フィフスセクターの指示通りにしなかった事で久道が降ろされてしまい雷門を去ってしまった
フィフスセクターから新たな監督が派遣される
一体誰が来るのだろうか
久道が雷門を去ってしまった
翌日、黒月達は各々練習をしていた
だが、キャプテンの神童は学校に来ていなかった
栄都学園との練習試合がきっかけなのだろう
そんな、キャプテン不在の中、雷門イレブンは練習をしていた
「身が入らないというか何というか。シケてんな」
松風「やっぱりあの試合が、原因なのかな」
西園「僕達はただ普通に試合してただけなのに」
「それが今のサッカーなんだ。覚えとけよ、こんなのがこれからも続く」
松風「けど、一夜本当に凄いよね。俺と2人だけだったのに点を取っちゃうなんて」
「特訓すればあれくらい出来る。松風、お前もな」
松風「えっ!?本当かな……一夜のプレイに行けるなんて、想像出来ないよ」
まだ、サッカーの技術をものに出来ていない
今のままじゃ追いつけない
松風の努力次第では、或いは
練習は続き正午に近づいた頃
「(フィフスが刺客を送ってくる、あの試合から数日経ってる。もう来てもいい頃だけど)」
階段のてっぺんに誰かが立っていた
その人物はゆっくりと階段を下ってくる
西園「天馬!あの人」
松風「っ?誰だろう?ねぇ一夜」
「何だ、お前ら真剣に練習w……っ!?あの人、まさか!?」
黒月は見覚えがあった
特徴的な髪型
そして額に付けているオレンジ色の大きなバンダナ
そう、その人物は
「【円堂守】さん!?」
黒月にとって衝撃的だった
それもそうだ
彼は円堂を尊敬している程雷門が好きな為、この様な反応は納得がいく
円堂「まさか先に言われるとはな。改めて、この雷門中の監督になった、円堂守だ」
松風「円堂守って、あのイナズマジャパンのゴールキーパーの」
剣城「っ!?」
かなり驚いている中、黒月が続く
「何故この雷門に?フィフスセクターの刺客が来る筈ですけど……っまさかそれが」
円堂「ああ。その刺客ってのが俺だ」
どういう事なのか分からなかった
まさか、円堂がフィフスセクターに加担しているのかと
黒月は内心絶望してしまう
だが
円堂「安心しろ。俺は、ここに来たのは、勝つ為に来たんだ
「っ(まさか、円堂さんは)」
円堂「これで全員か?」
三国「いえ、神童が欠席してて」
円堂「そか!よし、なら今いるメンバーで練習を行う!」
何をするのか
あの円堂守の練習
それは過酷な練習なのだろうか
それとも
円堂「放課後、河川敷のグラウンドに集合だ」
「…………えっ?」
河川敷のグラウンドに練習すると、円堂は言う
何故、雷門中のグラウンドでではなく、河川敷なのか
どうやら円堂には考えがあるのだろうと、黒月は考えた
指示が出た後、円堂はその場から離れて行った
松風「河川敷のグラウンドに?どう言う事だろう?」
西園「そうだね、ここでも練習できるのに」
「(どう言う意図がある?)」
剣城「円堂…守っ」
松風と西園は意図が分からず考えていた
剣城は円堂が来た事に対して、苛立ちを募らせた
黒月も松風達と同様だが、あの円堂守、何か意図のあっての事
そう考えていた
────────────────────────
そして放課後
河川敷に来たのは
円堂「おっ!来たか」
松風・西園「っ」
「………(俺達だけか。まあ予想通りか)この人数だけですけど、何でここに?」
円堂「それはやってみれば分かるさ」
「やってみればって……」
3人しかいない中、物陰には浜野達上級生達が隠れていた
「それで何するんです?」
円堂「松風、お前はドリブルの精度を上げろ。西園はパスの練習」
と松風・西園にメニューを課した
そして黒月
円堂「黒月、お前は天馬達のサポートをしてくれ」
「っ?サポートですか?(てっきり俺もメニューあると思ったけど、サポート?)」
流石の黒月も困惑していた
松風達と同様、練習すると思っていたからだ
黒月は西園にサッカーの技術を教え、松風にドリブルの精度を高める為にアドバイスをしていた
「円堂さん」
円堂「何だ?」
「何故俺は練習に参加させようとしなかったんです?」
松風達のサポートしながら、円堂に問いた
すると、円堂から
円堂「栄都学園での試合観たぞ。良いプレイだな。それにファイアトルネード、中々の威力だな」
「あんなのまだまだです。本来の威力じゃない。それにシュートコントロールがいる。こんなのまだまだですよ」
円堂「そうか?まあもっと特訓していけば今より威力の高いものになっていく。頑張れよ」
「……はい」
