内緒やで、ぶっちゃけダサいと思っとんねん。術師が得物使わんの   作:器用貧乏ならっこ

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連続投稿12日目です。(役に立つ作者です!)と三輪ちゃんが褒めてくれてる気がする

あ、五条vs宿儺は飛ばしました。私が書けるわけないです…

(代わりに誰か書いてくれると助かるねんけどな)と心の中のドブカスくんが言ってる


羂索は立派やね。俺が今やっとることを心底理解しとる

「君、超面白かったよ」

 

羂索は安らかに眠る髙羽に告げる。

 

彼の長い人生の中で、今の戦い(漫才)は非常に満足のいくものであった。

 

「!」

 

だがその余韻に浸る間もなく、次の刺客が現れる。

 

「呪霊操術──」

 

そう言って手を翳し、呪霊を召喚しようとしたその刹那、

 

羂索の首が地面に落ちた。

 

「まさか、君で詰むとはね」

 

羂索は刺客として現れた直哉に向かって話しかける。

 

「敵討ちってやつかな?でも残念だよ。君と話すのもこれで最後になってしまう」

 

道半ば残念だよ……と羂索は付け加えた。

 

「髙羽に人は殺されへんからな、こういう形でやらせてもうたわ」

 

そう話す直哉に羂索は一つ問いかける。

 

「でも良いのかい?私を不意打ちで倒しても君の悲願は達成できたことにはならないんじゃないかな?」

 

直哉の悲願──それは五条悟や伏黒甚爾といった強者達と肩を並べるほど強くなるということ。

 

現在の直哉は既に伏黒甚爾と同等のスペックを持った真希を下しており、乙骨に比肩するほどの強さを持っているが、彼はそこで満足などしていなかった。

 

真希を下した後の目標として、彼は五条悟に並ぶ強者になることを決意する。

 

故に羂索を単騎で撃破することが事実上の条件だったのだが、直哉の撃破目標は既に変わった。

 

その相手とは

 

「なに言っとん?極上の強敵(経験値)がおるやろ?」

 

五条悟が唯一敗れた相手──両面宿儺である。

 

暗に宿儺を倒す、と宣言する直哉に向かって羂索は吹き出した。

 

「ハハッ、いいね。呪術師はそうでなくちゃいけない。やっぱり君は面白いよ、禪院直哉」

 

羂索は直哉の心構えを称賛する。

 

それと同時に羂索の肉体のコントロールが失われ、呪霊操術の暴走が始まった。

 

「コガネ、ルール追加。天元との超重複同化は伏黒恵が持つこととする」

 

そう言ってコガネにルールの承認をさせた羂索は、呪霊を祓っている直哉の方へ顔を向ける。

 

「!」

 

羂索は直哉が呪霊を止めるために、”領域展開”を使用すると考えていた。

 

だが蓋を開けてみれば呪霊たちが──否。

 

呪霊たちが居た()()()()()()()まるでフリーズしたかのように止まっている。

 

「──まさか!」

 

「さすが千年間生きた術師やね。俺が今やっとることを心底理解しとる」

 

「ハハッ、君には驚かされてばかりだ禪院直哉。私はこの二ヶ月が、今までで生きた千年で一番楽しかったよ。君のおかげだ、誇るといい」

 

直哉のやろうとしていることに当たりをつけた羂索は心の底から直哉を称賛した。

 

「そりゃ嬉しいわ。九十九に会ったらよろしゅう言っといてくれると助かるで」

 

そう言って直哉は術式を発動させる。

 

轟音が響き渡り、発生した衝撃波が周りの全てを吹き飛ばした。

 

それを確認した直哉は決戦が行われている新宿へ向かって駆け出していった。

 

 

 

 

◆◆

 

 

 

 

時は少し進み、新宿。

 

今行われている戦いを宿儺は堪能していた。

 

鹿紫雲一から始まり、日車寛見、乙骨憂太、禪院真希の四人が最大限のポテンシャルを発揮して、宿儺を手厚くもてなす。

 

強者が自身の命を奪いに連携して向かってくるその様は、高揚に値するものであった。

 

しかしそれも長くは続かない。

 

「だが、そろそろ飽きたな」

 

そう言って宿儺は”世界を断つ斬撃”を全方向に発射し、この戦いを終わらせにかかった。

 

『!』

 

宿儺は先ほどの攻撃によって隙が出来た日車に向かってすぐさま駆け出し、至近距離から”捌”を放って昏倒させる。

 

さらに、日車をカバーしにきた乙骨へ向けてノーモーションの”解”を放ち、横から回り込んできていた真希の斬撃を自身の掌に纏わせた”斬撃”で受け止め、ガラ空きの胴体に向かって『黒閃』を放った。

 

「真希さん!」

 

「龍鱗・反発・番いの流星」

 

宿儺は詠唱をしながら掌印を組み、指で斬撃を飛ばす方向を指定する。

 

乙骨はそれに対して、回避を選択。

 

脚に呪力を集中させ、機動力を底上げした。

 

“世界を断つ斬撃”が放たれる瞬間を見極め、確実に回避する。

 

その刹那、乙骨の身体に血の線が出来上がった。

 

“世界を断つ斬撃”のタメはブラフ。

 

乙骨に深い傷を付けたのは、掌印と詠唱によって威力が底上げされた、ノーモーションの”解”であった。

 

回避行動を取るために上半身の呪力強化を疎かにしたことが裏目に出る。

 

一連の流れによって出来た乙骨の隙を見逃す程宿儺は甘くなかった。

 

足元の呪力を爆発させ、一気に乙骨へと距離を詰める。

 

宿儺の拳が乙骨に触れる瞬間──宿儺の目の前から乙骨の身体が消えた。

 

宿儺は立ち止まり、乙骨の身体が消えた方向へと顔を向ける。

 

「すまん。ちょっと遅れてしもた」

 

そこには宿儺が待ち望んでいた相手──禪院直哉が居た。

 

「来たか!」

 

宿儺は歓迎の意を示し、挨拶代わりにと直哉へ飛び掛かる。

 

それに対して直哉は棍を取り出し、“投射呪法”を使用した渾身の一撃を宿儺に叩き込んだ。

 

その一撃は、“味見”と称して真正面からその攻撃を受ける判断をした宿儺を吹き飛ばす。

 

(なんだこの()()は……)

 

その一撃のあまりの重さに宿儺は小さな違和感を感じた。

 

羂索から聞いた話では、直哉の出力は低いという。

 

(……ああ、呪具の効果か)

 

よって重さの正体は呪具に刻まれた術式効果であると宿儺は考えた。

 

違和感に当たりをつけた宿儺は、直哉へと向き合う。

 

直哉も乙骨達が撤退した状況を確認してから宿儺に向き合った。

 

「人の身体乗っ取るとか非道いなあ……人の心とかないんか?」

 

「ククッ、俺は”呪い”だぞ」

 

直哉の言葉にそう答えた宿儺は、構えを取る。

 

史上最強vs最速の術師

 

その戦いが幕を開けた。




最近少し体調が悪くなってきてるので、もしかしたら毎日投稿のペースが崩れるかもしれません…
(気長に待っといてくれると助かるねんけどな)

できるだけ頑張りますので、何卒よろしくお願いします

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