王都の外れに秘密基地を作ったら、ボロボロの王女様が逃げ込んできた 作:諦めちまえ谷
Q. 乳首みたいな身体の部位ってなんだ????
正解は後書きで。
コメント返信のコーナー〜〜〜!!!!
このコーナーでは、人の話を聞いていないポンコツ女神からのお告げに返信させていただきます。
では一神託目。
『忍者ギルドに行けば、秘密基地の秘匿性を上げられるよ』
悲報、女神は指示厨だった。
◆
先住民の目線は、壁に生えた新鮮なプリケツに釘付けになっている。
奇跡と言うべきだろう。
なんと上の先住民は、秘密基地の製作者を、あの壁尻女だと勘違いしているらしいのだ。
暴かれた秘密基地に用はない。
俺の姿も見られていないことだし、ここはトンズラこくのが正解、ではあるのだが......
このままでは、彼女は罰として、家主にぐへへなことをされてしまうのでは!!??
それも俺が作った秘密基地の中で......
「うーん、けしから羨ましい!!!! ホームパーティーなら俺も混ぜてもらおうか!!!!」
「うわなんじゃコヤツ!!?? 何で全裸!!??」
「ここら一帯は、俺にとって庭も同然だ!!!! 探索し尽くしたからなぁ!!!! そしてそこは俺の家だ!!!! 私有地で裸になって、何が悪い!!!!」
「いやワシの家じゃ!!!! 帰れ!!!!」
「いーや帰らないね!!!!ここでアンタを放置すれば、ケツドラムに興じることは目に見えてんだよぉ!!!!」
「んなことしないわい!!!! さっさと帰れ!!!! 地獄に帰れ!!!!」
俺は大通りに摘み出された。
人々の目が冷たい。
ここが地獄、というわけだね。
◆
次の秘密基地を作ろうにも、完成してすぐ暴かれるならキリがない。
アップグレードが必要だ。
不服だが、ここは指示コメに従うとしよう。
てなわけで、スラム街にある忍者ギルドへ。
「すみません!!!! 俺を忍者にしてください!!!!」
「またオヌシか!!?? 灼熱地獄に帰れ!!!!」
俺は大通りに摘み出された。
受付が例の先住民だった。
詰んだ───☆
◆
いいやまだだっ!!!! まだ終わらんよ!!!!
どこの国のかは知らないが、ここは王都。
忍者ギルドが一つあるなら、百はあるに違いない!!!!
ゴキブリって忍者みたいだしな!!!!
それじゃあスラムの外へ、Let's go!!!!
「つい先程、手配書が来てな、お前の顔が載っていたんだ」
「クソッ、変態のじゃロリ先住民め......」
「変態はお前だ!!!! 捕まえろ!!!!」
追っ手は撒いたが、俺は指名手配された。
個人でも、それなりの金を積めば、警備兵が探してくれるらしい。
そして警備兵は、この街を囲むように巡回している。
えっ、マジで詰んだ????
第二の人生ここで終了????
完───☆
◆
とはいかないのが現実の辛いところ。
手札を全て使い切るまでは、このゲームを降りることは許されない。
そして俺は今、『命』という手札を切り、一か八かの賭けに臨んでいる。
具体的に何をしているのかって?
それはね......
───忍者ギルドの天井に貼り付いて、秘密基地を作っている。
そもそも女神は、秘密基地の秘匿性を上げる方法について、『忍者ギルドに行けば』としか言っていないのだ。
俺は最初、それが忍者になることを示唆していると勘違いしていたが、今はこうだと解釈している。
───『忍者ギルド内に秘密基地を作れば、秘匿性が上がる』
敵地のど真ん中で築城するようなものである。
だが、それを成し遂げた時、秘匿性と達成感は約束されたも同然である。
手段がわかれば、後は実行に移すのみ。
冒険者ギルド近くのゴミ箱から、スライムの粘液を採取し、麻布で作った手袋に塗りたくる。
こいつは魔力が流れることで、粘着力が下がる性質を持つ。
そのため、加工は非常にサクサク進んだ。
足袋にも塗り付け、四肢に装着。
するとまあびっくり。
即席グニャングニョール、くっつき忍者に大変身だ。
資材にも粘液を塗り、運搬及び建築時の接着剤としても利用。
魔力残量に気を配りつつ、静かに作業を行う。
天井が高いのも相まって、下にいる忍者達にはバレていない様子。
ふっ、所詮異世界の紛い物。
忍者の本場から転生してきた俺にとって、彼等の目を掻い潜ることなど児戯に「曲者ォ!!!!」何奴っ!!??
直線軌道で飛んでくるクナイ。
俺はそれを、バックステップで避け......られねぇ!!!!
貼り付いてるもんな!!!! 天井に!!!!
すかさず魔力を両足に流し、天井から引き剥がす。
間一髪で回避したクナイには、怪しい液体が付着しており......
毒だなこれ!!?? 殺す気か!!??
下からはお馴染み、冷たい目線。
不法侵入中の変態になった気分だ。
「またまたオヌシか!!?? いい加減、灼熱紅蓮地獄に帰れっ!!!!」
げっ、のじゃロリ先住民!!??
そしてなんだあの火の玉!!??
火遁の術っ、実在したのか!!??
