「失礼しまーす」
ドアを乱雑に開ける
「やっと来ましたか…」
そう言い、ベアトリーチェが椅子から立ち上がった
「で、なんの要件だ?」
「昨日貴方に言いそびれた事がありまして…」
「それって、アズサをトリニティに転校させることか?」
「あら、知っていたのですね」
「昨日アズサから聞いたからな」
「なら話は早いです。貴方には…」
「その前にちょといいか?」
「はい、なんでしょう?」
「なんなんだ、あの任務は…」
「なんの事でしょう?」
「とぼけるのも大概にしろよ…」
銃を構える
「なんであいつに人殺しをさせようとしている…」
「…急に何を言うかと思いましたが…貴方たちは生徒ではありませんただの兵です。アリウスは長い年月をかけ、戦闘技術を上げてきました。今回はアズサでしたが、いずれかは貴方もその他のアリウス生も通る道です」
「それに、私に殺意を向けるなど、敬意がなってませんよ。まぁ、貴方は元々態度は悪かったのですが…」
「貴方は貴重な被検体、今回だけは特別に目をつぶってあげましょう……ですが、次はありませんよ」
「はいはい、ありがとうごさいまーす」
「はぁ…本題に入りましょう」
「貴方にはトリニティの情報を集めて貰います」
「情報?」
「えぇ、具体的にはトリニティの戦力や、中心人物の情報を集めてもいます」
「余裕があれば、アズサが任務を遂行できているか、監視してください」
「これで以上です。帰ってもらって構いません」
「言われなくとも帰りますぜ〜」
部屋を出て行った
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数日後
「うーんここにもないかぁ……」
今回も任務で一人でブラックマーケットにいた…
「今日はアクシデントもなく、早く任務が終わったから、ここの探索したけど、何処に何があるか分からねぇ…」
そう悩みこんでいると
(銃声?)
音が聞こえ、後ろを見てみると
「待て!!」
「う、うわああ!つ、ついてこないでくださいー!!」
「そうはいくか!」
ブラックマーケットにはそぐわない格好をした少女がヘルメットを被ったチンピラに追われていた
(こっちに向かって来てるな…助けるか?でもなぁ〜変に因縁つけられるのも嫌だし、俺には関係ないからな〜)
「わわわっ、そこどいてくださいー!!」
「……」
数分後…
「あ、ありがとうございました。おかげで助かりました」
「ただの気まぐれだから気にしなくていいよ」
「てか、お前さんはなんでこんな危険な所にいるんだ?見た感じ、ここの住人ではないようだけど」
「あ、あはは……それはですね……実は、探し物がありまして…」
「何を探してたんだ?」
「えっとですね、ペロロ様の限定グッズです」
そう言い、ぬいぐるみを見せてくる
(何だこれ?目がイッテル鳥…?キヴォトスではこんな物が流行ってんのか?俺のいた世界で言う、ちい〇わみたいな物か…)
「これは販売終了した物で、市販ではもう売っていないんですが、ここでは密かに売られているらしく…入手したのは良かったのですが…まさか、また追われる事になるなんて…」
(こんな気色の悪い物を買うためにブラックマーケットに行けるのか…)
「あはは、今、ペロロ様の悪口を言いましたか?」
「えっ…!!い、いや言ってないけど…はっ、初めて見たからさ……」
「そうでしたか……」
(く、口に出してないよな?思考を読まれたのか?)
「は、話は変わるが、あんたは、ここには詳しいのか?」
「人並みには詳しいと思いますが……」
「なら、ちょと教えて欲しいことがあるんだけどさ」
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後日……
「おはようカオル」
「おはようアズサ。お、それがトリニティへ潜入するための制服か」
「うん。トリニティの人がわざわざ調達してきたらしい」
「凄いな…羽とかにも装飾しているんだな」
「ちょと動きにくいけど、服は意外と大きいから服の中に武器を入れられるから安心だ」
「いや、トリニティはそんな野蛮な所じゃないと思うが…」
「備えあれば憂いなしだからな」
「そうか…いよいよ今日からだな…大丈夫か?スマホの使い方覚えているか?」
「うん!カオルが教えてくれたからな。バッチリだ!」
「それなら良かった」
「そうだ、アズサにこれをあげるよ」
そういいアズサに物を渡す
「……これは!!」
「昨日任務が早く終わったから、ブラックマーケットで買ってきたんだ」
「トリニティへ潜入するんだろ?トリニティはお嬢様学校らしいからな多少のオシャレはしとかないとな…」
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時は遡り・・・
「アクセサリーが売っている所ですか?」
「ああ、アクセサリーじゃなくても、女性がつけてそうな装飾品が欲しいんだ」
「売ってる場所はありますが、なんでアクセサリーを?」
「明日友達が転校するんだ、だからまぁ、転校する前にプレゼントでも渡そうかなと思ってさ…」
「そうゆう事なら分かりました!ついてきてください」
「ありがとう、助かる」
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「いざ、店に行ったはいいものの、俺あまりこうゆうの分からなかったからさ」
俺がアズサにあげたのは花の髪飾り…ネックレスとかも考えたけど、もしかしたら戦闘の邪魔になる可能性も考えてあまり邪魔にならなそうな髪飾りにした
「まぁ、いらないならそこら辺に捨てといてくれ」
「そんなことない!ありがとう、カオル…初めて人からプレゼントを貰った…これは一生大事にするよ…」
「そうか…それなら良かった」
「私にこの髪飾りをつけてくれないか?」
「いいよ」
「これで大丈夫かな?つけ終わったよ」
「ありがとう、どう?似合ってる?」
「うん、凄く似合ってるよ!」
「そうか…えへへ……嬉しいな……」
羽を揺らしながらアズサは言う。アズサの笑顔に目を奪われてると
「アズサ時間だ早く行くぞ」
サオリが声をかける
「あ…もう時間だ……」
「そうだな…じゃあなアズサ、アリウスと違って戦闘訓練はないけど、勉強とかの頭を使うものが大半だからな大変だと思うけど、頑張れよ」
「うん…じゃあねカオル」
そう言い、アズサと別れた