ゼーリエ、アイドルになる。   作:ジュウヨン

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ゼーリエ、料理配信でブチ切れる

 

大陸魔法協会・配信室

 

「よし、今回はメンバーでの料理配信だ」

 

ゼーリエが腕を組む。

 

「料理が得意な者を、できぬ者がサポートする。

役割分担は合理的だと思うが、どうだ?」

 

周囲に視線を向ける。

 

「合理的です」

 

フェルン、即答。

 

「ただし“得意側”が主導しすぎると単調になります。

サポート側に小さな裁量を与えた方が配信的には面白いかと」

 

「ほう」

 

「失敗の余地が必要です」

 

ユーベルがニヤッとする。

 

「つまり事故待ちってこと?」

 

「言い方……」

 

フリーレン、苦笑。

 

 

「私はサポートをやるよ」

 

ユーベルがニヤリと笑いながら言う。

 

「自分で料理しないのか?」

 

「だってその方が面白いじゃん」

 

絶対にかき回す側である。

 

「真面目にやるよ?」

 

「……でもちょっとだけ」

 

一拍。

 

「……トラブル起こす人がいた方が盛り上がるでしょ?」

 

ユーベルの口角がゆっくりと上がっていく。

 

ゼーリエが目を細める。

 

「……それは“ちょっと”で済むのか」

 

 

ゼンゼが小さく手を挙げる。

 

「……私、料理は……できます」

 

全員が見る。

 

「普段自分で作っているから……全般得意です」

 

ユーベルが小声で。

 

「優勝じゃん」

 

フェルンが頷く。

 

「安定枠ですね」

 

ゼンゼは少しだけ嬉しそうだが、無言に戻る。

 

 

「私、味見係でいい?」

 

フリーレンが小さく手を挙げる。

 

「それは役割か?」

 

「重要だよ。歴史的にも毒見役は大事」

 

「……誰が毒を盛る」

 

フリーレンは少し考える。

 

「うーん……じゃあ、材料係」

 

「それは……買い出しではないのか」

 

「その通り、転移するからすぐに揃うよ」

 

フリーレンが即答。

 

ゼーリエは一瞬だけ黙る。

 

「……それ料理中は何をするんだ?」

 

フリーレンが自信満々に鼻を鳴らす。

 

「足りない物があれば都度買いに出る役割だよ」

 

「一番重要な仕事と言っても過言じゃないね……」

 

フリーレンが得意げに語る。

 

一同、沈黙。

 

(そんなことになるかなぁ……)

 

ゼンゼがそう思いながらボンヤリと天井を見つめる。

 

 

「では、この配役でどうでしょうか」

 

ゼンゼが羊皮紙にまとめる。

 

配役(仮)

メインシェフ:ゼンゼ

 

サポート(かき回し枠):ユーベル

 

進行兼安全管理:フェルン

 

味見&買い出し(緊急時):フリーレン

 

 

“総監督:ゼーリエ”

 

ユーベルが笑う。

 

「総監督って……ゼーリエは何をするの?」

 

ゼーリエは腕を組み、ふんと鼻を鳴らす。

 

「全体を統括する」

 

ユーベルが首を傾げる。

 

「……つまり何もしない?」

 

「ふん、違うな……」

 

ゼーリエは堂々と言い放つ。

 

「物事を成す時、優秀な指導者は“必須”だ」

 

コメント欄が荒れそうな雰囲気が漂う。

 

フェルンが静かに口を開いた。

 

「……ゼーリエ様も一工程は担当した方が良いかと思います」

 

「……なぜだ」

 

「こういうので“やらない監督”は叩かれやすいです」

 

ゼーリエの眉がぴくりと動く。

 

「……叩かれはせん」

 

ユーベル、大爆笑。

 

フェルンは少し困った顔で続ける。

 

「⸻では、監督として」

 

「……火加減の管理をお願いできますか」

 

ゼーリエは一瞬だけ考え、

 

