国連宇宙海軍召喚(宇宙戦艦ヤマト×日本国召喚) 作:デブレツェン
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名探偵コナンと名探偵プリキュアコラボするみたいですね。どっちも結構好きなので楽しみ。
お茶キャラといえば、というランキング見ましたでしょうか?我らがマミさんやイギリス、真紅も居ましたよ。銀河英雄伝説のキャラも居たので、いつか見てみたいと思います。
というわけで、十一話です。どうぞ。
第十一話 ロウリア王国の終焉
99式空間攻撃機コスモファルコンが放ったミサイルは、奇跡的にムーラの妻が与えたお守りに命中した。そして、後方で爆発し難を逃れたという。これは、幸運と言う他ないだろう。まあ、それもムーラの知れたことではないが。
助かったのだろうか。しかし、だとしたらどうして。妻から貰ったお守りは外れている。もしや、あの導力火炎弾はそれにぶつかって爆発を?いや、やめよう。考えてもわからない。とりあえず今は、針路を西に取ろう。と、ムーラは思った。
ちなみに、魔信ももう壊れている。だから、連絡ができない。とにかく来た道を辿るしか帰る方法がないのだ。
「もしかしたら……妻が助けてくれたのかもな。」
ムーラはそう、徐につぶやく。まるで、心から満足したような笑みを浮かべて。その時。何かを感じて上空を見る。自分より遥かに上を、何かが通り過ぎていった。それは何と言えばいいのだろうか。そう、まるで神龍のななり。ムーラは呆気に取られるしかなかった。その大きすぎる相手を目の前にして。
「で、でけえ……ありゃあまさか伝説に聞く神龍か?」
それが、宇宙戦艦ヤマトだってことなど、彼は知る由もないのだった。
アデムはまるで小僧に駄菓子をくすねられた店主が如く、いや、それ以上に怒り狂っていた。赤い夕陽が沈んだころのこと。まるでそれはこの戦争で流された血の鏡合わせのようだった。
「どうなっているのですかぁ!」
部下たちは滝のようにだくだくと汗を流す。どうしたのか。それは悲鳴とともに、12騎の偵察用ワイバーンが消えたから。導力火炎弾が付いてくる、という声とともに通信がつかない者もいるらしい。
「現在調査中でして……」
「具体的にどのような調査をしているのか!このたわけがぁ!」
辺りが静まり返る。嵐の前、いや、後の静けさというべきか。そこで、将軍パンドールが口を開いた。
「まあしかたがない。出来る事をしよう。本軍の護衛は?」
「ワイバーンが50騎常時直衛にあがります。残りはギムの竜舎で休ませています。もちろん、命あれば、いつでも出撃いたします」
「50も?多くないか?」
「いえ、今までの軍の意味不明の消失、もしかしたら敵はとてつもない力を手に入れたのかもしれません。本軍が壊滅したら、今回のクワトイネ攻略作戦は失敗します。」
「そうか…………」
上空では竜騎士が多数編隊を組んで、飛び踊っている。まるで、何が来ても大丈夫。例え神話の英雄が来ても大丈夫かのような様子だった。あの伝説の魔帝軍の行進でさえも、この軍隊なら跳ね返せるな。と、パンドールは思っていた。しかし、敵は一体何者なのだろう。パンドールが再びそう思ったその時だった。その恐ろしい「人形劇」が起きたのは。
「本艦3時方向にワイバーン発見、数50!」
「コスモファルコン、全機発進!」
と同時に、コスモファルコンが降ろされる。雨のような火花を散らしながら、それは後ろ向きに落ちて行った。また、カタパルトからコスモゼロも発進する。鉄の飛龍はそうして飛び交い、また混じり合うのだった。
「後は頼んだぞ……古代、加藤!」
そう呼ばれてしまったからか。まるでゾウのように大きなくさめをする古代。誰かに噂されたのかなあ。なんて思っていると、無線機から連絡が。
「古代くん、聞こえますか?森雪です。3時の方向にワイバーン!50騎、こっちの倍以上です。くれぐれもみんな無茶だけはしないでください。」
「了解。加藤さん、聞こえましたか?」
「ああ。竜騎士とは奴さんもやるなあ。燃えてくるってものだ。」
