アリウス転生   作:お茶漬け2

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悪党vs補習授業部

「かっ、勝った・・・・・・?」

 

「全員戦闘不能」

 

「あうぅ・・・先生の指揮があって、本当に助かりました」

 

「・・・・・・はい。難所をひとつ乗り越えたとこで、次のフェーズに移りましょうか。この後アリウスの増援部隊が到着することでしょう、ですが私達は時間を稼ぐだけで大丈夫です。正義実現委員会の部隊がここに到着するまでの間、それまで時間を稼げれば・・・・・・」

 

「いいや、その必要な無い!!」

 

「!?」

 

「みんな下がって!」

 

「何故なら俺が君達全員を倒すからね…」

 

「皆さんどうもこんばんは。初めまして、ではないか」

 

「あ、貴方は!?」

 

「な、何でカオルがここにいる?」

 

「簡単な話しさ。俺も急遽この任務に参加することになった。あいつも人使いが荒いよな〜それに急に任務の日程も1日早くしやがってよぉ〜」

 

「君はあの時の…」

 

「覚えてたんだ。嬉しいね。改めて名乗ろう。俺の名は葉ノ宮カオル。アズサと同じ…いやもう違うか。アリウス生の一人。今日限りだけど以後よろしく」

 

「一応聞くけどアズサ、お前は本当に裏切ったのか?」

 

「うん。これは嘘でもなんでもない」

 

「アリウスを裏切るその意味は分かってるんだろうな?」

 

「ああ、それも承知の上だ」

 

「そうか…ならもう何も聞くことはない。」

 

武器を構える

 

「始めようか、補習授業部の皆さん今夜で勝者は決まる」

 

「先生、指示をお願い」

 

「うん!行こうかみんな!!」

 

アズサが銃を撃ってくるそれを躱しながら接近していく。鉄パイプを振り下げるがアズサは銃でそれを止める。そのまま拮抗するが、押し切られる。距離ができた瞬間アズサが銃を撃つ。それを気にせずナイフを突き出すが、アズサがナイフの刃の部分を蹴り折る、ナイフの柄をアズサに投げ、接近する。アズサはそれを叩き落とし迎えに撃ちに行くが

 

「!?」

 

俺はあえてバックステップで下がり拳銃を構える。撃とうとした瞬間目の前に手榴弾が現れる

 

爆発音が鳴り響く

 

(今の手榴弾は下江コハルか…なるほどアズサを中心にその他はサポートに回るって訳か)

 

「よ、よし!今の攻撃は直撃したわ」

 

「こ、これで終わってくれればいいんですけど」

 

「ヒフミ、コハル、まだ油断しないで」

 

「そうだぜぇ〜俺はこの程度ではやられないからよ〜」

 

「なんで、無傷で…」

 

「みんな、カオルは…」

 

「おっと、ネタバラシはまだだぜアズサ?」

 

アズサとの接近戦が始まる。最初は互角だったが、身体能力の差でだんだんアズサに軍配が上がっていく

 

「腕は落ちてないか」

 

「トリニティに来ても、自主練は毎日続けている」

 

「真面目だね〜、アリウス外なんだからサボってもいいのに」

 

「私はカオルみたいにサボらないからな」

 

アズサに吹き飛ばされる

 

(なかなか上手くは行かないな…でも、これでもう充分溜まった)

 

アズサに仕掛けようとした瞬間

 

「!?」

 

サイドから阿慈谷ヒフミと浦和ハナコが出てくる

 

「油断大敵、ですよ♡」

 

(まじか!!コイツらサポートじゃないのか)

 

攻撃をもろにくらう。俺も応戦するが躱される。体制を崩したところを下江コハルが狙ってくる

 

(なるほど、交代交代で仕掛けて来る感じか。だけど、いくら多対一だとしても戦闘経験があまりない奴らに押されるのはおかしい…いや理由は明確か。シャーレの先生あの人がこの戦闘に絡んでいるからだ)

