内緒やで、ぶっちゃけダサいと思っとんねん。術師が得物使わんの 作:器用貧乏ならっこ
ってことなので直哉くんに得物握らせてみました。
原作では小太刀でしたが、本作では打刀です。
直哉「水の呼吸!壱の型!水面切り!」(ザパァー)
禪院直哉が23歳の時である。
直哉は悩んでいた、自身の火力不足を。
直哉の術式は『投射呪法』
自らの視界を画角として”1秒間を24の瞬間に分割したイメージ”を予め頭の中で作り、その後それを自身の身体で
また、術者の掌に触れたものも同じように1秒間を24分割した動きを作らねばならず、失敗すればガタつき、フリーズする。
リスクはある。動きを作るのに失敗するか、成功してもそれが過度に物理法則や機動を無視した動きであればフリーズして1秒間動くことができなくなるというものだ。
しかし直哉は父親譲りのコマ打ちセンスと時間感覚、そして想像力でその術式を使い熟していた。
父親には未だ及ばないが、それでも直哉は間違いなく一級最上位の強さを保持している。
それほど直哉の強さは上澄みであり、自身が祓えない呪霊など殆ど無いに等しいのだが……
昨今呪霊のレベルは格段に上がっており、直哉の火力では一級以上の呪霊を祓うのに多くの時間を要するようになった。
戦闘時間が増えれば増えるほど、怪我や死亡のリスクは高まる。
『躯倶留隊』や『炳』の下っ端が戦死することには特に何も思わないが、自身に傷が付くリスクが高まることに直哉は忌避感を抱いていた。
故に直哉はこの結論に辿り着く。
「得物、使うてみるか」
あまり気乗りしなさそうに直哉は呟く。
何故なら直哉は”術師が得物を持ち歩くのはダサい”と考えているからだ。
ここで勘違いしてはいけないのが、別に直哉は得物自体を嫌っているわけでは無い。
ただ、得物が無いと戦うことができない術師を嫌っているのだ。
そんな彼らを馬鹿にしている直哉は、自分が同じように得物主体で戦うことが心底嫌であった。
しかし背に腹は変えられない。命とプライド、どちらを取るかは明白であった。
「得物使うのはええけど、どないしよか」
直哉は術式の都合上、あまり大きな得物を使うのは不向きだと考えた。
投射呪法は自身だけでなく、身に纏っている服や靴などを含めて動きを作らねばならない。
それ故、打刀などの得物は動きを作るのにかえって邪魔になり、スピードが落ちてしまうことが予想される。
さらに刀を振るという複雑な動きも作らねばならず、加えて掌で相手に触れ、術式を相手に押し付けることができるという特性上、最低でも片手は空けておくべきだと直哉は考えた。
だがそれを踏まえても大きなメリットがある。
一つ目は火力。
打撃では通用しない硬さを持つ呪霊に対しても呪具を用いればダメージが通るようになる。
加えて直哉の速度も合わされば相当な威力が出ることは間違い無い。
二つ目はリーチ。
投射呪法では近接を主体として戦うが、呪霊というのは自由自在な形をしている。
中には直哉よりリーチの長い呪霊も存在しており、そのリーチ差を多少なりとも埋めることができる。
三つ目は反応速度の上昇。
落花の情を居合に転用することで、フルオートで相手の攻撃を迎撃することが可能になり、それを使えばいちいち投射呪法で動きを作る必要もなくなる。
そして四つ目は緩急を付けて攻撃をすることが可能になること。
そもそも動きを作る必要などないのだ。
刀を使っている時は術式を使用せず呪力強化のみの速度で戦い、そうでない場合は術式を使用して戦えばいい。
戦闘中にそれを素早く切り替えることができるようになれば、急激に上がった直哉の速度に相手は翻弄され、太刀打ちすることができなくなるだろう。
そうメリットとデメリットを天秤に掛けて考えた結果。
直哉の使う得物は打刀に決まった。
「どんな手段使うてもいい。アッチ側に立つんは俺や」
この決意から4年後、直哉は『最速の術師』の異名を父親から譲り受けることになった。
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【禪院直哉】
言わずと知れたドブカス。
ドブをカスで煮詰めて、3日くらい発酵させてからもう一度ドブに浸したんかってくらいドブカスな人。
本作でも
変わらず躯倶留隊からの評価は☆0の人。
だけど原作とは違い、自分の火力不足を認めて素直に得物も使って戦おうとする。
禪院素直哉。
半年くらいして得物の良さに気づく。これは次期当主だわ。
扇さんはあかん。あれは頭が硬い。
その点直哉くんは立派やね、柔軟に物事を考えられる。
自分の弱点をカバーしようとするのはパッとしとる。
続くかなあ…(白目)続きます!