「隊長、あんまり無理はしないでくださいよ?」
篠原弘樹がそう言う。少しにやけた顔をしながら。
「大丈夫だ。俺の分の獲物は取っておいてくれよ。」
「はいはい。じゃあぼちぼち行きますか?」
「ああ。全機突撃!」
そうして、コスモファルコンとコスモゼロは加速を始めた。狙うはただ一つ。ロウリア王国の竜騎士のみ。
「喰らえ!」
科学の槍が、ぱっと花を咲かせて空に輝く。空には、見たこともない星がチラチラ瞬いていた。そして、それと同時に16騎がばらりと解け肉片へと帰す。その様子は、まるで地獄。空から降る怪雨に、パンドール含めロウリアの面々は驚く他ないのだった。
「なっ何だあ!?何が起こったあ!?」
いきなり、目の前で竜騎士たちが爆ぜたと思ったら、空から肉片が落ちてきた。煙に包まれた瞬間、それらが爆ぜたのだ。いや、そうとしか見えないんだよ。一体、何があったっていうんだ。と、パンドールは思考を巡らせる。さらに8騎、光の礫が炸裂して倒れていく。気付けば残りはあと半分。どうしたらいいんだ。考えろ、考えろ!
「あああああああああああああ!」
「バカなぁ!バカなああああ!」
そう、幾つもの声が聞こえてくる。パンドールは上を見た。そこには、99式空間攻撃機コスモファルコンが。青っぽい塗装に機体を包み、こちらに詰め寄るそれ。それは、言わば鏃のような形をしたワイバーン。
ゴオオオオオオオオオオオ!!
「は……は……速すぎる!!」
「なんなんだ!」
恐怖だけが、彼らを支配する。しかし悲劇はそれを待ってくれなかった。攻撃が、またあの光の槍が放たれる。いつの間にやら、こちらのワイバーンは全滅していた。何も言えずに殲滅されていった彼らたち。ワイバーンの数こそ軍の力だと、パンドールは思っていた。しかし、現実は違った。この馬鹿みたいに強い国のせいで、すべての計画はおじゃんじゃないか。まるで、無双ゲームのようにみな切り倒される。今はなきアンタレスのように赤い血が、宙を舞っていった。
「何だあれは!何かが発射されたぞ!!」
それは、ミサイルの追加。光の矢はまた、一直線にこちらへ飛び込む。ゆっくりと。人生の終わりを告げる、地獄への、あの世への片道切符がひらりと渡された気がした。灼熱とともに、とんでもないほどの光に包まれる。将軍パンドールの人生は、そこで途絶えた。
ムーラは相変わらず西に針路を取り、進んでいた。クワトイネは蛮族だと思い、正直舐めていた節がある。でも蓋を開けてみたらまるで違うじゃないか。実際に見たのは、先遣隊の死体、死体、死体。全滅した無様な姿だけ。まさかクワトイネは、魔王でも味方につけているのか?まさか古の魔法帝国が、その伝承に記された、復活の時が来たのではないか?ムーラの脳裏に、御伽噺がふっと過ぎる。この世界では誰も知らない者はいないと言う、ある御伽噺が。
かつて、世界を統べた大帝国があった。その名は古の魔法帝国。そう。ガミラスと勘違いで混合されているあの国家。一人一人が人間より高い魔力を持ち、高度な知識を持ち、絶大なる力を持っていたという。
彼らはその大きすぎる国力故に神に弓を引いた。怒った神々は彼らの国があったラティストア大陸に星を落とした。星の落下を防げないと判断した帝国は、ラティストア大陸すべてに結界を張り、大陸ごと時を超越する魔法をかけ、未来に転移させた。『復活の刻来たりし時、世界は再び我らにひれ伏す』と記載された不壊の石版を残し…………
少数残っていた魔帝の生き残りを、人間は圧倒的な数で吸収した。そうしてできたのが今の世界最強国家、神聖ミリシアル帝国とも言う。だから古の魔法帝国の復活を最も恐れているのは神聖ミリシアル帝国らしい。
ムーラはどこか、この戦っている相手が古の魔法帝国じゃないかと思い始めていた。2万の大群を一瞬にして殲滅し、相手を追尾する導力火炎弾。どれも常軌を逸している。ムーラは歯をがたがたと震わせた。これは本当に、古の魔法帝国の復活なのではないか。そう言えば、連中は古の魔法帝国の飛行戦艦を少なくとも3隻沈めたという噂も。その時。
ドーン!ドドドドドン!
