アリウス転生   作:お茶漬け2

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アリウスの日常

やっと終わった…」

 

アリウスに来て、初めての訓練を終えた

 

「お疲れ様…水飲むか?」

 

「飲む…」

 

「これが毎日続くのか…」

 

「でも、初日なのに倒れてないのはすごいな…私も最初やった時は体力切れで倒れたから…」

 

「まぁ、なんやかんや元いた世界で部活とかで走らされてたから…意外と体力はある方だよ…」

 

「部活…?何だそれは?」

 

「まじか…部活も知らないのか…」

 

(学校なのに部活動もないのかよ…この過酷さを考えたら当たり前か…)

 

「今日はもう訓練がないんだろ?なら、俺のいた世界の事を教えるよ」

 

「ありがとう」

 

「その前に、俺の傷のことから話していいか?俺もアズサに聞きたいことがあるし…」

 

「うん!いいよ」

 

そうしてアズサに、自分の体のことと、神秘についてのことを聞いた

 

「なるほど…だからカオルには傷がひとつもないんだ…」

 

「だけど、アズサや他の人みたいに銃弾に耐えれるほどの強度や、身体能力はないけどね…」

 

「しかし、この天使の輪っかみたいなのはヘイローって言うんだ…」

 

「そう…このヘイローが私達の生命維持装置なんだ。」

 

「そういえば…アズサのその羽は本物なのか?」

 

「そうだけど…」パタパタ

 

アズサは羽をパタつかせ、本物だとアピールしている。

 

「すげぇ…羽生えた人なんて見た事ないよ…」

 

「そうなのか…?なら…触ってみる?」

 

「いいのか?」

 

「でも…優しくお願い…」

 

「じゃあ…触るよ…」

 

「……うん…」

 

アズサの羽を触った

 

(すごいふかふかだ…一つ一つの羽根が重なって出来ている…構造は鳥と一緒なのかな…?)

 

無心で触っていると…

 

「カオル…ちょとくすぐったい…」

 

「あぁ!!ごめん…」

 

「大丈夫…くすぐたかっただけだから…」

 

気まずい雰囲気が流れる

 

「どうだった?」

 

「ふかふかですごくいい触り心地だったよ。」

 

「アリウスで羽が生えているのは私だけしかいなくて…トリニティの生徒みたいだって言われて忌み嫌われてきたんだ…」

 

「俺はアズサのその羽好きだよ。綺麗だし、アズサの見た目にも似合っているしそれに、暖かい…」

 

「……!!そうか…ありがとう…そんなことを言ったのは、カオルが初めてだ…」

 

「ずいぶんと綺麗だったけど手入れとかしているのか?」

 

「うん。週に1回羽のブラッシングをしているんだ…」

 

「やっぱそうゆうのするんだ。」

 

「カオルもやってみる?」

 

「俺がやっても大丈夫なのか?」

 

「うん!カオルなら大丈夫…」

 

「そうか…ならその機会があったらやらせてもらうよ。」

 

「カオルのいた世界は羽の生えた人はいなかったの?」

 

「そうだね…俺のいた世界では…」

 

こうしてアズサと俺のいた世界のことと、学校のことなどを話した。

 

「そうなのか…学校って本来は勉強を中心にするのか…」

 

「アリウスでは勉強はしないのか?」

 

「基本的には訓練が中心だな…」

 

「でも、ここに入ってから1つの言葉だけは教えられた」

 

「 vanitas vanitatum. et omnia vanitas. 」

 

「それはどうゆう意味なんだ?」

 

「全ては虚しい。どこまで行こうとも、全てはただ虚しいものだ」

 

「それが私達が教えられてきた言葉だ…」

 

「……!?どうしたんだカオル?急に頭を撫でて…」

 

無意識にアズサの頭に手を伸ばしていた…

 

「いや、アズサは偉いなって思ってさ...」

 

「アズサはいつ死ぬか分からない恐怖と戦って今まで生きていて偉いなって...」

 

「……カオルは優しいな…」

 

「!?」

 

「私は今まで褒められたことがなかったんだ…生きる意味は存在しないと言われたから…でもカオルはそんな私の事を褒めてくれたその事実がすごく嬉しいんだ。」

 

「……そうか…」

 

「明日も朝早いから寝よう」

 

「そうだな...話の続きは明日しよう。」

 

「うん。おやすみカオル」

 

「おやすみアズサ」

 

そう言いアズサと俺は眠りについた

 

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