 

「いいんですか?私たちに集中して?」

 

「あ?!何言って…ヤベッ!?」

 

(クソッ…!!コイツらに集中すればアズサがフリーになる。正直舐めてた、アズサだけ注意してたら後は余裕だと思った。先生がいるだけでこれだけ違うのか)

 

「ね、ねぇ今アズサがあの人のことを撃ち抜いたよね」

 

「ええ、そうですね。それ以外にも攻撃は当たりました」

 

「じゃあ、何であの人は血だらけで立ち上がってるのよ」

 

「そもそもキヴォトスの人は銃で撃たれただけでは怪我はしないはずなのですが…」

 

「それじゃあ、まるで先生みたいに…」

 

「ああ、正解だよ」

 

「!?」

 

「俺はお前らと違って銃に撃たれただけで怪我をする脆い存在だ。だけど俺にはこれがある」

 

「これで綺麗さっぱり。傷一つもない」

 

「傷が治った?!」

 

「まるでツルギ先輩みたい」

 

「よそ見していいのか?まだ戦闘中だぞ」

 

「そうはさせない」

 

「やっぱ、止めに来るよなアズサ!!」

 

「お前に先生という秘策があるなら俺にも秘策がある」

 

(まずい……!!嫌な予感がする)

 

「今だ!さっきまで受けた俺の痛み全て吐いちまいな!!」

 

鉄パイプが当たった瞬間アズサが吹き飛び壁に突き刺さる

 

「アズサちゃん!!」

 

「これで一人脱落と…」

 

「後は……」

 

「く、来る!!」

 

俺は残りの補習授業部の人達を横切る

 

「攻撃してこない?」

 

俺は先生の前に立つ

 

「これでお前らは攻撃出来ないだろ?俺に攻撃すれば先生に流れ弾が当たる可能性もあるからな。先生も俺と同じで銃弾一発で致命傷を負う、俺は回復できるけど、先生はどうかな?」

 

(まあ、噂では先生に向かってきた弾丸は防がれる話もあるが、どっちでもいい。これであいつらは攻撃できない)

 

「何よそれ!卑怯よ!」

 

「卑怯?何言ってんだ。これはお遊びじゃねぇ、戦争なんだよ」

 

「よく聞けよ、正義実現委員会の見習いさん。俺達みたいな無法者は勝つためだったら何でもする。一般人も巻き込むし、人質もとる結局は自分の目標を達成できればそれでいい、そんなクズ共の集まりなんだよ。これから正義実現委員会で過ごすなら覚えた方がいいぜ」

 

「安心しろ俺からは先生に攻撃しない。こっちにもリスK…ガハッ!!

 

急に俺は何者かに蹴飛ばされた

 

「痛って〜まじか、まだ立ち上がるか…」

 

「先生には危害を加えさせない」

 

目の前にアズサが立ち塞がる

 

「防いだとはいえ、結構ダメージ貯めたんだけどな…」

 

「カオル、いつからそんな力を?」

 

「俺自身は何も変わってない。カラクリはこの武器だよ。手に入れた時、お前に話せる雰囲気ではなかったからな。冥土の土産に教えてやるよ。この武器は俺が持ってる時にダメージをくらうと、そのダメージ分この武器に吸収されるそれを衝撃として放つことができる。俺との相性バッチリだろ?」

 

「そんな武器を隠し持ってたのか…」

 

「俺もこの武器手に入れたのは最近だからな。まだアリウス内の奴らにも言ってない」

 

「さーて、まだまだ……って言いたいところだが、その必要は無いみたいだな」

 

カオルの後ろに大量のアリウス生がやって来る

 

「……数が多い、大隊単位だ。多分アリウスの大半近くが……」

 

「まだ、正義実現委員会が動く気配が無い……?」

 

「それは仕方ないよ」

 

「だってこの人達はこれから、トリニティの公的な武力集団になるんだから」

 

「ミカ……?」

 