遠くから、そんな音がする。と、ともに前方は爆炎へと包まれた。
「ま、まさか……あの位置は!」
ムーラに嫌な予感とともに悪寒がぞわりと走る。早く、本隊に急がなくては。そこに到着したとき、ムーラは予感が的中していたことを悟る。そこにあったのは、真っ黒に焦げた本隊だったものだった。
次の日 ジン・ハーク
宇宙戦艦ヤマトは、ジン・ハーク上空に佇んでいた。作戦開始まであと僅か。外では、赤い赤い朝日が始まりを告げた頃だった。なんと、宇宙戦艦ヤマトは夜闇の中何者にも暴露ることなくここにいたのだ。迎撃のワイバーンが、すぐさま上がる。まるで、電車に乗り遅れそうな人のように、急いで。
「急げ急げ!あの神龍をなんとかして落とすんだ!」
安定の神龍呼ばわり。なぜか、噂というのは伝播するもので。ノウや村人が神龍と勘違いしてからは、神龍ということで根付いてしまった。それが、ロウリアであっても。
「敵ワイバーン、多数接近!」
森雪が報告した。沖田が覚悟を決めたような目をぎらりと輝かせる。
「撃ち方はじめえ!」
砲塔が回転し、ワイバーンへと向く。とともに、真っ青な陽電子衝撃砲が発射される。その様子はまさにヴァルキリーのななり。そうして、陽電子衝撃砲をどんどんと発射していくヤマト。その度に、ワイバーンはバタバタとまるでハエのように落ちていった。
ワイバーンたちがやがて消えると、次に進むはハーク城ただ一つ。ワイバーンは、一騎、また一騎と減っていった。
「くそ!何をしている!反撃を」
バシュウウウン!
「た、隊長がやられた!」
「撤収ー!撤収ー!」
「くそ!こんなところでやられてたまるか!導力火炎弾、発射準備!」
とともに、ワイバーンの口の中に粘性のある炎が発生する。その間にも屍は積もるばかりだが、そんなことも知れず彼らは宇宙戦艦ヤマトへと一直線に突っ込んでいった。その時。
ダダダダダダダダダダダダ!!
なんと、対空レーザー機銃がその身を裂いたのだ。竜騎士は最後に青空を仰ぐ。神様、どうしてこんなことに。クワ・トイネをさくっと攻めるはずの、簡単な仕事だったはずなのに。蓋を開けてみれば、こんなチーターを相手にしないといけないだなんて。自らの血がまるでドレスのようにふわりと舞う中、彼の意識は落ちていった。
「チャーリー!おい!チャーリぃぃぃぃぃぃぃ!」
「やめろ!もうチャーリーは死んだ!せめて敵をぐはっ……」
「ジャック!ジャック!おい!返事をしろ!」
「いやだああああああ!死にたくないいいいいい!」
「死んでたまるかあああああああああ!」
ワイバーン部隊は阿鼻叫喚の地獄だった。そんな中、1人の竜騎士は勇敢にも導力火炎弾を発射する。赤い巨星が、ヤマトへと飛んでいった。しかし。
「な、なんだ………?導力火炎弾が、効いてない!?」
そう。そんな攻撃はこの波動防壁には効かない。ただいやしき炎に過ぎないのだ。それこそ、蝋燭やマッチくらいの。
「急げ、逃げ」
導力火炎弾を撃った竜騎士は、逃げ場を失う。そうして、弾丸の雨に串刺しにされた。
「くそお!国際連合めええええ!国際連合めえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!」
最後の竜騎士は、絶命した。ただ、ぎゃあともすうとも言えず。恨み言だけをぐわんと発して。