そして自信満々に頷いた。

 

「うむ」

 

「任せよ」

 

 

ゼーリエが問う。

 

「……だが、何を作る」

 

フリーレンが気楽に言った。

 

「シチューとか、無難でいいんじゃない?」

 

フェルンが頷く。

 

「火加減が見せ場になりますね」

 

そこで、ユーベルがにやりと笑う。

 

「魔法禁止でやろうよ」

 

一同、止まる。

 

「……は?」

 

ゼーリエが眉をひそめる。

 

ユーベルは肩をすくめた。

 

「だってさ。

普通に料理した方が、むしろ事故るでしょ」

 

「……そっちの方が盛り上がるじゃん」

 

意地悪く笑みを浮かべる。

 

一瞬の沈黙。

 

そして――

 

ゼーリエが静かに言う。

 

「……だが、それは少し面白いな」

 

フェルンが冷静に分析する。

 

「魔法使いが魔法なしで料理。

コンセプトとしては強いです」

 

ゼンゼが少し不安そうに手を挙げた。

 

「私……包丁はある程度扱えます」

 

ユーベルが、にやにや笑う。

 

「よし」

 

「決まりだね」

 

 

『魔法禁止・協会料理配信』

 

決定。

 

ゼーリエが宣言する。

 

「トラブルがあっても慌てるな」

 

ユーベルが即答する。

 

「無音よりマシでしょ」

 

フリーレン、苦笑。

 

フェルン、ため息。

 

ゼンゼ、静かに包丁を握る。

 

――これは荒れる。

 

だが、確実に盛り上がる。

 

 

直後、配信開始。

 

同接数――前回より明らかに多い。

 

フェルンが静かに報告する。

 

「開始5分で前回の最大同接を超えました」

 

コメント欄、爆速。

 

“きた料理回!”

”今日は音声あるよな?“

“魔法禁止って正気?”

 

ゼーリエが腕を組む。

 

「当然だ。初回のような失態は繰り返さん」

 

ユーベルがにやにやしている。

 

 

「では、材料を刻む」

 

ゼンゼが包丁を握る。

 

――静か。

 

トントントントン。

 

均一。正確。速い。

 

コメント欄がざわつく。

 

“うまっ”

“音ASMR”

”ゼンゼ職人じゃん“

 

ユーベルが横で小声。

 

「え、プロ?」

 

ゼンゼは照れながらも手は止まらない。

 

ゼーリエが頷く。

 

「悪くない」

 

コメント欄:

“ゼーリエ上から目線で草”

 

ぴく。

 

ゼーリエの眉が動く。

 

「……上からではない、評価だ」

 

フェルンが即座に。

 

「ゼーリエ様、拾わなくていいです」

 

 

鍋が温まり、具材投入。

 

ユーベルが塩を持つ。

 

「このくらい?」

 

ざば。

 

フェルンの目が見開く。

 

「ユーベル様、多いです」

 

ゼンゼが慌てて止める。

 

「ま、まだ入れてません」

 

コメント欄、大爆発。

 

“致死量w”

“魔法禁止で毒殺回”

“ユーベルやばい”

 

ユーベル大爆笑。

 

「やっぱり盛り上がってるじゃん!」

 

ゼーリエが低く言う。

 

「……お前はサポートだ」

 

「ゼーリエ怒ってる?」

 

ぴき。

 

「……怒っていない」

 

コメント欄:

“効いてる効いてる”

 

空気が変わっていく。

 

 

ゼーリエがじれったそうに鍋を見つめ、

 

「……火が弱いな」

 

ゼーリエがコンロを最大に。

 

魔法術式が込められたコンロの火力が

とてつもなく高いことを、

 

普段料理をしないゼーリエが知る由もなかった。

 

ボッ!!!!

