内緒やで、ぶっちゃけダサいと思っとんねん。術師が得物使わんの   作:器用貧乏ならっこ

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ボチボチマシになってきたんでまた進めていきます

幸い軽い風邪でしたのでもう治りかけですが…油断は出来ないのでしばらくはのんびり更新が続くと思います

宿儺も直哉も技が多彩で少し…かなり動かしにくいのはここだけの話です
(作者はなあ…発想力が足らんわ。もっと自由に想像すればええのにな)


力は重さと速さ!最高速度でブチ抜いたる!

『一人で宿儺と戦わせてほしい?』

 

「せや。真希ちゃんとの模擬戦見てたらわかるやろうけど、俺の術式の攻撃範囲はそれなりにデカい。ぶっちゃけ周りに人がおると邪魔やねん」

 

そう言って直哉は自身の術式の特性を開示した。

 

「まあ俺としちゃ構わねえよ。攻撃に巻き込まれて隙が出来るのも嫌だしな」

 

最初に賛成の意を示したのは日下部。

 

彼は自身の実力では直哉の動きに合わせることができないことを理解していた。

 

「別に構わねえけど、条件は日車、私、憂太の三人が戦闘不能になった時だけだ」

 

真希も条件付きで賛成し、それを機に他の人員も直哉の提案を承諾する。

 

「おおきに。仮に俺が負けた時でもそん時はみんな万全になっとるやろうから、あとは頼んだで」

 

 

 

 

◆◆

 

 

 

 

「なんだ?一人でやるのか?」

 

「逆に聞くけど君はハンデを所望しとんの?」

 

宿儺の問いに直哉はそう返して挑発した。

 

「ククッ、それもそうだな」

 

瞬間、宿儺が猛スピードで直哉に接近する。

 

対する直哉は空気を連鎖爆発させ、自身は横から回り込んで攻撃した。

 

「解」

 

宿儺は術式を発動し、衝撃波を相殺して直哉に向き合う。

 

「フッ!」

 

直哉の突きを宿儺は躱し、回し蹴りを叩き込んだ。

 

それを直哉は棍で受け流して空気をフリーズさせ、叩き割る。

 

近距離から放たれたその衝撃波を呪力で防御しながら宿儺は後ろに飛んだ。

 

「龍鱗・反発・番いの流星」

 

“世界を断つ斬撃”を放つために宿儺は詠唱し、閻魔天印の掌印を結ぶ。

 

「解」

 

放たれた”世界を断つ斬撃”を直哉は軽々と回避し、再び宿儺に接近した。

 

空気を爆発させ、トップスピードで駆け抜ける。

 

「フッ!」

 

棍を用いて亜音速のスピードを乗せた渾身の一撃を振るう。

 

交差した二本の腕と棍が大きな音を立ててぶつかり合う。

 

その押し合いに勝ったのはまたもや直哉であった。

 

「クハッ、その呪具中々のモノだな」

 

「そうやろ?この呪具はアイツ(クソアマ)の忘れ物やからな」

 

直哉の持つ呪具は薨星宮から回収した”凰輪(ガルダ)”を高専に拘禁されていた組屋鞣造が呪具に加工した最高傑作──『凰輪(ガルダ)・改』

 

刻まれた術式は”仮想の質量を付与する”という九十九由基の”星の怒り(ボンバイエ)”と同じもの。

 

直哉はそれを活用して”拡張術式”を除いた自身の火力を大幅に向上させることに成功し、宿儺と互角に渡り合うに至った。

 

(“世界を断つ斬撃”は必ず詠唱と掌印、加えて()()()()()()()()()()”術式対象の拡張”のタメも必要。それを逆手に取って乙骨くんにやったようにノーモーションの”解”を放ってくることもあるか……)

 

流石は呪いの王やな、と呟きながら直哉は空気をフリーズさせて打ち出す。

 

「解」

 

それに対して宿儺は相殺を選択、再び詰め寄ってきた直哉を迎え撃った。

 

「……少しワンパターンじゃないか?」

 

「どうやろな?」

 

直哉の突きを宿儺は捌き、反撃に出る。

 

それには通常の打撃だけではなく、”斬撃を混ぜた打撃”も含まれていた。

 

「!」

 

「残念、こっちはカウンター前提で動き作っとんねん」

 

“落花の情”──長年磨き上げてきた御三家秘伝の技術が斬撃のダメージを大幅に緩和する。

 

原因は五条戦や虎杖悠仁の攻撃を経た宿儺の出力が落ちただけではない。

 

動き回りながらでも高出力を維持できる呪力操作術を、直哉はこの一ヶ月で身につけてきたのだ。

 

“落花の情”を駆使して四本の腕から放たれる攻撃を捌く。

 

その刹那

 

「解」

 

不可視の斬撃が放たれ、直哉に傷を付けた──かに思われた。

 

古武術に”膝抜き”という予備動作を消す技術がある。

 

直哉は膝のみならず股関節・肩へと抜いていき、倒れるより滑らかに宿儺の足元へ移動すると同時に斬撃を回避した。

 

姿勢は低く、力の流れを殺さず(めぐ)らせ繰り出されるは──躰道(たいどう)の『卍蹴り(まんじげり)

 

その一撃が宿儺の胴体へ深く沈み込み、身体を吹き飛ばした。

 

 

「結構ええの入ったと思ったんやけどな。咄嗟に後ろに飛んで衝撃を緩和したんか」

 

やっぱ一筋縄じゃいかんわ、と直哉は気を引き締めて構え直す。

 

「投射呪法・()

 

瞬間──爆ぜるような音と共に、直哉は宿儺へと肉薄した。

 

僅か0.2秒で直哉は宿儺の目前まで到達。

 

想定外の速さに宿儺は一瞬戸惑うも瞬時に対応し、被弾しながらも直哉の攻撃を捌くことに成功した。

 

対する直哉は依然トップスピードを維持している。

 

“投射呪法・載”──通常の”投射呪法”とは異なり、動きを作るのに失敗した場合に起こるフリーズの秒数を二秒へと延長する”縛り”によって実現した加速度の上限の緩和。

 

直哉が編み出した奥の手の一つであり、事実上の”投射呪法”で出せる最大出力である。

 

これにより直哉は衝撃波を利用しなくとも、初速から同等のスピードを出すことが可能になった。

 

(力は重さと速さ!最高速度でブチ抜いたる!)

 

直哉は素早く動きを組み立てる。

 

作るは大きく振りかぶる──全ての呪い(想い)が乗った一撃。

 

“質量”と”速度”……そして”執念”が混じり合う。

 

それが()()に奇跡を呼び起こした。

 

──”黒い火花”は微笑む相手を選ばない。

 

 

「「黒閃!」」

 

 

拳と棍が”黒い火花”を散らしながらぶつかり合い、吹き飛ぶ。

 

直哉と同じく呪いの王もまた、奇跡を呼び起こしていた。

 

直哉との戦いに高揚したことで呼応するように上がった宿儺の呪力の波。

 

より高い出力と繊細な呪力操作を求めるそれは”黒い火花”が微笑むに足るものであった。

 

渾身の一撃がぶつかり合い、お互いに深い痛手を負うこととなる。

 

拳と棍、その両方が砕け散った。

 

だが、これにより両者が──120%の潜在能力(ポテンシャル)を引き出すに至る。

 




直哉が使えるであろう技術と、作者の発想力の全てを宿儺にぶつけたい
(全部だからね…直哉くん)と心の中の真依ちゃんが言ってる(存在しない記憶)

勝てるかどうかは神のみぞ知るところです。後『卍蹴り』と同時黒閃は一度やってみたかった

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