-シャーレ・建物の地下-
ここはシャーレの地下。
そこで先生と1人の生徒が対峙していた。
(俺は今目の前にいる狐の女の子と話をしようと対面している。何故こうなったのか簡潔に言うと…)
気がついたらブルアカの先生になっていた。
そこからチュートリアルとしてワカモ撃退後
シャーレの地下でシッテムの箱を手に入れようとした時再びワカモと会ったところで逃げようとしたワカモを無理やり腕を引いて引き止めて今に至るって訳なのさ。
(なんやかんや最初の「俺は墨黒。君の名前は?」からかれこれ5分くらい無言なの気まずい…この時点で名前は聞いてないけどリンちゃんからの説明からワカモだよな…なんか耳赤いし…風邪か?)と思い
「君、風邪でも引いてるのかい?」と彼女の仮面を外し額に手を当てもう片方は自身の額に当てる。自分と比べても変わらないくらいだと感じ
「熱はないようだね…」と彼女の顔を見ると
めちゃくちゃ真っ赤になってる。
「ね、ねぇ…大丈夫かい?」と聞くと彼女は
「………きゅー…」バタンッ!
と鳴くように言い倒れてしまった。
「あ、おい!大丈夫か!」
と駆け寄り容態を見るが
(気絶してるだけか…とりあえずそこの場所に横にしておこう。)
近くにあった簡易ベッドにワカモを横に寝かせる。そして仮面を元に戻しておく。
その後
「お待たせしました。」
リンがやってくる。
「……?何かありましたか?」
聞かれたので
「えーと…実はここに人がいて話をしようとしたら気絶しちゃって…」
横に寝かせたワカモを指差す。
「この子は誰なの?」
と内心では正体を知っていながらもリンに聞く。
するとリンは
「ワカモ…!どうしてここに…せ、先生の方や施設には怪我や傷は無いようですね…良かったです。」
驚きながらも墨黒や周りの様子を見てホッとする。
「ワカモ。それがこの子の名前か…それと確かこの騒ぎを起こした生徒だったね。」
と言うと
「はい、その通りです。ですが先生それも大事ですがこちらをどうぞ受け取ってください。」
タブレット端末のようなものを渡してくる。
「これは…タブレット端末?」
と聞くと
「はい。これが、連邦生徒会長が先生に残した物。『シッテムの箱』です。」
(おー!これがシッテムの箱!まじでただのタブレット端末にしか見えない!)
と内心ウキウキの俺
「普通のタブレットに見えますが、実は正体の分からない物です。製造会社も、OSも、システム構造も、動く仕組み全てが不明。連邦生徒会長は、この『シッテムの箱』は先生の物で、先生がこれでタワーの制御権を回復させられるはずだと言ってました。私たちでは起動すらできなかった物ですが、先生ならこれを起動させられるのでしょうか、それとも………。」
そう言いリンが見つめてくる。
「…………?」
見つめかえす。
「……では、私はここまでです。ここから先は、全て先生にかかってます。邪魔にならないよう離れています。ワカモもしばらくは目を覚まさないでしょう。下手に刺激して目を覚まされて暴れられると困るのでこのままにしておきます。」
とリンはその場を離れて行った。
その後あらためて『シッテムの箱』を起動させる。
……
Connecting To Crate Of Shittim
システム接続パスワードをご入力ください。
(出た…たしかパスワードは……。)
脳裏に浮かんだ文章を入力する。
『……我々は望む、七つの嘆きを』
『……我々は覚えている、ジェリコの古則を』
……。
接続パスワードを承認。
現在の接続者は■■■■■、確認できました。
『シッテムの箱』へようこそ、■■■■■先生。
なぜか名前の部分だけはノイズが入ったように見えた。
生体認証及び認証書生成のため、メインオペレートシステムA.R.O.N.Aに変換します。
-???-
そんなことを考えていると気が付くと見たことの無い教室で、ひとりの女の子が机の上にうつ伏せで居眠りしている。
「くううぅぅ……Zzzz…くううぅぅ……Zzzz……むにゃ、カステラにはぁ……いちごミルクより……バナナミルクのほうが……。くううぅぅ……Zzzz…えへっ……まだたくさんありますよぉ…。」
なんて寝言を呟いている…起こすか。
【揺らして起こす。】←
【頬を突いてみる。】
(ゆさゆさ)
「うへ……うへ…ひへ!?」
(ガタッ)
(むくり)
「むにゃ…んもう…ありゃ?ありゃ、ありゃりゃ……?え?あれ?あれれ?せ、先生!?この空間に入ってきたっていうことは、ま、ま、まさか■■■■■先生……?!」
また名前のところだけノイズが入ったように聞こえたが先生というのは聞こえたので