 

鍋の底が怪しい音を立て、徐々に黒い煙が上り始める。

 

焦り始めるゼンゼ。

 

「つ、強すぎます……」

 

明らかに焦げる匂いが部屋中を立ちこめる。

 

コメント欄:

“監督何してんのw”

“やらない監督どころか戦犯”

“火力魔王”

“総監督()”

 

ゼーリエのこめかみに青筋。

 

「……最適解を探っただけだ」

 

そして、

 

「ゼンゼ、そこまで慌てるほどでもないだろう」

 

軽くたしなめる。

 

「……すみません」

 

ゼンゼが小さく頭を下げる。

 

ユーベルはーー

 

笑い過ぎて、呼吸が整わない。

 

「ちょ、ちょっと待って……」

 

「今日、神回じゃん……!」

 

コメント欄:

“神回確定”

“火力魔王は草”

“総監督かわいい”

 

 

フェルンが報告。

 

「同接、さらに増加。コメント速度が通常の三倍です」

 

まだ、荒れてはいない。

 

ーーこの時までは、

 

コメント欄:

“ゼーリエが空気悪くしてる”

“プライド高そう”

“協会のトップに向いてないんじゃ?”

 

空気が凍る。

 

フリーレン、遠い目。

 

(来たな……)

 

ゼンゼも無言で視線を落とす。

 

ゼーリエがゆっくりと画面を見る。

 

「……私が向いていない、だと?」

 

フェルンが即座に遮る。

 

「ゼーリエ様、無視してください」

 

「だが——」

 

コメント欄:

”図星?“

”また拾うw“

“そういうとこだぞ”

 

ユーベル、爆笑しながら椅子を叩く。

 

「やめて……拾うたびに数字伸びるのずるい……!」

 

ゼーリエ、限界。

 

「黙れ!!!!」

 

机が鳴る。

 

配信マイクがビリ、と震える。

 

「……向いていない?

そう言うのであれば、貴様がやってみろ」

 

コメント欄、完全停止。

 

一瞬、完全静止。

 

次の瞬間、コメントが雪崩れる。

 

コメント欄:

“ブチギレたwww“

”過去最高“

”これが見たかった“

”ゼーリエ最高“

 

フェルン、即座にフォロー。

 

「感情表現です。演出です」

 

「演出ではない!」

 

即否定。

 

ユーベル、涙目で笑う。

 

「だめだ腹筋壊れる……」

 

フリーレン、遠い目のまま。

 

「……でもさ」

 

全員が見る。

 

「ゼーリエが今日いちばん楽しそうだよ」

 

静寂。

 

ゼーリエ、言葉を失う。

 

コメント欄:

“フリーレン良いこと言う”

“尊い”

“この空気好き”

 

ゼンゼが小さく頷く。

 

「たしかに……」

 

同接、過去最高更新。

 

料理はだいぶ焦げている。

 

だが配信は大成功。

 

ゼーリエが静かに言う。

 

「……以降は、より理性的に進行する」

 

コメント欄:

“無理”

“絶対またキレる”

“次も来る”

 

ユーベル、一言。

 

「私たちいつもトラブルばっかりだねー」

 

フリーレン、遠い目。

 

「……てか、やっぱり怒ったね」

 

フェルン、頭を押さえる。

 

ゼンゼは胃の辺りがキリキリと痛むのを感じた。

 

ゼーリエ、まだ少しピキピキしている。

 

だが――

 

確実に、ファンは増えている。

 

 

鍋の蓋が開く。

 

見た目――若干、いや、明らかに色が濃い。

 

底のほうが怪しい。

 

コメント:

“焦げてるよな?”

