アリウス転生   作:お茶漬け2

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追分

「さーて、お前らをどうボコボコにしてやろうか……えっ……!?」

 

(おいおいおい、何で補習授業部の奴らがここに居るんだ!?確か情報だと勉強合宿みたいなかんじで外に出られないはずなのに)

 

(いやまて、落ち着け俺…俺がアリウス生なのはアズサ以外には分からない。阿慈谷ヒフミもブラックマーケットで会ったが、素性は話してない。だから俺はただ単にこのテロリストの被害を受けて、やり返すために来ただけの生徒だと思われてるはず…)

 

(でも、コイツら倒した後事情聴取とかされたら面倒だし、リスクも高いからスモークグレネード使って倒したら即逃げよう!うんそうしよう!!)

 

(このテロリスト共もだいぶダメージ負ってるし、短時間で行けるだろ多分、手柄を横取りしたようで申し訳ないけど……)

 

スモークグレネードを展開する

 

「皆!!煙から離れて!」

 

アズサが声をあげる

 

(何でカオルがこんな所に?)

 

煙が晴れると美食研究会の皆が倒れていて、さっきの子は居なかった

 

「気絶してるみたいだね」

 

(さっきの子は何だったんだろう?一瞬私達の事を見て驚いたようだけど…)

 

そう考えているとハスミから声をかけられる

 

「最後アクシデントがありましたが、ありがとうございました。先生、そして補習授業部の皆さん。お陰様で、事態を無事に収集することができました」

 

「この方々はこの後どうなるのですか?」

 

「本来ならば私達の方でこの後の処遇を決めるのですが……今回は時期が時期ですので、ゲヘナの風紀委員会に託そうかと」

 

「そこで先生にお願いがあるのですが……」

 

「うん、何をしたらいい?」

 

「風紀委員への引渡し……この部分を先生にお願いできませんでしょうか?」

 

「『シャーレ』が生徒を引き渡す……この形でしたら、私たちにとってもゲヘナ側にとっても、政治的な憂慮がだいぶ減るのです」

 

「分かった、任せて」

 

「はい、何から何までありがとうございます」

 

────────────────────────────────

 

「まさか、アズサに鉢合うとはな…何とか路地裏に隠れられたけど、傍から見たら怪しすぎるんだよな…後先考えずに行動するのは駄目だな…」

 

ひとり反省会をしていると

 

「ここにいたのか」

 

声が聞こえ振り向く

 

「おー、アズサか、こんな所にいて大丈夫なのか?」

 

「うん。トイレ行ってくるって言って抜け出してきた。何でカオルはトリニティにいるの?」

 

「俺は任務でトリニティ生の情報を集めろと言われてここに来ていただけさ。そう言うアズサも何でここに?サオリの情報だと、今は補習授業部の合宿中で出られないんじゃなかったっけ?」

 

「友達がみんなでこっそり外に出ようと言ったから」

 

「そう言うことね。意外と楽しんでそうで良かったわ」

 

「トリニティの生活はどうだ?」

 

「アリウス外に出て、初めて見るものがいっぱいで凄く新鮮だった。勉強も分からない問題もたくさんあるけど、みんなと一緒に問題を解けた時はすごく楽しかった」

 

「そうか…トリニティに馴染めて良かったよ。実は結構心配してたんだぜ?アズサはあまり人と話さないからトリニティで孤立してないかって…」

 

「そんなことはない……(ᓀ∧ᓂ)」

 

「ははっ!!そんな顔すんなって」

 

「でも良かったよちゃんと友達ができて……」

 

「他にはどんな事をしたんだ?」

 

「そうだな……」

 

アズサはトリニティ内で起きたことを話した

話をしているアズサはとても生き生きとしていた

 

(アリウスにいた時よりもずっと楽しそうだな…やっぱりアズサがいるべき場所は……)

 

「……って事があってさ」

 

「へぇー、そうなんだ結構楽しそうだな」

 

「ごめん…つい話しすぎちゃった…」

 

「いや、お前が楽しそうで良かったよ……さすがにこれ以上長居したら疑われてしまうからな。ここでお開きにしよう」

 

そうして帰ろうとすると……

 

「カオルにちょと相d……いや、やっぱりなんでもない……」

 

「そうか……じゃっまたな!」

 

「うん、カオルも元気で……」

 

こうしてアズサと別れた

 

 

(やっぱりアズサは迷っているな…そりゃそうか…アズサは優しいからなスクワットの皆のことも考えてるし、補習授業部の皆のことも考えているんだろうな…)

 

(アズサには辛い選択をさせたな……どちらかに味方をするってことは、どちらかを裏切るっていうことだ……こうゆう時に自分の無力さに憤りを感じる……)

 

(俺がもっと強ければ最初に出会った時に逃げれたのかもしれない。力がなくても、アリウス内でもっと権力があればアズサに辛い思いをさせずに済んだかもしれない……そんな考えがずっとでてくる……)

 

「でもまぁ、無い物ねだりをしてもしょうがないか……俺は俺にできることをしよう」

 

そんな考えをしながらアリウスに戻ってきた

 

「戻ってきたかカオル」

 

「サオリか、ちょうどよかった。ほらよこれ、トリニティの戦力情報」

 

「警戒すべき人物はリストアップしといたから各自で確認してくれ」

 

「分かった」

 

「そういえばあんたらの方は順調なのか?」

 

「ああ、今の所はな…」

 

「あと、お前にもこの任務に協力してもらうからな」

 

「えぇ〜マジすか……」

 

「こっちも戦力が欲しいんだ。まぁ、教官命令だ」

 

「職権乱用じゃねーか!!」

 

「でも、お前が動くのは1週間後だ。それまではゆっくりしといていいぞ」

 

「はいはーい分かりましたよー」

 

そう言い眠りについた

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