国連宇宙海軍召喚(宇宙戦艦ヤマト×日本国召喚) 作:デブレツェン
感想で、文章が読み辛いという指摘をいただきました。改善する予定ですが、これは書きだめしていた分ですので、まだ改善はされていません。ごめんなさい。
というわけで、多少は問題がありましたが、飽き性な私が無事に十話を迎えることができました。十話です。どうぞ。
第十話 ヤマトよ、進め
「敵の動きは?」
それは、あれから2時間後の話。そう沖田は厳かに尋ねた。まるで、何かに追い詰められているみたいに。
「依然として、動きはありません。」
森雪が答える。
「そうか……では、やるしか無いのだな……総員第一種戦闘配備!目標、敵ロウリア陣地!」
「波動エンジン始動!」
「ヤマト、発進!」
そうして、がちゃりとレバーを動かすとヤマトが宙にぐわんと浮く。とりあえず、こっから動いちゃいかんのだったな。それじゃあ、上には幾らでも行っていいってことだろう?古代は柄にもなくにやりと笑った。これから、ロウリア軍には地獄を見てもらおうじゃないか。
「艦体を10度傾けろ!」
すると、またぐわんと揺れてヤマトの砲がやや下を向く。
「目標!敵ロウリア陣地!」
「目標を捉えました……!」
すうっと息を吸って、吐いて。そこから沖田は、言った。
「主砲、1番2番、撃てぇ!」
一方ジューンフィルアは、大変ご満悦の様子。何でかって、この2万の兵士が美しいから。そりゃあもちろん、これで国連宇宙海軍に勝てるわけはないよ。でも、本人は勝てると思っているんだよな。まあ、宇宙戦艦ヤマトなんていうチーターを想定しろっていう方が酷だしな。兵の練度も高い。士気も十分。負ける要素なんて、どこにもありゃあしないよ。国際連合が、いかに強くても即死ってことは絶対にないな。そう思ったその時。何だろう。何かが、向こうで飛び上がったような。
「ば、ば、ばかな。あれは……船か?なぜあんな鯨のように大きなものが、空を飛べるうううううううううう!!」
もっと悪いのが、そいつのバリスタっぽいのがこっちを向いていること。突然、さっきまで興奮していた頭が冷めてきた。敵はまだこっちには近づいていない。いないのだけれど……何だかジューンフィルアは嫌な予感がした。何故だろう。これから、死んでしまうみたいな。とにかく、そんな予感が。ジューンフィルアは望遠鏡を覗き込んだ。やっぱり、あれのバリスタはこっちを向いてて間違いないな。その時、何かがこちらに向かって光る。何だあれは?青い光か?その刹那。
ビュウウウウウウン!ドカアアアアアアン!ビュウウウウウウン!
音が、後から聞こえたじゃないか。それは即ち、音速を超えている攻撃ということ。いや、今はどうでもいい。そんなことより……この凄惨たるや何だっていうんだ!
