アリウス転生   作:お茶漬け2

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寂しがりなお姫様

ベアトリーチェの実験から数週間がたった…

俺は今、病室でたまたま会った不思議な友人秤アツコと話していた

 

「今日で実験は終わりなの?」

 

「まぁそうだな。アイツが言うには、俺を調べあげるのには、まだ準備と時間が足りないらしい…でも、再生力に関してはもう調べ終わったらしいから、これから実験で死ぬことも少なくなるかもな」

 

「……そうなんだ…」

 

「なんだ?寂しいのか?」

 

冗談交じりに聞く

 

「……うん…」

 

予想外の返答にビックリする…

 

「私もずっとここにいる訳ではなくて、アリウス生として、訓練や任務に参加しているの…」

 

「だけど、マダムは、私に話すことを禁じているの」

 

(……だから手話の本があったのか)

 

「今は喋って大丈夫なのか?」

 

「今は調整中らしから」

 

「だから…私が声を出して会話できるのはあなただけだから…」

 

儚げに言う彼女…

 

「そうだったんだな…」

 

どこか掴めないような彼女だけど、その言葉は本心なのだろう…なんで彼女が話すことを禁止されているのかは分からない。だけどそのせいで彼女が苦しんでるのは事実…俺にはその苦しみは分からない

 

(なら、俺にできることは…)

 

「そう言うことなら、今日はたくさん喋ろう。」

 

「えっ…?」

 

困惑する彼女

 

「実はさ、実験が終わったら、アリウス内に戻れとは言われてないんだ。就寝の時には、ここの病室を使ってもいいってマダムにも言われている。」

 

「今までは、訓練の時間が早いから、アリウス内に戻って就寝してたけど、あんたの事情聞いたらほっとけなくってさ…」

 

「それに、次に俺がここに来るのは、アイツの話的に結構あとの可能性もあるし、それに、俺の実験とあんたの調整が今みたいに同じ時期じゃない可能性もあるからな。」

 

「だから今日は、ここに残ってあんたと話すことにするよ」

 

「カオルは優しいね」

 

「別にそんなことはねーよ」

 

「あれ?照れてる?」

 

「うるさいな〜」

 

「でも…本当に感謝しているよ。ありがとう、カオル」

 

「礼には及ばないさ」

 

「なら、カオルに1つ聞きたいことがあるの」

 

「なんだ?」

 

「子どもって、どうやってできるの?」

 

「マセガキがよぉ〜…」

 

(だけど、アツコがいつもの調子を取り戻して良かった…)

 

アツコと眠くなるまで話した…

 

 

「おはようアズサって何してんだ?」

 

「あっ、カオル…良かった戻って来てくれて…」

 

俺の目の前にはガチガチの武装をしたアズサがいた

 

「朝起きたらまだカオルが居なかったから、何かあったのかと思って、助けに行こうかと…」

 

「ごめん…心配かけた…昨日は事情があって、戻れなかった」

 

「無事なら良かった…」

 

「すまない…1人にしてしまって…」

 

「ううん、1人は慣れてるから大丈夫……だけど……寂しかった…」

 

しおらしく言うアズサ

 

(これがクーデレってやつか…想像以上にやばいな…いつもはクールなアズサが見せるデレ要素…それにアズサは美少女だ…並の男ならギャプ萌で死んでしまうだろう)

 

「……?どうした?私の顔に何かついてるのか?」

 

「いや、何でもない、それに今日は任務があるんだろ?遅刻しない内に早く行こうぜ」

 

「そうだな」

 

「やっぱ、任務でアリウス外に行けるけど、監視は居るのか…」

 

俺達は今、任務でブラックマーケットにいた

 

「そうだね、この人数だと逃げ出すことも難しいな…」

 

「それに、あのクソババアのせいで俺の体の中に、GPSを埋め込まれているから逃げ出したとしても、すぐに場所を特定される」

 

「それに、このGPS無駄に頑丈だから壊そうにも壊せないし」

 

「もしかしたら、今、ここで俺が逃げ出したら、アリウス側も俺を優先して捕まえに行くはずだから、そうしたらアズサだけでも逃げきれられるかもな」

 

「それはダメ…」

 

「それでカオルが捕まったら本当に殺されるかもしれないし…」

 

「死ねるのかな、俺」

 

「カオルの再生力はすごいけど、神秘も身体機能だ、いつか限界は来る…それに監禁とかでカオルを一生アリウス内に閉じ込めてくる可能性もあるし」

 

「カオルを犠牲にしてまで逃げ出す気はない」

 

「逃げるなら、2人一緒だよ、カオル」

 

「それもそうだな…」

 

「一応監視されてるって分かっているなら、脱走宣言をしないで欲しいんですけど…」

 

「あれ?聞いていたのか?梯」

 

「そんな大きな声で喋っていたら聞きたくなくても聞こえますよ…」

 

「次はバレないように努力する」

 

「それにしても貴方達はよく逃げ出そうと思えますね…待っているのはただ虚しい現実なのに…」

 

「希望を持つのは自由なんでね」

 

「そうですか……目的の場所に着きましたよ」

 

「ここが例の賞金首がいる会社か?」

 

「そうですね、この会社の最上階にターゲットが居るらしいです」

 

「それに、ここには入口が2つあるらしいです」

 

「なら、1つの入口に俺とアズサで奴らを引きつけるから、梯は違う入口から賞金首を直接頼む」

 

「分かりました。それで行きましょう」

 

「梯も準備できたみたいだな、行こうか、アズサ」

 

「分かった。」

 

アズサがドアを蹴飛ばす

 

「…!?何者だ!」

 

すかさずグレネードを投げる

 

「敵襲だぁー!!直ちに排除せよ」

 

「くそっ、なんだこの女攻撃が全然当たらない…」

 

「お前気をつけろ!!そこに地雷が!!」

 

「なっ…いつのまn…ドカーン!!

 

「なんなんだよこいつ…こんなにも攻撃が当たっているのになぜ死なない…」

 

「確かにいい攻撃だ…でもあのババアに比べればなんともねーよ」

 

「来るな…近づくな…」

 

「じゃーな」

 

「何が起きてる?早く逃げないt…」

 

「すみませんが大人しく眠っててください」

 

俺達が襲撃してから15分位が経った…

 

「これで全員か?」

 

「そうらしいな。梯からも連絡が来ている。これで任務終わりだな」

 

「早く賞金首渡して帰ろう。服が血で染みになる…」

 

「やっぱり凄い再生力だな。あんなに撃たれたのに全て治療済みなんでしょ?」

 

「そうだな。前までは痛みで気絶したけど、あの野郎のおかげで痛みにも慣れてきた。だけど、攻撃を受けたらすぐ血が出ちまうから服が血塗れになるんだよね…」

 

「俺もアズサみたいに銃弾を全て躱すことが出来れば楽なんだけどね…」

 

「なら、スモークグレネードを使ったヒットandアウェイの戦法をとったら?」

 

「カオルは、気配を隠すのが上手いから、鍛えれば通用するかも」

 

「それに、いくら再生力があったとしても、カオルが傷つくのは見たくないから…」

 

「確かに、再生力以外の武器があるのはいいな」

 

「次の課題はそれだな。」

 

梯とも合流し、アリウスに帰った…

 

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