“え、色やばくない?“

“魔法禁止の末路”

 

フェルンが慎重に器へよそう。

 

ゼンゼは無言。

 

フリーレンは遠い目。

 

「……私、今お腹空いてないかも」

 

味見係、自ら降板。

 

ユーベルはすでに肩を震わせている。

 

ゼーリエが言う。

 

「見た目に惑わされるな……」

 

「味こそが本質だ」

 

スプーンを持つ。

 

一口。

 

……。

 

咀嚼。

 

……。

 

明らかにスプーンが進まない。

 

コメント欄、察する。

 

”あ“

”止まった“

”無言やめろw“

 

そのとき、流れる一文。

 

”ゼーリエが焦がしたからじゃん“

 

空気が凍る。

 

ゼーリエの眉が動く。

 

フェルン、小声。

 

「ゼーリエ様、拾わなくて大丈夫です」

 

ユーベル、ニヤニヤ。

 

ゼーリエは一瞬、深呼吸する。

 

――堪える。

 

そして静かに言う。

 

「ふん……腹の中に入れば同じだ」

 

強引に、二口目を大きくすくう。

 

コメント欄爆速。

 

”無理するなw“

”フラグ“

”やめとけ“

”これ罰ゲームだろ“

 

ゼーリエが豪快に口へ流し込む。

 

一拍。

 

二拍。

 

……次の瞬間。

 

「あっつい!!!!!!」

 

完全に素。

 

喉を押さえる。

 

「熱……っ」

 

コメント欄、大爆発。

 

”wwwww“

”猫舌かよ“

”威厳どこいった“

 

フェルンが慌てる。

 

「フリーレン様!水を!」

 

フリーレンが無言で差し出す。

 

ゼンゼは目を見開いたまま固まっている。

 

ゼーリエ、なんとか飲み込む。

 

そして――

 

「……味は」

 

一拍。

 

「普通にまずい……」

 

少しだけ目を逸らす。

 

「焦げている……」

 

沈黙。

 

0.5秒後。

 

コメント欄が崩壊。

 

”言ったwww“

”正直で草“

”神回確定“

”今日いちばんの名言“

 

ユーベル、限界突破。

 

「っ……っ……ははっ……!」

 

笑いすぎて呼吸が乱れる。

 

「やば……息……でき……」

 

過呼吸気味。

 

フェルンが冷静に背中をさする。

 

「落ち着いてください」

 

ユーベルが涙目で腹を抱える。

 

「ゼーリエが……無理やり……かき込むから……っ」

 

「し、しかも……焦げてるって……!」

 

再び爆笑。

 

フリーレンは遠い目のまま言う。

 

「だから火力強すぎだって言ったのに……」

 

ゼンゼ、小さく。

 

「……すみません」

 

ゼーリエ、喉を押さえつつ首を振る。

 

「安心しろ、ゼンゼ」

 

「……お前のせいではない」

 

ーーその瞬間、

 

コメント欄が滝のように流れる。

 

“そりゃそうやろ”

”お前じゃい!!“

”張本人(確信)“

”諸悪の根源”

”責任のなすりつけが始まらないの好き“

“この空気感ほんと好き“

”同接やばいぞ“

 

フェルンが確認。

 

「……過去最高同接、更新しました」

 

ユーベル、まだ笑っている。

 

「焦げシチューで天下を取るなんて流石リーダーwwww」

 

ゼーリエは水を飲み干し、深呼吸。

 

そして言う。

 

「次回は……」

 

「次回こそは、成功させる」

 

コメント欄:

”毎回言ってる“

”失敗してくれ“

”次も見る“

 

焦げた鍋。

 

笑いすぎて涙目のユーベル。

 

遠い目のフリーレンとゼンゼ。

 

頭を抱えるフェルン。

 

喉をさすりながら威厳を取り戻そうとするゼーリエ。

 

ーー大盛り上がりだった。

 

切り抜きタイトルは既に決まっている。

 

『威厳崩壊、焦げシチューで喉を焼く大魔法使い』

 

確実にファンは増えた。

 

威厳は少し減った。

 

だが――

 

同接数は、爆増している。

 

 

まだ熱の残る配信室

 

ユーベルは笑いすぎて椅子に崩れ落ちている。

 

ゼーリエは喉を押さえながらも、威厳を立て直そうとしていた。

 

そして――

 