そんなことを考えている間に、土埃は舞い、テントは燃えて、大爆発とともに軍隊は消えた。血が降り注いで、ジューンフィルアはそのことにようやく気づく。まだ、生き残りは居るんだろうか。居るなら、早く逃さなくては。兵士たちは、バタバタと倒れていく。
ジューンフィルアは絶望した。何もできず、ただの一二発で倒れていった仲間たちを見て。
今まで戦ってきた戦友、歴戦の猛者、優秀な将軍、家族ぐるみの付き合いのあった上級騎士、共に強くなるため汗を流した仲間たち。
全てが、仲間たちの全てが泣きたくなるほどあっさりと倒れていく。ジューンフィルアは逃げようとした。逃げろ!逃げろ!と叫びつつ。でも、運命の死神はもちろん彼を逃すはずもなかった。二発目の陽電子衝撃砲が、こちらの飛来する。最後に見たのは、自分の体が2つに割れる瞬間だった。
こうして、ジューンフィルアも仲間の元に旅立ったという。
「ば……ば……ば……ばかなあああああああっ!!」
クワトイネの将軍、ノウはその光景が信じられなかった。だって、何か船のようなものが飛び上がったから。鉄というのは重い。だから、飛ばすなんて困難な話。だからみんなワイバーンを使うんだよ。そうじゃなきゃどの国もムーやミリシアルのように、飛行機械を使うだろうからね。でも、この国は違う。こんな馬鹿でかい戦艦を、いとも容易く飛ばしてしまう技術力がある。この時点でノウはなんだか胃がもたれそうだった。その時。
「あ、青白い光が放たれたぞ………あれがロウリアをこうげ……」
言い終わる前にそれはロウリアに降り注ぐ。そして、爆発の終わった時には………
「何だあれは……!ロウリアの陣地で噴火でも起きたというのか!?」
そこにあったのは、光線で耕された大地。そして、クレーター。そう。ヤマトは光線を放ちながら砲塔を動かして、横広範囲に被害を及ぼした。何が言いたいって、もうロウリア軍先遣隊は一兵も残さず全滅しちまったということ。
血の一滴も流さずに、ロウリア兵は消えてしまった。敵は練度も高そうだったよ。何でかって、陣形の精度がとても高かったから。そんな精鋭兵が、しかもあの距離を離れたところから全滅させられたということ。広く、広大な範囲で展開していた敵が!強敵が………己の人生をかけ、長い時間をかけ、鍛えあげてきたであろう武技を発揮する事無く、一方的に虫のように殺される。まるでこれじゃあ騎士団精神なんてものかけらもないや。
「な、な、な、なんという威力の爆裂魔法なのだ!国際連合は、全員が大魔導士なのか?いや、大魔導士が例え1万人集まってもこの威力は無理だ!国際連合には神龍でも味方に………」
その時、ハッとして右を見上げるノウ。まさか。あの巨体を晒しながら飛んでいるのはまさか。
「で、伝説の神龍なのか?あれが?」
いや、違います。宇宙戦艦ヤマトです。なんてことが伝わるわきゃあない。部下もぞろぞろと集まり、盛んにそう噂した。宇宙戦艦ヤマトは、神龍なんじゃないかと。ノウは、目の前の情報がもはや何も信じられなかった。自分たちとは、まるでドクトリンが違う。あんなに舐めてたのが嘘のよう。もう驚くしかないよ。
「これが国際連合軍の………あの男、沖田の力だと言うのか………」
暗い部屋の中。男が2人ほど居る。男の名前は、芹沢虎鉄と東堂平九郎。国連宇宙海軍極東司令局の、まあ実質トップたちみたいなものだね。そういえば、芹沢君はどうやら話があるらしい。珍しいな。向こうから話を持ちかけるだなんて。
「ああ、東堂長官。こられましたか。どうぞお掛けください。」
「失礼するよ………ところで、おかげで昼飯は抜いてきたのだが何かあるかね?」
「カップ麺ならば。何にしますか?」
「ああ、じゃ蕎麦で。」
何だか、用意周到じゃないのが芹沢らしいな。
「ところで、芹沢君。一体何の用事で呼び出したのだ。」
「ある作戦への許可を頂くためです。」
芹沢は箸をカップ麺の蓋の上に置きながら言った。
「その作戦とは?」
「この戦争を終わらせるための、最終作戦です。」