その後、ヤマトは王城の元に降り立つ。もちろん、理由は保安部隊を下ろすため。しかし、じゃあその間のエアカバーはどうするか?さっきワイバーンを殲滅したとはいえ不安だろう。そこで第一艦隊及びヤマトの航空隊の出番というわけだ。
ヤマトの後部から、レールを伝って飛行機が後ろ向きに落ちていく。地上までは、まだ遠いから安心してほしい。そうして、全ての発艦が終わると、古代進もコスモゼロで出撃をする。
「残りワイバーンはわずかだ!とにかく地上の保安部を守れ!」
「了解!加藤隊長、間違っても死なないでくださいよ!」
「戦術長、無理は禁物ですからね?」
「分かっているさ。」
飛び立っていく航空隊たち。その様子が、ワルキューレの騎行のよう。その様子を、古代守はじっとりと見守っていた。まるで必死に貪るように、釘付けになって。
「壮観だな。」
「ええ。その一言に尽きます。」
一方、その後ろで歯をがたがた言わせているのが1人。その男の名前は赤目のジョーヴ。赤目のジョーヴは今にもちびりそうな勢いで驚いていた。いや、戦慄いていたという方が適切かな。
「こ、こ、これが国連宇宙海軍の戦いなのか……?あのワイバーンより速い鉄竜は一体何なんだ!」
「あれは99式空間攻撃機コスモファルコン。我らが国連宇宙海軍の開発した航空機です。全長は約15mを超えるのですよ。れっきとした我が国の兵器で、生き物ではありません。」
「あ、あ、あんたら、一体何者なんだよ……!」
守は息をすうっと息を吸って吐くと、堂々と言い放った。
「我々は国連宇宙海軍です。国際平和を達成するための、軍隊です。」
「国際……平和だと?何が国際平和だ!!こんなめちゃくちゃをしやがって!」
「必要最低限の武力行使をしたまでです。そもそも仕掛けたのはそちらロウリア王国。国連憲章によれば、何も問題はありません。」
そう言われると、唇を噛むしかない赤目のジョーヴだった。国連憲章とやらが何かはわからないが。これで二度目だ。言い負かされたのは。ロウリアは人的資源こそ多いが、その質は悪い。その証拠に、こうして言い負かされているわけだ。少なくとも国連宇宙海軍の方が人的資源の質はいい。ましてや、こんなデカ物を動かすには相当な技術が必要なはず。そうだとしたら、なんて国なんだ。国際連合っていうのは。と赤目のジョーヴは思った。
「な、なあ。俺たちの祖国を………ロウリアをどうする積もりなんだ?」
占領するのか?と尋ねる。もちろん、彼の相場だと占領されるのが普通なのだろう。そして、占領あるところには、赤目のジョーヴがしてきたようなことがあり。それを不安がっているのだった。
「………そんなことはしません。想像しているような惨たらしいこともしません。ただ、ロウリアの国王を大量虐殺の罪で逮捕するだけです。」
そこまで言うと、守はお茶を一啜りした。
「伊東さん。正面、敵軍です。」
そこには、鎧兜を被った兵士たちが。それが盾をガチャガチャ鳴らしながら、こちらにやって来るではないか。
「守ります。我が子、我が家、我が国家。ロウリア重装歩兵大隊、これより参戦‼︎」
そうして、門からぞろぞろと重装歩兵が出てくる。その数、約300ほど。どうするか。この数となると、さすがに厄介だぜ。と、伊東真也は唇を舐めた。しかし、彼の意思は変わらない。目指すは、ハーク・ロウリア34世の逮捕のみ。それならば。
「正面突破を試みましょう。火力、前方に集中!」
「了解!目標、敵重装歩兵大隊!」
ダダダダダダダダダダダダ!ダダダダダダダダダダダダ!
