭐︎」

「今なんて言った?」

「彩葉の赤ちゃんが欲しいと思いましてっ!」

「それ本気で言ってる?」

「本気と書いてぇ〜マジと言いまーすっ!⭐︎」

「流石にそれはム、」

「……いろはお願〜いっ」

「グヌヌヌヌ………!」

 

 

 目元に涙を溜めて上目遣いでお願いしてくる推しの頼みを断れる人種が、この世にいるだろうか?【いや、存在しない】ハードワークだった高3の頃を支えてくれたヤチヨには沢山恩返ししたいと思っている。それに神経が通ったヤチヨの体も造れたのだ。同性の壁を越えるくらいで今更怖気つく必要もないかもしれない。

 

 

「はぁ…ヤチヨも手伝ってもらうからねッ!」

「さっすが彩葉っ!⭐︎ 感謝感激雨アラモード♪」

「それ久しぶりに聞いたなぁ……」

 

 

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『AM 7:00』

 

 

「ボディに異常なし。何か違和感があったらすぐに言ってね」

「了解しましたっ!彩葉隊長!⭐︎」

「今日は私が当番だからヤチヨはゆっくりしてて」

 

 

 毎朝行っているヤチヨの体の点検を済ませて、私は朝ごはんの準備に向かう、

 ご飯、卵焼き、シャケ、サラダ、ウインナー、納豆。4人分をテーブルに並べた。

 

 

「昨日の味噌汁が余ってたし、今日は楽しちゃったな」

 

 

 

『AM8:00』

 

 

 かぐやの部屋に入ると相変わらず物置き部屋のように雑多な物が散らかっている。かぐやはよだれを垂らしながら鼻提灯を膨らませてベッドに寝ていた。

 

 

「鼻提灯とか漫画でしか見たことないなー」

「んぁ?ママぁ?」

「誰がママだってッ!?いや、かぐやのおしめも変えたし実質ママかも…」

「んぅ〜〜〜ムニャムニャ……」

「ほら、朝ごはん冷めるからかぐや起きて」

「あと5分〜〜……zzz」

 

 

 大人に見えないかぐやに肩をすくませるが、これがかぐやの良い所だ。破天荒で子供みたいだけど、推進力は誰よりもあってパワフルに私を引っ張ってくれる。

 

 

「そういうところが好きなんだよ?」

 

 チュッ

 

 かぐやの前髪を上げておでこに唇を落とすと、かぐやはパチッと目を開いた。

 

 

「そんな起こし方は…ズルいじゃん…!」

 

 

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 芦花の部屋は淡いピンクやクリーム色の家具でまとめられた、柔らかい雰囲気の部屋だ。コスメやヘアブラシが並んだドレッサー、鏡とアクセサリーケース、かわいいペン立てやメモ帳がテーブルに置いてある。私の殺風景な部屋とは大違いで女子力の違いを見せつけられた。

 

 芦花は髪をセットしていて、部屋に入ってきた私に気がつくと芦花は笑顔で近寄ってきた。

 

 

「彩葉おはよ」

「うん、芦花おはよう、朝ご飯出来たよ」

「いつもありがとね」

 

 

 んっ。と手を広げて待機する芦花とハグを交わして、一緒に下の階へ向かった。

 

 

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『AM10:00』

 

 

「いってらっしゃい芦花」

「彩葉もファイト!」

 

 

 人気ブランドを立ち上げた芦花は企業さんとの顔合わせも多い為、私が車で送迎することが多い。

 

 

「ただいま……」

 

 

 小声でタワマンに帰ったあとは、こっそり研究室へ行く準備をしていたが、家を出る寸前で月コンビに見つかってしまった。

 

 

「彩葉〜対戦申し込まれたから一緒にKASSEN組んでぇー」

「いろはっいろはっ!⭐︎ドジョウすくい踊りませんかっ!」

「……よーしッ!!ドジョウすくいしながら敵を薙ぎ倒すッ!」

 

 

「「おぉ〜〜〜流石彩葉ーーパチパチパチ」」

 

 

『【5000ふじゅ〜】いろPヤバくね?』

『あの動きで無双してるの草』

『ヤチヨはただ踊りに来ただけ?』

『【30000ふじゅ〜】いろちゃんPじゃなくて選手目指そう』

『お相手さんレート高いし、ガチパなんだけどな…』

『いろPとヤチヨは相手を完全に煽ってるだろw』

 

 

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『PM4:00』

 

 

「よし、AIシュミレーションで50年観察っと」

 

 

 私は、同性同士でも子供を作る方法の研究に取り掛かかっている。ヤチヨの体を作った時に人体については詳しくなっており、月の技術と擦り合わせて安全重視で検証を重ねていた。

 

 

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「パパー⭐︎肩車してぇ〜!」

「あっ!(ルナ)ばっかりズルーい!林夜(りんや)も〜!」

「はいはい順番ねー、実莉(みのり)は最後になっちゃうけど大丈夫?」

「うん、お父さんありがとう」

 

 長女のルナはヤチヨ、次女のりんやはかぐや、三女のみのりは芦花との間に出来た五歳の子供達だ。

 

 ルナは銀髪、りんやは金髪、みのりは紺色で全員瞳の色は彩葉の翠を受け継いでいる。ルナとりんやは母親そっくりな容姿だが、みのりだけ彩葉とよく容姿が似ていた。

 

 

「後で一緒にキーボードで曲作ろっか」

「…うんっ!」

 

 

 こっそりみのりだけ耳打ちして、三人を肩車しながら公園から家へ帰った。

 

 

 

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更新は終わります、ここまで読んでくれてありがとうございました!

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