なるほどそう言うわけで。ロウリア戦っていうのは、実は馬鹿にならないほどのお金がかかっているんだよ。まあ、軍隊を動かしているのだから当然といえば当然だけど。それをちゃっちゃと賠償金という形で回収したいって言うわけで。それに何より、戦争をし続けるのも健全じゃないからな。
「なるほど。大方は首都への攻撃と言ったところかい?」
「御名答です。ロウリア王国の首都ジン・ハークを宇宙戦艦ヤマトを以て制圧します。ギムの奪還ももしやしなくてもいいやもしれない。そうすれば、きっと国が降伏するのでね。」
「読みが甘いと思うぞ。首都を落とされたくらいで、降伏するものかは。」
「だからこそ、第二プランです。国王ハーク・ロウリア34世を逮捕します。大量殺人の容疑で、ね。」
そこまで言い終わると、芹沢は蕎麦をずるりと啜った。全く、元気なもんだよ。この男は。
「ヤマトの保安部隊を使うのか?」
「はい。その予定です。」
「私はあの保安部長があまり好きではないのだがな。」
「実際、クワトイネの将軍に皮肉めいたことを言ったそうですよ。しかし、優秀な乗組員なので首を刎ねるわけにはいかないのですよ。」
「なるほど。難しいなあ。」
「とにかく、首都攻撃、してもよろしいですか?」
「構わない。ただし、必ず戦果を出すように。」
それだけ言うと、東堂は部屋を去っていった。
「以上が国際連合軍と、ロウリア軍のエジェイ西方の戦いの報告になります。」
しいんと静まり返る周囲。なんて言うか。それが全てを物語っているな。
「では、誰も国際連合がどうやって高威力爆裂魔法を使用したか、見ていないのか?」
「はい、報告書のとおり、国際連合は駐屯地から攻撃を行ったとの事であります」
「何を言っている!国際連合の駐屯地から、今回の高威力爆裂魔法が使用された戦場まで、13kmは離れているのだぞ!!13kmも!そんな魔法は古の魔法帝国の御伽噺でしか聞いたことが無いわ!!」
会場がざわつき始める。そりゃあ無理もないな。こんな荒唐無稽な報告をされちゃあ、信じられるものも信じられないよ。と、言わんばかりに会場はざわざわするのだった。
「静粛に!静粛に!」
一旦、カナタがその場を収める。
「手元の資料を見てほしい。」
良質な紙が、目の前に配られた。そういえば、この紙もどうやら国際連合からの輸入品らしい。あれ、前にも言ったかな。
「ロウリア王国首都攻撃許可願いだと!?」
もしそんなことができるなら、この戦争はすぐに終わっちゃうじゃないか。
「国際連合は我が国から発進した鉄の鯨で、ロウリアの首都の一部を強襲し、ロウリア王を大量殺人の容疑で逮捕したいとの事だ。併せてエジェイとギムの間に展開する敵、ロウリア王国クワトイネ征伐隊東部諸侯団と、ギムの西側を国境から我が国内を東へ進軍する本隊に対し、鉄龍と共に、地上部隊を投入して攻撃したいとの事だ。敵主力がギムから出ているため、攻撃がもしも成功すれば、我が国も軍を送り、ギムを奪還したいと思う。」
また、ざわざわとし始める周囲。もしそんなことができれば、しつこいようだけどこの戦争を終わらせることだってできる。それに、ギムも奪還できるならなお良いぞ。そういうわけだから、得しかないお話だな。
「良いんじゃなか。得しかないし。」
「しかし、他国の地上軍が入るのはわけが違う。」
「ギム奪還には地上軍を使わないそうですよ。何でも、宇宙海軍なるものを使うそうです。」
また、周囲はざわつき始める。そりゃあどういうことだよ。宇宙海軍とやらだけで、こんな偉業を成し遂げたっていうのか?だとしたら国連宇宙海軍は、どれだけすごいって言うんだよ。
「しかしいずれにせよこのままでは我が国は滅ぶ。今回は国際連合に頼るしかないのではないか。」
「敵の首都……上手く行くとは思えんが……」
「鉄の鯨を飛ばした国です。何か勝算があるのやもしれません。」
「それにもし上手く行けば、最も被害が少なく済む。この戦争はすぐに終わるかもしれない。」
こうして、満場一致でロウリアでの戦闘行為を認めたという。
一方、こっちはロウリア王国クワトイネ征伐隊東部諸侯団。ギムから東に20kmの地点のこと。副将アデムは、通信士に怒鳴り散らかしていた。まあ、無理もないな。だって、いつまで経っても先遣隊と連絡が付かないのだから。