「そうだよ。君は誰?」
と返す。
「う、うわああ!?そ、そうですね!?もうこんな時間!?うわ、わああ?落ち着いて、落ち着いて……。えっと…その…あっ、そうだ!まず自己紹介から!私はアロナ!この『シッテムの箱』に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!やっと会うことができました!私はここで先生をずっと、ずーっと待っていました!」
と言われるがさっきまでめちゃくちゃ寝ていたことを思い出し
「寝ていたわけではなくて?」
と聞くとアロナは
「あ、あうう……も、もちろんたまに居眠りはしたりしたこともあるけど……。」
「とりあえずよろしくね、アロナ。」
「はい!よろしくお願いします!まだ身体のバージョンが低い状態でして、特に声帯周りの調整が必要なのですが……。これから先、頑張って色々な面で先生のことをサポートしていきますね!」
「あ、そうだ!ではまず、形式的ではありますが、生体認証を行います♪うぅ……少し恥ずかしいですが、手続きだから仕方ないんです。こちらの方に来てください。」
そう言われアロナに近づく。
「もう少しです。」
さらに近づく。
アロナが人差し指を出してきて。
「さぁ、私の指に、先生の指を当ててください。」
と言われアロナの指に自分の指を当てる。
「うふふ。まるで指切りして約束するみたいでしょう?」
「どちらかと言うと宇宙人の映画のワンシーンみたいな気がするけど…」
とつい思ったことを口に出す。
「はい?映画のワンシーンみたいですって?実は、これで生体情報の指紋を確認するんです!画面に残った指紋を目視で確認するのですが……すぐ終わります!こう見えて目は良いので。」
アロナは指紋を確認する。
「どれどれ…。うぅ…。(うーん…よく見えないかも……まぁ、これでいいですかね?)はい!確認終わりました♪」
「真面目にやった?」
と聞くとアロナは
「え?真面目にやった、って?て、手抜きしてるみたいですって?えっと………そんなことありません!」
「そこまでは言ってないけど、最近は指紋認証ぐらいは自動ですぐにできるものだと思うんだけど…」
そう言うと
「え、そんな…わ、私にはそんな最先端な機能はないですが…。そ、そんな能力がなくてもアロナは役に立ちますから!?目でも十分確認できますから!……全然信じてないって顔ですね…。」
「イヤ、ソンナコトナイヨ。」(メソラシ)
「…うぅ…」(ウル…)
「だったらその最先端のナントカさんのところに行ってしまったらどうですか!」
…しまった泣かせてしまった。
「冗談だよ。冗談…まだ初めて会ったけどアロナができる子だってことはわかるから…」
と慰める。
(実際シッテム及びアロナの機能には助けられる場面が多くあることは知っている。絶対にこのことは言えないけど…。)
「くすん…」
その後いっぱい慰めてあげて情報も共有した。
「なるほど…先生の事情は大体わかりました。連邦生徒会長が行方不明になって、そのせいでキヴォトスのタワーを制御する手段がなくなった…。私はキヴォトスの情報の多くを知っていますが…それでも連邦生徒会長についてはほとんど知りません。彼女が何者なのか、どうしていなくなったのかも…。ですが、サンクトゥムタワーの問題は私がなんとか解決できそうです。」
「じゃあお願いするね、アロナ。」
そう言い頭を撫でる。
「はい!分かりました。それでは、サンクトゥムタワーのアクセス権を修復します!少々お待ちください!」
しばらく待つと
(ウイィィィィィンーーーーーー)
「…。サンクトゥムタワーのadmin権限取得完了…。先生。サンクトゥムタワーの制御権を無事に回収できました。今サンクトゥムタワーは、私アロナの統制下にあります。今のキヴォトスは、先生の支配下にあるも同然です!先生が承認さえしてくだされば、サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管できます。でも…大丈夫ですか?連邦生徒会に制御権を渡しても…。」
心配そうに言うアロナ
「大丈夫だよ、承認する。」
「わかりました。これよりサンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管します!」
「…はい。わかりました。」
(カチャ)とドアを開けてリンが入ってくる。
「サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました。これからは連邦生徒会長がいた頃と同じように。行政管理を進められますね。お疲れ様でした。先生。キヴォトスの混乱を防いでくれたことに、連邦生徒会を代表して深く感謝いたします。」
「それでは『シッテムの箱』は渡しました。それともう一つあります。」
「ついてきてください。連邦捜査部『シャーレ』をご紹介いたします。」
リンに案内されるままついていくと
空室近々始業予定と書かれた紙が貼ってある部屋へと突いた。
「ここがシャーレのメインロビーです。長い間空っぽでしたけど、ようやく主人を迎えることになりましたね。」
(ガチャ、バタン)
「そして、ここがシャーレの部室です。ここで先生のお仕事を始めると良いでしょう。」
「し、仕事…?おrじゃなくて私はこれから何をすればいい?」
つい癖で俺と言いかけて慌てて私と言い直し疑問を言う。
「……シャーレは、権限だけはありますが目標のない組織なので、特に何かをやらなくてはいけない…という強制力は存在しません。キヴォトスのどんな学園の自治区にも自由に出入りでき、所属に関係なく、先生が希望する生徒たちを部員として加入されることも可能です……。」
「面白いですよね。捜査部とは呼んでいますが、その部分に関しては、連邦生徒会長も特に触れていませんでした。つまり、何でも先生がやりたいことをやっても良い…ということですね。」
「…ふーむ……。…本人に聞いてみたくても、連邦生徒会長は相変わらず行方不明のまま。」
「私たちは彼女を探すのに全力を尽くしているため、キヴォトスのあちこちで起きる問題に対応できるほどの余力がありません。」
「今も連邦生徒会に寄せられてくるあらゆる苦情……支援物資の要請、環境改善、落第生への特別授業、部の支援要請などなど……。…もしかしたら、時間が有り余っている『シャーレ』なら、この面倒な苦情の数々をかいけつできるかもしれませんね。」
「その辺りに関する書類は、先生の机の上にたくさん置いておきました。気が向いたらお読みください。」
リンは山積みになっている書類を見た後に
「すべては、先生の自由ですので。」
「それではごゆっくり。それと拘束したワカモの処遇については、またご連絡いたします。」
リンが出て行ったのを確認したあとにユウカ達に会いに行った。
そこにはユウカ、ハスミ、スズミ、チナツが待っていた。
「ええ。サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会が取り戻したことを確認したわ。お疲れさまでした、先生。先生の活躍はキヴォトス全域に広がることでしょう。すぐにSNSで話題になってしまうかもしれませんね?」
ユウカはそう言う。
「ワカモに関しては私たちにできることはないのでここまでですね。あとは、担当者に任せます。」
ハスミが言う。
「みんなお疲れ様。」
皆を労う言葉をかける。
「これでお別れですが、近いうちにぜひ、トリニティ総合学園に立ち寄ってください。先生。」
ハスミがそう言った後
(ぺこり)とスズミが礼をする。
「私も、風紀委員長に今日のことを報告しに戻ります。ゲヘナ学園にいらっしゃった時には、ぜひ訪ねてください。」
チナツが言う。
「ミレニアムサイエンススクールに来てくだされば、またお会いできるかも?先生、ではまた!」
ユウカが言った後4人はそれぞれの学校に戻っていった。
シャーレのオフィスに戻る。
戻った後椅子に座りシッテムの箱を起動し画面越しにアロナと話をする。
「あはは……なんだか慌ただしい感じでしたが…ある程度、落ち着いたみたいですね。お疲れさまでした。」
「アロナもお疲れ様。」
「はい!でも、本当に大変なのは、これからですよ?これから先生と一緒に、キヴォトスの生徒たちが直面している問題を解決していくのです……!単純に見えても決して簡単ではない…とっても重要なことです。」
「それではキヴォトスを、シャーレをよろしくお願いします、先生。」
「こちらこそ。よろしくね、アロナ。」
「はい!それではこれより、連邦捜査部『シャーレ』として、最初の公式任務を始めましょう!」
着ている黒いコートにシャーレの腕章を付ける。
こうして俺の…いや、私はシャーレの先生としてこキヴォトスで活動することになった。
読んでくれてサンクス。
先生スペック
名前:【黒井 墨】(くろい すみ)
愛称:【墨黒】(すみくろ)
スペック:身長175㎝ 体重60㎏
原作をプレイしていて気が付くとブルアカの世界に転生していた。
見た目は黒シャツ無地の赤いネクタイに黄色い目のような模様のコートを着ている。