「……そもそもユーベル」

 

空気が、少し変わる。

 

「貴様が塩を入れすぎたからではないか……!!」

 

ユーベルが驚く。

 

「……へ?」

 

コメント欄:

”きたw”

“責任転嫁始まった”

“お前じゃい!(2回目)”

 

ゼーリエは腕を組み、続ける。

 

「不味いのは私のせいではない……!!」

 

ユーベルは涙目のまま、まだ笑っている。

 

「いや……火力……」

 

「火力は最適化だ!!」

 

「……焦げてたよ?」

 

「それは……結果論だ!!」

 

コメント欄は完全にユーベル側。

 

”ユーベル悪くないw“

“塩は未遂”

“火力魔王のせい”

 

ゼーリエの額に青筋が浮かぶ。

 

「ふざけるな!!」

 

机を軽く叩く。

 

「原因は絶対こいつではないか……!!」

 

ユーベルが一瞬だけ真顔になり、ぽつりと言う。

 

「……でも塩、止められたじゃん」

 

一瞬の静寂。

 

コメント欄:

“論破”

“終わった”

“これが最強の大魔法使いか”

 

ゼーリエ、絶句。

 

フリーレンが静かに割って入る。

 

「まあまあ……」

 

遠い目のまま。

 

「焦げは焦げで味だから」

 

「味ではない!」

 

ゼンゼも小さく。

 

「……私も火力は少し強いと思いました」

 

ゼーリエがゆっくりと振り向く。

 

「ゼンゼまで……っ」

 

コメント欄爆速。

 

“全方位から刺されてて草”

“孤立してるw”

 

ゼーリエ、両手を広げる。

 

「なぜ私が悪い構図になる!!」

 

完全に不満たらたら。

 

「監督が責任を取る構図は理不尽だ!」

 

ユーベル、笑いを堪えながら。

 

「“監督”なんだから仕方ないでしょ……」

 

ゼーリエが悔しそうにユーベルを睨む。

 

コメント欄:

“トップの宿命“

”ゼーリエかわいい”

“今日いちばん人間味ある”

 

ゼーリエのこめかみがぴくりと動く。

 

「可愛いではない!」

 

しかし――

 

フェルンが、静かに画面の数字を確認していた。

 

「……ゼーリエ様」

 

「何だ」

 

「チャンネル登録者、急増しています」

 

一瞬、全員止まる。

 

「……増えているのか?」

 

「はい。特に“ゼーリエ切れ芸まとめ”から流入が」

 

コメント欄:

“キレてるの好き”

“威厳あるのに感情的なの最高”

“親しみやすい”

“推せる”

 

ゼーリエは言葉を失う。

 

フリーレンが静かに言う。

 

「怒ってるときのほうが楽しそうだよ」

 

ゼンゼも小さく頷く。

 

「…確かに」

 

ユーベルがにやにや。

 

「ほら、私のおかげじゃん」

 

「何故そうなる!!」

 

またピキる。

 

 

コメント欄、歓喜。

 

“またキレたw”

“無限機関”

 

フェルンが冷静に締める。

 

「分析上、ゼーリエ様の感情表現が最もエンゲージメントを生んでいます」

 

「えんげーじめんととは何だ」

 

「人気です」

 

静寂。

 

ゼーリエ、ゆっくり座る。

 

「……解せん」

 

だが、画面の向こうではファンが増え続けている。

 

“威厳のあるトップ”としてではなく、

 

“すぐキレるけどどこか憎めないトップ”として。

 

ユーベルが最後に言う。

 

「結論、焦げシチューは神」

 

ゼーリエ、反射的に。

 

「神ではない……!!」

 

コメント欄:

“今日も最高”

“次も絶対見る”

“料理配信だけしろ”

 

同接、過去最高維持。

 

登録者、右肩上がり。

 

ゼーリエは不満顔のまま。

 

だが確実に――

 

彼女が一番の人気者になりつつあった。

 

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