「やっ、久しぶり先生。また会えて嬉しいな」

 

「それから正義実現委員会は動かないよ。私があらためて待機命令を出したから。ナギちゃんを襲う時に、邪魔なんてされたら困っちゃうもんね」

 

「まあ簡単に言うと、黒幕登場☆ってところかな」

 

「私が本当の『トリニティの裏切り者』」

 

「いやー助かったぜ。結構押されてたからさ。ヒーローは遅れてやってくるとはこのことか」

 

「うーん、せっかく黒幕登場って言ったのに、ヒーロー扱いはやめてほしいな」

 

「なんだ?役に演じたいのか?結構可愛いとこあるじゃん」

 

「うるさいなぁ」

 

「ミカ、どうして……」

 

「んー?聞きたい?理由は単純だよ……ゲヘナが嫌いだからだよ」

 

「……だから、エデン条約を取り消すためにナギサさんを?」

 

「えっと……誰だっけ?ごめんね、私あんまり顔覚えるの得意じゃなくてってさ」

 

「……あぁ、思い出した。浦和ハナコじゃん。水着で授業に参加してた。あははっ。懐かしいねぇ。」

 

「まあ、一応答えてあげるとその通りかな。だってナギちゃんが、エデン条約だなんて変なことをしようとするからさぁ。ゲヘナのあんな角ありなんかと平和条約だなんて、考えるだけでもゾッとしちゃうよ」

 

「……そういうわけだから、ナギちゃん返してくれる?大丈夫、痛いことはしないよ。まあ、残りの学園生活は全部檻の中かもしれないけど」

 

「エデン条約は、やっぱりれっきとした平和条約……」

 

「それは嘘だよ。あれは本当に平和条約だよ。そもそもナギちゃんに武力同盟として活用するなんてこと、できっこないからね」

 

「だけど、私がアリウスと和解したかったのは、本当のこと。」

 

「この子たちは、同じゲヘナを憎む仲間」

 

「この子たちもゲヘナに対する憎しみはすごいよ。私たちに勝るとも劣らない」

 

「だから手を差し出したの」

 

「ティーパーティーのホスト『桐藤ナギサ』には正義実現委員会が、次期ホストの『聖園ミカ』にはアリウスがつく。そうゆう取引。和解へのステップ的な?」

 

「アリウスは最初からトリニティのクーデターの道具だった……?」

 

「確かに。クーデターとも言えるかもね。最終的にナギちゃんを失脚させて私がティーパーティーのホストになるんだから」

 

「ありがとう、白州アズサ。私はあなたのことあまり知らないけど、私にとって大切な存在であることには変わらない。今までも、これからも。」

 

「だって今からあなたは、ナギちゃんを襲った犯人になってもらわないといけないからね」

 

聖園ミカがそう言った瞬間銃声が鳴る

 

「まさかあなたが撃ってくるとは思わなかったよ……」

 

「葉ノ宮カオル……」

 

「いやー、さすが貴族のお嬢さんトリニティらしく陰湿で傲慢だね〜」

 

「何が言いたいの?」

 

「結局あんたは逃げてるだけだろ?今やる罪から。自分の私情で動く奴がトップに立てる訳ないじゃん。なれたとしてもすぐどっかで綻びがでる」

 

「正直今の状況はトリニティから見たら俺らが悪でアイツらが正義だ。そりゃそうか今から人殺しをしようとしてるんだから。俺らはこの任務が成功したらはれて全員が人殺しの業を背負うことになる。」

 

「何?今からでも裏切るつもり?」

 

「いーやそんなことはしない。お前に目的があるように俺にも目的がある。それを達成するには悪の方が都合がいいそれだけさ。」

 

「それに多分あんたはアイツに罪を被せることはできないと思うぜ?」

 

「それはどう言うこと?」

 

「確証ないけどな。戦って見ればわかることだ」

 

「始めようか。第2ラウンド開始だ」

 

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