「先遣隊に連絡は取れないのか!?」
「導師から、魔通信を送っていますが、返信がありません!」
何だこれは。昨日から、先遣隊からの連絡がない。どう言うことだよ。先遣隊とて2万の軍隊。まさか通信を送る前に全滅なんてことはないだろうに。これは、非常にまずい事態になってきたぞ。そういうわけだから、アデムは12騎のワイバーンを偵察として送ったというね。
「偵察隊はどうなっている。」
「間もなく先遣隊の消息を絶った付近の上空です。」
ロウリア王国クワトイネ征伐隊東部諸侯団所属、ワイバーン小隊 竜騎士ムーラ
「そろそろ、か。」
エジェイ周辺の偵察騎は、みんなてんでばらばらに捜索を始めていた。まあ、その方が効率がいいので当然といえば当然だな。
ムーラはその中でも先遣隊が消息を断った付近が割り当てられていた。今日は少し涼しく、晴れた空ではあるが、雲が多い。少し飛び辛いが気分は良い。先遣隊が音信不通だっていうから、わざわざ見にきてやらなくちゃいけなくなったじゃないか。全く、世話の焼ける奴らだよ。だから、かれの任務は状況確認。ただそれだけ。
「………ん!?」
何だろう。何かきらりと光った気がする。それは、見たところ鎧。さらに目を凝らして見てみると、そこにはありえないものが。
「な、何だこれは!」
月に見られるクレーターのようなものや、まるで小川を引いたみたいな跡がそこに。どういうことだこれは。一体先遣隊に何があったって言うんだろう。その辺りに、多分人だったであろうものがばらばらになってあった。死の鳥たちが、死骸を啄んでいる。あえてタイトルをつけるなら、「地獄」かな。観察してみるけど、動いているのは誰もいない。
「全…………滅………だと?」
そんな馬鹿な。ムーラはぶるりと身震いをする。その時。
グワァ!グワァ!
彼のワイバーンが、何か鳴き声を発してみせた。今度は何だっていうんだ。ワイバーンは東の方を見ている。そこに、何があるっていうんだ。
黒い、何か米粒のように小さなもの。生命の息吹を感じない。竜というよりは物が近いかな。それは、99式空間攻撃機コスモファルコン。まあ、こいつも奇しくも同じ任務なんだよな。偵察っていうね。
「!!!!!!!!!!!!」
その瞬間。何かが、こちらに向けて発射されたのか?いきなり、そこから光が出てきたんだよ。それは、煙の尾を引きながら、音速を超える速度でこちらに近付いてきている。
遠い。そして、速い。速すぎる。自分のワイバーンの導力火炎弾よりも遥かに射程距離は長いようだ。これほどまでに遠いとは、ワイバーンロードをも凌駕しているかもしれないぞ。
しかし、いくら射程の長い攻撃でも見えてれば避けることもできるさ。だから、こういう攻撃は本来奇襲で役に立つのだけれどね。しかし………
「!!!???ついてくる!?」
敵の火炎弾は、うねうねと曲がってこっちに着いてくる。
「うわああああああ!くそお!!!!!!!!!!」
全力で飛び立ち、ワイバーンで後ろに付かれた時の戦術、ジグザグ飛行を行う。でも、敵の火炎弾は、その度向きを変えるじゃないか。そんな攻撃は聞いたことが無いよ。
「導力火炎弾がついてくる!」
ムーラは必死になって通信機に叫んだ。まるで、心から助けを求めるみたいに。
「ち………ちくしょう…………」
死の予感。様々な思考が頭をめぐる。これが、走馬灯っていうのかな。
妻は行く前に、「いってらっしゃい」と見送ってくれた。「ほら、お父さんにいってらっしゃいは?」「あっあっ」1歳になったばかりの娘も抱きついてきてくれる。「これ……お守りだから。」そう言って渡されたのは、金属製の変なもの。正直何かなんてわかんねえ。でも、お守りってだけで十分なんだよ。そうして、それはお守りとしていつも腰につけてるっていうね。
「死んで……たまるかああああああああ!」
急上昇をするけど、やっぱりそいつは着いてくる。その時、妻からもらった大切なお守りが外れた。そして、それはミサイルへと触れる。
ドカアアアアアアン!!