ってヤバい、こっちに飛んでくる!!!!
「秘密基地職人をっ、舐めるな!!!!」
身体に貼り付いた資材だけを的確にパージし、火遁の術を防があっちい!!!!
「曲がる火の玉だと!!??」
「火力を極限まで下げる縛りによって、究極の精密操作性を持った追尾火弾へと変化する。 オヌシのその薄汚い局部の先端にさえ、確実に当てられる程にな」
勝手に能力バトルを始めるんじゃねぇ!!!!
そういう解りづらいのは望んでねぇんだよ!!!!
確かに、熱いだけで全然痛くもないし、火傷しているわけでもない。
だがそのせいで、意図が全然見えねぇ!!!!
てか全然火が消えないんだけど!!??
右足に着弾した火を消そうとジタバタしてるが、全く消える素振りを見せない。
マズイ!!!! 左足にも延焼しやがった!!!!
うおおおおおおお!!!! あっちいいいいいい!!!!
だが熱いだけだ!!!!
足袋も燃えてねぇ!!!!
なんとなくわかったが、この火は、のじゃロリ先住民の魔力によって燃えている!!!!
さっきから取り巻きも攻撃してこないし、魔力切れまで粘れば俺の勝ちだ!!!!
というか、これは忍者ギルドの就職試験だ!!!!
多分!!!!
きっと!!!!
メイマイトメイビー!!!!
「このまま燃え尽きるまで耐えてみせるぜぇぇえええ!!!! 待ってろよ忍術ライフゥゥゥウウウウウウ!!!!」
「阿呆が、まだ気づかんのか」
また火の玉が飛んできやがった!!!!
さっきと同じ奴!!!!
狙いは右手!!!!
ライフで受けるっ!!!!
ひたすら熱いがそれだけのことっ!!!!
うっかり魔力を流さぬよう気をつければ、落ちる心配も......
あっ。
「気づいたようじゃのぉ」
なっ、なにぃぃぃいいいいい!!??
粘着力がっ!!!!
右手に付着したスライムの粘着力がっ!!!!
戻らないっ!!??
「火が消えぬ限り、オヌシの身体には、ワシの魔力が纏わりつく。 天井近くで殺すと後始末が面倒になるからのぉ、地べたを舐めて死ね」
次の攻撃が来るっ!!!!
この高さから落ちれば、間違いなく即死ッ!!!!
左手を燃やされたら終わるっ!!!!
───いや待てっ!!??
こういう時こそ頭を使えっ!!!!
頭にスライムを付着させ、第五の接着部とするっ!!!!
その後左手を離せば、後一発は耐えられあっちゃあああああ!!!!
「浅はかな考えじゃのぉ。 次で最後じゃ」
頭を燃やされたっ!!!!
今度こそ完全に死ぬっ!!!!
俺のセカンドライフはここで......
いやっ!!!!
俺がここに来たのは何のためだっ!!!!
この世界に転生したのは何をするためだっ!!!!
───秘密基地ライフを送るためだっ!!!!
忍術ライフなどサブに過ぎないっ!!!!
あくまで手段だっ!!!! 忍ぶことはっ!!!!
秘密基地のためならっ!!!!
俺はそれ以外の全てを捨ててやるっ!!!!
「うぉぉぉおおおおおお!!!!」
「もう遅いっ!!!! トマトペーストになって死ねぇ!!!!」
火の玉が左手に着弾し、スライムが剥がれ落ちる。
俺は支えを失い、落下して死ぬ......と誰もが想像していたが。
───ブリッジのような姿勢の俺は、頭部と四肢を燃やされつつも、しかし、確かに天井に貼り付いたままであった。
「馬鹿なっ!!!! 何故っ!!!! 何故落ちないっ!!??」
のじゃロリ先住民から見れば、俺が宙に浮いたかのように見えるだろう。
だが、俺はある二点の接着部によって、天井と繋がっていた。
そう、乳首である。
あの一瞬、俺はおっぱいにスライムを塗ることで、二本の命綱を土壇場で作製したのであった。
手際が良くなければ間に合わなかっただろう。
これも普段から、秘密基地製作で工作慣れしていたからこそ。
ありがとう秘密基地、後でめちゃくちゃ作ってあげるからね。
見下ろすと、未だ状況を理解できない忍者達。
「ふっ、俺の勝ちだな」
「まだじゃっ!!!! オヌシの全身を燃やし尽くすっ!!!! それも火力最大、本気の炎でなっ!!!!」
いいや、俺の勝ちは既に確定した。
他でもない、第三者の介入によってな。
「あのーっ!!!! すみません!!!! 先程忍者ギルドの方に助けてもらった者なのですが、お礼を......」
目と目が合う瞬間、第三者である彼女の頬が真っ赤に染まる。
もしかして惚れられたか????
いやー、残念だけど、今の俺には秘密基地しか......
「キャァァァアアアアアアアアアア!!!!」
その叫び声は、王都全体に響き渡ったという......
A. ヒップ(ニップルだから)
乳首懸垂をするには、おっぱいがデカくなければなりません。
そのためのTS設定。
【スライムの粘液】
魔力が流れると、粘着力が下がるという特性を持つ。
スライムの本体から切り分けられた身は敵対者に纏わりつき、動きを大きく阻害させる。