アリウス転生   作:お茶漬け2

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デジャブ

「深夜でも意外と店はやっているんだな…」

 

俺は今、情報収集のためトリニティ総合学園に来ている

 

「アズサは上手くやっているかな…」

 

アズサがトリニティへ潜入して数週間がたった

 

あいつは今、トリニティの補習授業部に所属しているらしい

 

(まあ、今まで戦闘訓練しかやってこなかったからな、義務教育をすっ飛ばしていきなり高校の授業は厳しいか…)

 

補習授業部…ティーパーティーの1人桐藤ナギサが作った部活…表向きには名前通りに落第寸前の生徒を補習し、成績を上げるのが目的の部活

 

(たけどなぁ〜何かきな臭い…)

 

(メンバーがちょと異質すぎるってか、なんかなぁ〜……)

 

アズサ以外の補習授業部に所属している人達の書類を見る

 

(下江コハル、正義実現委員会所属の1年生テストの点数が悪く補習授業部に行くことになった。浦和ハナコ、街中で水着になったり、深夜徘徊などの奇行が目撃され、補習授業行き。だけど、1年生の頃は生徒会長候補にもなるぐらいの才女だったらしい。阿慈谷ヒフミ、成績もトリニティ内での素行は普通だが、モモフレンズの公演に参加するために、テストをサボり補習授業行きになった。)

 

(理由はごもっともなんだけど、やり過ぎなんだよな…)

 

別に補習授業をするのは何も変哲はないのだが、罰が重すぎる

 

(全員が合格できなかったら、補習授業部の全員が退学になるのは明らかにやり過ぎだ…普通なら不合格の人だけに罰を与えるのが普通だ。だとしても罰も重すぎる、留年ならまだしも、退学にまで追い込むか普通?)

 

その瞬間、嫌な予感が走る……

 

(もしかしたら、潜入がバレているのか?)

 

確証はないけど、そう思えば辻褄は合う…アズサがトリニティに潜入した際に最初に命じられたこと…百合園セイアの殺害…

 

俺はこの数週間トリニティの情報収集のため、結構な頻度にトリニティ来ていたが、百合園セイアは一度も見なかった。アズサの襲撃が成功した証だろう…だけど彼女もティーパーティーのホストの一員、ナギサが彼女が襲撃されたことは知ったいのだろう…なら彼女がとる行動は一つ

 

「襲撃者を見つける…」

 

彼女だってティーパーティーのホストだ。それに桐藤ナギサは結構疑い深いらしい…次に狙われるのは自分かもしれないと思っているのかもしれない…実際そうだアズサには桐藤ナギサの殺害も命じられているのだから、桐藤ナギサは殺されないよう、疑いのある生徒を補習授業部という形で隔離している。ならメンバーも納得だ…

 

(補習授業部の全員が疑いのある行動やトリニティ内で勢力が大きい組織に入っている人がいる…それにエデン条約も近い…なかなか面倒な事になっているな…)

 

(まあ、何も確証はないし、俺が考えすぎなだけか。それにそれが本当にだとしてもこれは俺がどう頑張っても意味はないから、アズサ次第だしな…)

 

杞憂であればいいなと思い、たまたま街灯の広告が目に入った

 

「キヴォトスでも珍しいゴールドマグロを展示中!!……へぇーここってそんな生き物もいるのか…」

 

広告を見ていると、銃声と車のエンジン音が聞こえてくる

 

(真夜中なのに元気だな…)

 

そう呑気な事を考えていると

 

ドン!!!

 

「は?!」

 

俺の体が宙に浮かんでいた…

 

(あぁ……この感覚ちょと懐かしいな…俺もこんな風に轢かれてここにきたんだっけ……いや、懐かしんでる場合じゃないな)

 

俺は車に轢かれた……

 

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先生視点

 

私達はハスミの頼みで補習授業部の皆と一緒に美食研究会と戦っている

そして今、決着がついた所だ…

 

「マグロがーーーーー!!」

 

「ぜひお造りの形でと思ったのですが、天ぷらになってしまいましたね……」

 

「うーん、どうやら囲まれてしまったようですね★どうしましょう?」

 

「はっ、バラバラに逃げたら生存率上がるんじゃない!?」

 

「なるほど、良いアイデアですねジュンコさん★では足の速さ次第ですが、弱肉強食ということで♪」

 

「ふふふ、そうですわね。運任せとなりそうですが、それもまたスパイスのようなもの!それでは!」

 

「えぇっ!?ちょ、ちょと!待って!私だけ置いてかないでー!?」

 

そう言い、美食研究会が逃げ出そうとした時…

 

ドーン!!

 

どこからともなく手榴弾が降ってきた……

 

「こ、今度は何よ!!」

 

「マ、マグロが黒焦げになっ…ガン!!

 

鈍器で殴られた鈍い音がし、その方向を見ると

 

「マジでお前らふざけんなよ…急に車で轢きやがってよ…おかげ様で、資料が何枚か吹き飛んで探すの大変だったわ…」

 

鉄パイプを持った少年が居た

 

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