そうやって長年の苦しみから解放されたハイブリッドは見送るトーシュエンに対してまるで恋をした乙女のようになりながら頑張ってくださいと声を掛けていた。
そしてトーシュエンのありがとうと言葉を聞くとハイブリッドは嬉しくなって照れていた。
その光景を鏡越しで観ていた人物がいたそれはロウリィ、ロウリィ・ゴースであった。
(ハイブリッド!?それよりもあの男、ニトスを救い出すと言っていた。何か方法があるのか!?いや、それよりもあれがナビね・・・本当にこのトーシュエンには力を貸してくれる様子ね。良くも悪くも)
ロウリィは考えていた、このまま彼に任せるしかないのかと。
そもそも黄泉の国という存在は研究の中で見つけたものであるがそれはあまりにも危険な場所であった。
そこに向かえば確かにニトスを救い出せると研究の結果は知っている。
試しにカロスで試して迎えに行かせたがやはりあのカロスでも難しいと命ながら逃げてきた。
ロウリィは訓練が足りなかったのかしらと考えていたがやはり黄泉の国はそれだけ危険だと言うことで別方面に切り替えたほどであった。
それなのに彼は黄泉の国に向かうと・・・常識では考えられないけど彼の動きもまたロウリィでは測りきれない行動をしていた。
彼女の呪いをその身で受けるってどんな神経をしているのよ、あの男はと思いながらロウリィはならばと彼女は彼女が出来ることを始めた。
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ここが黄泉の国か、ナビからは生者の目をしている片目は隠せと言われているから今は完全に死眼をしている状態と言える。
これで周りから完全に仲間扱いをされて何も襲われないでいた。
さてとニトスさんは何処にいるのかなと思って探していると自分はうおーと声を上げている場所があり何なのだと思って向かうととあるステージで巨乳美少女たちがスポーツで競い合って盛り上がっていた。
死んでも男はこんなのが好きなのかと呆れているとそこに盛り上がっている男の中に・・・・ニトスがいた。
何か・・・その〜声を掛けづらいなと思いながら声をかけた。
「あの〜ニトスさんでお間違いないですか?」
「うん?男には興味はない!!俺は今は巨乳美少女で目が一杯なのだ!」
「ロウリィさんが待っていると言われてもですか?ニトス・ジークフリートさん」
「!!!」
詳しい話をしたいので少しばかり場所を変えましょうと言って自分とニトスは場所を変えて話を始めた。
「ニトスさん!実はロウリィさんが貴方の帰りを待っております!!どうか自分に付いてきてください!!行く道はしっかりと用意をしております」
「その〜トーシュエンと言ったな。気持ちはとても嬉しいが・・・俺はもう駄目なのだ。仮に生き返っても俺は滅びを招く存在として殺してしまう。そんな事をするぐらいならこんな場所でもいた方が良い」
「ならもしもそれが何とかすれば付いてきてくれるのですね」
それを聞くと何か方法があるのかと聞かれたので自分は万が一にと思って予めにナビに対して尋ねていたのだ。
それは万が一に真なる魔王状態だったらどうすれば良いと聞くとこれで何とかなりますよとナビは示してくれた。
星は合計200ほど使用してしまうが浄化と受肉をしてくれるとナビが書いてきた。
だからこそ自分を信じて・・・いいや、貴方の大切なロウリィさんの気持ちを信じて下さいと頭を下げてお願いをするとニトスさんはこちらを見てから答えを出した。
「分かった・・お前の言葉を信じることにしよう。俺も・・・ロウリィには会いたいからな」
それを聞いた自分は頭を下げてありがとうございますとお礼をするとニトスさんがお前が感謝をしてどうするだよと言われたけど自分は親友がお世話になったお嬢のお礼を返したいだけですからと答えた。
それを聞いたニトスさんがお嬢も人助けをするようになったのかと感心をしていた。
ニトスさん、それではお嬢がまるで魔王の娘みたいにヤバい感じをしているようではありませんかと言おうとしたが間違いではないのかと改めてそう考えた。
そんな事を話し合っていると一部の者たちから生きた人間が入り込んだらしいと気が付かれ始めた。
ニトスさん!こちらへと言いながら自分はニトスさんと一緒に走り出した。
そうして走っているとまるで逃さないように包囲をしていたけどニトスさんと目があってから作戦を決めた!
「「ダダダダダダダダダダダ!!!」」
そうダダダダダダダダダ作戦である!意外にも効果があるので馬鹿にはできないとして自分とニトスさんはその勢いで包囲を突破して逃げて遂に入り口まで戻ってきて二人で鏡の中に飛び込んだ。
そうしてすぐさまにナビ!!と言ってお願いをすると本が開いて分かりましたと書いてから魂の浄化をしてから受肉をさせた。
ふ〜これで何とかなったよと思って一安心をしているとここで待ってくれていたハイブリッドが真っ赤になりながらこちらを見て来ていたのでどうしたのかと尋ねた。
「私の大切な彼氏さんに全裸で肌を当てるな!!変態、お父さん!!」
そうニトスさんは受肉をしたのは良かったのであるが問題なのは・・・全裸だった。
もうここまで来るとこの人の宿命だろと思っているとニトスさんが滅茶苦茶に恥ずかしそうにしながら
「イヤーン!!」
と恥ずかしがっていたけどそれを見たハイブリッドがお父さんの全裸を見ても何も嬉しくないから・・・・・まあ、トーシュエンさんの全裸なら嬉しいけどと最後ら辺は聞こえなかった。
ともかくこれでロウリィさんに対するお礼は出来たと声を出して喜ぶとニトスさんがロウリィに何をされたのだと尋ねられたので答えた。
「実は賭け事で負けまくっていた大親友の賭博を大勝ちにさせてくれたのですよ。あそこまで喜んでいる大親友は久しぶりであったのでそれに協力してくれたロウリィさんにお礼をしたくて頑張りました!それに個人的には助けたかったハイブリッドさんも助けられたので自分は大満足です!」
それを伝えると疲れでその場で倒れようとしていたらハイブリッドが支えてくれた。
「全くもトーシュエンさんは頑張り過ぎだすよ、私が支えてあげますから」
「本当に?助かるよ、ハイブリッドさん」
「もう♡ハイブリッドで良いわよ」
そしてそれをニトスは見ていたが内心でハイブリッド、良かったなと幸せな顔をしている姿を見てそう考えていた。
一方、鏡越しから観ていたロウリィは嬉し涙を流しながらニトスを見つめていた。
また彼を私の大切な英雄がまたこうしてこの目で見られたとして長年の苦労な報われた瞬間でありそして必ずその場所に辿り着いてみせると決意を固めた。
そして改めてこの男は底知れない可能性が秘めていると見つめながらしっかりと別のカメラでこの先に少しでも有利にする為に完全にトーシュエンに対してメロメロになっているハイブリッドを録画していた。
あの館に辿り着いた時に手札を少しでも増やす為にと考えていた。
それと同時にロウリィはナビの存在を更に警戒心を強めていた。
彼の願いの為とはいえあのニトスの汚染された魂を浄化させてしまったと底知れない力にそして底知れない可能性を秘めている彼、トーシュエンをどう接していくのかと考えていた。
そしてロウリィの考えた末にトーシュエンが大切に接しているイーフェこそがとても大きな鍵になると確信をして行動に移すのであった。
そうしてロウリィから見ている鏡の視界から消えてロウリィは涙を拭いてからさてとゴールはもう少しよと言って元気を取り戻していた。
そしてその後にイーフェが顔将軍みたいになってしまう事は言うまでもない。