戦人がそういう展開するか?とかヱリカがそういう行動するか?というのもあるけど…。
戦人は別にノックス、ヴァン・ダイン至上主義なわけではないし、ヱリカもストレートに推理で負かすよりロジックエラー狙いで手を汚したりしてるしまあ…?
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「くっくくく…見つけました…見つけましたよ戦人さん!決定的な証拠をォウ!あとはこれを以て犯人を追い詰めるだけ!戦人さんのクソ情けない泣き顔が目に浮かぶようですねェエ!?」
刹那。
頭頂部に走る激痛。
何が起こった?そんなことを思考する間もなく、古戸ヱリカの意識は途切れた。
「いっひっひ…まんまと引っかかってくれた。探偵ですとか堂々と名乗りやがるから、マークしといて正解だったぜ」
意識が覚醒する。
目覚めた時、ヱリカの目に映る光景は六軒島の屋敷ではなかった。
目の前には、憎たらしい右代宮戦人の顔―――
「っ!?戦人…?」
「戦人さん!?どういうことですか?これは…。ゲームはまだ途中のはず!」
「いいや、ゲームオーバーだ。探偵であるお前が死んだ。このゲームはお前の負けで終了だ」
「は?はァ!?どういうことですか!?私が死んだ!?探偵の!私がァ!?そのようなこと、許されるはずが…!」
「おいおい。お前、探偵が不死身の生命体だとでも思ってんのか?探偵だって人間だぜ?殺されれば死ぬ。死んだらもうその世界を観測できない。当たり前のことだろ?」
「だ、だから…!探偵を殺すなんてミステリーのマナーとして…!」
「探偵は絶対に死なない。そんなもの、それこそファンタジーだろ?」
「ンなッ…!」
「お前は自己紹介で堂々と自分は探偵だと名乗った。そして何かにつけて自分の頭脳が、推理力が優れていることをアピールしていた。そんな奴がいるところで事件を起こしたらどうだ?そんな危険な奴を犯人が危険視しないはずがないだろう?放置していたら自分の犯行が白日の下に晒される。犯人がお前を始末しようとするのも当然の流れだ」
「ぐッ…ぐぐうううぅうぅぅぅぅぅうううッ……!戦人…!戦人…!右代宮戦人アアアァァァァァァアアアアアァァァァッッッッ!!!」
「リベンジ!リベンジマッチです!あなたのやり口が分かった以上、二度と同じ轍は踏みませんよ!」
「ああもう…身を守るために集団行動しないといけないなんて…動きにくくて困ります…」
「私は現場を調べに行きますッ!犯人を野放しにしないため皆さんは全員ここに固まって動かないでくださいッ!」
「あなた…事件が起こる前から不審な動きしてたわよねぇ…?実はあなたが犯人なんじゃないのぉ?」
「は、はァ!?私は探偵ですよ!?その私を疑うなんて、理解に苦しみます!」
「探偵と名乗っておけば犯人候補から除外されるとでも?探偵ってそんな都合のいい魔法の言葉なのかしらァ?」
「くっくくく!そなた、もう最初に探偵を名乗ることをやめ、もう少しコソコソと動いてはどうだ?そうすれば犯人にマークされることもあるまい?死の危険も減らせよう」
「私は探偵ッ!古戸ヱリカですッ!いくら命の危険があろうと、それを隠すなど私の矜持にもとります!」
「ハァ…ハァ…やった…!殺ったッ…!デギダ!全部デギダア!!!これまでのゲーム盤で戦人が犯人なのは分かっているッ!先にこいつを殺してしまえば、私の勝利だ!!!褒めてよ話が主ィイ!ぐげげげげげげげげげ!!!!げげげげげげげげげ!!!!!」
「探偵が殺しなんてマナー違反?うるせェェェェエエェエェ!!!先に探偵を殺したのはそっちですからねェ!探偵を殺すんなら、探偵が殺しても文句言わないですよねェエェェェェエエエエ!?ねェエ?!ブワッとら、すわぁあああん!?ぐげげげげげげげげげ!!!!」
「源次!郷田!こいつを取り押さえろ!嵐が止み、警察がこの島に来るまで、自由にしてはならん!」
「…あれ?」
「くそっ…くそおッ!人殺し!人殺しッ!!!なんでだよ…!なんで戦人をッ…!!!」
「…ちょっと虐めすぎたかなあ?」