円堂は栄都学園の時の試合で、黒月のプレイを観ていた
その時のプレイを円堂は色濃く覚えている
そして極め付けのファイアトルネード
このシュート技が円堂の記憶に残っていた
「それで、いつまで続けるんです?」
円堂「そうだな。せっかくだ、お前達も練習しないか?」
すると、ぞろぞろと上級生が出てきた
南沢「わざわざここでやる意味あるんですかね?」
天城「練習したって、フィフスセクターに逆らうなんて、出来ないド」
倉間「っ……」
各々思う事を口にしていく中、倉間は黒月を見ていた
倉間「何でそんなにフィフスセクターと対立する?」
「自由にサッカーをする為、です」
倉間「理由になってねぇ。俺達からしたら、フィフスセクターよりもタチが悪い」
「……倉間さんがその様な考えならそれで良いです。やる事は変わらないので」
黒月は再び円堂を見た
円堂「さて、神童以外集まった所で、今から皆んなにはシュートしてもらう」
そう言うと、次々とキーパーのいないゴールへとシュートしていく
1人1人にアドバイスをする円堂
そして
円堂「次!剣城」
剣城「っ!?何?」
円堂はさっきまでいた所からゴール前に立った
円堂「今度はお前の番だ。サッカーやろうぜ」
剣城「っ!サッカーサッカーうぜぇんだよ!あんたは!!」
そう言うと剣城はシュート体制に入った
「(デスソードか。それに、円堂さんがゴール前に立ってる)」
剣城「デスソード!!」
黒い剣が円堂に襲いかかる
松風「円堂監督!?」
何もしない
キャッチの体制も取らない
すると
スッ──
目を瞑り避けた
そのまま剣城のシュートはゴールネットを揺らした
剣城「何っ!」
円堂「凄いな今のシュート!中々だぞ剣城」
剣城「っ!ちっ!」
舌打ちをし剣城はその場を離れてしまった
円堂「よし!最後は……一夜、お前だ」
今度は黒月の番
これが最後の番となった
「円堂さん、ひとつ聞きます」
円堂「何だ?」
「何故、剣城のシュートを止めなかったんですか?」
円堂「止める必要がないからだ」
「………そうですか」
止める必要がない
それは中々のシュートと言ったからなのか
それとも、まだまだ成長出来ると踏んでの事なのか
円堂「一夜、お前のシュート見せてみろ」
「……なら、本気でやりますよ」
円堂「ああ、本気で来い」
本気で─────言葉通り、全力で来いと言う事
黒月は、真剣な眼差しを円堂に向ける
そしてシュート体制に入る
ファイアトルネードを放つ
だが、ただのファイアトルネードでは無い
それも、進化させた技に
それは【 真 ファイアトルネード】と同等の威力に並ぶ程の
「ファイアトルネード!!」
ファイアトルネードが円堂に襲い掛かる
だが、先程の剣城の様に避けるのか
いや━━違った
円堂が後ろに向ける
【マジン・ザ・ハンド】のモーション
だが違った
右拳を地面に殴る様にし、後ろに持って行く
円堂「【ゴッドハンド…V】!」
前へ開いた右手を突き出した
激突したが、止められた
「ゴッドハンドV……ゴッドハンドを進化させた円堂の新しい必殺技」
ゴッドハンドVを見れた黒月達
そして、雷門の中で強力なシュートを打つ黒月のシュートを止めた円堂
それも、ファイアトルネードとゴッドハンド
かなり熱い一戦だった
円堂「流石だな黒月!中々良いシュートだ。あいつ以外にファイアトルネードを使える奴がいるなんてな」
黒月の使うファイアトルネードは、左足で蹴るのではなく、右足で蹴る
黒月は右足が利き足なのだ
「あれでもまだです。もっともっと強くならないと」
円堂「良い気合いだな。けど焦るなよ?」
「はい」
今日の練習は終わり解散となった
これから、雷門中は過酷で茨の道へと向かう事になる
そして雷門のキャプテン神童が心配な松風達
円堂はこの様な雷門中をどう成長させるのだろうか
雲行きが見えない雷門中だ
その中で黒月は、ホーリーロードに向けての気持ち
チームをどうすればいいのか、自分なりに考えていた
雷門中に新たな風が
新監督【円堂守】
来て早々、円堂は勝つ為に来たと話す
いまだにフィフスセクターに従う先輩達
だが、キャプテンである神童が欠席しているという
神童がいない中で、円堂は放課後に河川敷で練習すると話す
何やかんや先輩達も練習に参加しシュートを打てっという
剣城もしぶしぶしたが、円堂は敢えて取らなかった
そして、最後黒月の番になった
黒月はファイアトルネードを
円堂はゴッドハンドVを使った
だが、結果は円堂の勝ちとなった
ホーリーロードに向けて、果たして雷門は戦えるのだろうか