保安部のライフルが唸り、目の前の獲物を仕留めていく。弾丸は小さなアサシンとなり、彼らを蹂躙していった。悲鳴が、城の前に轟く。
「撃って撃って撃ちまくりまくれ!決して負けてはいかんぞ!」
「隊長、気合い入ってるな!」
「そりゃそうだ、異世界人を嫌っているんだから。」
「無駄口を叩くな!兎に角撃て!」
「はいはい。全く隊長にはついていけないや!」
星名は、そうぶうたれながらもライフルを乱射する。当初300いた軍勢も、もはやその半分。でも距離は半分も縮まっていないのが全てを物語っていて何だか笑えた。
「ぐわあああああああああああ!」
「何だあの魔道はあああああああ!」
「逃げろ!逃げろおおおおおおおおおお!」
機械的に、事務処理のように彼らを殲滅していく。その時。
「ん?ば、ばかな!何だあれは!」
なんと、そのうちの1人が盾でライフルを防いでるじゃないか!さすがの伊東もこれにはびっくり。すぐさま、そいつに攻撃を集中させた。
「おい!あの先頭の盾を持ってる奴に集中砲火だ!」
ダダダ!ダダダ!と銃の音が木霊する。それでも打ち破れないその戦士。いけない。それに勇気付けられたのか、周りの兵士の士気が上がってしまった。伊東は舌打ちをしたい気分だった。こんな異世界人どもに負けると思っていなかったから。
「こちら保安部長伊東!銃弾を跳弾する盾があった!至急、航空支援を要請する!」
「加藤了解!すぐにそちらに向かう!」
上空でなんとか残喘を保っているワイバーンを殲滅していた加藤は、ミサイルを携えて地面へと向かう。そこに引き撃ちをしながら指示を出す伊東を見た。すうっと息を吸って吐く。まるで、覚悟を決めるみたいに。
「悪いな……恨むなら祖国を恨んでくれ!ファイアー!」
と、同時に空対地ミサイルが発射された。それは、その騎士に向かって一直線に飛んでいく。幽霊のように、音もなく。
ドカアアアアアアン!!
流石にこの一発には耐えれなかったのか。騎士は倒れ、保安部からは勝鬨が上がる。ロウリアの方はというと、まるで地ならしを見た軍人のように固まり、ただ絶望の目で見ているしかなかった。
「今だ!突破!」
そうして、なけなしの戦力は殲滅されていった。
同時刻 ハーク城内部
六年の時をかけて、列強から支援を受け、服従とも言っていい屈辱的な条件を飲んで用意したロデニウス大陸を征服するための軍隊。資材も国力の許す限り、いや、それ以上を投じて数十年先まで借金を作った。そして、石橋を叩いて渡るかの如く慎重に慎重に。確実性に確実性を重ねて軍事力に差をつけていった。圧倒的勝利で、この「人形劇」を収めるはずだった。しかしこれが、国際連合とかいう出鱈目な強さを持つ国せいでおじゃんじゃないか。ハークは頭を掻きむしる。自分たちは一体、何と戦わされているんだ。こちらに来た国際連合の使者を、もっと丁重に扱っていればよかった。ワイバーンのいない蛮族だって?違う。ワイバーンが必要ないほどの超文明なんだ。
軍の殆どを失った。全てが灰燼に帰した。それなのに国際連合の人間は1人も死んでいない。もし列強国を相手にしていてもここまで酷いことにはならないだろうに。ワイバーンも全滅した。どうしよう。どうしよう!その時。
タタタタ!タタタタ!
聞き慣れない音がする。近衛兵の悲鳴が聞こえた。
ダン!
すると、ドアが蹴破られ、こちらに黒服の兵士が沢山入ってくる。手には、黒い杖のようなものが。全員が魔導士らしい。それはこちらに近づくと、何かを言いながら微笑みつつ朗らかに手錠をかけた。
「まさか……魔帝軍か!」
「魔帝軍というのはよくわからないですが……自分は伊東真也、宇宙戦艦ヤマト保安部長です。ハーク・ロウリア34世ですね?クワ・トイネ公国での大量虐殺の容疑が貴方にはかかっています。直ちに逮捕しますのでご同行を。」
こうして、一週間以上に渡って行われたロウリア王国戦は終わりを迎えたのだった。
いかがでしたか?もしよろしければお気に入り登録などしていただくと励みになります。高評価と感想もでひお気軽に。
次回 国連宇宙海軍召喚
一つの影を切り裂いたヤマト。しかし現るは新たな影たち。影は影域を出て、ヤマトを襲う。
???まで、あと300と18日