爆発音が後ろで鳴り響く。助かったのか?ムーラは少し安堵した。これで、よかったんだろうか。妻のお守りは、役割を果たしたって言うべきなのかな。それとも、壊れちゃったって言うべきなのか。でも、ムーラはそんなことは知らないのだった。
そうして、西の空へとワイバーンは帰っていった。
「だいとーりょー。だいとーりょー。開けてよおお。」
幼稚園児のように駄々を捏ねるこいつはエブリン・ウッズ。前も行った通り、国連の裁判官にして国連宇宙海軍の宙将。エブリンはドアノブを思いっきり引っ張っていた。体ごと、ぐいーっと体重をかけて。でも、開けてやるもんか。あんな化け物とお話をしていると2時間なんてあっという間に溶けてしまうぞ。こないだ余計なことをしたせいで、やることが溜まっているんだよ。っていうかあいつ暇なのか?まあ無理もないな。国連は今やほぼ機能してないし、裁くべきこともないものな。
「ねえ、どうしたら開けてくれるのお?」
「自分で考えるんだな国連の裁判官様。全く、頭が上がらない相手だからって調子に乗るんじゃないよ。」
「えっちいこととかしたらいい?」
「お前本当に殺す。っていうかあんた国連宇宙海軍の仕事は大丈夫なのかよ。」
「アメリカにまともな戦力が残っていると思って?」
「それもそうだな。仕事がひと段落したら遊んでやる。ちょっとそこで待ってろ。静かにな。」
「やったー!」
全くまるで子供のななりだよ。これで国連宇宙海軍の宙将が務まるんだからお笑いだな。と、ロベルト・トンプソンは思うのだった。
「何々、次はええと。おおエブリン!よかったじゃないか。」
「何がよ。」
「金剛型宇宙戦艦ニューヨークがついに就航するようだぞ!また、駆逐艦ダニエル・イノウエとアレン・M・サムナーも同じく、だ。」
するとあからさまに駆け寄ってドアをバアン!と叩くエブリン。詳しく聞かせなさい、ってことだな。
「今すぐにでも派遣しなさい。」
「待て待て。そう焦るな。もうロウリア?とやらの戦争は大方勝負がついてしまった。今動けば、ただ戦果を狙っているハイエナが如く写ってしまうだろう?」
「そうかしら。純粋に援軍って受け取れないのが残念ね。」
「お前夜道に気をつけた方がいいぞ本当に。」
ロベルトははあっとため息を吐いた。
「じゃあどうするわけ?よだれ垂らして見ているわけ?」
「そうカッカするな。っていうか何でキレ気味なんだよ。まあいい。とにかく、何をするかは決まってる。我が軍の戦果を作るチャンスを作るってわけだ。」
すると、エブリンは暫く黙った後にふふっと笑った。
「貴方って悪党ね。」
「政治家は悪党さ。何もかもをかなぐり捨ててなるものだよ。で、一応答えを聞こうか。」
「ええ。わかってるわよ。戦争を新たに起こすのよね?」
「ああ。その通りだ。ロウリアとの開戦速度は異常に早かった。だから、今回はどうなるとわからないとはいえおそらく速い。まあ粗方覇権国家が多いといったところかな。」
ロベルトは目の前の書類に印鑑を押しながら言った。そういえば、ちょうどいい国があるっていうね。諜報員によれば、ロウリアの後ろを持つ、パーパルディア皇国なる国があるとも。
「………はは。いいぞ。そのまま戦争へと突入してしまえ。そうすればそうするほど、ぐちゃぐちゃでドロドロの希望が見えてくるってものだ。」
そうして、彼はまた手元の紙に印鑑をだんっと叩きつけるのだった。
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次回、国連宇宙海軍召喚
エジェイを守ったヤマトたち。襲い来る魔の手も知れず、彼らは進まん。光はついに弾かれ、ロウリアへと詰め寄る。
???まで、あと300と20日。
どれがいいですか?
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硬いが、読みやすい文体
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柔らかいが、読み辛い文体
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比喩などを多用した、文学的な文体